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カテゴリ:社会問題
今日(18日)は、重要な記事がいくつか出ていました。1つは今年第1四半期の失業者数に関する記事、もう1つは5月8~14日の10万人当たりの新規感染者数に関する記事、そして明日(5月19日)の「アタテュルク追悼、青年・スポーツの日」に向けてのエルドーアン大統領のメッセージ関する記事です。今日はこれらを抜粋して紹介します。それ以外では、エルドーアン大統領とバフチェリMHP党首が会談したという記事、YPGのシリア代表であり、PKKの幹部でもあったソフィ・ヌレッティンというシリア人を北イラクで無力化したMIT(国家諜報庁)とTSK(トルコ軍)をソイル内務大臣が賞賛したという記事、工業部門は過去18ヶ月間連続で正式登録労働者数を増加させているという記事などが出ていました。今日は詳しく解説できませんが、「エルドーアン大統領とバフチェリMHP党首が会談した」ということはトルコ国内政治で非常に重要な意味があると思われる一方、「YPGのシリア代表であり、PKKの幹部でもあったシリア人を無力化した」ということは、外交上、とりわけ対アメリカで非常に重要な意味があったものと思われます。今後の影響は予測不能ですが、「アルメニア人虐殺」決議をエルドーアン大統領が強く非難するよりも何倍も大きなダメージをアメリカへ与えたのではないかと考えられます。また、2020年に生まれた赤ちゃんは111万2,859人で、合計特殊出生率は1.76人であったという記事も出ていました。
今日、アナトリア通信(AA)に出ていた記事の見出しは下のとおりです(今日はこの中から1~3について紹介します)。 1 コジャ保健大臣は、県別の10万人当たりのKOVID-19新規感染者数を発表した 2 (今年第1四半期の)失業者数が発表された 3 エルドーアン大統領は、『トルコが強くなるに従って、我々はトルコ人の若者により多くの機会を提供し続ける』と発言 4 エルドーアン大統領は、バフチェリMHP党首と会談した 5 ソイル内務大臣は、PKKテロリストのソフィ・ヌレッティンの無力化したことにより、MITとTSKを賞賛した 6 工業分野で、正式登録された雇用は18ヶ月間増加し続けている 7 トルコで2020年には史上最高の男の子が生まれた 5月18日(最初の患者確認から434日目)付け「トルコの日々のコロナウイルス統計」から、新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します(なお、保健省から発表される統計には、明確な矛盾が明らかになっているため、必要最小限度の紹介にとどめています)。
励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。 今日、最初に紹介するAAの記事の見出しは「コジャ保健大臣は、県別の10万人当たりのKOVID-19新規感染者数を発表した」です。今日(18日)付の記事です。抜粋して紹介します。 ファフレッティン・コジャ保健大臣は、県別の週間KOVID-19新規感染者数を発表しました。同大臣は5月8~14日の週間KOVID-19新規感染者数は、イスタンブル県は184.78人、アンカラ県は152.63人、イズミルは93.86人となりました。週間KOVID-19新規感染者数が最も多かったワースト5県は、エルズルム、イスタンブル、アール、リゼ及びビレジキ県(156.37人)でした。一方、最も少なかったベスト5県はシュルナク(26.96人)、アダナ、ハタイ、オスマーニイェ及びカフラマンマラシュ(43.06人)となりました。 ここからは一言解説・雑感です。10万人当たりの新規感染者数が20~50人以下の中リスク県はベスト5県+8=13県、そして、50~100人以下の高リスクの県は23県に増加(改善)しています(中+高リスク県は、36県になっています)。 テレビニュースでは、面白い数字を紹介していました。過去1ヶ月間の新規感染者数の減り方が最も大きかった国で、2位から8位までを紹介します(全世界を対象としたものとは思われません)と、スペイン(-78%)、イギリス(-72%)、フランス(-62%)、アメリカ(-59%)、イタリア(-41%)、ロシア(-29%)、ブラジル(-23%)となっています。そして、当然ながら?1位は-83%となったトルコでした!! 労働者の約60%が勤務を続け、道路も公共交通機関もごった返していたとトルコ型ロックダウンにもかかわらず、ワクチン接種が進んだイギリスやアメリカを遙かに凌ぐ新規感染者の減り方は、再び「エルドーアン・マジック」が起こったとしか説明しようのない大成功と言えます。
今日、2つ目に紹介するAAの記事の見出しは「(今年第1四半期の)失業者数が発表された」です。これも今日付の記事で、抜粋して紹介します。 トルコ統計庁(TUIK)は2021年第1四半期に関する労働力統計を発表しました。それによれば、トルコ全土で15歳以上の季節調整後の失業者数は、2021年第1四半期には、前期と比べて14万2,000人増加して411万8,000人でとなりました。同期の失業率は0.1ポイント上昇して12.9%となりました。失業率は、昨年同期比では替わりませんでした。 同期の非農業部門の失業率は、対前月比で0.1ポイント低下して、14.8%と算定されています。また、同時期の15~24歳グループの季節調整後の若年失業率は前期と比べて0.2ポイント上昇して25.3%となりました。季節調整後の雇用率は0.9ポイント上昇して30.6%となりました。同世代の労働参加率も前期と比べて1.3ポイント上昇して41.0%になりました。 今年第1四半期に季節調整後の雇用されている人の数は、前期と比べて62万7,000人増加して、2,772万5,000人になりました。雇用率も0.8ポイント上昇して43.8%になりました。労働参加率も前期と比べて0.8ポイント上昇して43.8%となりました。季節調整後の雇用されている人の数も前期と比べて62万7,000人増加して2,772万5,000人となりました。雇用率も0.8ポイント上昇して43.8%になりました。
今日、3つ目に紹介するAAの記事の見出しは「エルドーアン大統領は、『トルコが強くなるに従って、我々はトルコ人の若者により多くの機会を提供し続ける』と発言」です。これも今日付の記事で、抜粋して紹介します。 レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、5月19日アタテュルク追悼、青年・スポーツの日におけるメッセージを公表しました。大統領府広報部から行われた発表によれば、1919年5月19日のガーズィ(歴戦の勇士)・ムスタファ・ケマル(管理者注:エルドーアン大統領を始めとするイスラム主義者は、「アタテュルク」という単語を可能な限り使わないようにします)がトルコ国民の独立の確信から得た力によって、国民的闘いを開始した歴史的な日であることを明らかにしたエルドーアン大統領は、「トルコ人の若者たちが、我々が彼らのために作り上げた『明るいトルコ』で、教育から雇用まで、芸術からスポーツまで、あらゆる分野で我々が提供している可能性を、我々が与えている支援を、最高の形で活用することを期待している。 トルコが大きくなるに従って、強くになるに従って、地域的及び世界的なリーダーの道を進むに従って、トルコの若者たちにより多くの機会を我々は提供し続ける。全てのトルコ人の若者たちは、単にトルコ人のためだけではなく、世界中で抑圧されている人々がトルコに対して感じている信頼と膨らませている希望の責任によって努力をしていくものと信じている。この考えにより、5月19日アタテュルク追悼、青年・スポーツの日をお祝いし、ガーズィ・ムスタファ・ケマルを始めとする独立戦争(祖国救済戦争)の全ての勇士たちに敬意を表して追悼する。」 ここからは一言解説・雑感です。これでも、多分、2019年以前よりも敬意を払っているのではないかと思います。トルコは、KOVID-19流行と、それに伴う未曾有宇の経済危機に直面しているため、トルコ国民の一致団結を鼓舞するために、心にもないアタテュルク追悼を行っているのではないかと想像しています。
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Last updated
2021.05.20 08:59:18
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