カテゴリ:小説
『チェーン・ポイズン』本多孝好 チェーン・ポイズン あと1年。死ぬ日を待ち続ける。 それだけが私の希望――。 かりそめに生きることは、もうできない。選んだのは「死」。 不思議な自殺の連鎖を調べる記者。そこに至るただひとつの繋がり。 「生」の意味を現代に投げかける、文句なしの最高傑作! 誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。 簡単に想像できる定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。 死への憧れを募らせる孤独な女性にかけられた、 謎の人物からのささやき。 「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか? 1年頑張ったご褒美を差し上げます」 それは決して悪い取り引きではないように思われた――。 以上解説 週刊誌記者の男性と、人生に疲れた女性 二人の視点から交互に物語が進んでいく。 苦しまずに楽に死ねるという 毒薬をくれる謎の人物。 最後の大どんでん返しにはびっくりしたけど よく考えながら読まないと、 頭が混乱するところでした。 最初は、男性か女性か詳しく描かれていなかったけど てっきり男性だとばかり。 中だるみもある。 途中、ずっと日常の事でちょっと飽きてきたし。 3人の繋がりも、無いようであるのかと思って期待してたけど 何にもなかったw 週刊誌記者の“毒薬セールスマン”という発想に 結びつくのがちょっと強引のような気が… 普通、そこまで完璧に当てられるかな~ しかも3人の共通は 自殺・毒物・死んだ日付が近い それだけのことで、3人の関係性を 結び付けちゃったしね。 発想は面白かったけど、話の流れが ちょっとご都合主義だと思います。 <著者関連商品> 私 的 評 価 5 段 階 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月10日 21時45分17秒
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