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トルコとイスタンブール、ちょっと投資

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2020.11.21
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カテゴリ:経済問題

 今日(20日)も昨日に引き続き、経済関係でも、社会関係でも、重要な統計、発表・発言に関する記事が非常に多く出ていました。

 経済関係では、11月の消費者信頼感指数、今週の金融投資手段別パフォーマンス、BIST-100指数の記録更新、エルヴァン国庫・財務大臣の発言、エコノミストたちによるTL建て資産に対する関心継続に関する分析などに関する記事が出ていました。現在までの約2週間で、中央銀行総裁の更迭と国庫・財務大臣の辞任は、結果としてトルコ経済に非常に良い影響を与えていることになります。中央銀行総裁は生え抜きの総裁でしたが、中途半端(独立もしておらず、意見することもできない)な存在から、「独立は完全になくなったが、エルドーアン大統領に助言できる存在に替わった」ということかもしれません。国庫・財務大臣は「ど素人から、プロ中のプロに替わった」ということだろうと思います。その結果、過去2週間を見る限り、「市場からのある程度の信頼は得た」という結果だろうと思います。ただし、「現状が正当なレベルなのか、単に雰囲気だけでリラ高・株高になったのか」は不明ですので、今後の経済運営が注目されます。高金利がどの分野でどのような影響を与えるかは、今後しっかり見ていく必要があると思います。直接的には「銀行貸出が急減」することは間違いなく、その結果、住宅ローン、自動車ローンが急減するものと思われます。また、収入減・消滅を銀行からの消費者ローンや商業・農業ローンで賄っていた労働者や商工業・農業事業者たちが厳しい立場に追い込まれることも間違いないと思います。一方、トルコ・リラ高などを通じたインフレ率の低下は期待刺されますが、成長率の低下(あと1ヶ月ちょっとのことですが、ひょっとすると「2020年通年を0.3%のプラス成長で終える」という予測も変更せざるを得ないかもしれません)や失業率の上昇(少なくとも実質的上昇)なども予想さえるため、エルドーアン大統領がいつまで高金利に我慢できるのかは今後要注意と思われます。

 社会関係でも、いろいろな記事が出ています。また、出ていないのですが、昨日の国会予算委員会での保健省予算審議で、コジャ保健大臣が質問攻めにあい、コジャ保健大臣が必死に防戦している様子もテレビニュースで放映されていました。一言でいえば、「イマムオール大イスタンブル市長の発表した死者数はトルコ全体を表していないし、KOVID-19による死者数だけでもない。イスタンブルの数字をもって、保健省発表の数字を誤りだとすることは正しくない。」という説明でしたが、医療関係者からの「コジャ保健大臣の説明は、全く信じることはできない」というコメントも紹介されていました。記事としては、オズトラックCHP副党首兼広報担当の記者会見に関する記事、ソイル内務大臣の「トルコは天然災害対応に関しては、高い能力を持っている」という発言に関する記事(多分、これは本当だろうと思いますが、それは、地震による欠陥建物の崩壊や無計画な都市開発などから生じた洪水など、「人災が多い」という事実(=他の国と比べて出動機会が圧倒的に多く、実戦経験が豊富)によるものとも言えそうです)、クルム環境・都市計画大臣によるカナル・イスタンブル計画を放棄する予定はないという発言に関する記事、イスタンブル県におけるダムの貯水量が過去10年間で最低になったという記事、大イスタンブル市議会のAKP代表が、過去2年間で(イマムオール大イスタンブル市長は)240億リラの借金を新たに行ったと指摘したという記事などがでていました。

 今日も重要な記事があまりにも多いため、どこまで紹介できるかわかりませんが、できるだけ多く紹介したいと思います。

 今回、紹介するアナトリア通信(AA)に出ていた主な記事の見出しは下のとおりです。(今日は1~4の記事を紹介するよう努めます)

1 (11月の)消費者信頼感指数は低下した

2 今週、株式市場は利益もたらし、金(Gold)と外貨は損失をもたらした

3 株式市場は終値の新記録を更新した

4 エルヴァン国庫・財務大臣は、『価格安定化政策を決める任務は、TCMB(トルコ中央銀行)のものである』と発言

5 トルコ・リラ建て資産は信頼を提供し続ける

6 TCMBSWAPに適用する金利を引き上げた

7 オズトラックCHP広報担当は、『この金利では、投資、生産、輸出は不可能である』と発言

8 ギョクス大イスタンブル市議会AKP代表は、『過去2年間で、イスタンブルの借金は240億リラ増加した』と発言

9  クルム環境・都市計画大臣は、『(カナル・イスタンブル)計画を放棄するなどいうことはあり得ない』と発言

10  イスタンブル県の貯水ダムにおける貯水量は、過去10年間で最低水準となった

11  ソイル内務大臣は、『トルコの天然災害対応能力は非常に高い』と発言

 1120(最初の患者確認から255日目)付け「トルコの日々のコロナウイルス統計」から新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します(なお、保健省から発表される統計には、明確な矛盾が明らかになっているため、必要最小限度の紹介にとどめています)

今日の入院患者数:        5,103

今日の死者数:            141

今日の検査件数:          156,642

今日の完治者数:          3,019

今日までの累計入院患者数:  435,273

今日までの累計死者数:     12,084

今日までの累計検査件数:    1,6937,887

今日までの累計完治者数:    367,592

重症患者数:              3,990

現在入院治療中の患者数 :   55,597

 ここからは一言解説・雑感です。729日から発表内容に変更(新規感染者数→新規入院者数など)がありましたので、単純に比べることはできませんが、春の最悪記録は、死者は417日の126(同日の、無症状の人を含む治療中の人は68,146)1日の感染者数は411日の5,138人、治療中の患者(無症状の人を含む)423日の8808人でしたので、現在が如何に危険な状況かがわかると思います。当時は現在よりももっと厳しい行動制限がありましたので、今後もトルコにおける感染者発生状況が悪化し続けることは、ほぼ確実と思われます(新規感染者数を発表していないだけではなく、死者数も誤魔化している可能性が濃厚ですが、その「公式発表死者数」が、500人、1000人になっても驚かない状況になるのではないかと、懸念します)。正確な数字を隠す唯一の理由は、エルドーアン大統領が「トルコの医療制度は強力で、KOVID-19対策もうまくいっている。トルコは、欧米諸国よりも非常に良い状態である」という発言を最初から現在まで行っていることとの「整合性をとること」以外には考えられません。「トルコ経済は底を這っているのではなく、頂点に達している」という発言を事実上撤回せざるを得なくなったのと同様に、「トルコのKOVID-19対策はうまく行っている」という白昼夢もいつか覚めることは明らかだと思いますが、それまでトルコの人々が耐えられるのかが非常に心配です。

 

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 今日、最初に紹介するAA記事の見出しは、 「(11月の)消費者信頼感指数は低下した」です。これは今日(20)付のAAの記事です。

 11月の消費者信頼感指数は先月と比べて2.2%低下して80.1ポイントとなりました。

 トルコ統計庁(TUIK)は、11月の消費者信頼感指数を発表しました。

 TUIKとトルコ中央銀行(TCMB)の協力により実施している消費者傾向アンケートの結果から計算された、季節調整後の消費者信頼感指数は、11月には前月と比べて2.2%低下しました。10月には81.9ポイントであった同指数は、11月には80.1ポイントに低下しました。

 家計状況指数は4.1%低下して、9月の69.4ポイントから10月には66.6ポイントとなりました。

 財務状況予測指数は0.6%低下して、10月の79.5ポイントから11月には79.0ポイントとなりました。

 一般経済状況予測指数は3.3%低下して、10月の81.4ポイントから11月には78.7ポイントとなりました。

 耐久消費財購入予定指数は1.2%低下して、10月の97.4ポイントから11月には96.2ポイントとなりました。

 

 今日、2つ目に紹介するAA記事の見出しは、「今週、株式市場は利益もたらし、金(Gold)と外貨は損失をもたらした」です。これも今日付のAAの記事です。

 取引所イスタンブル(BIST)で取引されている株式は、週間ベースで平均2.53%利益をもたらし、一方、金(Gold)の1g当たりの販売価格は1.39%、ドル/TL相場は0.74%、ユーロ/TL相場は0.23%、それぞれ損失をもたらしました。

 BIST-100指数は、今週、最安値1,259.69ポイント、最高値1,328.33ポイントをつけた後、先週末から2.53%上昇して1,323.95ポイントで取引を終了ました。

 イスタンブル自由市場(カパルチャルシュ(グランドバザール))で取引されている24金金地金の1g当たりの販売価格は、今週、1.39%低下して461.70リラ、共和国金貨の販売価格は1.42%低下して3,062.00リラとなりました。先週には759.000リラであった4分の1共和国金貨の販売価格は、今週は748.00リラに下落しました。(管理者注:金(Gold)の価格は、3ヶ月前(815日)とほぼ同じ水準になっています)

 今週、アメリカ・ドルは0.74%価値が下落して1ドル=7.6350TLに、ユーロは0.23%価値が下落して1ユーロ=9.0680TLとなりました。

 今週、投資ファンドは0.31%、個人年金基金は0.38%、それぞれ価値が下落しました。分野別で最も価値の上昇が高かった投資ファンドは2.47%上昇した株式ファンドでした。

 

 今日、3つ目に紹介するAA記事の見出しは、「株式市場は終値の新記録を更新した」です。これも今日付のAAの記事です。こちらは抜粋して紹介します。

 取引所イスタンブルのBIST-100指数は、ザラ場では1,328.33ポイントの史上最高値を付け、また、終値も、昨日終値から0.83%、10.93ポイント上昇して1,323.95ポイントに達し、終値としての新記録を更新しました。なお、出来高は321億リラでした。

 アナリストたちは、昨日(19)、トルコ中央銀行(TCMB)金融政策委員会(PPK)による政策金利の決定後、投資家のトルコ・リラ建て資産に対する関心が継続したこと、また、BIST-100指数が記録を更新したことを明らかにしました。

 

 今日、4つ目に紹介するAA記事の見出しは、「エルヴァン国庫・財務大臣は、『価格安定化政策を決める任務は、TCMB(トルコ中央銀行)のものである』と発言」です。これも今日付のAAの記事です。こちらも抜粋して紹介します。

 エルヴァン国庫・財務大臣は、行った文書による発表で、経済政策の基本目的が社会の福利水準を上昇させることであり、社会の福利水準の上昇は、雇用の増加、公正な所得配分、及び継続可能な成長の中にあることを明らかにしました。

 同大臣は、価格安定化政策及びその方法を明らかにすること、また、その適用の任務はトルコ中央銀行(TCMB)が受け持っていることを明らかにして、「持続可能な成長と社会的福利の上昇のためには、価格安定性も含めたマクロ経済の安定性を実現させることが重要な前提である。この関連で、実施されている金融政策の対応を補完する形で財政政策、金融部門政策及び公的財政に対する政策を、マクロ経済安定性を継続的に支援し、価格安定性を確立させる形でわれわれは実現させることを目標としている」との表現を使いました。そして、次のように指摘されました。

「全く疑う余地なく、価格安定性、経済における予見可能性を上昇させつつ、持続可能な成長と社会的福利の上昇に貢献することである。このことは、トルコにおいても、そして、世界的にも、経験が示した、一般的に受け入れられている状況である。TCMBは、1119日に、明確で強力な錦秋引締めを行い、透明性と予見可能性を上昇させつつ、今後は単に政策金利を中心とする金融手段を使用することを発表した。」

 

 
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 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。





















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Last updated  2020.11.21 21:31:20
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