--オーナー自らが働く投資物件があっても良いでしょう2--
-前回はこの方々(定年まで第二の人生の経済的基盤を持てなかった方々)の場合、定年前後の年齢(60歳前後)の上、殆どが”住宅ローン以外の融資取引がない”と想定できますので、大きな額の融資は始めから考えられません(年齢等の問題もありますし、融資≒借金を嫌う可能性があるから)。少額の融資と自己資金、若しくは全額を自己資金で賄う事を考えておくべきでしょう。※少し文章を修正しています。で終わりましたので、今回は、この続きです。”自己資金のみ若しくは少額の融資を絡める程度”を前提とすると事業資金は2,000万円から3,000万円台程度が想定範囲か、と思います。この額で一棟ものを買おうとすると、大きなものは買えず、精々、そこそこ築古の木賃とかのアパート系になるでしょう。これからどんどんと買い増していける属性の方ならいざ知らず、これが最初で最後になるかもしれない方がアパート一棟、それもそこそこ築古の物件を購入したところで第二の人生を支える経済的基盤には到底なり得ません(修繕費用やそもそも入居がとれるかどうか)。 じゃ~、どうしたら良い?何に投資したら良いんだ???色々と考えてみましたよ、真剣に・・・まず、第二の人生を支える為に必要な金額は年額にして400万円から500万円、その内、200万円程度は年金で賄うものとすると200万円から300万円、月額にして16万円強から25万円程度不足する事になるのです(因みにこの額を一棟もの(大家業)から得ようとすると、良質な物件であっても8,000万円から1億円程度の物件を購入する必要があります)。 話しはちょっと変わりますが、以前、知人の介護業者の社長さんに聞いた話なのですが、栃木県のとある市内で、いわゆる高齢者向け住居(小規模)の運営権を売却したそうなのですが、購入された方は定年退職した公務員の方(すいません、うろ覚えなので違っているかも知れません)で退職金と借入でこの経営権を購入し、自分たち夫婦と若干名のスタッフで現在も経営を続けており、月あたりの収入は(自分達への給与も含んで)100~120万円になっているそうです。経営権の価格は2,000万円以下だった筈ですので、給与所得までを利回りに含むのはおかしいでしょうが、敢えて含むのなら年60~70%になります。また、業務の性格上、行政のチェックもありますし、社会的な意義やなによりも他にはあまり使い道の無い様なテナントなので、明け渡しや立退きを要求される事もほぼ考えられません。勿論、家族の理解、協力も不可欠ですが、事業としてしっかりと確立出来れば、子供たちに(その会社を)継承させる事も出来ます。自分では働きたくない方には向きませんが、どうです、結構面白いと思いませんか?他人様に提案するからには「通販大家さん」で実績作りの為、一つ二つはやってみようと現在、複数の案件を交渉中です。夏過ぎには経過報告が出来るでしょうから、年末くらいには皆さんに提案(販売)出来ると思います。