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カテゴリ:自然保護
昨日からの子ども会のお楽しみ会では、寝ているときに寒くないか?とか
子ども達の様子を見るための寝不足と緊張感からか、家に着くと どっと疲れが出て、ちょっとしんどかったです。少しうたた寝してから、 3時から、小松市の公会堂で行われた、安田善憲氏の講演を拝聴してきました。 ボーっとした頭と、疲れが出た顔で失礼だとは思いつつも ギリギリの時間に会場に滑り込むと、会場はほぼ満員で、 「補助イスの方にどうぞ」と案内されました。 内容は、最初からショッキングな話で・・ 寝ぼけた頭が一気に覚めました(^^; このまま、温暖化を止められずに放っておくと 年平均気温が、2℃~5.8℃上昇し、 『2025年頃には、人類は大きな危機を迎える』 『2050年には、水不足と食糧不足で人口は半減するかもしれない』 ということでした。 過去にも地球上では、平均気温が5.8℃上昇した時代があったらしく・・ 約1万5千年前のマンモスが絶滅した頃だそうです。 マンモスが棲息していたシベリアは寒かったけれど、乾燥していて マンモスの好きな食べ物、(乾燥を好む)イネ科やヨモギナなどが沢山ありました。 巨体を維持するために、24時間のうち、 マンモスは22時間食べ続けなければならないそうです。 もの凄い量の食糧が必要だったんですね(^-^; 地球上の生物にとって、雨の降り方、雪の降り方が、 とても重要なのだそうです。 しかし、温暖化の影響で雪が降るようになり食物が無くなり、 また、しっかり内容は聞きとれなかったのですが、 雪が毛皮につくこともマンモスたちが絶滅する一因になったようです。 マンモスの絶滅は、それらの大型哺乳動物を狩猟し生活していた 人類の危機でもありました。 その危機を乗り切ることが出来たのは、稲作を始めたからだそうです。 気温や気候の変化があった場合、今まで通りの生活をしていては、 危機を乗り切ることは出来ないんだな。。と思いました。 このまま温暖化が進めば、年平均気温が2025年ごろには2℃、2050年には5.8℃上がるそうです。 2℃上がると、どうなるか? 風水被害、旱ばつにより、水不足、食糧不足をもたらし 人口は激減していくそうです。しかも、人間は、その現象をただ受け入れるような 平和主義な動物ではありません・・(^^; 水や食糧を得るために、争いが生じれば・・ そう考えるとぞっとします( ̄- ゚̄ ) 過去に、イースター島では、木を切り森林資源を全部使い切り 1万人いた人口が4000人になってしまったそうです。 まとめが出ていたので、必死で写しましたが、間違っていたらごめんなさい。 2025年ー2050年 にかけて ・40億の人が水不足 ・食糧は10分の1に・・ ・熱帯雨林はゼロになり ・大災害が多発する ・世界の人口は半分に では、私たちはこれからどうしたら良いのか? 省エネや水の節約は勿論でしょうが・・ 『何をどのように食べるかが鍵』だそうです。 小麦粉 1トン 作るのに必要な 水は 1千トン 牛肉 1トン 作るのに必要な 水は 1万2千トン 海外の安い牛肉を大量に日本で消費することは、 大量の水を日本に集めることと同じだそうです・・ たらふくの牛肉を食べるための水は、もう無い! そうです・・。(^^; 今の人間社会は、自然に対して大きな負荷があることは、 誰でも、ご存知だと思います。 まだ、豊かな森が残っている日本でも、 地元の人の話では、山からの湧き水の水量が半分になってしまったそうです。 メソポタミア文明のあった場所の写真も見せていただきましたが、 木一本無いような場所の土壌を調べると、そこにはナラ科の花粉が大量にあり、 昔は、そこに豊かな森林があったことがわかるそうです。 『森林を失った文明は滅びる』 森林は私たちに、命の水をもたらす大切なものです。 過去、滅びた文明は森林の重要性に気付かず、森林資源を使い果たし 自らも滅んでいったのだそうです。 森山会長のお話をいつも聞いていて、頭ではわかっていましたが、 こうやって、改めて伺うと、本当にそうなんだぁと実感します。 小さな島国の日本が豊かな森林を、現在(最近?)まで残すことが出来、 クマのような大型の野生生物が棲息していることは、もの凄く素晴らしいことで、 また、クマのような動物たちが棲める森がないと、我々も生きてはいけないのです。 これは一にも二にも、先祖への感謝につきます。 稲作漁労民と言う言葉を初めて聞きました。 森を大切にし、利他愛の心と、慈悲の心で 森と水の循環を守ってきた民族です。 我々日本人も、そのルーツを持っているそうです。 地球温暖化やその他色々な問題も、 日本人の祖先の知恵を思い出し、取りいれ、 人間以外の他の生物にも優しい対応が出来るならば、 解決の糸口はあるんだろうなぁ・・と思いました。 何より、温暖化の問題はグローバルで解決していくより、 ローカルな人肌の感覚がとても大事だということでした。 各地域で、どんどん行動が起こされていて、 有能なリーダーの下、一つの村や町から発した行動が、大きな力となり どんどん状況を変えていっているそうです。 代表的なモデルが気仙沼の漁師さんの始めた、植林活動だそうです。 牡蠣がとれなくなったことを嘆き、山に広葉樹を植え始め、 今では、都会からも1200人のボランティアが集まり、 植樹する木が1000本しか用意されておらず、 奪い合うようにして木を植えたそうです(^^; 地球に優しい活動が、地域を潤し活性化させ 良い循環を生み出していく・・。 熊森本部の活動も同じだと思いました。 夢と希望に満ち溢れた活動!各地に拡がり。。 自分たちの住む地域でも、是非とも実現できるよう頑張りたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年08月30日 13時02分40秒
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