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豊かな森のシンボル☆クマたちからのメッセージ♪

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2006年10月17日
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カテゴリ:自然保護
今日までで石川のクマの捕殺は18頭になってしまいました・・
白山市の河原山町では、昨日また2頭・・オリで捕まえて殺してしまったようです。

本部のHPにありましたが、
兵庫県の地元ではクマがカキやクリを食べに来ても
そっと見守り、食べさせてやるそうです。
人間が騒ぎ立てて、クマを追い掛け回さなければ
人身被害も起こりにくいそうです。

富山県で女性が被害に遭われたそうですが・・
あれもパトカーが追い掛け回していたせいではないのかな?と不思議に思います。
女性にとっては本当に怖かっただろうし、お気の毒なことです。
しかし、クマとヒトとの不幸な事故の真実を調べてみると
案外、きっかけは人間の方がつくっていたりするものです。

人間が迷惑なもの、厄介なもの、責任問題に関わることを

除外して取り除こうとするから・・問題は大きくなっているのでは?
と思うことが多々あります。

そっと見守る方が経費がかからず、危険も回避できることもあります。
最初はクマの出没に怖がっていた地元の人が、慣れてくると
今度は、クマが家の横のカキの木の実を食べに来るのを楽しみにして
家の中で息を殺して隠れて窓から見ているという話も聞きました。

クマは確かに力は強いし、怖いかも知れませんが、
兵庫県だけではなく、石川県でも勿論、
エサが無くて困って出てきている動物たちを哀れに思い
そっと見守る町や人は少なくないです。

山にエサの無い今の時期、(人間の世界の野菜の端境期みたいなものでしょうか?)
カキやクリを食べ尽くしたら、また山に帰っていきます。

白山市などの、奥山から近い場所でカキをクリを収穫してしまったら
エサを求めて、もっと町中にクマが出て行くほうが、
状況は深刻になると思いますが・・全部、捕まえて殺すんでしょうか???


モノは溢れ、一見すると豊かになったように見えるけれど、
核家族で先祖からの知恵、人間も自然の一部であり、
自然への感謝と謙虚さ、人間以外の生きものへの思いやりも受け継がれないままに
教育の問題や、家庭での躾の問題で余裕の無くなった現代の人間社会では
物質的な豊かさとは逆に、心は貧しくなっているんでしょうね・・
石川県のクマに対する対応には、優しい配慮は全く無いです。



そんなこんなで、毎晩、クマたちのことを思うと眠れません・・


で、秋の夜長、こういうものなどを読んでいます。

鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律
一般に鳥獣法とかいうやつです・・。

これまで、何回も読み直しましたが・・
わけのわからない文章が多すぎです(^^;

保護と狩猟が一緒な題名になっていること事態
不思議ですね。

・鳥獣による生活環境、農林水産業又は生態系にかかる被害を防止

・生物多様性の確保

・生活環境の保全

・農林水産業の健全な発展

それらを通じて

・自然環境の恵沢を享受できる国民生活の確保
・地域社会の健全な発展に資すること

を目的としているそうです。

結局は人間のための法律なんですね・・。

ほとんど狩猟のことや有害駆除のことしか書いてないように感じるのは
私だけでしょうか?(・_・?) ハテ?


鳥獣の保護で一番大事なのは
生物多様性ということは認めているものの
一番最初に、被害防止の言葉がきていることからも
やっぱりね・・・という感じです。

これを動物たちが読んだら、泣きたくなると思います(^^;
ってか、怒るかな?
ほんと、人間て自己中で、自分勝手ですね・・。
こんな法律をつくっていて、未来の子供たちが健全に育つのか?
と疑問に思います。

まぁ・・昨今の悲惨なニュースなどを見ていたら、
答えはみえていますが。


熊森(くまもり)の本部の考えでは
小さな動物や昆虫を細々と守っていくと大変なので
国内で大型の動物、特に、クマのような沢山の植物をエサとする
アンブレラ種を守ろうということでシンボルにしてあるようです。
(肉食では無いので本来のアンブレラ種とは異なるようですが・・)

クマのような大型の動物が生きていくためには、
木の花芽、草、山菜、イチゴやクワなどの実、
ハチやアリなどの昆虫や、サクラやドングリなどの木の実・・etc
もの凄い大量のエサが必要です。

そのクマが安心して棲める森があるということは
植物の多様性が保証され、かつ、
様々な(小さな)動植物も守られていると考えられるからです。

そのためクマが森からいなくなってしまうのは大変困ることなのです。
クマも棲めないような森では、いずれ人間の生活環境にも、
問題がでてくる可能性があります。

自然は豊かであればあるほど、同じ場所に沢山の動物を生息させることが出来ます。
豊かな自然が守られている場所には何頭ものクマがいると
(多分、石川県の)資料にも書いてありました。

大切なのは、密度だと思います。

生息域の拡大など関係ありません。

里山が豊かになったから、生息域が拡大していると言うのは、
動物たちが増えているという証明にはなりません。

動物はエサがあるならば、安全なところで棲息したいのです。

エサが無いから、安全では無い場所に(人間が住む近くまで)
仕方なく来ているのです。


つまり、里山にクマがいるのは
石川の自然の豊かさが保証されていないということも考えられます。
県が誇る石川の広大な自然は、密度が低い?

これは大問題です。


保護とは名ばかりで、

頭数調整、予察駆除(春クマ)、有害捕獲、緊急駆除(追い掛け回して射殺)

それも、捕殺したクマの処理は、全て捕獲隊任せ

職務怠慢をしている石川県


さらに最悪なことは 広大な自然を誇っているのに

放獣すらできない!?


どこまで恥をさらせば気がすむのか理解できません。


これは全て、石川県知事の責任と考えるしかないようです。
(鳥獣保護事業計画)第4条にそれらしいことが書いてありますね。
食べるばっかりで、守ってはくれないのでしょうか・・。



今日の北国新聞の地鳴りに、おっ?と思う方の投稿がありました。

いしかわ動物園を(クマなど)県内の動物も見られる施設にして
欲しいという内容です。

石川県の動物園にはクマもサルもカモシカもいないそうで、
孫や子供たちに、ふるさとに生息する動物を見せてもあげられず、
正しい生態を伝えることも出来ないことを残念に考えておられるようです。

I 川(前)代議士!頑張ってください♪


せめて、親グマを殺され生きていけないようなコグマは、全部!
県が責任をもって、ひきとって!
無駄に殺すことがないように育てて欲しいと思います。

それが無理なら親子グマは殺さないで下さい!!!!!!
他のクマも殺さずに放獣を!







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Last updated  2006年10月17日 18時27分43秒
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