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2022.10.23
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カテゴリ:社会問題
 今日(22日)は土曜日ということもあり、経済関係の記事はほとんどと言って良いほど出ていませんでした。社会面でもほとんど記事は出ておらず、東部のマラティア県を訪問したエルドーアン大統領の発言に関する記事が2つ出ていたくらいでした。今日はそのうちの1つの記事を紹介します。

 今日も“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」では、アマスラ炭鉱爆発事故が多く議論されていました。これ以外では、AKPからの離党の可能性に関する話題が色々と出ていました。アマスラ炭鉱事故に関しては、時々紹介しているディープな情報を提供している解説者がまたまた、ものすごい話をしていました。この人の話がすべて本当なら、「トルコ共和国」はとっくの昔に消滅しており、事実上、「エルドーアン王国/帝国」が成立していることになります。そして、全ての税金はエルドーアン大統領が自由に差配していることになります。つまり、橋・道路・空港・病院などでみられる「BOT方式」と呼んでいる、「盗電・盗水」のように、本線・管に違法に取り付けられた支線・管からどんどん電気、水を盗んでいるように、「国家予算から癒着企業に自動的にどんどんお金が流れるシステム」が出来上がり、行政のありとあらゆる場面でそれが実行されていることになります。「橋・道路・空港・病院では、合法的にこのシステムが成立していることは100%事実(=BOTにせず、建設から始めて100%国営とした場合の国庫負担よりも、平均で10倍前後の支出になると推測される、など)」であり、「炭鉱や砂糖工場などの民営化などでも、ことごとく“盗電・盗水”が実施されている」という指摘は、どこまで本当かは不明ですが、かなりの部分事実ではないかと想像せざるを得ない状況です。そして、その発言が事実に近いことを証明するかのように、「事故の原因を究明する、責任者を処罰する」という方向にほとんど進まず、「遺族をお金で買収する、抗議行動を行政力、警察力で抑え込む(=抗議集会の禁止)41人の死者が出ているにもかかわらず解任・職務停止はない」という方向に進んでいる状況です。ここからも、“盗電・盗水”の話は、少なくともある程度は正しいということになりそうです。また、AKP所属国会議員の離党の動きに関しても、いろいろと議論されています。現時点での予想は、昨日も紹介しましたが、「今後1、2週間以内に数人は確実に離党するが、それが、“AKPが割れる”あるいは“雪崩を打ったような大規模離党につながる”ということはない」という予想のようです。「選挙が近づくにつれて、移籍の動きが激しくなることは過去の選挙で何度もあったことだが、今回は早い時期に始まった」という指摘と共に、「早期選挙を決議した後、国会の早期の休会も予想される」とのことでした。一方で、「早期選挙の決定を行う」は決定事項ではありません。野党が「早期選挙」を求めていたのは事実ですが、5月や4月に実施する選挙では、わずかに1、2ヶ月の前倒しに過ぎず、「早期」の実質的な意味はありません。唯一の意義は、「エルドーアン大統領が、憲法上、全く疑義の無い形で立候補できる」ということです。トルコ憲法は3選禁止を規定していますが、同時に、「2期目が5年間満了せずに、国会が早期選挙を決議した場合、大統領は3回目の選挙にも立候補できる」という規定が2017年の憲法改正で追加されています。高インフレ・生活苦に始まり、アマスラ炭鉱事故とAKPからの国会議員の離党に関する話題まで、エルドーアン大統領にとって否定的な話題が続いていますので、一気に話題を変えたいと思っているところだろうと想像されます。そのために、今後どんな話題が出てくるのか、気を付けて見て行く必要がありそうです。来年予算が国会に提出されていますが、最低賃金の引上げ、EYT(年齢制限にかかり、積立不足のために、年金受給ができていない人)の解決など、来年度予算で大盤振る舞いすることが予想されています。そのほか、社会保障の強化、農家支援の強化などが強調されています。が、一方で、「為替保護付き預金」による大穴や、何度も「予算の無駄遣いは止める」と言い、その具体例として「高級公用車の購入を止める」というのもありましたし、つい先日も「必要不可欠な車両を除き、公用車の購入はしない」と言っていましたが、予算上、とりわけ大統領府の予算に、膨大な数の高級公用車の購入予算が計上されていると指摘されており、「予算に対する野党、反政府系マスメディアの批判」を免れることはできそうにありません。今後、選挙日程の攻防と併せて、予算に関する議論も白熱することが予想されます。数で押し切られる場合が圧倒的ですが、時には野党の批判が国民の強い支持を得て実現することもないわけではありません。

 

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 上でも紹介しましたが、今日はエルドーアン大統領の発言に関する記事を紹介します。見出しは、「エルドーアン大統領は、『金利ロビーは崩壊し始め、最早、金利は一桁台に向かって下がっている』と発言」です。ほんの一部分だけ紹介します。

 レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、マラティヤのホテルで開催された市民団体及び業界団体の代表者との夕食会で、演説を行いました。

 エルドーアン大統領は、「“人民を生活できるようにせよ、そうすれば国家は生き延びる”という格言に基づいて造られた歴史の長い伝統を、我々は背負っている。我々の政治思想では、行政サービスの影響に差別や区別はない。宗教、政治思想、選択により排除することはない。出自、性向、宗派が何であれ、8,500万人は真の兄弟である。」と述べました。

 そして、「AKPの計画を阻止するために行政最高裁判所にへばりついて離れないで行われた妨害にもかかわらず、我々は様々な実績を残し、サービスを提供してきた。金利ロビーの代弁者となっている誤った学説を信じるエコノミストたちの妨害にもかかわらず、トルコは毎年平均で5.5%の成長を遂げた。注意してみれば、今や、金利ロビーは崩壊を始めていることが分かる。そして、金利は最早一桁台に向かって下がっている。民間銀行も金利を引き下げ始めた。テロとの闘いから防衛産業まで、貿易から社会保障まで、ありとあらゆる分野で、比類のない成功、勝利及び記録を我々はもたらしてきた。」

 ここからは一言解説・雑感です。解説する必要もないと思いますが、エルドーアン大統領の“頭の中の(=イメージする)トルコの姿”は上記のとおりです。真実だと確認できるところは、橋・トンネル・道路・空港・病院などの箱モノを大量に建設したこと(=実績)と、利用者の数は政府保証の何分の1以下、一部の空港に至っては1%未満であったとしても、建設物に伴うサービスが提供されていること、そして、「今年中に政策金利が確実に一桁台に下がること」だけではないかと思われます。

 

 

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 今日はトルコ関係の書籍を紹介します。やはり歴史の理解が大切です。
​​ちょっと厚いのですが、お勧めの1冊です。​​

この本もお勧めです。
















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Last updated  2022.10.23 22:40:37
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