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2007.08.23
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カテゴリ:社会問題
 今日も大統領選挙と組閣の続報を書きます。
 大統領選挙の第2回投票は明日、24日(金)に行われます。ここでも、当選するためには国会議員定数の3分の2、つまり、367票が必要となります。DTP(民主社会党)という第4党は第1回投票では白票を投じましたが、今度はギュル外務大臣支持に回るのではないかと言われていますが、そうなったとしても340(AKP)+1(BBP)+20(DTP)=361票にしかならず、当選できません。したがって、8月28日(火)に行われる第3回投票まで大統領の選出は持ち越される可能性が高いと言えます。これも以前書きましたが、第3回投票では当選するためには国会定数の過半数、つまり276票で足ります。第3回投票が行われれば、ほぼ確実にギュル外務大臣が当選することになります。
 新大統領が選出された後には、組閣が待っています。これまでは大統領の引き継ぎのために式典が行われていましたが、今日の報道では、セゼル現大統領は式典を行いたくない意向であると伝えられ、新大統領が選出された日に、新大統領は就任の宣誓を行い、そのまま職務を開始することが検討されているそうです。エルドアン首相は新内閣を直ちに作りたい意向で、新大統領就任後直ちに組閣名簿の承認を求め、9月1日に国会で所信表明演説を行い、9月6日には内閣信任投票を行うことを検討していると報道されています。問題なく、9月6日に内閣が信任されれば、そのまま特別国会を休会とし、10月1日に通常国会が召集されます。

 政治面で、もう一つ面白い記事が載っていましたので、紹介します。
 トルコの現憲法は1982年10月18日に暫定国会で可決され、同年11月7日に国民投票で承認されました。トルコでは1980年に(軍事)クーデターがおこり、1982年は軍政下における暫定国会でしたので、現憲法草案も軍部の意向をくんで作られたものと言えます。そのため、新大統領が誕生した後、与党AKPは「民主憲法」の策定を検討しており、そのための党内検討委員会を設置したというものです。現憲法は軍部の意向で作られたものであり、たしかに非民主的な面もなきにしもあらず、であり、特に宗教の自由の制限が大きいと考えられています。その意味で、この憲法改正の動きはトルコ国会内で物議を醸す可能性がかなり高いと思われます。

 最後に、いつものようにトルコ市況を見ておきましょう。
 今日のIMKB(イスタンブール証券取引所)-100インデックスは、昨日終値よりも875ポイント高く始まりました。前場終値も928ポイン高で、47,810ポイントとなりましたが、後場の終値は残場より422ポイント下げて、結局、昨日比1.08%(507ポイント)高の47,389ポイントで引けました。
 為替もトルコ・リラ高となっており、対ドルでは0.6%リラ高の、1ドル=1.3270~80リラ水準、対ユーロでは0.28%リラ高の、1ユーロ=1.7970~80リラ水準、対円では1.30%リラ高の、100円=1.1360~430リラ水準となっています。しかし、為替も午前中に比べてリラ安になっています。
 金利も、いつも紹介している2009年5月6日満期の指標国債の金利は、18.03%まで下がりましたが、最終的に18.08%となりました。

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ロクムは、トルコの代表的なお菓子です。


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Last updated  2007.08.24 00:17:46
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