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2010/09/28(火)15:09

功詐は拙誠に如かず・・・

韓非子(6)

『功詐(こうさ)は拙誠(せっせい)に如(し)かず。』 『功詐不如拙誠』 韓非子 「功詐(こうさ)」とは、巧みに表面をとりつくろうようなやり方のこと。 一時的にはすばらしい策のように思えても、長い時間が経つとかえって周囲の反発をまねく事がある。 これに対して、「拙誠(せっせい)」とは、つたなくても心のこもったやり方のことで、愚直かもしれないが、のちには多くの人の心をつかむ事ができる。 つまり、巧みに人を騙すような言葉よりも、たとえつたなくても誠実に対応していくほうが、長い目で見るとはるかに優っているというのである。 現代社会では、弁舌鮮やかに、雄弁に語ることがすばらしいと思われるかもしれない。 はたして、その功詐がもてはやされていることは正しい事だろうか? 人間関係の基本は、今も昔も変っていないだろう。 「功詐」を好むひとは、一時的に人の目をごまかして、うまく立ち回るだろう。 その場しのぎのことをやり、利益もそこそこ出すかもしれない。 しかし長い間には、ついにはボロをだし、人々から信頼されなくなり、大きな利益を出す事ができなくなるであろう。 それに対して、「拙誠」の人は、すぐには人の心をつかむ事ができないかもしれない。 現代では、「木偶の坊呼ばわり」されるかもしれない。 しかし、コツコツと目標に向かっていく姿は、時を経てじわじわと人々につたわり、いつかは人望を得て支持を集めることができるであろう。 ジパング国の選挙が終わりました。 民衆党が人民党に勝ったようです。 総裁になるのは、HATOYAMA氏だそうですね。 さてこの御仁は、はたして 「功詐」のひとか? 「拙誠」のひとか? 結果はすぐに明らかになるでしょう

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