トルコとイスタンブール、ちょっと投資

[社会問題] カテゴリの記事

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  6歳女児の性的略奪(早期強制結婚)を巡る国会審議・宗務庁発表・報道状況、今後のインフレ率の低下とその本当の意味、最低賃金を巡る関係者の発言

  　今日(8日)は、経済分野でも、社会面でも非常に重要と思われる記事がいくつも出ていました。経済面での重要な話題が続いている一方、今日は世論の関心の中心が大きく動きました。現在は29歳になっているそうですが、6歳の時に“嫁に出された？”女性に関する問題で、その目的は色々かもしれませんが、問題を起こした特定のイスラム教団に関する議論として、政治的な意味も大きくなっています。AKPなどは“女性問題の政治利用だ”と反論していますが、野党は「この問題を政治で議論しないなら、政治など不要だ」と反論しています。6歳はいざ知らず、12歳から16歳までであれば、ごく最近まで、特にトルコの東部、いわゆる田舎ではしばしば見られた現象であるため、“社会問題”の面は否定できませんが、現代、21世紀において、こういう“女児”と言える年齢で“宗教婚”により嫁がせることは、特定のイスラム教団とその周辺でしか見られなくなっているように思います。が、表になっていないだけで、まだまだ存在している可能性は否定できません。今日はどこまで紹介できるか分かりませんが、「先週の外貨準備高」から始まって、「テュルク・イシ事務局長の最低賃金に関する記者会見」、「11月に最も高い利益ももたらした金融投資手段がBIST‐100指数であったこと」、「中央銀行総裁による最低賃金の引上げは今後のインフレ率に大きな影響を与えることはないとの発言」、上で紹介した6歳女児(当時)に対する父母と“夫”によるハラストメント(強制性交・人権蹂躙)問題に関連して、「宗務庁の発表」、「トルコ大国民議会(TBMM、トルコ国会)における審議の模様」、そして、「シェントプ国会議長がAKPの憲法改正会議に出席してヘッドスカーフ問題に関する憲法改正案を審議すると発言したこと」(議長本人及びAKP関係者は、「“国会議長”も大統領と同様、党(AKP)に属しており、憲法上“中立である必要性”はなく、中立のつもりもない」と発言)など、非常に盛沢山？の日でした。これ以外では、今後発表になる、特に12月から1月まで、あるいは4月までは、確実にインフレ率が下がるとエルドーアン大統領が発言したということも話題になっていました。今回は“オオカミ少年”ではなく、確実に下がることが予測されています。つまり、昨年12月と1月は月間インフレ率が10％を超えており、２～４月も5～8％程度と非常に高かったため、毎月の月間インフレ率を3％程度で維持できれば、相対的にインフレ率は低下することが予想されているためです(2月の発表で50％程度、5月の発表では35％程度になることは十分考えられる状態とのことです)。ただし、多分、一般トルコ人が騙される？であろうと指摘されている問題は、「生活苦は全く改善されない」という事実です。つまり、「値上がりの仕方が緩やかになるだけで、今後も物価上昇は続き、例えば、食品の値段が下がることはない」ということです。「インフレ率を下げることに成功した」は事実でも、「生活を楽にするために、物価を下げることはできない」ということも事実となります 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  トルコ｜トルコタイル｜トルコ陶器｜トルコ雑貨｜鍋敷き｜なべしき｜鍋しき｜鍋布き｜トリベット　Trivet｜花型タイル【大】73価格：1890円（税込、送料別) (2020/9/12時点)トルコ製・バクル（銅製品）のお盆・楕円形30.5×20cmシシケバブのトレー/Turkish Bakir, Oval tray価格：7225円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)トルコ土産/トルコ雑貨/クッションカバー/クッション/トルコクッションカバー/トルコ/イスタンブール/トルコ絨毯/アラジン/オスマン帝国/オスマン帝国外伝/誕生日プレゼント/クリスマスプレゼント/パッチワークデザインクッションカバー04価格：2300円（税込、送料別) (2020/9/12時点)SV天然ターコイズ（トルコ石）ネックレス大ぶりトップ付き【12月誕生石】【ハンドメイド】【レディース,激安,特価,通販】価格：8190円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)  　今日は上でも紹介しましたが、6歳女児に対するハラストメントに関連する記事がAAに出ていましたので、こちらを抜粋して紹介します。　最初に紹介する記事の見出しは「TBMM総会で、6歳の子供が性的略奪されたという主張に関して審議された」です。　TBMM総会で、文化・観光省及び労働・社会保障省の2023年予算審議が始める前に、発言の許可を求めたオゼルCHP副党首は、ある教団の幹部が、その教団関係者一緒になって、自分の６歳の娘を“結婚”させたというニュースが広がっているため、トルコ社会で大きな不快感が広がっていると述べました。そして、問題となっている教団に関して、エルソイ文化・観光大臣(管理者注：日本であれば文部科学大臣と同様に、宗教団体を含む財団・基金に関する監督権限を有しています)に対して、この問題について説明するよう求めました。エルソイ文化・観光大臣は、6歳の子供が性的略奪されたという主張に関して、「財団総局から筆頭調査官を任命した。調査官は捜査を開始した」と述べました。 　次に紹介するのは、宗務庁のこの問題に関する発表に関する記事で、見出しは「宗務庁から、女児の早期強制結婚に関する主張に関する発表：公正がもたらさせると確信している」です。　宗務庁から行われた発表では、子供は最も繊細で、犯すことのできない価値を持っていること、子供の権利を守り、生活全般で子供が最大限に裨益するように保護することは、宗教的、法律的及び人道的な義務であることが明らかにされています。子供たちをありとあらゆる暴力・脅威から、そして略奪から守ることは、社会及び組織の役割であることを強調した同発表では、子供の精神的混乱が将来の傷となることを意味することが指摘されました。子供の略奪に対しては、決意を持って介入する宗務庁は、あらゆる場面と同様に、結婚と家族の問題でも、正しい宗教的知識を、決意を持って提供することが明らかにされました。  ​ ​​​​​​​　トルコ・リラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想今日はトルコ石のストラップを紹介します。

  2022.12.09

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  シャンルウルファ県でのエルドーアン大統領の演説の背景、クルチダルオールCHP党首のビジョン発表会の意義・内容とその目的、デミルタシュ元HDP共同党首とペケル犯罪組織首領を巡る重大情報

  　今日(3日)は土曜日であったためか、経済分野でも、社会分野でも、あまり意味があると思われる記事は出ていませんでした。強いて言えば、11月の自動車販売状況に関する記事と、エルドーアン大統領がシャンルウルファ県で行った演説に関する記事が出ていました。しかしながら、AAが国営通信社ではなく、AKP広報機関の1つであるために出ていないだけで、本来であれば記事になっていてしかるべきニュースはしばしばありますが、今日もその例がありました。クルチダルオールCHP党首が中心となって行われた“CHPのトルコに関するビジョン”集会が行われましたが、会場には一般の人のほか、多数のメディアもあつまり、盛会？となりました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  SV天然ターコイズ（トルコ石）ネックレス大ぶりトップ付き【12月誕生石】【ハンドメイド】【レディース,激安,特価,通販】価格：8190円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)エスプレッソ・デミタスコーヒーカップ＆ソーサー珍しい小さめ椀皿トルココーヒー用2客セット：ルーミー /トルコお土産価格：2380円（税込、送料別) (2020/9/12時点)送料無料【大粒 ターコイズ インディアン リング】トルコ石 インディアン ネイティブアメリカン シルバー925 シルバーリング 指輪 シルバー925 メンズリング レディースリング アクセサリー【あす楽対応_近畿】価格：11800円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)天然ターコイズ（トルコ石）ペンダントネックレス大ぶり一粒ストーン！【12月誕生石ターコイズ】【レディース,激安,特価,通販】価格：5130円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)    　一方、“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、非常に盛沢山でした。今日も“エルドーアン大統領の慌てぶり、あるいは、悪あがき振り？”を示していると考えられる行動が引き続き出ていまが、それ以上に衝撃的なはないがいろいろと出ていました。　まずは、軽い？ところから紹介します。上でも紹介しましたシャンルウルファ県で行われたエルドーアン大統領の演説も、いくつかのスキャンダル？がありました。政治的に意味で重要な点として、シャンルウルファ県で行われたエルドーアン大統領の演説は、2年前？の写真と比べれば、集まった人の数はずっと少なくなっていたということが指摘されました。いつも紹介しているのとは別の、外交問題が特に専門ですが、国内政治にも鋭い指摘をする記者は、“ファクババ前議員の国会議員辞任及びAKP離党と善良党への参加”が大きく影響していると指摘していました。その証拠として、ファクババ議員はエルドーアンと一時期仲違いし、シャンルウルファ市長選挙に無所属で立候補し、エルドーアン大統領の代理人と争って当選した実績を指摘していました。シャンルウルファ県での影響力はもともとエルドーアン大統領を超えていたとも言われています。それ以上に、法律的なスキャンダル、と言っても普通の国の話でトルコではほとんど誰も指摘しなくなった点ですが、それでも今回は事実上の選挙戦の最中で、野党の1党首が問題になっているので、少しは話題になっています。先週、ダヴトゥオール未来党党首(元首相)がシャンルウルファ県で集会を開こうとしたのに対して、シャンルウルファ県知事は“テロの危険など”を理由として一定期間、集会・会合・行進などを禁止し、ダヴトゥオール党首の集会を妨害しましたが、今回、エルドーアン大統領はこの禁止期間中にもかかわらず、大集会？を開きました。「“政党党首と大統領では違う”という言い訳は形式的には可能ですが、テロ危険という観点からは全く同じか、より危険」なはずで、合理的な考えでは到底あり得ません。一方で、これが今後の“選挙運動期間の標準”になる可能性は、十分あり、いつも紹介している解説者なども随分前から指摘しています。つまり、「非常事態(OHAL)発令下で選挙を行い、 “テロ対策”を口実として、野党の宣伝(選挙運動)を徹底的に妨害する」という作戦を取ることは十分あり得ます。選挙運動だけではなく、選挙立会人や開票速報などに関しても、制限・妨害があるかもしれません。これまで紹介しているように、「経済政策、社会保障政策、農業政策、外交政策をはじめ、ありとあらゆる政府の政策」で破綻をきたし、正攻法では勝てないことはとっくの昔から決まっている状態です(ただし、エルドーアン教信徒、それに加えて独裁大統領制の恩恵を受けている人、あるいは共同正犯(＝一蓮托生)？の人々からの鉄板支持が35～40％は存在しているため、6党だけではなく、第3勢力(HDP、TIP(トルコ労働者党)など左派5党)の大勢を占める野党が暗黙の同意を出せる統一大統領候補を出せなければ、この40％を少し超えたエルドーアン大統領への支持率が、大統領選挙投票結果として“50％＋１票(＝エルドーアン大統領の当選)”にならないという保証はありません)。　次の軽い？話題は、これも上でも少し紹介しましたが、CHPの選挙後のビジョンに関する大？集会に関するものです。いつも紹介している解説者は、“クルチダルオールCHP党首が、自分が野党6党の共同大統領候補になるために実施した作戦である”と指摘していました。エルドーアン大統領が“大統領の予算と権限を使って、AKP党首として行動すること”と比べて、何か問題があるでしょうか。「野党党首が同党党首として、同党の予算(及び支持者からの支援？)で、党首が党首としての目的実現(トルコ共和国大統領になること)のために、その権限を行使しているだけ」です。イマムオール大イスタンブル市長にはこのようなチャンスがないことと憎々しく思っているのでしょうが、それを言えば、イマムオール大イスタンブル市長もヤヴァシュ大アンカラ市長も、それぞれの行政区画内で、市長としての権限を思いっきり使っている以上、「クルチダルオール党首には少しも批判されるべき点はない」と考えます。一方で、“野党6党共同大統領候補の決定”が、野党6党のアキレス腱であることは明白です。一時期は、“クルチダルオール党首で決まり”という状況でしたが、エルドーアン大統領が勢力(支持率)を盛り返し、“クルチダルオール党首では接戦が避けられない。場合によっては、エルドーアン大統領の選挙妨害(有権者名簿の改ざん・操作やYSK(高等選挙委員会)への圧力・指示を含む)によって、選挙結果をひっくり返り返されるかもしれない”という危機感が出てきています。後半の選挙妨害の実現の可能性は、どれだけ野党が真剣に対応するかで、ある程度決まります。投票箱の中の投票用紙という物理的な次元から、開票(監視)、集計(監視＋電子データ)と当選発表(YSKの発表)、そして大本の“選挙人名簿(電子データとチェック(不正登録削除))”という次元まで、全ての段階で妨害を防ぐ必要があります。そして、最後の最後で、ベラルーシ型当選発表を防ぐ、つまり、７～８割はルカシェンコ大統領への反対票であったと考えられていますが、選挙管理委員会がルカシェンコ大統領の当選を発表し、反対する国民を同国治安部隊だけではなく、主にロシアの軍・警察が弾圧した状態、を防ぐ必要があります。一部のSADAT(民間防衛コンサルタント)や過激エルドーアン教徒、そして、犯罪にどっぷりとつかっている(＝政権交代が起これば、必ず裁判で有罪となる罪を犯したことがある、犯し続けている)軍、ジャンダルマ、MIT(国家諜報庁)及び警察の一部が、エルドーアン大統領の当選を支持して、(正当に当選した新大統領・新政権に対する、現政権側からの)民間クーデターあるいは、本当のクーデターを防ぐ必要がることを指摘していました。ただし、最後の“民間又は軍事クーデターを防ぐ対策”は“道路に飛び出し、クーデター部隊の進路を阻み、投降するように呼び掛ける”以外にはあり得ません(2016年7月15日のクーデター未遂事件の時のように、相当多数の死傷者が出ること予想されます)ので、これを準備するのかは何とも言えませんが、一部ではそこまで想定している人もいるということです。　長くなってしまいましたので、今日は詳しくは紹介できませんが、今日“最大の爆弾”、最大のスキャンダル情報は、法廷に、刑務所からオンラインでつながったデミルタシュ元HDP共同党首の発言です。2015年の総選挙(国会議員)とそれ以前のクルド系住民、とりわけPKKとの和解、つまり、“クルド問題の恒久的解決”を巡る、エルドーアン大統領とトルコ政府の態度・発言、PKKとデミルタシュ元党首の交渉などについて、相当突っ込んだ内容を発言し、かつ、その時の交渉記録(会談録)が、法務省とHDPに存在していることを明らかにし、法廷でその内容を公開するよう要求したことです。今日、“2番目に強力な爆弾”は、現在、ソイル内務大臣がアラブ首長国連邦を訪問中で、セダット・ペケル犯罪組織首領の送還問題についても話し合われていると言われていますが、「“選挙(投票日)の2ヶ月前に公表する”と公言していた“エルドーアン政権に関する全ての暴露ファイル”のコピーは既にアラブ首長国連邦外に持ち出され、安全な場所に保管されている。そして、万が一、ペケル首領がトルコに送還され、連絡を取ることができない状態に陥った場合には、保管者の判断で、そのファイルが公表されることになっている。」という情報が確認されたとのことです。非公開とは言え、デミルタシュ元党首の発言は法定での発言である以上、ほぼ違いなく正しい情報と思われますが、ペケル首領に関する情報は“予防のための、偽情報(＝これによって、トルコ送還を防ぐ)”の可能性も否定できないと思われます。  　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。

  2022.12.04

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  野党6党が発表した憲法改正案の意味と野党6党の共通大統領候補の論理的結論、エルドーアン大統領の最近の右往左往振り、ソイル内務大臣のアラブ首長国連邦訪問の意味

  　今日(12月1日)から師走です。今年もあっという間に最後の月に入りました。トルコは選挙を目前に控えたあわただしさが目立つようになってきました。今日もいくつか意味がありそうな記事が出ていましたので、そちらも紹介できるように努力します。一方、上でも紹介しましたが、「AAでは記事にならない情報」では、エルドーアン大統領の慌てぶり、あるいは、悪あがき振り？を示す行動が色々と指摘されているように思います。　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、今日も“選挙一色”と言えないこともありませんが、上で紹介しましたように、“エルドーアン大統領の慌てぶり、あるいは、悪あがき振り？”を示していると考えられる行動が引き続き出ています。今日はその前に、先日発表になった野党6党の“憲法改正草案”の意味についていつも紹介している解説者が解説していましたので、こちらの紹介から始めます。これもいつもどおりですが、管理者の目にはＵターンとまでは言わないものの、120度か最低でも90度くらいは方向転換しているように見えますが、“野党6党の、より正確にはクルチダルオールCHP党首以外の5党の党首は、基本的にクルチダルオール党首が大統領候補になることで合意しており、それが発表できる状態になるのを辛抱強く待っているところ”ということが明確になったとの分析でした。“憲法改正草案”とは言うものの、実際には“連立政権政策合意書”あるいは“6党が政権を執った後で、政策実施のための基本方針”という意味がある文書であり、「この合意に従って大統領候補となれる人物は、クルチダルオール党首以外にはいないことが明らかである」との分析でした。そして、この合意に従って政権を作る場合、「CHP以外の5党党首にとっても、クルチダルオール党首以上に都合の良い野党6党の共通大統領候補はいない」との分析でした。野党6党党首の意思が明確になったために、今日は、「イマムオール大イスタンブル市長が“正しい大統領候補”であり、同市長を大統領候補として担いで、選挙に臨むべきだ」とは言っていませんでした。一方で、“エルドーアン大統領に勝てる候補でなければ、全く意味がない”ということは完全に正鵠を射た指摘であり、この状況が変わったわけではありません。一番大事なことは、CHPと善良党の副党首レベルでの鍔迫り合い、非難合戦を直ちに止め、解説者も言っていたとおり、「6党党首が、そして6党が組織として、一致団結して、クルチダルオール党首を中心にまとまって、政権を奪取し、トルコを一刻も早く正しい方向に導いて行くことを宣言すること」が非常に大事だと思われます。　一方、エルドーアン大統領の慌てぶり、右往左往振りを示しているのは、これまでも何度か指摘しましたが、“イスタンブルの爆弾テロ事件を直ちにPKK/PYD-YPGの仕業として、イラク及びシリアで新たな空爆作戦を開始したこと”をはじめとして、“最低賃金の大幅引上げ、EYT(積立不足などにより、年金受給資格が得られない人)の救済”と言った大型バラマキ政策を宣言しえいます。しかし、その一方で、バイラム・ボーナスの改定(引上げ)は拒否し、食品高・生活苦のために、栄養不足・継続的な空腹状態となっている子供たちへの給食提供法案の否決、野党の市区長のいる自治体による炊き出しの禁止、などバラマキとは矛盾する、野党にポイントさせないことだけを目的とした謀略？の実施など、現時点で明らかになっていることも非常に多くあります。また、“噂レベル”の話も非常に多くあります。現時点ではあくまでも“噂”ですが、「野党・無所属の国会議員だけではなく、市区長や地方議会関係者など、続々とAKPに参加しているのは、警察やMIT(国家諜報庁)の諜報活動により入手した不正(贈収賄、背任・横領、不貞など)の証拠(ビデオ、写真、文書など)によって野党関係者を脅迫したからだ」というものです。これまでは、AKP号という沈む船から逃げ出すネズミが多くなる可能性は噂されてきましたが、それが一転、“AKP号が順風満帆で航海している”という話は聞いたことがありませんので、“大挙して”、あるいは、“引きも切らずに”「AKPに参加する野党関係者が出ている」ということは、“常識的には考えられない状況”と言えると思われます。もう一つ、重大な情報を紹介します。昨日のニュースですが、ソイル内務大臣と警察官僚がICPO幹部と一緒にアラブ首長国連邦を訪問したことが明らかにされました。“FETOのスポンサー”を逮捕に行くわけではなく、罵倒し、侮辱していた人々と仲良くツーショット写真を撮るため？であり、なによりも最大の目的は、“(ドバイに滞在中と言われている)セダット・ペケル犯罪組織首領のトルコへの強制送還を実現させること”であると考えられています。アラブ首長国連邦は、“外国政府の脅迫・圧力に屈した”あるいは“外国政府に買収され、逃亡中の犯罪者を売った”という風評が立てば、現在トルコも推奨？しているいるような“グレー・マネーや亡命者の流入”が止まってしまう可能性があるため、慎重に対応するものとは思われていますが、一方で、全く荒唐無稽な予想でもなく、アラブ首長国連邦政府の対応が注目されています。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 Eyup Sabri Tuncer ナチュラルオリーブオイル ハンド＆ボディクリーム 250ml トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格：1100円（税込、送料別) (2020/10/11時点) アルコール70％ Eyup Sabri Tuncer クラシックレモンコロンヤ 200ml オーデコロン トルコ製 トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格：1210円（税込、送料別) (2020/10/11時点)MB イスタンブール500ml（甘いもの天国トルコの伝統的なお菓子「ロクム」をイメージしたバニラとオレンジの香ばしい甘さが溶け合った香り）（ランプベルジェ）価格：2233円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　今日最初に紹介するAA記事の見出しは「中央銀行の純外貨準備高は過去9ヶ月間で最高水準に達した」です。抜粋して紹介します。　TCMB(トルコ中央銀行)から行われた発表によれば、11月25日現在、中央銀行の純準備高は187億ドルから197億ドルに増加し、2月18日以来、最高の水準に達しました。また、TCMBの粗外貨準備高は先週から2億6,400万ドル減少して797億6,600万ドルとなりました。中央銀行の合計外貨準備高(通貨＋金(Gold))は前週の1,228億8,500万ドルから2億8,400万ドル減少して、11月25日には1,226億100万ドルになりました。　ここからは一言解説・雑感です。エルドーアン大統領をはじめとするAKP関係者はこれまで「純外貨準備高」ではなく、「(スワップなどを含んだ)合計外貨準備高(通貨＋金(Gold))が重要だ」と言ってきましたが、今回は逆転しました。エルドーアン大統領の発言ではありませんが、“混乱ぶり”、あるいは、“経済が上手く行っていないこと”の証拠とも言えそうです。 　次に紹介するのは、混乱ぶりを示す現象？の１つである、商務省特別チームによる、スーパーマーケット・問屋に対する不当値上げに関する抜き打ち調査実施に関する記事で、見出しは「商務省は、スーパーマーケットで“異常な価格”の調査を行った」です。こちらは冒頭部分のみ紹介します。　レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、11月28日の閣議後、「（スーパーマーケット・チェーンの価格における）明らかにされた告発は、商務省と国庫・財務省によって慎重に調査されている。商務省はこの関連で行った準備に基づき、今後、新たな対策を実施する」と述べました。これを受けて、商務省チームは調査をより頻繁に行っています商務省に置かれた特別チームはアンカラにおけるスーパーマーケット・チェーンでの異常な価格上昇と正札の調査を、生活必需品の価格で実施しました。　ここからは一言解説・雑感です。このような対策は全く無意味だと、何度も指摘されています。そして、エルドーアン大統領も分かった上でのパフォーマンスだと思っていました。が、最近、別の考えが頭に浮かんでいます。「金利が原因、インフレ(率)は結果」というエルドーアン(鉄板)理論と同様の、「2つ目のエルドーアン理論(黄金の法則？)」が、「インフレは、スーパーマーケット・チェーンと卸売業者が、異常な値上げ(不正売り惜しみ・貯蔵)を行っていることから生じている」を心から信じているのではないかと思い始めました。そうでなければ、イスタンブル、アンカラをはじめ、数多くの大都市市役所を支配していた時代には市役所・区役所の「直販所」を設置させたり、今では農協付属スーパーや肉・乳製品公社の直販所における商品について、「販売価格を●●％値下げさせた」などと、大々的に宣伝するはずはないということに思い至りました。当然ですが、これらの対策では目に見えた効果は全く出ていません。直販所における販売量がそもそも微量であり、直販所の値下げに応じて値下げするスーパーなどは全く出ていないことが原因と思われます。 ​ 　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。​　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。​​今日はトルコ・コーヒーも紹介します。​ここからはブレスレッドです。

  2022.12.02

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  第3四半期経済成長率とその意味、リシアに対する地上軍の投入の意味と可能性、クルド問題・テロ対策問題に関する歴史とそれに関してトルコで見られる最近の変化

  　昨日(29日)は更新ができませんでしたので、今日(30日)と併せて、合併号として紹介します。この2日間で大きく動いたことはないとは言えそうですが、いくつか新しい記事も出ています。まず、経済分野ですが、今日(30日)、第3四半期のGDP成長率が発表になりました。この関連で、“自画自賛”記事が多く出ていました。事実のみ紹介します。また、天然ガス料金は、12月には値上げにならないという記事も出ていました。この記事を見て思い出したのですが、テレビニュースで出ていただけ(28日か、29日)で、AA記事がなかったため(少なくとも管理者は気がつかなかったため)紹介していませんでしたが、12月1日から電気料金が上がるという記事が出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック ＆合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格：3900円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、“選挙一色”とも言えないこともありませんが、上で紹介しましたように、経済成長率が発表になったこともあり、経済関係の話も出ています。が、結局は“選挙”に関連します。成長率が前年同期比3.9％増加となり、これまでと比べれば相対的に下がっていますが、この“3.9％成長”という数字自体は、世界的には非常に高い数字になると思われています。昨年に続き、“経済成長率だけ”は世界でもトップクラスに入りそうです。ただし、労働者の取り分が減り、資本家の取り分が大きくなっていることから、「労働者を犠牲にした経済成長」であることを、自らの統計で明確化したことになります(ただし、AA記事では都合の良いところだけを切り貼りしたようになっていて、全体を正確に把握することはできません)。実質価格なのかどうかは不明ですが、家計の消費が前年同期比で19.9％増加したとなっている一方、エルドーアン大統領とバフチェリMHP党首はそろって、“スーパーマーケット・チェーンや問屋”を“便乗値上げを行うことによって、インフレの原因となっている”とインフレの責任を“スーパーマーケット・チェーンや問屋”に押し付ける発言を行っています、そして、癒着メディアがその発言を引用して“スーパーマーケット・チェーンや問屋”糾弾キャンペーンを開始したことを受けて、エルドーアン大統領に極めて近い、貧困層、また、親イスラム層が良く利用するスーパーマーケット・チェーンのCEOが、名前は一切出していませんが、状況から判断してエルドーアン大統領とバフチェリMHP党首、そして癒着メディアを標的(攻撃・反撃対象)として発言であることが明確に分かる形で、激しい批判・非難を行ったことが反政府系テレビニュースでは紹介されていました。内部分裂と言いますか、インフレ率を下げる政策を全く打てないために、インフレ率が低下する可能性がないことを、それどころか、電気料金・天然ガス料金などのエネルギー価格に加え、最低賃金・公務員給与・年金などを1月末から上がる(改定後の給与・年金の支給開始)ために、“インフレ率は1月から明確に下がる”というエルドーアン大統領の発言とは矛盾して、1月はほんの少しだけ下がっても、2月以降は下がらないか、かえって上がる可能性も否定できないため、今から責任転嫁に励んでいる可能性は否定できません。一方で、年2回のバイラム(宗教祭)の時に年金受給者に出しているボーナス、確か4年前から支給を新たに開始したこの制度は、最初のボーナスは214米ドル相当の価値があったそうですが、今なら59ドル程度にしかならないそうですが、これを最低賃金と同じ額にする(1100リラから5500リラへの改定)提案をAKPとMHPが否決したというニュースも出ていました。“野党が提案したから”と言うこともあるとは思いますが、今年のボーナスの時も全く値上げを行っていなかったことから、“与党の関心事項では無い”と言えそうです。つまり、「文句が出ておらず、与党への投票が想定される層には対策を行わない。一方、なけなしの予算を使ってでも、歓心を買う必要がある層には支給・予算投入を行う」という状態と思われます。　この予算にも関係しますが、もう一つの大きな話題は、「シリアに対する地上越境国がいつ行われるのか(、あるいはあきらめるのか)」ということですが、これは国内面と、国際面の2面から考える必要がある問題です。ロシアも、アメリカも、トルコによる地上軍の投入は少なくとも「表面的には賛成していない」状態と思われます。トルコから見た状況では、ロシアは「PYD-YPGクルド勢力が排除されて、シリア政府軍の支配地が広がるのであれば、特に大きな問題はない」ということになりますが、一方のアメリカにとっては、「PYD-YPGクルド勢力の勢力範囲の縮小は、そのままアメリカの影響力の縮小を意味しているため、決して望ましいものとは考えていない」と見られています。それでも、ウクライナ問題を巡って、アメリカもロシアも、トルコからの協力を確保する必要があるため、トルコに対して、少なくともロシア・ウクライナ戦争前のような、邪険な態度はとることができないという分析があります。この辺りは、全く専門が違うので、トルコでの標準的な議論を紹介するだけにしておきます。一方、国内では、いろいろと動きが、静かな動きがありました。“大きなうねりになるのか、さざ波で終わるのか”は、まだ分かりませんが、これまでとは違った動きがでています。一つは、“デミルタシュ元HDP共同党首が、オジャランPKK首領との会談を求めた”とのことです。話が変な方向で利用されないように、目的の解説が行われています。簡単に言えば、“エルドーアン大統領がサルマン・サウジアラビア皇太子、アラブ首長国連邦、イスラエル、そしてシーシ・エジプト大統領と和解し、バッシャール・アサド・シリア大統領とも和解しようとしているのに、なぜ、PKK、PYD-YPGとは話し合いではなく、いきなり爆撃なのか”ということで、「トルコとクルド民族の和解を図るために、オジャランPKK首領を説得するため」が目的であると明言しています。これまで、と言うよりは、今でも、“クルド問題はタブーだらけ”と言えます。その最大の例は“停戦・和解を求めること”とも言えそうです、エルドーアン大統領をはじめ、一時的に好意的なことを言う政治家なども出てきますが、必ず停戦が破れ、「結局、テロリストはテロリストだ」という結論になり、「(PKK及び関連組織との)戦争(戦闘)反対を唱える者は、非国民であり、テロ組織の支持者に過ぎない」という非難、場合によっては、テロ支援容疑で逮捕・収監される可能性の高い発言となるため、今日この段階でも、「戦争(戦闘)を止めるべきだ」とう発言は、HDPを除く野党からも、反政府系のテレビ局からもほとんど聞こえてこないという状況です。それでも、一部の解説者はようやくこのことを指摘し始めました。「過去40年間で、テロ対策として何を実施し、どんな成果を得たのか」あるいは、「対PKK/PYD-YPG軍事作戦が北シリアで行われているが、過去4年間で、どれだけのトルコ兵がそのために亡くなったのか、亡くなったトルコ兵で一人でも豊な家系の出身者はいるのか。全て貧困層の出身者である。また、テロ対策と称して行われている空爆や、今後行われるかもしれない地上軍の投入に、どれだけのお金がかかるのか。あるいは、これまで40年間で使ってきたテロ対策費を、トルコ人の貧困対策、クルド系住民の待遇改善対策に使えば、もしも使ってきていれば、トルコ経済・社会は大きく変わっている・行くはず。」という管理者が行っているのと同様の、普通の人が考える、普通の対策についても、ようやく発言する人が出てきている状態です。なお、「過去40年」とあるように、「最初の20年間」は、軍事政権とまでは言いませんが、「軍の政治への影響力が強かった時代」でり、トルコ軍関係者・治安関係者、あるいはそれを利用していた政治家たちのせいであり(ある意味で、それを無条件に受け入れていたトルコ国民の責任？)、最近５～10年くらいは、「選挙対策に利用しているエルドーアン大統領、AKP・MHPを中心として、それを批判するどころか尻馬に乗っている善良党などの民族主義・右派政党、そしてCHPの責任でもある」と思われます。このような、「反対すれば非国民」というアンタッチャブルな話題から、“トルコ兵の死”、“戦争(戦闘)経費と社会福祉の反比例関係”、“過去40年間の費用対効果”、“これから行う軍事攻撃の意味と効果”など、少なくとも“トルコ国民が真剣に向き合うべき話題”に変わりつつあるのかもしれません。この辺りは、まだ、何とも言えませんが、“強化された議会制民主主義”と言っても、このような議論が真剣にできないようでは、絵に描いた餅に過ぎず、今後の展開が注目されます。   　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。​　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。​今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。

  2022.12.01

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  野党6党の憲法改正案の発表とその内容、共通大統領候補選出に与える影響、次の大統領選挙がトルコ人有権者に求める選択の意味、エルドーアン大統領の国民向け演説(安全保障とバラマキ政策)

  　今日(28日)も、経済分野でも社会分野でも、意味があると思われる記事はほとんど見つかりませんでした。例外として、エルドーアン大統領が行った、閣議後の国民向け演説に関する長い記事が出ていました。そのため、今日はエルドーアン大統領の演説に関する記事と、“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”を紹介します。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)トルコ製 ゴブラン織 生地 がまぐち ハンドバッグ un deux 全2種 さんかく/水 さんかく/黄価格：6091円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)ゆうパケット発送！スカーフ 正方形/大判/母の日/女性用/コットン 【トルコ　雑貨】【トルコ　お土産】価格：2545円（税込、送料別) (2020/10/11時点)ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック ＆合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格：3900円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、今日は、“選挙一色”と言う感じになりました。野党6党が会合を開き、政権獲得後に提出する憲法草案を発表し、説明を行いました。憲法改正担当の各党の副党首がそれぞれ説明を行いました。“基本的人権の保護”を徹底的に強調する内容となっています。別の言い方をすれば、現在のエルドーアン大統領体制、AKP・MHP体制の問題点をことごとく指摘し、改善しようという内容になっているように感じました。かなりの分量の改革案のようですが、憲法条文の表題の“義務”を“権利と自由”に変更しただけの部分のかなりになっているとのことで、本質的な変更部分はそれほど多くないのかもしれません。いろいろと問題点、あるいは不十分な点もあると思います。政権獲得が成れば、実際に提出するまでにも、あるいは、国会の審議においても修正される部分もあるものと思われます。それでも、反政府系の解説者、記者、報道機関は、基本的に極めて好意的ということができると思います。いずれにしても、解説を聞いている限り、最も大きな変更は“基本的人権の保護”であり、その実現のために、“(現行の)大統領権限の制限”あるいは、“強化された議会民主制”、あるいは“(現行の)大統領権限の国会との共同行使”と言えるのかもしれません。今後色々と議論はあると思いますが、大統領制度については、上で紹介しましたように、2018年以前に近い状態、あるいは、更に昔の2014年以前の状態、つまり、内閣(と首相)を復活させて行政は基本的に内閣に担わせ、一方、大統領は国家の長としてのチェック機能を果たすことを主な役割とする、といったことを狙っているのではないかと思います。そのため、新憲法における大統領は、上でも紹介しましたが、いろいろ議論は行われると思いますが、原案では、「国民の直接投票で選出する、任期は1回限り7年間、政党との関係を切り、任期満了後も政治家としての活動を行わない」という構想となっています。これは誰も指摘していませんでしたが、それは、“この大統領に関する基本方針が分かっていながら、未だにCHPと善良党の間で大統領候補で合意に達していない”ということから、現時点では意味がないことかもしれませんが、次の選挙では、“エルドーアン大統領が握っている強大な権力を持った大統領として選出され、2018年以前、それどころか2014年以前の状態に、自分の権限を制限するために尽力する大統領”ということになります。多分、善良党は前段を強調し、CHP、より正確にはクルチダルオール党首とその真剣な支持者は後段を強調しているのだろうと想像しますが、“強大な大統領”を選ぶのか、“自分の権限を極小化できる大統領”を選ぶのかで、意見が割れているものと想像します。とは言え、「エルドーアン大統領に勝たない限り、次のステップも、人権の強化もあり得ない」ということは厳然とした事実であり、この調整が“大人の対応、文明人の対応”として、求められることとなります。なお、昨日、ババジャンDEVA党首が「来年3月の選挙の可能性を聞いた」と発言したことを紹介しましたが、同時に、「今(この段階で)、野党6党の共通大統領候補を発表すれば、野党6党は1ヶ月も持たないでバラバラになる」とも発言したそうです。それほど、CHPと善良党の対立は激化していることになります。憲法草案を見る限り、ゴール(憲法改正実現)まで導くことができるのはクルチダルオール党首が最も有力であることは、誰の目からも明らかだと思いますが、「エルドーアン大統領に勝てるのか」という根本的なところで疑問符がついている状態です。　ここからはエルドーアン大統領の発言に関する記事を紹介します。完全に選挙戦に入っていて、「トルコの国家として持てる全ての力を、AKP総裁として選挙戦に投入する」という、“最短で改善が必要”と野党が思っていることを、エルドーアン大統領は積極的に実施している状態です。結局、次の選挙は、トルコ人の人生観の選択をする選挙になりそうです。つまり、“基本的人権の保護、民主主義、法治国家”などと言った、“直ぐには、パンにも、オリーブにも、チーズにもならないが、しばらく我慢すれば、依怙贔屓や差別のない、今よりはずっと平等に、ずっと豊かになれる社会”を選ぶのか、“見え見えのバラマキや、依怙贔屓のコネ採用など、今晩、家にパンとオリーブを持って帰ることができる、エルドーアン大統領の強権にすがって生きること”を選択するのか、ということになりそうです。この説明は、完全に一方的な解説になっていることは百も承知ですが、誇張と個人的な感情が入っているとは言え、かなりの割合で正鵠を射た表現になっていると信じます。もう少し、柔らかい表現では、“自分と周りの人の利益だけを守るために、政権を維持することだけ、そのために選挙に勝つことだけが目的で、そのためには何でもする、どんな譲歩もいとわない”という人と、“心の一番奥深いところに何があるかは現時点ではわからないものの、表見的には、自由と平等をもたらし、これまで依怙贔屓で特定の人だけが得ていた不当利益を正当な権利者全員に分配することにより、正当な権利人が今よりも豊かになることが期待できる”という人の、どちらをトルコ人が選択するかということになると思います。　今日紹介するAA記事の見出しは「エルドーアン大統領は、『祖国領土の安全のために、誰からも許可を取らない。誰に対しても説明責任を負わない。』と発言」です。軍事行動と、バラマキ政策発言に関する部分のみ抜粋して紹介します。　レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、閣議後に大統領府から国民向けの演説を行いました。　エルドーアン大統領は、新世代の人々に全ての夢を実現させることができるようなトルコを残せるよう、昼夜なく働き続けることを強調し、次のように述べました。「祖国領土と国民の安全に関係する行動を取る時に、誰の許可も取ることがないのと同様に、誰に対しても説明責任を負わない。名前を変えただけで本質的に同じテロ組織を支援する者の言い訳を受け入れることができる状況にはない。最早、トルコを無駄な脅迫により、政治的、外交的、経済的、軍事的各分野で、トルコの利益に反する立場に追いやろうとする者たちは、力が足りず、成功することはできない。何人も、トルコの安全と安寧の範囲を拡大するための軍事行動に不安感・不快感を抱くことはできない。」　エルドーアン大統領は、「(短期雇用契約で働いている公務員について)3年以上連続で契約している人は、直ちに公務員候補の地位に変更することを申出ることができる。短期雇用契約で働いている地方公務員についても、同様に3年という条件が求められる。これまでに正式採用されなかった22万7,000人に、正式採用の道が開かれる。この新方針により、短期雇用契約で働いている52万人の公務員の中から、42万4,000人が、本人が望むのであれば、公務員として正式採用されることになる。」と述べました。　ここからは一言解説・雑感です。保護・手当の支給のほか、公務員給与・年金・最低賃金の引上げ、年金受給資格の無かった人(EYT)の救済などのお金の直接的なバラマキに続き、雇用のバラマキによるお金の間接的なバラマキマの決定も行いました。トルコが国家として持っている財産・力について、使えるものは全て“AKP総裁”として使おうとしている状況です。とは言え、これはエルドーアン大統領の専売特許ではなく、世界中の国で行われていることと言えます。違うところは、「どこまでやるか」という「限界の線引き」の問題だろうともいます。普通の国の、普通の指導者なら、方向転換は30度か、60度、せいぜい90度止まりですが、エルドーアン大統領は180度の方向転換を、しかも連発するところが、普通の国の、普通の指導者と全く違っているところだろうと思われます。しかも、特定企業に不当利益を与える“入札”を未だに続け、更には、インフレ率が暴騰し、経常収支の赤字も改善するどころか拡大し、失業率も全く改善しないという「マイナスの結果のオンパレード」にもかかわらず、「世界と逆行する政策金利の引下げを1年以上続け、しかも、先日にも更に150ベーシスポイント引下げた」という政策を継続して、自分自身で自分自身の首を絞めているという状況です。  　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。​　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。​​今日はトルコ・コーヒーも紹介します。​ここからはブレスレッドです。

  2022.11.29

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  選挙前倒しの可能性とその背景、野党6党の共通大統領候補の選考状況と今後の日程、高等選挙委員会の立候補資格に関する判断(大統領、イスタンブル市長)

  　今日(27日)は日曜日であったためか、経済分野でも社会分野でも、意味があると思われる記事はほとんど見つかりませんでした。例外として、エルドーアン大統領が行った2つの演説に関する非常に長い記事が出ていました。そのため、今日も、“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”を中心に紹介します。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 誕生石 ネックレス アクセサリー 天然石ネックレス トルコ石 ターコイズ ネックレス レディースジュエリー 12月誕生石 プレゼント レディースネックレス　プレゼント ハート デザインネックレス 【選べる長さ 40cm・45cm】 ss価格：10000円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)送料無料【大粒 ターコイズ インディアン リング】トルコ石 インディアン ネイティブアメリカン シルバー925 シルバーリング 指輪 シルバー925 メンズリング レディースリング アクセサリー【あす楽対応_近畿】価格：11800円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)天然ターコイズ（トルコ石）ペンダントネックレス大ぶり一粒ストーン！【12月誕生石ターコイズ】【レディース,激安,特価,通販】価格：5130円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)  　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、今日も、エルドーアン大統領(とバフチェリMHP党首)の「歴史的Ｕターン」に関する話が出ていましたが、新しい話題がないこと、そして、選挙が近いということから、野党6党の共通大統領候補に焦点が当たっていたように思います。先日は、「選挙が1年間延期されるかもしれない」という話を紹介しましたが、今度は一転、大幅な前倒しも検討されているという状況のようです。ババジャン党首が「3月に選挙があることを前提に、準備を進めるよう指示した。その可能性に関する情報がある。」と述べたことをはじめとして、最短で、来年3月の選挙が想定されているとのことです。しかし、3月はまだ雪のために、東部、北部、北東部など、トルコのかなり広い範囲で投票所に行くことが困難な可能性が高く、あまり適切な時期とは思えません。しかし、黒海沿岸を除き、その多くの地域はクルド系住民の割合が高い地域であることを考えれば、“一部で投票が困難と想像される3月に、敢えて選挙を実施する”という可能性はゼロではないのかもしれません。もし前倒しが本当だとすれば、「なぜ、突然、前倒しに方向転換があったのか」を考えると、“トルコ経済が6月まで耐えられない”が理由と考えられます。12月から1月にまとめて投入することが予測される収入増加策(公務員給与、年金額及び最低賃金の引上げ、EYT(積み立て不足で年金受給ができない人)への救済策など)の効果が、例えベースメント効果で昨年ほど高くないとしても、それでもインフレ高進で、6月まで待てば完全に消えてしまっていると想像されること、そして、歴史的Ｕターンを連発させて得られたアラブ首長国連邦やサウジアラビアからの資金のほか、友好国？のロシア、カタールなどからの外貨借り入れも、今後、何回も行うことはできず、既に限界にきており、ドル/TL相場など、トルコリラ防衛も困難になることが予想されることなどを指摘することができます。これらの状況を一言でまとめれば、「6月までトルコ経済が持たない可能性が高いと予想される」となると考えます。国内政治や外交でも、このままの状態をいつまで続けることができるのか疑問です。「歴史的Ｕターン」はエジプトまで来ましたが、シリアについてもエルドーアン大統領は、「(国際)政治は状況が変われば、それに合わせて自国の対応を変えることは当然である。エジプトとも関係改善を行った。次はシリアである」という趣旨の発言を行いました。野党は、「現在の(今、採ろうとしている)外交政策は正しい方向であるが、一方で、過去、何年間も誤った外交を行い、トルコ国民に与えた被害については、誰がどう責任を取るのか」と、「過去のエルドーアン大統領の政策」を批判しています。現時点では、外交日程が選挙を数ヶ月前倒しにさせる原因になっているようには思えません。が、シリアへの越境攻撃をやんわりと批判しているロシアやアメリカとの関係で、何かあるのかもしれません。　選挙時期ともに、今、最も関心が集まっているのは、やはり野党6党の共通大統領候補が誰になるのか、いつ発表されるのかということです。選挙3月説と共に、野党6党の共通大統領候補は1月15日の野党6党党首会合の2巡目の最後の会では発表されるという情報が出ています。これ以上、遅くすることはとてもできないと考えられます。今、大統領候補を決められないのは、CHPの3人の候補、クルチダルオール党首、イマムオール大イスタンブル市長及びヤヴァシュ大アンカラ市長の3人の候補が全て立候補を希望している状況で、最も資格があり、かつ、この数ヶ月間で選挙活動を実施してきたクルチダルオール党首の支持率が全く上がっていないという現実があります。関心がある方は今年１、２月のアンケート調査を見ていただければわかりますが、両市長と党首の支持率を比べれば5、6ポイント程度はありましたが、その差を多少は詰めた可能性はありますが、同じ水準まで来たとはとても言えない状況です。これはクルチダルオール党首の個性というのか、トルコ社会の特徴というのか、「静かに、論理的に訴えるタイプ」はそれほど好まれず、「攻撃的に、どんどん畳み込むように語り掛けるタイプ」つまり、エルドーアン大統領や、少し前では、オザル大統領やデミレル大統領などのタイプが好まれるという事実があります。CHPの3人の候補の中では、イマムオール市長がこれに近い感じがありますが、怒った場合？は、ヤヴァシュ市長も結構激しく攻撃しています。クルチダルオール党首はCHP党首としての優待？を受けて、約1年間にわたって選挙活動を行ってきましたが、結局、「CHPの党としての支持率も、自分自身の大統領候補としての支持率も挙げることはできなかった」という分析は正しいと思われ、善良党の一部から出ている「クルチダルオール党首では、エルドーアン大統領に勝てない」という批判は、“当たらずしも遠からず”と思われます。いつも紹介している解説者は、これらを指摘して、「イマムオール大イスタンブル市長しかない」といういつもどおりの結論です。ヤヴァシュ市長は、今回のエルドーアン大統領のシリア・イラクへの越境攻撃を支持し、“HDPの支持を得なくても、AKPとMHPの一部から票を奪い取ることができ、勝利は可能と見ている”と解説していました。一方のHDPは、「ヤヴァシュ市長が候補になれば、統一候補には乗らずに独立して候補を立てる」と言っています。イマムオール大イスタンブル市長については、現在、裁判が行われていて、1審判決が12月にも出される可能性が大です。裁判官がエルドーアン大統領の指示どおり、自動的に被選挙権が停止される“2年以上の禁固刑”を判示するのかどうかが注目されています。日本の常識では、1審で有罪判決が出ても、控訴すれば、法律上は考慮されませんが、エルドーアン大統領の指示で、高等選挙員会(YSK)が“大統領選挙参加資格なし”と判断しないとも限らず、今でもソイル内務大臣が「イスタンブル市役所は、テロ組織関係者と連絡を取り、関係を持っている1600人以上の職員を採用している」と攻撃しているとおり、１審で有罪が出れば、直ちに、エルドーアン大統領が大統領令でイマムオール大イスタンブル市長を解任する可能性があります。事実、CHP所属のヤロヴァ市長は収賄容疑で逮捕され、裁判となった途端に直ちに解任され、裁判で無罪になっても復職できないままとなっています。本来は、イマムオール市長の大統領立候補資格がなくなることが確定する(＝行政最高裁判所、場合によっては憲法裁判で判決が確定する)可能性は限りなくゼロに近いのですが、野党6党を混乱させる目的で、高等選挙委員会(YSK)に“立候補資格なし”と言わせる可能性があります。下級裁判所は完全にエルドーアン大統領の指示通りに動く裁判官が多いのですが、上に行けば行くほど、エルドーアン大統領の指示に従わない可能性が高く、大統領選挙に関しても、“エルドーアン大統領が予定どおりに行われた大統領選挙に立候補できるか(3回目の立候補に当たらないか)”、“2年以上の禁固刑が確定しないにもかかわらず、イマムオール大イスタンブル市長の被選挙権がない(＝大統領選挙に立候補できない)のか”という問題に、“エルドーアン大統領の希望どおり「3選規定にはかからない」、「被選挙権は停止される」という結論を本当に出すのか”について、エルドーアン大統領は確信が持てないでいるものと思われます。　明日(28日)に、野党6党の会合後、150ページにわたる憲法改正案が発表されることになっているそうです。そして、1月15日には大統領候補が発表されるそうですが、野党6党が内部抗争を乗り超えて、かつ、トルコ国民の熱気のある支持を得て、大統領選挙を戦っていけるのかどうか、今から大統領候補発表までの約1ヶ月半の期間が、今後のトルコの運命を決める、非常に重要な時期の1つとなるのではないかと思います。（勿論、野党候補が当選できた場合には、“大統領選挙の開票が終わり、当選確認証が野党候補者に渡され、政権交代が実現するまで”の数日間も、当然、非常に重要な期間になります）  ​​​​​​​​　トルコ・リラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想今日はトルコ石のストラップを紹介します。トルコ石ではありませんが、、、

  2022.11.28

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  エルドーアン大統領の支持率の背景分析、エルドーアン大統領の再選可能性と再選に向けたAKPの各種の作戦状況

  　今日(26日)は土曜日であったためか、経済分野でも社会分野でも、意味があると思われる記事は見つかりませんでした。そのため、“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”を中心に紹介します。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  ELIT - トルコ料理　牛ひき肉入りスボレキ 1kg-15個入り - ELIT - Borek with Minced Beef 1kg- 15pcs価格：2175円（税込、送料別) (2020/10/11時点) ELIT トルコのスイーツ　ミックス・ バクラヴァ 36個 - 1000g - ELIT Mix Baklava 36pcs 1000g価格：5365円（税込、送料別) (2020/10/11時点)  　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、今日も、エルドーアン大統領(とバフチェリMHP党首)の「歴史的Ｕターン」に関する話が非常に多く出ていました。昨日も、「国内的にも外交的にも行き詰った状態。トルコ経済は非常に困難な状況で、崩壊させないためにはどのようなお金であろうと、大至急、国外からお金を持って来る必要がある(＝自転車操業状態)。そのために、恥も外聞もない態度で、お金を出してくれるところにはどのような譲歩をしてでも、お金を出してもらっている。」という分析を紹介しましたが、多くの解説者は、エルドーアン大統領やバフチェリMHP党首の過去の発言と最近(より正確には“最後”)の発言を比較して、大統領・バフチェリMHP党首、党関係者、支持者の各段階での反応を分析・批判しています。管理者も最初は「言うことが変わっているじゃないか！！」とあきれていたのですが、今年に入ってからの「歴史的Ｕターンの連発」を見て、“恥も外聞もない態度で、お金を出してくれるところにはどのような譲歩をしてでも、お金を出してもらっている”という状況から、もっと言えば、“選挙に勝つため、あるいは、大統領の座にとどまり続けるため”であれば、“良心・自尊心・国の誇りは当然のこととして、アッラーでも何でも売り飛ばす”としか考えられない行動をとっている状況ですので、「論理的・倫理的な批判は全く無意味」と感じるに至っています。とは言え、おかしなことはおかしなこととして指摘し続けるつもりですが、“エルドーアン大統領が危機的状況にある”ことは事実ですので、そのことを頭に置いておいて頂ければ、理解がしやすくなるものと思われます。　ここで突然、話が逆転するのですが、いつも紹介している解説者は「外国の機関は、エルドーアン大統領が政権を維持し続ける可能性について、かなり高い可能性であると判断している」という話を紹介していました。理由については詳しく紹介されていませんでしたが、政権維持の方法は“選挙に勝つ、選挙を延期する、選挙に負けても居座り続ける”という可能性が指摘されていました。“選挙を延期する、選挙に負けても居座り続ける”はとりあえず横に置いておいて、“選挙に勝つ”をここでは検証します。各種世論調査の結果からは大雑把に、「共和同盟40～42(％)、国民同盟(野党6党)43～45、HDPなどの第3勢力・その他15」というような状況です。これは11月13日のイスタンブルでの爆弾テロ事件とその後の“爪‐剣　空軍作戦”が実施される前の数字ですので、今日の時点では既に大きく動いている可能性も否定できませんが、とりあえず、この数字を前提に話を進めます。つまり、共和同盟も国民同盟も過半数を確保しておらず、一言で言えば「HDPの協力なしには、両陣営ともに大統領を当選させることはできない」という状況です。そのために、エルドーアン大統領は自分への支持が“50％＋１票”になるよう、様々な工作を行っている状況です。まず、正攻法？として、“トルコ人有権者の満足を勝ち取るために、バラまくためのお金を世界中から集めている”ことは、既に紹介しました。後は、針小棒大な宣伝で、“エルドーアン大統領が如何に国民に利益もたらしているか”を国民の頭に刷り込んでいます。もう一つの正攻法？は、“エルドーアン大統領が政権を追われれば、イスラム教の信仰が認められなくなる”という宣伝を行っていることです。1つ目の“経済”については、“箱モノ建設とバラマキ”の成果を強調する以外に、基本的な対策はないようです。2つ目と関連して、妄信的なイスラム信仰の人には「金利を引き下げている(という嘘の宣伝)」を徹底的に行うことくらいです。2つ目に特にかかわってきますが、これだけひどい経済状況にもかかわらず、未だに40％前後の支持率がある上程で、これを説明できる理論は、以前指摘した“エルドーアン教の信徒である”ということ以外、存在しようがない状況です。つまり、エルドーアン大統領は「トルコ共和国大統領」でも「AKP総裁」でもなく、“「エルドーアン教の教祖」としての性格が最も濃厚に出ている”としか説明ができない状況です。教祖様の言ったことはすべて信じる必要があるので、「経済がうまく行かないのは外国勢力のせいだが、それでも、インフレは大した問題ではなくトルコ経済は直ぐに良くなる。エルドーアン大統領に投票しなければ、信仰と社会規範に根差した、今の平和な生活がすべて失われる。」を心から信じているトルコ国民が最低でも20％、最大で、45％に達していることになります。しかも、23歳までのこれまで1回も投票したことのない若者の支持率は、これまでの調査では丸い数字ではCHP40％、AKP20％であったということからも、“エルドーアン教の信徒は、トルコ人口の20～40％」という予測は当たらずしも遠からずと考えられます。時々、反政府系のインターネット・サイトなどで、街角での論争のビデオが紹介されていますが、エルドーアン教の信徒は至る所に存在し、機会ある毎に“口論”が生じていますが、信徒が論争に負けて信仰を捨てる様子は全くありません。といよりも、信仰ですので、議論になっていません。　話が細かくなり過ぎましたので、本論に帰りますが、“エルドーアン大統領が選挙に勝つ可能性が高まっている”ということは、部分的に事実だと思われます。上で紹介した外国からのお金の搔き集めと、今後のバラマキ予定、そして、2015年と同様に、絶妙のタイミングで起こった爆弾テロ事件(そして、選挙前に必ず実施している、軍事作戦)などにより、支持率が上がっている可能性があるほか、今日は詳しくは紹介できませんでしたが、野党6党の最有力？大統領候補のイマムオール大イスタンブル市長への攻撃を再開しています。現在裁判中の高等選挙委員会(YSK)侮辱罪で無罪になる可能性を考慮して以下、ソイル内務大臣が1年ぶりに再び、「イスタンブル市役所にテロ組織関係者が採用されている（今度は800人ではなく、1,600人！）」と攻撃を行いました。また、今日は詳しく紹介できませんが、HDP所属国会議員32人、クルチダルオールCHP党首、オズダー勝利党党首及びゼンギンユルトDP所属国会議員など、39人の国会議員の不逮捕特権はく奪を求める決議案を法務省が国会議長に提出したという記事も出ていました。このような価値で、法律は最大限に活用し、また、警察や諜報機関なども野党対策に最大限利用するなど、ありとあらゆる方法で、野党よりも有利な立場に立とうとしています。最後は、2019年のイスタンブル市長選挙の時のように、高等選挙委員会(YSK)にも圧力をかけて、あるいは命令して、有利な結果を導き出そうとすることが十分考えられます。このような状況から、「エルドーアン大統領の再選の可能性が高い」と判断していることは十分あり得ます。  　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想​​　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。​​　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。

  2022.11.28

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  第3四半期GDP成長率予測アンケート結果、日本・トルコのインフレ率比較、トルコにおける「女性に対する暴力撤廃の国際デー」の様子、早期選挙の可能性、エルドーアン大統領の個人的支持率

  　今日(25日)は、経済分野で意味があると思われる記事がいくつか出ていました。一方、社会分野では、「爪‐剣　空軍作戦」は更に少なくなりましたが、デュズジェ地震への対応に関する記事はまだ出ています。新しい？話題としてはエルドーアン大統領の演説に関する記事が2つ出ていたほか、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟のための定例3国会合の2回目の会合がスウェーデンで行われたという記事や、既にかなり前に逮捕・収監されていて、最長7年6ヶ月の禁固刑が言い渡される可能性がある“テロ組織の宣伝を行った容疑”で11月20日に検察庁に移送されていたトルコ医療従事者協会会長に対する、検察庁での取調べが完了したという記事も出ていました。今日は最初に2つ記事を紹介してから、「AAでは記事にならない情報」について紹介します。　今日最初に紹介するAA記事の見出しは「AAフィナンスは第3四半期経済成長予測アンケート結果を発表した」です。　AAフィナンスは、トルコ統計庁(TUIK)から11月30日(水)に発表される、今年第３四半期のGDP統計に関するアンケート調査結果を、15人のエコノミストたちの参加を得て実施しました。それによれば、エコノミストたちは今年第３四半期にトルコのGDPが3.9％成長するものと予測しています。アンケート調査に参加したエコノミストたちは、今年通年のGDP成長率を平均で5.2％と予測しています。アンケートに参加したエコノミストたちの予測は、最低が4.5％、最高が5.7％となっています。トルコ経済は、今年第１四半期には7.5％、第2四半期には7.6％の成長となりました。 　次に紹介するAA記事は、インフレ率に関する記事です。見出しは「東京では、インフレ率が過去40年間で最高水準となった」です。抜粋して紹介します。　東京では消費物価指数(TUFE)が、エネルギー・コストと円安の影響で、11月には昨年同月と比べて3.6％の上昇となりました。内務・通信省(総務省)の統計によれば、生鮮食料品を除くインフレ率は、日本の首都である東京で過去15ヶ月間上昇を続けています。エネルギー・コストと円安の影響で、東京のTUFEは11月には昨年同月と比べて3.6％の上昇となりました。この上昇率は、消費税の引上げ時を除けば、東京地域の1982年以降最も高い数値となりました。　ここからは一言解説・雑感です。「インフレ率が世界一？低い、少なくとも人口5千万人以上の国では最低の、インフレ率を誇っている日本でも40年ぶりの高水準となっている。したがって、“トルコのインフレなど大したことない”」というのがこの記事の結論と思われます。勿論、（０％や場合によってはマイナスから、）“生鮮食料品の除いて！！”3.6％まで上昇したインフレ率がどれだけ大変かを改めて考えていただければ、公式で85％、学者の統計では190％を超えているインフレ率がいかなるものか、想像もできない状況ではないかと思います。このレベルになると、最低でも、全ての物の値段が毎月変わり、特に上昇率が高いものは毎週値段が変わってしまいます。つまり、今日100円で買ったものは、1ヶ月後には110円になる、場合によっては1週間後に105円になるというような状態です。この状態が6ヶ月以上、実際には多分1年以上続いています。この状態では、トルコ・リラに対して、そして、トルコの将来・自分の将来に対して確信を持てるはずがありません。それでも、共和同盟への支持率が40％以上あるのですが、、、、、、 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 トルコ産高品質★ドライいちじくどっさり1kgスイーツ 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  2022.11.26

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  BIST-100指数の史上最高値更新とその背景(為替保護付き預金の意味・影響)、「“爪‐剣　空軍作戦”とPYD-YPGの反撃」の疑問点・問題点

  　今日(23日)は、北イラク及び北シリアにおけるトルコの新たな軍事作戦である「爪‐剣　空軍作戦」とPYD-YPGの反撃に関する記事も出続けています。これ以外では、昨日フライングでお知らせしましたが、23日午前4時過ぎに1999年にも大きな地震による被害が出た県で、再び比較的大きな地震がありました。AFAD(自然災害・非常事態総局)による測定ではマグニチュード5.9ですが、ボアズィチ大学天文学・地震研究所によればマグニチュード6.0、アメリカではマグニチュード6.1と測定したという話も出ていました。経済分野では特に大きな動きはありませんでした。昨日に引き続き、今日もBIST-100指数は終値の史上最高記録を更新したという記事が出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 TEKSUT テキスュトゥ 白チーズ 500g トルコ産 Beyaz Peynir ベヤズペイニール ホワイトチーズ価格：1512円（税込、送料別) (2020/9/12時点) TARIS タリッシュ クラッシュグリーンオリーブの瓶詰め 300g トルコ産 タリシュ価格：1080円（税込、送料別) (2020/9/12時点) TARIS タリッシュ EXVオリーブオイル Erkence エルケンジェ 500ml トルコ産価格：3780円（税込、送料別) (2020/9/12時点)  　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、昨日と特に変わりはなく、デュズジェ地震から始まって、「“爪‐剣　空軍作戦”とPYD-YPGの反撃」に関する議論が中心になっていました。ここ数週間、紹介したいと思っていて、紹介できていなかった経済面の議論を1つ紹介します。今日は、そこに重要な指摘が1つ加わったので、紹介する必要性をより強く感じました。それは、“為替保護付き預金”に関するものです。“ドルの上昇を止めるため”に導入されたものですが、そのため、“ドル/TL相場を人工的に固定している”ということを意味しているとのことで、大量の国家予算をつぎ込んでそれを実現し、野党は“貧しい人から巻き上げた税金を、ごく少数の大金持ちの資産保護のためにつぎ込んでいる”という批判をしています。これはほぼ事実と考えますが、経済的には別の意味があるとのことです。それは、“ドル/TL相場を人工的に固定している”ということは、インフレ抑制対策にはある程度なると思いますが、一方で、“トルコ・リラを人工的に強くしている”ことを意味するため“輸出競争力を削いでいる”という結果になっているため、エルドーアン大統領が主張している“輸出増加による、経済成長、雇用増加、経常収支の改善”といった政策に悪影響を及ぼしているとのことです。そして、これが上でも紹介した“BIST-100指数（株式市場）の好調さ”の主因と言われています。つまり、インフレから資産を守るために何ができるかを考えた場合、金利は人工的に低く抑えられ、また、為替も同様に人工的に低く抑えられているため、金(Gold)も“ドル建て国際市場価格×ドル/TL相場”で動いているため、上昇傾向にあるのが普通ですが、これも“ドル/TL相場”を固定しているため値上がりが鈍っています。大金持ちになれば不動産投資もできますが、一方では、家賃が上昇しすぎているということもあり、不動産市場の未来が見通せない状況です。つまり、八方塞がり状況になっていて、唯一上昇する可能性が高い、特にトルコ政府も後押ししている市場が、株式市場(＝BIST-100指数)と言うことになります。そのため、余った投資資金が集中し、短期的な？上昇を続けているとのことです。しかしここでも問題が生じ始めているようです。“為替保護付き預金”という“ドル/TL相場を人工的に固定する政策”をいつもまで続けることができるか不明な状況で、ここが崩れれば、ドル/TL相場も一気に上昇することになり、その結果、BIST-100指数は急落することが予想されています。「“為替保護付き預金”という“ドル/TL相場を人工的に固定する政策”をいつまで続けることができるか」は、結局、“大統領・国会議員選挙次第”の行方次第になるのではないかと思います(サウジアラビアからも50億ドル来る予定だそうです)。　ここからは、「“爪‐剣　空軍作戦”とPYD-YPGの反撃」に関しての情報を紹介します。面白い指摘がありました。上で紹介した為替政策や金利政策をはじめとする経済政策、細かく言えばインフレ対策、そして、失業対策、社会保障など、“ありとあらゆる政治、経済、社会に対する、エルドーアン大統領及び指名した大臣たちの発言・政策に強く反対している”のが現在の野党ですが、なぜか、1点だけ、つまり、“安全保障政策、さらに細かく言えば、テロ対策やクルド政策だけは、エルドーアン大統領や大臣の発言・政策を殆ど批判することなく、ほぼ丸呑みしている”という指摘で、更には、“これだけ全ての問題が失敗・誤りを繰り返しているエルドーアン大統領が、安全保障政策だけは正しいことをしている”という想定が、どれだけ正しい可能性があるだろうかという疑問を呈している解説者がいました。全く同感です。昨日も少し紹介しましたが、シリア北部行われて来た、トルコ軍による各種の軍事行動・作戦では上記のような指摘どおり、野党の反対らしい反対はほとんどないまま、実行に移され、継続しています。しかし、実際には、ロシアとアメリカにより、それぞれシリア政府軍とPYD-YPGのクルド勢力が保護されているため、トルコが実現を狙った計画は、“ロシアとアメリカが許す非常に狭い範囲でしか成功することはできていない”という状態でした。その範囲でも、つまり、発表になっているだけでも、これまでどれだけのトルコ軍人が亡くなったでしょうか。莫大な予算をつぎ込み、トルコ軍人の血が大量に流れ、命を捧げて、これらの作戦を実行してきましたが、昨日も紹介しましたが、エルドーアン政権の人々、大統領をはじめ、内務大臣と国家防衛大臣らは、“これまでのテロ対策は全く成果がなかった”とあたかも自ら認めるかのように、“新たな軍事作戦を開始し、かつ、反撃を受けて一般トルコ人市民が亡くなる”という結果をもたらしています。また、“これまで40年間、トルコ政府・トルコ軍は何をしてきたのか。これまで北イラクを中心に、PKK/KCK、PYD-YPGに対して空爆を行ったことはなかったのか。これまでも延々と空爆を行い続けてきた。今回も同じ方法でテロ対策を実施しながら、異なった結果を期待することは、まともな人ならしないことだ。今回の軍事作戦は、異なった結果(＝テロ対策で成果を上げること)を求めているのではなく、『テロ対策を行っていると示すこと自体が目的である』としか考えられない”という指摘をしていました。また、“テロ実行犯として捕まった女性の兄(弟)はDEASの部隊司令官である” ことが判明するなど、“PKK/KCK、PYD-YPGの犯行”という根拠不明の主張は、ますます怪しくなってきた状況です。管理者も指摘しましたが、これまでは“野党を含め、トルコ国民は自動的にテロ対策・PKK対策を支持する”という伝統？がありましたが、今回は“原因(イスタンブルの爆弾テロ事件)に、そもそも疑問がある”というところから始まり、方法や成果(簡単に反撃を許し、市民に死者を出している)にも大いに疑問がある状態だということから、今後の展開には注意が必要となりそうです。　一方、今日は紹介できませんが、善良党の内部で新たな危険な動きが強くなっているという話が出ています。ムハッレム・インジェ故郷党党首、ウミット・オズダー勝利党党首など、“なんちゃって野党”だけではなく、CHPや善良党の中にもリヒャルト・ゾルゲやマタ・ハリがいる可能性が高まっているとも考えられます。管理者はこの可能性も全く否定しませんが、やはり“そもそも論”として、“鶏口となるも牛後となるなかれ”を地で行く人々であり、“小異を捨てて大同につく”ことが非常に苦手で、結局は、“小さく(なったとし)ても、自分の物(であることが重要)”という思想が、トルコ人社会に根付いているものと考えます。    トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。​​​​　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。

  2022.11.24

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  「爪‐剣　空軍作戦」に関するエルドーアン大統領の発言(機上記者懇談)、作戦2日終了時点でのPYD-YPGの反撃・トルコの側の被害状況

  　今日(21日)は、北イラク及び北シリアにおけるトルコの新たな軍事作戦である「爪‐剣　空軍作戦」の進展、と言うよりも、PYD-YPGの反撃についてより多くの情報が出ていました。また、エルドーアン大統領のカタール(ワールドカップ開会式・第1試合)からの帰国時途上で行われたに機上記者懇談関する記事が出ていましたので、今日はこちらを紹介します。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  トルコ ラーレリ オーガニック オリ−ブオイル石鹸 120g ダマスクローズ （有機栽培オイル使用）4個セット 《スキンケア ボディケア 洗顔石鹸 天然成分 オーガニック成分》価格：2860円（税込、送料別) (2020/10/11時点)トルコ お土産 トルコ土産 ラーレリ ローズオイル ギフト みやげ おみやげ価格：1400円（税込、送料別) (2020/10/11時点) アレッポからの贈り物 190g×10本セット （オリーブ＆ローレルオイル）トルコ産価格：2648円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　今日最初に紹介するAA記事の見出しは「エルドーアン大統領は、『“爪‐剣　空軍作戦”は空軍作戦だけに留まることはあり得ない』と発言」です。2ヶ所だけ抜粋して紹介します。　「イラクとシリアの北部に対する“爪‐剣　空軍作戦”が、地上作戦として継続されるかどうか」との質問に関連して、「ロシアは管理下にある地域をトルコ軍に開放した」との噂について言及しつつ、「もしもこれが本当であれば、テロとの闘いで、モスクワとアンカラの共同作戦は、この地域にどのような過程をもたらすか」との質問に対して、エルドーアン大統領は、次のように答えました。「このことを明確に述べることができるが、先ず、イラクとシリアの北部におけるこの作戦は、偶然の、『何を言われるだろうか。何が起こるだろうか』などと考えながら行われた作戦ではないと言うことである。以前述べていたとおり、もしもトルコに対して、トルコ領土に対して、誰かが脅威を与えるならば、我々はそれらのものに代償を支払わせる。実際、今も多くの攻撃の計画をしている、あるいは、この種の攻撃を実施している、脅威となっているテロ組織が存在している。これらはイラクにも、シリアにも存在している。いつも言っているとおりの、『ある夜、突然、我々はやって来る』という発言は、単なる言葉遊びではない。予想されたとおり、計画されたとおり、時が来れば、その時に行動に移される。実際、昨夜、行った軍事作戦で、これを完全に実施した。なぜならば、このテロ組織を無害化し、存在を排除することは、現時点で、トルコ軍の最重要任務である。これは、空軍作戦だけに限定されるものではない。陸軍も参加する必要がある。国家防衛大臣、参謀総長など関連機関が共同で決定を行う。相談して、その後の対策を決定する。そもそも、この地域に存在する国とも外交交渉を行い、それによって行動したし、今もしている。」　エルドーアン大統領は、バイデン大統領とはバリで会い、プーチン大統領とも継続的に会っていることを明らかにし、「この作戦について、話し合ったか。どのような回答だったか」との質問に対して、次にように答えました。「我々はこの作戦に関して、バイデン大統領とも、プーチン大統領ともいかなる会談も行っていない。しかし、我々が、この地域で、この種の行動を行う可能性があることは、そもそもバイデン大統領も、プーチン大統領も知っていた。今回もそうであったように、いつもそう言っている。ある夜、当然、我々はやって来る。トルコの治安組織は、協力し合った作業を行っている。我々は軍事行動を起こす必要があれば、その決定を行う。この点で、アメリカはそろそろこのことを学ぶ必要がある。当然、知っているはずだ。今後の過程で、我々はより重要な行動を起こす。如何に決意を持った行動をとるか、行動を起こす必要があれば、神の御加護により、それを実施する。」 　次に紹介する記事は、PYD-YPGの反撃に関する記事です。見出しは「テロ組織YPG/PKKは市民を標的としている」です。こちらも抜粋して紹介します。　トルコの南側国境に建設しようとしているテロ回廊に対して、トルコ軍が成功裏に実施した作戦後、崩壊寸前になったテロ組織は、市民を標的としています。テロ組織は、シリア北部からガーズィアンテプ県カルカムシュ郡に対して、今日、10発の大砲/ロケット砲による攻撃を行いました。テロ組織による大砲/ロケット砲は、高校と2戸の住宅、カルカムシュ国境門に近くにあった長距離トラックに着弾しました。他のロケット砲は空き地に着弾しました。この攻撃で、教員1人、(5歳の)子供一人、市民2人が亡くなり、11人が負傷しました。最初の情報で亡くなったと言われた妊婦は、現在治療が行われていることが明らかにされました。キリス県のオンジュプナル国境門に対しては、今日も3発のロケット砲が撃ち込まれましたが、死傷者は出ませんでした。テロ組織PYD-YPGは、昨日、オンジュプナル国境門にロケット砲を打ち込み、兵士1人と警官7人を負傷させていました。また、ガーズィアンテプ県カルカムシュ郡にも4発のロケット砲を打ち込んでいました。テロ組織PYD-YPGによるこれまでの攻撃で、2人の市民が死亡し、19人が負傷しています。　ここからは一言解説・雑感です。まだ不明のことが多いのですが、「大砲が撃ち込まれた」という点については、テレビでも指摘されていましたが、死者が出たカルカムシュ郡への攻撃自体が、昨日続いて2回目であること、また上で紹介した「(射程距離が濃く短い)大砲が使われた」と言う点で、国境のごく近くから行われた攻撃であること、さらには、これらの攻撃は本来はトルコ軍が支配？している地域から行われているという点で、「トルコ空軍の攻撃の成果、そして、トルコ陸軍による反撃の成果」に疑問が着く状態です。  ​​​  トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコ関係の書籍を紹介します。やはり歴史の理解が大切です。​​ちょっと厚いのですが、お勧めの1冊です。​​この本もお勧めです。

  2022.11.22

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  「爪‐剣　空軍作戦」の1日目の状況とPYD-YPGの反撃状況、最新の政党別支持率と調査会社と回答者の関係についての雑感

  　今日(20日)は、北イラク及び北シリアにおけるトルコの新たな軍事作戦である「爪‐剣　空軍作戦」開始について紹介しましたが、今日はその進展に関する記事が出ていましたので、こちらを紹介します。　今日最初に紹介するAA記事の見出しは「“爪‐剣　空軍作戦”の詳細が明らかになった」です。抜粋して紹介します。　イラクとシリアの北部からトルコに対するテロ攻撃をなくすため、また、国境の安全を確保するために、テロを根本から解決するために国連憲章第51条から生じる正当防衛権に基づき実施した作戦で、立案段階でも、実施段階でも、細心の注意を払いつつ実施されました。トルコ国内の6つの空軍機基地から飛び立った航空機は、シリアとイラクの標的を同時に攻撃しました。攻撃機及び支援機のほか、無人機／無人攻撃機と共に、合計70機に近い航空機が任務に就いた作戦で、テロリストの隠れ家、洞窟、トンネル及び倉庫などを含む標的が破壊されました。トルコ軍に属する航空機は、同時に、イラク北部のトルコ国境から140kmの地点にあるアソス、90kmの地点にあるカンディルの標的を破壊しました。攻撃の初期段階では81ヶ所が攻撃され、20日朝には更に8つの標的が攻撃され、攻撃地点は89ヶ所に増加しました。(管理者注：別の記事では、シリアのテル・ルファット、アイヌルアラブ、ジズィレ、マリキッイェ、及びイラクのハクルクの、併せて7か所が爆撃されたことが明らかにされています)　ここからは一言解説・雑感です。「立案段階でも、実施段階でも、細心の注意を払いつつ実施されました。」という表現は、PYD-YPGに近い、ヨーロッパで放送を行っている放送局が、「市民にも被害が出ている」と報道していることへの(あるいは、これを予想しての)対応と思われます。また、PYD-YPGだけではなく、シリア政府軍にも被害が出ているという話があるとのことで、問題が別の方向に拡大する危険性も指摘されています。なお、トルコ軍の攻撃は、前日に、北イラクのエルビルにあるアメリカ総領事館がアメリカ国民向けに警告を出していることから、事前にアメリカとの合意、もしくは暗黙の了解があったことが指摘されています。そして、シリア領空のトルコ空軍機の飛行についても、事前にロシアの了解があったものと見られています。ここからは2つの推論が導かれます。1つは事前に情報が伝わっている以上、人的被害を中心に、大きな被害を与えることは困難ということ、また、プーチン大統領は真剣に？エルドーアン大統領の再選を支援しているということです。 　次に紹介する記事は、PYD-YPGの反撃に関する記事です。見出しは「テロ組織YPG/PKKからカルカムシュにロケット攻撃」です。こちらも抜粋して紹介します。　テロ組織YPG/PKKからガーズィアンテプ県カルカムシュ郡に対して４発のロケット弾が撃ち込まれました。シリア北部に存在するYPG/PKK構成員が発射した4発のロケット弾は、カルカムシュ郡の空き地に着弾しました。ガーズィアンテプ県知事は、この攻撃で死傷者はないことが発表されました。　ここからは一言解説・雑感です。場所は不明ですが、YPG/PKKのロケット攻撃で警察官6人と警備員8人が負傷した、また、キリス県のオンジュプナ‐ル国境門周辺では兵士エ1人と警察官2人が負傷したというテレビニュースもありました。トルコは、(13日のイスタンブルのテロ事件に対する)報復であることを明らかにしていますが、PYD-YPGはこれを認めていないため、PYD-YPG側が“トルコによる侵略に対する”報復テロを行う可能性も指摘されています。が、欧米に対して「“テロ組織”ではなく、“自治政府に属する軍”である」と自己紹介しているのであれば、“テロ攻撃を行うこと”は自己矛盾になるため、考え難いと思います。その証拠がこのロケットによる反撃で、軍による侵略に対しては、(テロ攻撃ではなく、)“軍事的な反撃”を行っています。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 ゆうパケット発送！スカーフ 正方形/大判/母の日/女性用/コットン 【トルコ　雑貨】【トルコ　お土産】価格：2545円（税込、送料別) (2020/10/11時点)ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック ＆合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格：3900円（税込、送料別) (2020/10/11時点)Dear Blossom（ディアブロッサム）シルバー 950 マネークリップ「唐草×ターコイズ」 SILVER 950、ターコイズ 【銀 トルコ石 スターリングシルバー メンズ レディース ユニセックス インディアン ネイティブ ジュエリー アクセサリー オルテガ 唐草】MC-004価格：19800円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)   　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、昨日と特に変わりはなく、上で紹介しました北イラク及びシリアにおける軍事作戦と、約7ヶ月後に行われる大統領及び国会議員選挙に関する様々な動きに関するものでした。その中で、MAK調査会社が11月上旬に行ったアンケート調査結果に関する報道がありましたので、そちらを紹介します。解説はMAK調査会社の社長自身でしたので、「現場の声」とも言え、いつも紹介している解説者とはかなり？違った印象を与える発言になっています。“次の日曜日に国会議員選挙があれば、どの政党に投票しますか”と言ういつもどおりの質問に対して、“非投票(投票しない)を除き、未定を残した状態”と思われますが、政党別支持率は次のとおりでした。AKP32.3(%)、CHP24.4、善良党15.5、HDP7.5、MHP6.5、DEVA2.4、未来党1.2、YRP1.2、勝利党1.1、BTP1.1、 SP0.6、DP0.4、BBP0.3などとなっています。YRPとBTPは、新興の保守政党(イスラム政党)です。解説としては、AKPの支持率には、都市部を中心に本当はHDP支持者でありながら、アンケートに答えることで被害を受ける危険性を感じて“AKP支持者”として申告する人が2ポイント程度含まれていること、毎年の傾向として、夏から秋にかけて与党の支持率が上がること、大統領候補がCHPから出ること(クルチダルオール党首か2市長かとは無関係)により、CHPの支持率は30％程度に上昇すると考えられれること、善良党が伸び悩み、MHPが盛り返した理由としては、“もともと善良党はMHPから支持者を奪ってきたが、最近では善良党からMHPに対する批判の矛先が鈍っているため、両党で違いがないなら、新興政党よりも本家の方が良いと、善良党からMHPに支持者が戻っている”、などというものでした。全体として、「国民同盟、あるいは野党6党の優位は変わらない」、しかし、「国民同盟も、単独で(HDP等の第3勢力の協力がなければ)大統領を当選させることは困難な状況」との分析でした。なお、MAK調査会社は元々はAKPに近いとも見られてきた調査会社ですが、どこからどう見ても“保守的＝親イスラム性のある”調査会社と思われ、未来党をはじめ、YRP、BTPなどの保守政党の支持率が高めに出ているように感じます。その一方で、多くのアンケートで１％程度の支持率があるTIP(トルコ労働者党)は“圏外”になっています。ここからも、管理者がいつも指摘している“回答者は、どの会社の調査かを気にしている”ということは事実と思われます。したがって、統計学的には無茶苦茶かもしれませんが、“多くの会社の平均を取る”という手法は、ある程度意味があるように思えます。    トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコ関係の書籍を紹介します。やはり歴史の理解が大切です。​ちょっと厚いのですが、お勧めの1冊です。​この本もお勧めです。 

  2022.11.21

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  フィッチ・レーティングス社によるトルコ信用格付、トルコ軍の空爆に関する日本語記事、エルドーアン大統領がシリア・イラクで空爆を指示した理由と今後の展開に関する予想・雑感

  　今日(19日)は“前半”として、主に北イラク及び北シリアにおけるトルコの新たな軍事作戦開始について紹介しました。“後半”は、前半で紹介できなかった“フィッチ・レーティングス社がトルコの信用格付けを「Ｂ」、格付見通しを「ネガティブ」で維持した”という記事と、新たな軍事作戦に至る“トルコの政治状況”と、いつも紹介している解説者による“解説に対する疑問”について紹介します。　まずは、日本語の記事を紹介します。“多分、一番詳しいであろう”という想像で、このブログを書き始める直前の“最新の記事”を選びました。シリア北部で対テロ報復空爆＝トルコが「新たな作戦」　時事通信 / 2022年11月20日 17時37分　【イスタンブール時事】トルコ国防省は２０日、同国と敵対するクルド人勢力が活動するシリアとイラクの北部で「新たな空爆作戦」を１９日から２０日にかけて行ったと発表した。イスタンブールで１３日に起きたテロ事件の報復で、トルコへの越境テロ攻撃を防ぐのが狙いと説明している。(以下略) 　後半では、日本語記事に続き、フィッチ・レーティングス社に関する記事を紹介します。記事の見出しは「フィッチ社は、トルコの信用格付を維持した」です。今日(19日)付の記事で、これで全文です。　フィッチ社から行われた発表で、トルコの信用格付と格付見通しが維持されたことが明らかにされました。トルコの外貨建て長期国債の格付けを「Ｂ」、格付見通しを「ネガティヴ」で維持されたことが明らかにされました。　同発表では、トルコ経済が今年は5.6％、2023年には2.9％、それぞれ成長することが予想され、年間平均インフレ率は、今年が72.5％で、2023年は59％となると指摘されています。フィッチ社は9月に行った予測では、トルコは今年5.2％、来年3％の成長すると予測していました。同発表では、観光輸入が予想以上になること、継続している輸出の増加が輸入におけるエネルギーからくる上昇を制限することに役立つことを明らかにし、経常収支が2022年にはGDPの6.1％となり、2023年には4.3％になると予測していることが記述されています。　ここからは一言解説・雑感です。分かり難い表現ですが、「輸出額が増加しているお陰で、エネルギー輸入額の増加の悪影響が相殺されている」ということが言いたいのかもしれませんが、これはAKPの理論であった事実とは異なるように思います。論理的関係を証明する材料は持っていませんが、“額”も“量”も、輸出の増加よりも輸入の増加が、とりわけエネルギー輸入の増加を下回っていると思われます。つまり、エルドーアン大統領の主張とは反対に、「輸出増加政策を止めれば、経常収支の赤字は縮小する可能性が大」と思われます。一方で、ここはエルドーアン大統領の発言どおりですが、「輸出を増やす理由は、工業生産と雇用を増やすため」ということになります。エルドーアン大統領は「その結果、経常収支も黒字化する」と言っていましたが、“トルコの産業構造は、輸出増加はそれ以上に輸入増加を引き起こしている”という状況と思われます。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 ゆうパケット発送！スカーフ 正方形/大判/母の日/女性用/コットン 【トルコ　雑貨】【トルコ　お土産】価格：2545円（税込、送料別) (2020/10/11時点)ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック ＆合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格：3900円（税込、送料別) (2020/10/11時点)Dear Blossom（ディアブロッサム）シルバー 950 マネークリップ「唐草×ターコイズ」 SILVER 950、ターコイズ 【銀 トルコ石 スターリングシルバー メンズ レディース ユニセックス インディアン ネイティブ ジュエリー アクセサリー オルテガ 唐草】MC-004価格：19800円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)   　漸く本論？にたどり着きました。選挙を約7か月後に控えて、エルドーアン大統領の動きが活発化しています。昨日と今日の前半でも少し紹介しましたが、「エルドーアン大統領の積極的な攻撃、攻勢」というよりも、善良党所属国会議員が言っていたように、「パイロットのいない飛行機を飛ばそうとして、パネルのありとあらゆるボタンを押している状態」の可能性が高いのではないかと思われます。これは、反政府系の多くの解説者・記者が指摘していることですので、かなりの確率で当たっているのではないか思われます。主な理由は、「自分で作った“50％＋1票”鉄壁の守りに、自分自身が阻まれている状態」とのことです。憲法改正時点では、“50％＋1票”を獲得できる野党の存在は想像されませんでしたが、今や“野党6党”と“HDPをはじめとする第3勢力”が存在し、この2つの勢力が“反エルドーアン”で結託する可能性が極めて高い状態になっています。先日も紹介しましたが、共和同盟(AKP＋MHP+BBP)が約40％、(国民同盟が約40％、＋4党の)野党６党では約43％、第3勢力が約12％、その他が５％程度と見られていますので、この状態で「野党6党と第3勢力」が反エルドーアンでまとまれば、“エルドーアン大統領が勝てる見込みは全くない”ということで、“野党6党”の、そして“野党6党とHDP”の分断を図って、“エルドーアン大統領があらゆるボタンを押しまくっている状態”と、多くの解説者は見ています。それらの例のいくつかを取り上げれば次のとおりです。“(中道右派である善良党の党首である)アクシェネル首党に、野党6党を出るべきだと呼びかけた”、“解党裁判を継続中のHDPに対して、憲法改正の協力を求めた”、“病状が悪化していた、収監中であったトゥールク元HDP共同党首を、請願があってから1年以上たってから病院への移送を認めた”、“心臓発作を起こした父親と入院中の母親の見舞いをさせるために、デミルタシュ元HDP共同党首を特別ジェット機でディヤルバクルまで輸送した”、少し古くなりますが、“アレビー(教徒)の礼拝所であるジェムエヴィを訪問し、また、特別保護を与える法律を可決成立させた”などです。このように、“野党を分断し、あるいは、自分への支持が増えそうなこと”であれば何でもしているという状態です。この延長線上で、今回の“北イラク・北シリアの空爆”も、“イスティクラル大通りでの爆弾テロ事件”も考える必要がありそうです。爆弾テロ事件に関しては、“トルコ政府が裏で糸を引いている”という最も過激な陰謀論はさておき、現時点でもPKK/KCK、PYD-YPGが本当に計画し、実行を指示したのか不明の状態のまま(自白があったというだけで、物的証拠なし)で、空爆を実施したとは明らかです。つまり、“全く無関係なテロ事件を利用した可能性”が濃厚であるほか、実行犯の近所の人の証言からは、“阻止できるテロ事件を阻止せずに、トルコ政府が悪用するために、実行させた”可能性も濃厚な状況です。解説者は、テロ事件ではなく、上で紹介した“政治面では全てのボタンを押す”というマキャベリズム、勝つためなら何でもするという無節操ぶりについて、“エルドーアン大統領のコアな支持者は、エルドーアン大統領の無節を無条件に受け入れているため、何でもできる＝何をしても、支持率が上がることはあっても、下がることはない”と指摘していましたが、今回の越境爆撃については、反政府系テレビですら「トルコの治安維持は大事」ととりあえずの賛成を示すものと思われます。しかし、エルドーアン大統領が期待するような、多くのトルコ国民が、少なくとも熱狂的支持者が街に繰り出して大規模な支持デモを行うといったような“熱狂的な作戦支持”は起こらないと思います。　ここまで既に長くなってしまいましたので、詳しい説明はなしで、ごく簡単に説明しますが、いつも紹介している解説者のシナリオに納得できないところがありますので、少し紹介します。「エルドーアン大統領は追い詰められているので、このテロ事件を大いに利用するであろう。その1つとして、越境攻撃もあり得る」という解説でした。ここまでは納得できるのですが、問題はここからで、「エルドーアン大統領はこのテロと越境攻撃を口実として非常事態(OHAL)を宣言し、選挙を延期するであろう」と言うところです。この解説者は専門家であり、確信を持って発言していますが、「OHALを宣言すれば、選挙を延期できる」という話は、この解説者以外の誰かも聞きません。トルコ憲法第78条には、「戦争の理由により、新たな選挙を行うことが不可能と思われる場合には、TBMM(トルコ国会)は1年間の延期を決定することができる」と規定されているため、「戦争」と限定的に書かれ、「OHALをはじめとする、治安上の問題」は考慮されないはずです。更には、この解説者は、「トルコ憲法は大統領に、OHALを理由として1年間だけ延期を認めている」と指摘していますが、管理者が見る限り、大統領権限を定めた104条にも、OHALを定めた119条にも、そのような規定はありませんでした。この問題では別の解説者の説をとり、「この越境攻撃によって、シリア政府又は／及びイラク政府に対する宣戦布告をトルコ国会が決議しない限り、選挙の延長はできない」と考えます。また、PKK/KCK、PYD-YPG、あるいはDEASやその他の「テロ組織に対して宣戦布告を行う」ということも法律上有り得ないと考えます。そもそも、「宣戦布告」をするなら、攻撃する前に行っているはずであり、今回の越境行攻撃が「戦争」になる可能性はほぼないと思いますが、「治安の悪化」を口実としてOHALが導入される可能性はゼロとは言いません。が、少なくとも「10時間後に犯人を拘束し、1、2日で関係者50人以上を拘束できる能力」をトルコ警察は有しているようですので、今回爆撃を行った地点のトルコ側の地域は別として、イスタンブルを含むトルコ全土にOHALが導入される可能性はかなり低いと思われます。  ​  トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコ関係の書籍を紹介します。やはり歴史の理解が大切です。​ちょっと厚いのですが、お勧めの1冊です。​この本もお勧めです。

  2022.11.20

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  シリア及びイラクに対するトルコ軍の空爆(軍事作戦)の開始、イスティクラル大通りで爆弾テロ、エルドーアン大統領及びソイル内務大臣の発言の影響

  　今日(19日)も、日曜日(13日)にイスタンブルで起こったテロ事件に関する記事が色々と出ていました。また、時差の関係ですが、フィッチ・レーティングス社がトルコの信用格付けを「Ｂ」、格付見通しを「ネガティブ」で維持したという記事も出ていました。　今日はできれば、「後半」も書きたいと思いますが、まずは「前半」として、速報を紹介します。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  トルコ｜トルコタイル｜トルコ陶器｜トルコ雑貨｜鍋敷き｜なべしき｜鍋しき｜鍋布き｜トリベット　Trivet｜花型タイル【大】73価格：1890円（税込、送料別) (2020/9/12時点)トルコ製・バクル（銅製品）のお盆・楕円形30.5×20cmシシケバブのトレー/Turkish Bakir, Oval tray価格：7225円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)トルコ土産/トルコ雑貨/クッションカバー/クッション/トルコクッションカバー/トルコ/イスタンブール/トルコ絨毯/アラジン/オスマン帝国/オスマン帝国外伝/誕生日プレゼント/クリスマスプレゼント/パッチワークデザインクッションカバー04価格：2300円（税込、送料別) (2020/9/12時点)　トルコ政府関係者がロイター通信に匿名で話したという解説が数日前にありましたが、そもそも「どの組織の犯行か」という根本があやふやであったため、(にもかかわらず、いきなり越境軍事行動を起こすという話が)どれだけ信ぴょう性があるか分からなかったので紹介しませんでしたが、トルコ政府関係者は「爆弾テロ事件の報復としてシリアに軍事作戦を行う」と発言していたそうです。そして今日、記事の日付は20日付ですが、実際の攻撃も日付が変わってからかもしれませんが、トルコ空軍が爆撃を開始したという記事が出ていました。この記事を書こうとしてから、時間が経ちましたので、更に少し詳しい記事も出ています。まず一言で解説すれば、「北イラクと北シリアに展開するPKK/KCK、PYD-YPGに対する復讐のため空爆作戦」と言うことになると思われます。作戦名は“爪‐剣　空軍作戦”です。最近のエルドーアン大統領の言動に基づき、そしてソイル内務大臣のしつこいまでの主張であった「アメリカの支援を受けたPYD-YPGの仕業」を根拠に、報復を行ったということのようです。いつもの解説者は、今日(19日)、「トルコ国民の怒りがPKKに向かえば、越境軍事行動が行われることもあり得る」としていました。また、同時に、エルドーアン大統領が、2日前だったと思いますが、アクシェネル善良党党首に対して「野党6党から離脱することが必要(そして、共和同盟に加わるべし)」と呼びかけたことなど、最近のエルドーアン大統領の言動、バフチェリMHP党首の言動に関して、マキャベリズム丸出しの、つまり、「Uターンだろうが、朝令暮改であろうが、とにかく選挙に勝つことだけが重要で、そのためには恥も外聞もない」という態度であって、決して「政治巧者のエルドーアン大統領の強気の攻勢」などはないという解説でした。多分、いつもの解説者の発言の中で誤っているのは、「トルコ国民が望めば(実施する)」ところであったものと思われます。つまり、結果としては、「人気を再び獲得しようとして、あるいはクルド票を無力化しよとして」、エルドーアン大統領はあっという間に軍事行動をはじめてしまいました。ただし、ロシアやアメリカと本格的な一戦を構えるつもりはないと思われます。管理者の“単なる勘”という訳でも、「経済的にもそれどころではない」という長期的、合理的視点からではなく、作戦名が“爪‐剣　空軍作戦”と、わざわざ“空軍作戦”と名付けているためです。つまり、一言で言えば、“昨日までやっていたことと大差はなさそう”という意味です。これまでも、しばしば空爆は行っています。今回、ロシアやアメリカがどの程度の反応を示すかは、“どこを”トルコ軍が爆撃するかによりけりと思われます。ロシアやアメリカが管理している施設を破壊したり、ロシア人やアメリカ人に人的被害が出れば、激しい反発が起こることは十分考えられますが、エルドーアン大統領はそうならないように作戦を実行すると思われます。つまり、明らかな「国内宣伝用の軍事作戦」と推測されます。また、現在でも北シリアの軍事作戦で“2日か、少なくとも3日に1人”のペースで戦死者が出ている状況で、当然ながらトルコの経済状況をこれ以上苦しくする大規模な軍事作戦の開始は現実的ではないと思います。時々「シリア人向け経済援助額」も出されていますが、北イラク(北シリア)における軍事作戦と“北シリアにおける安全地帯”の建設・維持には、相当の税金が投入されていると思われます。誰も指摘しませんが、ある意味で、インフレ高進のもう1つの理由(＝財政赤字の原因の１つ)かもしれません(最大の理由は、「金利が原因、インフレは結果」という訳の分からない金融・財政政策)。　今後の展開は、現時点では読み切れませんが、開始直後の、“作戦名からの推察”(及びトルコの経済状態からの推察)としては、“短期間、小規模の、ほぼ空軍力のみの軍事作戦”ということだろと推察します。ただし、“エルドーアン大統領の政治目標”がどこにあるのかによって結果は大きく変わります。したがって、今後数日、あるいは数週間は、エルドーアン大統領の言動と、現地に関する情報を良く見て行く必要があります。　なお、いつも紹介している解説者の根拠に納得できない点がありますので、こちらは「後半」で紹介したいと思います。  　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想​​​　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。​​​　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。

  2022.11.20

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  先週の外貨準備高、今年１～９月の観光収入、11月13日の爆弾テロ事件に関する犯人の証言と、この問題に関する数々の矛盾点に関する解説・雑感

  　今日(17日)も、日曜日(13日)にイスタンブルで起こったテロ事件に関する記事がいくつか出ていました。経済分野では今日はあまり重要と思われる記事は出ていませんでした。強いて挙げれば、先週の外貨準備高と今年1～９月の観光収入に関する記事です。今日は最初にこれらの記事を手短に紹介します。その後で、テロ事件に関する記事を紹介し、最後に解説を紹介します。　今日最初に紹介するAA記事の見出しは「トルコ中央銀行の外貨準備高は1,175億ドルとなり、今年最高水準となった」です。抜粋して紹介します。　TCMB(トルコ中央銀行)から行われた発表によれば、11月11日現在、TCMBの粗外貨準備高は先週から14億4,500万ドル増加して766億2,100万ドルとなりました。中央銀行の合計外貨準備高(通貨＋金(Gold))は前週の1,136億8,200万ドルから38億4,100万ドル増加して、11月11日には1,175億2,300万ドルになりました。 　今日2つ目に紹介するAA記事の見出しは「エルソイ文化観光大臣は、『今年１～９月の観光収入は350億ドルとなった』と発言」です。冒頭の要約だけ紹介します。　エルソイ文化観光大臣は、今年１～９月の観光収入は、前年同期と比較して68％増加して350億ドルとなったことを明らかにしました。 　ここからはテロ関係の記事になりますが、今日３つ目に紹介するAA記事の見出しは「(イスタンブル市)ベイオール区におけるテロ攻撃に関して、17人に対する逮捕請求」です。こちらも抜粋して紹介します。　ベイオール区におけるテロ攻撃を実行したテロリストのアフラム・アルバシュルを含む、17人の容疑者は、逮捕・収監の請求を行うために法廷に連行されました。警察署における手続きを終了し、司法会館(注：ここでは検察庁の意味)に連行された49人の容疑者は、イスタンブル検察庁の29人の検事によって取調べが行われました。同検察庁は証言を聴取した後、49人の容疑者の中からアフラム・アルバシュルを含む、17人の容疑者について、“国家の統一性と国の一体性を破壊しようとする”、“故意の殺人”、“故意の殺人未遂”及び“故意の殺人ほう助”の罪で、逮捕・収監請求を行い、裁判所に移送しました。また、同検察庁は3人の容疑者については司法観察処分付きで釈放し、29人については国外追放する決定を行いました(管理者注：少なくともこの29人は、シリアをはじめとするが外国籍ということになります)。 　今日４つ目に紹介するAA記事の見出しは「ベイオール区でテロ攻撃を実行したテロリストの検察庁における証言が明らかになった」です。こちらも抜粋して紹介します。　アルバシュル容疑者は、YPGからトルコに行くように命令を受けたこと、しかし、何のためにトルコに行くのかについては伝えられなかったこと、家族の生命・身体について脅迫を受けたためにトルコに来たことを、証言しました。トルコにはビラル・ハサン(と言う名前の男のテロリスト)と一緒に来たこと、これまでに下見のためではなく、遊びのためのタクスィムに3回来たことを明らかにした同容疑者は、「ビラルとタクシーでタクスィム行くとき、ビラルが電話を受けた。そして、『お前は先に言え、私も後から行く』と言った。デイバッグを持ってイスティクラル大通りに行った。ベンチで40分間座って待っていた時に、ハジュ(注：男の名前)から『デイバックを置いて、そこから離れろ』と電話があった。デイバックを置いてそこから離れた。爆発が起こった後、タクシーでエセンレル区の工房に行った。」と述べました。トルコには7月27日にビラル・ハサンと来たと再度述べたアラブ人のアルバシュルは、「ミュンビチのYPGに参加しているアラブ人はいるのか」との質問に対して、「いる。最前線でアラブ人を使っている」と述べました。 　今日５つ目に紹介するAA記事の見出しは「ベイオール区におけるテロ攻撃の爆弾テロリストと組織との関係が明らかになって来た」です。　トルコ警察は、11月13日の日曜日にイスティクラル大通りで16：14に発生したテロ攻撃に関して行った捜査の結果、PKK/KCK、PYD-YPGから与えられた命令によって爆弾攻撃を実施したシリア国籍のアフラム・アルバシュルの同組織との関係が明らかになりました。同テロリストは、2017年、男友達のアフメッドAを通じてPYD-YPGに参加したと述べました。シリアのハジュと言うコードネームのテロ組織構成員の命令で、現在逃亡中のビラル・ハサンと7月27日にトルコに来て、正体を隠すためにエセンレル区の繊維工房で働き始めたと述べました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  トルコ｜トルコタイル｜トルコ陶器｜トルコ雑貨｜鍋敷き｜なべしき｜鍋しき｜鍋布き｜トリベット　Trivet｜花型タイル【大】73価格：1890円（税込、送料別) (2020/9/12時点)トルコ製・バクル（銅製品）のお盆・楕円形30.5×20cmシシケバブのトレー/Turkish Bakir, Oval tray価格：7225円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)トルコ土産/トルコ雑貨/クッションカバー/クッション/トルコクッションカバー/トルコ/イスタンブール/トルコ絨毯/アラジン/オスマン帝国/オスマン帝国外伝/誕生日プレゼント/クリスマスプレゼント/パッチワークデザインクッションカバー04価格：2300円（税込、送料別) (2020/9/12時点)SV天然ターコイズ（トルコ石）ネックレス大ぶりトップ付き【12月誕生石】【ハンドメイド】【レディース,激安,特価,通販】価格：8190円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)    　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、ここ数日間と特に変わりはなく、2つの話題、“野党6党の8回目の会合”で、もう１つは「日曜日にイスタンブルで起こったテロ事件の捜査の進展」が中心でした。上で3つ紹介しましたが、ソイル内務大臣、あるいはトルコ警察の言い分を立証するような記事が色々と出ています。が、ソイル内務大臣は表に出てこなくなっているように思います。今日も、いくつか「証言」と「論理的推論」を紹介します。上で紹介した記事では、「実行犯の女は『4ヶ月前(7月27日)に来た』と証言した」と紹介しています。また、これも既に紹介しましたが、「13日の夜、事件発生から10時間後に、実行犯を拘束した」として、拘束したところ、病院に移送するところの様子を写した映像も報道機関が何度も流しています。もう一度ここで強調しておきますが、「トルコに来たのは7月27日」、「実行犯をアジトで拘束したのは事件発生の10時間後」ということになっています。が、近所の人へのインタビューによって、「女は約1年前にはここに住んでいたこと」及び「警察は事件発生の約1時間後にはアジトに到着し、恐ろしく長い時間、捜索を行った後で退去した」ことが明らかになっています。勿論、「このインタビュー自体が嘘だ」という可能性は当然ありますが、「このような重大な事件で嘘の、しかも政府の発言を真っ向から否定するニュースを流すこと」で得をする人はなかなか考え難く、せいぜい、野党かFETOくらいと考えられます。論理的推論に入りますが、最初のころの“1200台の防犯カメラの映像を調べた結果”と言って流れた写真の中で、水平方向から取られた、つまり、「肩か、ヘルメットなどに装着されたカメラ」から撮られたと思われる写真も入っていました。「これは、テロリスをと追跡していた治安関係者の存在を示している」という指摘があります。「既に、アジトが分かっているために、事件発生の1時間後に警察が到着できた」という指摘になっています。一方、犯人の女の行動にも、およそテロリストとは思えない行動が多々あると指摘されています。「ギリシャに逃亡することになっていた」ということになっていますが、それにしても、「もともと住んでいたところに戻って来たこと」、そして、「これまでに使っていた、そして、犯行時にも所持していた携帯電話をそのまま所持していたこと」など、プロのあるいは、多少なりとも訓練を受けたことがあるテロリストであれば、およそ考えられないようなことをしているという指摘があります。そして、その携帯電話からMHPの郡支部長の携帯電話の番号が明らかになるなど、いろいろ波及する問題が出ています。（ここは、管理者の指摘ですが、MHP郡支部長は「2019年に自分の知らないところで開かれた回線だ」と主張し、シュルナク県知事もそれを認める発表をしています。が、2019年から現在までのその番号の通話先について、一切発表がありません。犯人が連絡した番号である以上、その通話先は、持ち主と“疑われた”MHP郡支部長ではなく、テロ組織と関係をもっといるが行った連絡先である以上、真っ先に調べるべきと思われますが、、、、、、）ここからは更に、ディープな情報を提供する解説者の「裏情報」と思われますが、エルドーアン大統領とソイル内務大臣の間で、警察などの治安機関、諜報機関に対する「支配権争い」が存在しているとのことです。そのため、本来であれば隠ぺいすべき内容（水平方向で写した犯人の顔写真、（こちらはメディアのお手柄ですが、犯人は1年前からイスタンブルに居住していたこと、事件発生後1時間後に警察は到着していたこと）など）が色々と漏れているという指摘でした。この問題は、「PKK/PYD-YPGの実施したテロ攻撃である」という単純な背景ではないことが、ほぼ確実のように思えます。トルコ世論の関心がいつまで続くのか分かりませんが、今後、マスメディア、政治家を中心に、関心が集まっている限り、いろいろな「新証拠」が明らかになるのではないかと思います。　今日も「野党6党に関する話題」が紹介できませんでしたが、爆弾テロの話はそろそろわきに置いて、明日以降は、野党の動きやエルドーアン大統領の選挙に関連する言動について、できるだけ紹介するようにしたいと思います。  ​​​​　トルコ・リラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめいろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想今日はトルコ石のストラップを紹介します。ストラップではありませんが、、、誕生石 ネックレス アクセサリー 天然石ネックレス トルコ石 ターコイズ ネックレス レディースジュエリー 12月誕生石 プレゼント レディースネックレス　プレゼント ハート デザインネックレス 【選べる長さ 40cm・45cm】 ss価格：10000円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)送料無料【大粒 ターコイズ インディアン リング】トルコ石 インディアン ネイティブアメリカン シルバー925 シルバーリング 指輪 シルバー925 メンズリング レディースリング アクセサリー【あす楽対応_近畿】価格：11800円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)天然ターコイズ（トルコ石）ペンダントネックレス大ぶり一粒ストーン！【12月誕生石ターコイズ】【レディース,激安,特価,通販】価格：5130円（税込、送料無料) (2020/9/12時点) 【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点) 【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点) 

  2022.11.18

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  イスティクラル大通りで発生した爆弾テロ事件の捜査の進展と、事件の背景に関する様々な疑問点・矛盾点について

  　今日(15日)も、日曜日にイスタンブルで起こったテロ事件に関する記事が出ていました。これ以外では、経済分野で比較的重要と思われるいくつかの記事が出ていました。10月の予算執行状況に関する記事、失業率・雇用状況に関する記事などです。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)トルコ製 ゴブラン織 生地 がまぐち ハンドバッグ un deux 全2種 さんかく/水 さんかく/黄価格：6091円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)ゆうパケット発送！スカーフ 正方形/大判/母の日/女性用/コットン 【トルコ　雑貨】【トルコ　お土産】価格：2545円（税込、送料別) (2020/10/11時点)ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック ＆合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格：3900円（税込、送料別) (2020/10/11時点) “今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、大きく2つありました。1つは、 “野党6党の8回目の会合”についてで、もう1つはやはり、「日曜日にイスタンブルで起こったテロ事件の捜査の進展」などについてでした。今日もテロ事件に関連する情報、及びこのテロ事件をめぐるトルコ側の事情などについて紹介します。まず、AA記事を2つ紹介します。　今日最初に紹介するAA記事の見出しは「PKKは攻撃の命令を、アイヌルアラブから行った」です。抜粋して紹介します。　イスタンブル検察庁は、爆発に関して開始した捜査を8人の検事と2人の検事長代理が行っていることを明らかにしました。イスタンブル県警チームもテロを行った犯人逮捕のために広範な捜査を開始しました。　事件発生日とその後、1200台の防犯カメラの映像を調査した捜査チームは、PKK／PYD-YPGから出された命令によって爆弾テロを実行した人物はシリア国籍のアフラム・アルバシュルであることが特定され、テロリストが命令を受けた組織に関する情報にも到達しました。テロ組織は爆弾テロを実行するために作った計画も明らかにされ、事件に関係する多数の氏名にも到達しました。シリア国籍のアフラム・アルバシュルは、PKKからだされた命令をアイヌルアラブのテロ組織本部から受けました。命令を受けたアルバシュルはテロを実行するために、4ヶ月前に違法な手段によって(シリア・トルコ国境のシリア側の)アフリン県からトルコに入国し、イスタンブルまで来ました。 　今日2つ目に紹介するAA記事の見出しは「ベイオール区におけるテロ攻撃に関連する捜査で、新しい詳細が明らかになった」です。こちらも抜粋して紹介します。　イスティクラル大通りで発生したテロ攻撃に関する捜査に関して捜査を指揮する2人の検事長代理と6人の検事の共同作業が続いています。アフラム・アルバシュル容疑者を含む50人が拘束された捜査で、拘束された人の中には、アルバシュル容疑者がカモフラージュのために働いていた繊維工場の労働者も含まれています。容疑者は自宅よりも、工場に滞在していることが多かったことが明らかにされています。捜査の一環で、AJとYKの2人の容疑者がアルバシュル容疑者と逃亡中のBを事件当日、ベイオール区に輸送し、タクスィム広場近くでおろしたこと、そして、YKとBはその後エセンレル区の家に帰ってきたことが判明しています。　イスタンブル県警が短時間で住所を特定し、実施した作戦によってアルバシュル容疑者が拘束されたために逃亡計画を実施できなかったAJは、拘束作戦当時この家にはいなかったこと、逃亡中のBをエディルネ県に輸送した後、イスタンブルに帰ってたことが明らかにされました。AJは、アルバシュル容疑者と一緒に住んでいたBをブルガリアに逃亡させるためにエディルネ県に運んだことが明らかになりました。　ここからは解説になります。昨日も紹介しましたが、この事件では不自然なことが非常に多いと、いろいろな解説者や政治家から指摘されています。その最大の疑問は、「PKKが行った」という主張に関して、“自白した”という発表以外に何もないことかもしれません。勿論、管理者を含めて、諜報やテロの専門家ではないため、それこそ「素人の無知さ」から来る疑問かもしれませんが、それでも「トルコ政府が宣伝に使うことを準備していた」ことが見て取れる、あるいは、もっと極端な例では、「シリアにおける軍事作戦の口実として準備されたものである」と言った陰謀論まであります。これまでにも紹介しましたが、タイミングが良すぎること(2015年の時のように、選挙前(勝てなかった選挙のやり直し)の政府・与党が困難な状況にある時に、絶好の宣伝材料となりえる事件が起こりました)、また、実行犯の行動(服装から、拘束される瞬間まで)と警察の行動で不自然なことが多い(テロ実行犯の潜むアジトを襲撃するというよりは、窃盗犯でも捕まえに行くような軽装であったことなど)、数え上げれば100以上の疑問点が出てくる可能性が大です。この部分は、専門家に任せるしかありませんが、ここからは、政治にかかわる問題を2つ紹介します。　１つ目は、上記の記事では4ヶ月前にトルコに密入国したことになっていますが、アルバシュル容疑者が住んでいたアパートの隣人は、「1年以上前から住んでいた」と証言しています。そして、アルバシュル容疑者がシリアと国境を接しているシュルナク県のシリアと国境を接していないギュチュリュコナック郡のMHP郡支部長と電話で会談した記録があることが判明しました。同支部長は警察の事情聴取を受けた後で解放されたそうです。この電話がいつ行われたものか、内容が何であったのかは不明ですが、政治家を巻き込んだものとなっています。そして、2つ目は、昨日紹介しましたが、ソイル内務大臣は“PKK／PYD-YPGの犯行であり、この組織を支援しているアメリカの弔意は受け付けない”と発言していましたが、当のエルドーアン大統領はインドネシアで行われたG20首脳会合でバイデン大統領と会い、バイデン大統領の弔意に対して謝意を表明している、混乱した、あるいは、矛盾した状況があることです。が、会談が実現した後で行ったトルコ人記者向け(勿論、外国人記者もいたとは思いますが)の記者会見で、アメリカを批判する発言を行ったとのことです。　トルコ警察なども指摘しているとのことですが、「実行犯は重要ではなく、テロを実行させた組織が重要である」とのことです。トルコ警察、より正確には、ソイル内務大臣は「それは、PKK／PYD-YPGであり、それを支援しているアメリカだ」と言いたいのでしょうが、事実がどうなのかは、今後明らかになるはずです。これだけ素早く捜査を行い、実行犯とその周辺で大量の拘束を行った後、「“具体的な指示者”が不明のまま」ということは常識的には考え難いと言えます。そのため、オズダー勝利党首は、「ソイル内務大臣の暗示しているPKKとアメリカではなく、別の組織と別の国家が、裏で糸を引いていたことが分かるかもしれない」と、これまた“意味深長な暗示”をしていました。   トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想​　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。​　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。

  2022.11.16

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  イスタンブルでのテロ事件の実行犯の拘束映像の公開、実行犯の行動、警察の行動に関する疑問点とその解説、この事件がトルコ政治に与える影響に関する雑感、野党6党会合の開催

  　今日(14日)は、昨日イスタンブルで起こったテロ事件の記事が非常に多く出ていました。これ以外では、昨日紹介できなかったセラハッティン・デミルタシュ元HDP共同党首の両親が重病となったため、特別機でエディルネの刑務所から移送され、1時間弱の両親との面会が認められたという“重大事件”も発生しています。また、ボズダー法務大臣を含むAKP代表団がHDP本部を訪問した“事件”に関して、バフチェリMHP党首はMHP議員会合で「合法であり、当然である」と発言しましたが、週末の地方集会では再び「PKK=HDP、HDP=CHPである」と、AKPとHDPの会合前の発言に戻っていました。これ以外では、今日は、野党6党の８回目の会合が行われ、8時間という長時間にわたって協議が行われました。当然ながら、AAではこれらの記事は出ていません。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  オイル Exバージンオリーブオイル NGT Food Co. トルコ産 1000ml_おうち時間 パン作り お菓子作り ハロウィン 敬老の日価格：1350円（税込、送料別) (2020/9/12時点) トルコ産高品質★ドライいちじくどっさり1kgスイーツ フルーツ イチジク いちじく 果物 目 健康 グルメ 贈り物 ギフト お取り寄せ 人気 ランキング 洋菓子 詰め合わせ お菓子 業務用 訳あり 自宅用 おやつ デザート お返し 会社 引っ越し 乾燥価格：7231円（税込、送料別) (2020/9/12時点)タリッシュ ミル付きシーソルト エーゲ海塩 200g トルコ産 クリスタルソルトTARIS タリシュ価格：2160円（税込、送料別) (2020/9/12時点) 　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、大きく2つありました。1つは、上でも紹介しました“野党6党の8回目の会合”について、一言で言えば、“会議で話し合われたことと結論文書の内容”に関心が集中していました。こちらは明日以降、解説が出てきてから紹介したいと思いますが、管理者が理解した限りでは2つのポイントがあったと思います。1つは「6党の結束の強調」で、もう一つは「具体的政策に関する細かい打ち合わせが進展していること」であったと思われます。今日は、もう1つの焦点、「昨日のテロ事件に関する進展」について紹介します。日本語の記事も既に出ていますが、ソイル内務大臣の発言を中心に、一言で言えば、トルコ政府の発表は「大本営発表」、あるいは「そうであってほしいという希望の表明」であったという解説が多く出ていました。別の言い方では「PKKによるテロ事件」という単純な見方をしている人はほとんどいませんでした。勿論、管理者もそうですが、全ての人が、「誰が、どんな目的・理由で行ったものであろうとも、テロはテロであり、完全に否定され、強く非難されるべきである」という点を強調し、この点で一致していました。まずは、「大本営発表」、ではなく、「AA記事」を紹介します。　今日、最初に紹介するAA記事の見出しは「イスタンブルにおけるテロ事件に関連する被拘束者数は48人に増加した」です。　(イスタンブル市)ベイオール区イスティクラル大通りで発生したテロ事件に関連する被拘束者は48人に増加し、シリア国籍の実行犯(アフラム・アルバシュル)が滞在していた家で行われた家宅捜索で、3,800ドル、5,000ユーロ、1万リラ及び宝飾品が押収されました。得られた情報によれば、昨日、タクスィム広場に続くイスティクラル大通りで発生し、6人が死亡し、81人が負傷したテロ事件に関するイスタンブル県警による捜査が継続しています。これまで、シリア国籍者を中心に37人の外国人を含む48人の容疑者を拘束しました。イスタンブル県警は1,200台の防犯カメラの映像を基に、容疑者の女性を特定し、隠れている場所を発見しました。事件発生から10時間半以内に実施した作戦により、容疑者を拘束しました。イスタンブル県警チームは、容疑者が隠れていたキュチュッキュチェキメジェ区に所在する家で、3,800ドル、5,000ユーロ、1万リラ及び宝飾品を押収しました。 　今日2つ目に紹介するAA記事の見出しは「ベイオール区におけるテロ攻撃の容疑者の拘束に関する映像が公表された」です。　ベイオール区イスティクラル大通りにおける爆発の原因となった爆弾を現場に放置したことを明らかにされた容疑者の拘束に関する映像が公表されました。イスタンブル県警チームは、爆発直後から開始された捜査の過程で防犯カメラの映像から容疑者を特定しました。その後逃亡経路が特定された容疑者は、同日夜、キュチュッキュチェキメジェ区に所在する家で、テロ対策チームによって拘束されました。容疑者はシリア国籍であること、トルコにはアフリン(管理者注：トルコ軍が事実上管理している安全地帯にある県)から違法な手段でトルコに入国したことが明らかにされました。容疑者が拘束される瞬間の映像が、イスタンブル県警から公表されました。 　これ以外にも、非常に多くの記事が出ていますが、ソイル内務大臣は、「これはPKK／PYD‐YPGの仕業である。カンディル(管理者注：北イラクにある、PKKの本拠地)からの指示で行われたものである。この事件でアメリカから行われる弔意表明を受け入れない。犯人はアメリカの支援によって訓練を受けている」という趣旨の発言をしています。「犯人はアフリンから入国したPKK(PYD‐YPG)に所属するテロリストの仕業である」という部分をはじめとして、犯人の行動などに関して、多くの解説者が疑問を呈しています。つまり、「犯行組織の特定方法と、犯人の行動」に関していろいろと疑問が呈されています。昨日も紹介しましたが、「PKK／PYD‐YPGがイスタンブルで一般市民を狙った無差別テロを行う理由が全くない」ということです。ソイル内務大臣自身が指摘しているとおり、PYD‐YPGはアメリカ、そしてNATO加盟をトルコがブロックしているスウェーデンをはじめとするヨーロッパ諸国からも正当に？支援を受けている組織であり、“自分たちは無差別テロを行うテロ組織で～す！”と宣言をする理由はどこにもないということが、いつも紹介している解説者からもされていました。そして、これもソイル内務大臣が指摘しているとおり、犯人はシリアのアフリン県から来ているとのことですが、①ここはトルコ軍の事実上支配下にある地域であり、PYD‐YPGが自由に活動できるところではない、②そもそもPYD‐YPGに、クルド人ではなく、アラブ人が参加して戦っているという話は聞いたことがない(こちらは、その可能性はゼロではないと、解説者も認めていました)という点も指摘されていました。なお、アフリン県は、メルスィン県で9月に起こったテロ事件で、犯人通過したことになっている地域でもあります。また、メルスィン県でのテロ事件の犯人は、ソイル内務大臣が発表したのと全く別人でしたが、PKKは、犯行声明(＝犯行を認めている)は行っています(犯人が、ソイル内務大臣が発表したのとは別人であることも指摘していました)。しかし、今回は、PYD‐YPGは犯行を否定する声明を行っているそうです。どちらかが嘘をついていることになりますが、嘘をついている可能性は、嘘の実績から判断する限り、圧倒的にソイル内務大臣の可能性が高いということになります。ソイル内務大臣は、これまでに起こった重大事件・事故に関して、ことごとく嘘の発表をしているとすら言えそうな実績？の持ち主です。また、そもそも犯人の行動も、疑問だらけです。まず、非常に目立つ格好をしていたということです。軍用のブーツをはいていたという話もあり、また、イスティクラル大通りには各国の総領事館も多く存在しており、トルコでも最も警察官の濃度の高い通りであるという指摘もあります。「そのような場所に、目立った格好をして40分間もベンチに座っていて、誰も気に掛けないのか」という疑問を指摘するベテラン記者もいました。そして、「爆弾を放置する訓練を受けてきた女性は、“顔を隠すこと”を学ばなかったのか」との疑問をいつも紹介している解説者が行っていました。そして、逃げ帰った場所は、犯人が住民登録している自宅で、着ていた服を処分すらせず、化粧をして？警察が来るのを待っていたということにも、疑問を呈していました。管理者も、「逃亡計画が全くない」ということに驚くとともに、「イスタンブル県警が容疑者を逮捕する瞬間の映像を撮影していたこと、そしてそれを公開したこと」はトルコ政府の宣伝目的の要素が強いと感じています。テロ実行犯の逮捕に向かっているにも関わらず、反撃を受けることを想定しているようには思えません(そもそもアジト？に何人がいて、どんな武器・爆薬が隠されているのかも不明だったはずですが、、、、、、)が、ここは、「どんな場合でも、可能な限り撮影している」と言うことはあるかもしれません。いずれにしても、犯人／容疑者の行動には不審な点が多々あるだけではなく、警察の行動も腑に落ちないところが多々あり、そして、ソイル内務大臣の発言は全く信頼できない状況と言うことができ、今後、捜査の進展で、「新たな事実」が出てく可能性も十分あります。が、「トルコ政府が保護していた、しかし、エルドーアン大統領／トルコ政府に裏切られたと怒っているイスラム過激派の犯行」ということが分かった場合には、昨日の解説のとおり、エルドーアン大統領への打撃は非常に大きくなると考えられますので、「都合の悪い真実よりも、都合の良い虚構がまかり通る」ということは十分考えられます。いずれにしても、現時点では、「PKK／PYD-YPGの犯行であることを示す証拠は、ソイル内務大臣の発言以外なにもない」という状況であると言えます。今日は、これ以上説明しませんが、犯行のタイミングも絶妙であり、来年の大統領選挙・国会議員選挙に関連している可能性が濃厚な事件だと考えられます。ただし、2015年の政治状況と今日の政治状況は同じではなく、今回の事件はエルドーアン大統領・AKP政権の追い風になるのではなく、真逆に深刻な打撃を与えることになるという可能性も十分にあると思われる事件です。    トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想​

  2022.11.15

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  イスタンブル(イスティクラル大通り)における爆弾テロ事件に関する初日の情報、実行犯に関する情報と背景(犯行組織)に関する考察・雑感

  　今日(13日)は日曜日であったためか、経済分野でも社会分野でも、重要と思われる記事はほとんど出ていませんでした。全く出ていませんでした。強いて挙げれば、経済分野では、取引所イスタンブル(BIST)の株式市場が好調で、その代表指数であるBIST-100指数が年初以来140％に近い上昇となっていて、今後もその好調さは期待されているという記事が出ていました(だたし、インフレ率が公式統計でも85％、学者グループの発表では190％に近いため、“140％の上昇”がどれだけ意味があるかは疑問なしとしません)。市社会面では、シリア難民の帰還を支援するためと思われますが、北シリアのトルコ軍管理地域内のハレプ県チョバンベイ地区に建設した幼稚園と小学校の開講式にソイル内務大臣が出席したとい記事が出ていました。(なお、シリアに行っていたため、イスタンブルの爆弾テロ事件に関する同大臣の対応が全く放送されていなかった(イスタンブルに到着するまで時間がかかった)ものと想像されます) 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。 にほんブログ村にほんブログ村   ドライアプリコット トルコ産 800g 砂糖不使用 あんず 杏 ドライフルーツ【ゆうパケット／送料無料】保存食_おうち時間 パン作り お菓子作り 手作り パン材料 お菓子材料 ハロウィン お買い物マラソン価格：1098円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)ドライフルーツ トルコ産 砂糖不使用 無添加 無花果 乾燥 果実 おつまみ 日本製 お中元 おやつ 製菓 製パン 食品 スイーツ ドライいちじく 250g価格：1400円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)レーズン 有機サルタナレーズン トルコ産 800g 【9月SS楽天ランキング受賞】ノンオイル 干しぶどう 【ゆうパケット／送料無料】_おうち時間 パン作り お菓子作り 手作り パン材料 お菓子材料 ハロウィン お買い物マラソン価格：1107円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)   　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、突然大転換がありました。テレビを見ていたら、突然、イスタンブルの中心地、タクスィム広場に続く、最も有名？で、人通りも最も多いイスティクラル大通りで原因不明の爆発があり、多数の死傷者が出ているというニュースが飛び込んできました。爆発はトルコ時間(TSI)午後４時２０分頃に発生しました。時間が経つにしたがって、状況が判明し、爆発は爆弾によるものであり、テロ事件であることが判明しました。次に、実行犯は女性であることが判明しました。防犯カメラの映像から、40分以上座っていたベンチからその女性が離れて、１、2分後に爆発が起こったとのことです。TSI午後８時３０分頃のオクタイ副大統領の記者会見では、６人が死亡、８１人が負傷しているとのことでした。死者のうち４人は現場で、また、２人は搬送先の病院で死亡が確認されました。負傷者のうちの2人は重傷とのことです。この事件に関しては、爆発直後から報道禁止令が出されて、報道機関も、個人も、負傷者や死者の映像、現場で活動する警察官などの様子を発信することが禁止されています。最初の通達は、観光文化省から出ているとのことですので、“観光への風評被害”を恐れての対応と想像されます。当然ながらAAの記事が多く出ています。報道規制が敷かれているため、詳しい情報はAA頼りという面も否定できません。民報はAA記事に頼るほか、エルドーアン大統領をはじめとする政府関係者の発言を中心に報道しています。一方で、専門家を呼んで解説も試みています。記事も紹介するかもしれませんが、まずは議論されている内容などについて紹介します。　上でも紹介しましたが、「爆弾テロ事件」であることは確定しました。そして、「“どうやって”実行したか」というところも、ほぼ判明しました。したがって、“誰が”、“何の目的で”実行したのか、ということが疑問として残っています。日本語記事へのコメントを見て見ると“ロシア”や“イラン”の主謀説を指摘している人もいましたが、管理者はこの2つの国の可能性は限りなく低いと考えます。例えれば、日本で起こったテロ事件で、犯人がアメリカか台湾だと言っているようなものと言えると思います。管理者が想像する犯人は、DEASなどのイスラム系テロ組織であり、そうでなければ、PKK及びその系列の組織の可能性が高いものと思います。特に、エルドーアン大統領に裏切られたシリアの反政府(イスラム系テロ)組織は、トルコでテロ事件を起こす強い動機と十分な能力を有しているものと思われます。次の可能性はPKKですが、9月のメルスィン県での警察官宿泊施設へのテロ事件でも紹介しましたが、このようなテロ事件を起こす積極的な理由がPKKには存在しているように思えません。唯一想像されるのは、“PKKのテロ遂行能力を世界に示そうとしたこと”ですが、そうすべき合理的な理由が思いつきません。精々、“PKKは崩壊・消滅の危機に瀕していて、内外に存在感を示すためにテロを実行した”ということくらいしか思いつきません。一方で、大きな声では議論されていません(＝できません)が、2015年6月と11月の２つの国会議員選挙の間の時期のように、トルコ国内を中心として、テロ事件が増加することを懸念するトルコ国民は多いのではないかと思います。2015年10月には、アンカラ駅前で100人以上が犠牲になるという、トルコ共和国史上最悪の自爆テロ事件が起こりました。6月の選挙の大敗？から11月の選挙ではAKP史上最高の支持率を得るまで急回復した原因は、“テロ対策にはAKPが必要”という宣伝・認識だったと言うことができます。ただし、今回のテロ事件は、AKPにとって、とりわけソイル内務大臣にとって、大きな逆風になる可能性が高いと思われます。つまり、9月にメルスィン県でテロ事件が起こる前から、ソイル内務大臣は「トルコ国内にいるPKKテロリストは100人もいなくなった。テロリストの靴のサイズまですべて把握している」と述べていましたが、今回もPKKのテロ動向を全く掴んでいなかったことが明らかになったことになります。一方、管理者が最も可能性が高いと考えている“DEASなどのイスラム系テロ組織”であれば、状況は更に悪くなります。「トルコ兵を焼き殺した幹部がトルコ国内に潜伏していた(→逮捕した)」ことが判明していますが、シリア人を中心とする難民の無秩序な流入と滞在を、勝利党などを中心に、ほとんどすべての野党が問題視していましたが、エルドーアン大統領を中心とするAKP関係者の多くは“経済的理由”を挙げて黙認する傾向にありましたが、犯人がシリア人などの中東の外国人であれば、AKP関係者は“無秩序難民”の問題で大きな批判を浴びることが予想されます(テロリストが難民に混ざっている可能性は、当初から指摘されていました)。したがって、今回は2015年の時のような「テロ対策はAKP」のようなスローガンは使うことができないどころか、今回のテロ事件では、エルドーアン大統領及びソイル内務大臣には、野党などからの非難が集中する可能性が高く、今回のテロ事件は、AKPにとっても大打撃となる可能性も十分にあると思われます。なお、プーチン大統領にも、イラン政府にも、盟友であるエルドーアン大統領を、あるいはトルコを攻撃する理由はどこにもないと考えます。  　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想​​​　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。​​​

  2022.11.14

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  大統領候・政党支持率に関する調査結果・調査会社に関する分析・雑感、エルドーアン大統領・AKPの若干の支持率上昇の理由とその雑感、イマムオール市長の裁判の影響

  　今日(12日)は土曜日であったためか、経済分野では重要と思われる記事が全く出ていませんでした。社会分野でも特に重要な記事はなかったように思います。強いて挙げれば、1999年11月12日に発生したデュズジェ(マラマラ東部)地震の周年日に行われた全区規模の地震訓練に関する記事が出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 SV天然ターコイズ（トルコ石）ネックレス大ぶりトップ付き【12月誕生石】【ハンドメイド】【レディース,激安,特価,通販】価格：8190円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)エスプレッソ・デミタスコーヒーカップ＆ソーサー珍しい小さめ椀皿トルココーヒー用2客セット：ルーミー /トルコお土産価格：2380円（税込、送料別) (2020/9/12時点)【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)    　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”でも、全くと言って良いと思いますが、新しい話題はありませんでした。これまでの話題に関する議論・分析でした。強いていあげれば、いつも紹介している解説者が「世論調査と大統領候補者」について、解説していました。と言っても、解説内容は特に変わったことはありませんでした。管理者も予想を外すことはしばしばありますので、人のことはあまり言えないのですが、少なくとも「世論調査会社」については、軸足をそろりそろりとずらして、「最も信頼できる調査社」から「厳しく非難することも多い会社」に変わっています(当然ながら、メトルポ(-)ル社のことです)。また、世論調査自体に対する評価も、「信頼できる会社の調査結果は、(将来的にも)重要」という評価だったものが、今回は「“その瞬間の写真”のようなものであり、“未来の結果”を保証しない」との解説になっていました。後者については、管理者も最初から指摘しています。更には、「その瞬間であっても、正しいとは限らない」、そして、「もしもその瞬間として正しくても、時間が経つにしたがって、状況はどんどん変わっていく」と指摘しています。前者について管理者は、「標本(質問される人) (場所・年齢・性別など) の選択・数、と実施方式(電話・対面)などによっても回答が変わる可能性があり、どれが正しいとことはできない」として、特定の会社よりも、ある程度平均値で考えることが重要と指摘していました。質問される人が調査会社(の性格)を気しているのか、あるいは、会社によって標本の選択方法が常に偏っているのか、理由は不明ですが結果として、“特定の会社で、特定の政党の支持率が常に高く出る傾向”が明らかにあります(例えば、メトルポル社(AKP、MHP)　対　アヴラシア社(最近聞きませんが、倒産した？)・ヨンエイレム社(CHP、善良党))。理論的には全く無茶苦茶だとは思いますが、結果として、「多くの調査会社の政党支持率の平均を見る」という方法で、単純に1社を「信頼できる」と考えて信じるよりも、現実により近いように思います。話が少しそれましたが、「調査会社の選択」に変遷がありますが、最終的には管理者と同じように、「複数の会社の結果を見渡せば、」ということで、「野党の支持率が高く出る傾向のある会社の結果を見ても」との前置きの上で、この解説者は「エルドーアン大統領、AKPが夏前の状況(AKPが支持率30％を割っていたと思われる状況)から、例え数ポイントと言えども、支持率を回復した。このような悲惨な経済状態でも、エルドーアン大統領・AKP、最終的には共和同盟を支持する人の割合は40％を下回ることがないことが判明した」と解説していました。この解説者の分析は、「“エルドーアン大統領・AKPの国民への働きかけ”と“有権者のエルドーアン大統領・AKPへの依存・執着”が理由である。したがって、野党が勝つには候補者の選択が重要だ」と結論を述べていました。この結論は、ここ２、３ヶ月は変わっていないように思います。一方で、管理者の考えは、ここ1年以上変わっていません。変わったことがあるとすれば、「野党に勢いがなくなったこと」と言えます。しかし、その理由は上記解説者の言うような「エルドーアン大統領・AKPの積極行動により逆転に転じた」ということではないと考えます。一言で言えば、「野党に対する期待がしぼんだ」と言うことだと考えています。もっと具体的に言えば、「野党6党間の内紛に飽き飽きした」ということだと思いますし、エルドーアン大統領が言っているように、「“連立政権になれば、物事が決まらない、進まない”という、AKP政権以前の状態に戻る」ということを、35歳か、40歳以上の、「AKP時代以前を知っている人」は野党のまとまりの無さを見て、真剣に懸念しているのかもしれません。管理者が日本人であることが理由で、単に管理者の個人的認識なのかもしれませんが、「“小異を捨てて大同につく”ができず、“鶏口となるも牛後となるなかれ”を実行する野党政治家に対する不信が、エルドーアン大統領・AKPの支持率を数ポイント引上げている」のではないかと考えられます。　昨日も紹介しましたが、イマムオール大イスタンブル市長の選挙高等委員会(YSK)に対する侮辱罪に関する裁判は、結局、検事が“4年1ヶ月の禁固刑”を求刑したために、次の公判が12月14日に行われることになっています。“イマムオール市長の被選挙権停止＝大統領候補資格はく奪”のためには、常識では時間的に間に合わないと思いますが、“候補者かどうかを確定させるため”という口実で、控訴審、あれば、憲法裁判所の判決も迅速に行われる可能性がないわけではありません。少なくとも、控訴審となる民事・検事最高裁判所の判決が「2年以上の禁固刑」として出されれば、YSKは“イマムオール市長には大統領に立候補することはできない”という結論を出す可能性は十分にあると思われます。したがって、この裁判を通じて、イマムオール市長の来年の大統領候の補者としての資格が失われる可能性は、今のところまだ残っている状況です。なお、ロイター通信社が、欧州評議会(EUのことではなく、トルコも創設国に含まれている組織)が欧州人権裁判所の判決に従わず、オスマン・カヴァラ氏を釈放しないトルコを“評議会から除名する”又は“加盟国資格を停止する”という決定を行う準備をしているという記事を出しているそうです。この情報、あるいは動きが、イマムオール市長の裁判の行方にも影響を与える可能性は無いわけではありません。と言うよりも、EUをはじめ、アメリカ、イギリスなども、トルコで来年行われる大統領選挙と国会議員選挙には大いに関心を持っていると思われますので、このようなふざけた裁判で「イマムオール市長の大統領選挙立候補資格が奪われた」という状況が出現することを事前に排除するために、援護射撃を行っている(エルドーアン大統領に警告を発している)ことも十分考えられます。ただし、「外国勢力による、いつもどおりの陰謀、トルコ政治への介入である」という宣伝に使われる可能性が高く、それほど良い手であるとは思えません。いずれにしても、イマムオール市長裁判は単にトルコ国内だけの関心事ではなく、エルドーアン大統領が“トルコは世界政治の重要プレーヤーだ”と主張しているほどではないかもしれませんが、 それでも、EU加盟国やアメリカ、イギリス、あるいはEU、欧州評議会や国連など、一部の外国政府や国際機関などにとっては、いろいろな意味で“重大な関心事”になっていることは想像に難くありません。   　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。ヤクーツ "YAKUT" ルビーという名のトルコ産・赤ワイン/カワクルデレ社【輸入食品】 【トルコお土産】 トルコ"カワクルデレ社"60周年記念 赤ワイン・フルボディ　"SELECTION-RED(セレクション-レッド)"【輸入食品】 【トルコお土産】

  2022.11.13

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  エルドーアン大統領とバフチェリMHP党首の会談、アマスラ炭鉱爆発事故に関する経営者の不作為責任を認めるバルトゥン県警作成の報告書公表、今後の政治日程に関する雑感

  　今日(９日)は、経済分野では重要と思われる記事はほとんど出ていませんでしたが、社会分野では、重要と思われる記事がいくつか出ていました。経済分野では強いて言えば、１～10月の不動産売買登記の件数が270万件を超え、313億7,400万リラの登記手数料収入があったという記事が出ていました。社会面では、エルドーアン大統領とバフチェリMHP党首が会談したという記事、アマスラ炭鉱爆発事故に関して、経営者の不作為責任を認めるバルトゥン県警の報告書が発表されたという記事、TBMM(トルコ大国民会議、トルコ国会)の炭鉱事故調査委員会が開催されたという記事、そして、教員の昇進試験を行うための教員法の改正に関する違憲裁判(無効確認裁判)に関して、憲法裁判所は３つの教員組合から意見を聴取する(＝審理開始はその後)との決定を行ったという記事も出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 ELIT トルコのスイーツ　ミックス・ バクラヴァ 36個 - 1000g - ELIT Mix Baklava 36pcs 1000g価格：5365円（税込、送料別) (2020/10/11時点) ELIT-トルコのスイーツ　バクラヴァ・クルミ 12個 - 400 GR - ELIT Baklava filled with Walnuts (12 pcs- 400gr)価格：1305円（税込、送料別) (2020/10/11時点)ナッツ ヘーゼルナッツ 素焼き 1kg (500g×2) 送料無料 [ 無添加 無塩 ヘーゼル 食品 ナッツ 世界3大ナッツ 健康 美容 オレイン酸 不飽和脂肪酸 ビタミンE カルシウム マグネシウム トルコ産 訳あり 割れ 欠け 無線別 不揃い お試し ] 【ポスト投函】価格：3950円（税込、送料無料) (2020/10/11時点) 　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、今日も昨日紹介した３つの問題が大きく取り上げられていました。つまり、「麻薬、マフィアの抗争が広がっているという問題」、「11月11日に公判が予定されているイマムオール大イスタンブル市長に対する公務員(高等選挙委員会(YSK))侮辱罪裁判に関する噂」、そして、「“AKP代表団のHDP本部訪問”と“エルドーアン大統領のヘッドスカーフ問題に関する発言の変遷”」という3つの問題です。今日はこれに加えて、上でAAの記事の存在も紹介しました「エルドーアン大統領とバフチェリMHP党首の会談」、「アマスラ炭鉱爆発事故の警察報告書の発表」、そして、AAでは関連する記事を管理者は見つけられませんでしたが、「パンの値段は7.5リラにせざるを得ない」という発言と共に「パンだけ食べているから20年間そうすることを押し付ける政府が存在し続けている」という趣旨の発言をしたことにより「国民を侮辱した」、そして結局は、「『大統領を侮辱した』と言う理由で、パン製造業者組合長が逮捕・収監された」という事件が大いに議論されていました。その中でも、最も重要と思われますので、「エルドーアン大統領とバフチェリMHP党首の会談」に関する“記事の全文”を紹介します。見出しは「エルドーアン大統領は、バフチェリMHP党首の訪問を受けた」です。　レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、バフチェリMHP党首の訪問を受け入れました。大統領府で行われた会談は約1時間続きました。　これが“記事全文”です。つまり、なぜ実現したのか、そして何よりも“何を話したのか”について、一切公表されていません。そのために、“何を話したのか”が色々と議論・解説されていました。常識的には、“AKP代表団のHDP本部訪問”と“エルドーアン大統領のヘッドスカーフ問題に関する発言”、そして、“イマムオール大イスタンブル市長の罪裁判”と、多分、“選挙日程とそれまでの過程”について話し合われたのではないかと思われます。最後の部分“選挙日程とそれまでの過程”は、特に解説はありませんでしたが、最近の問題を突き詰めれば、最終的にそこに行き着くものと思われます。なお、多くの解説者が「“AKPは堂々とHDPと会談し、MHP(バフチェリMHP党首)もそのことを『当然で、正しいこと』であると認めた”、もう一方の野党6党、特にCHPと善良党はどうなのか」との疑問を表明していました。先日も紹介しましたが、非常に丸い数字としてトルコ国民の選挙同盟別の支持率は「共和同盟40％、国民同盟(野党6党)44％、第3勢力(HDP等の左派)とその他で16％」ということになるそうで、特に第3勢力はほとんどがHDPで、11％程度と見られています。つまり、“HDPがキャスティングボードを握っている”という状況に変わりありません。今回もHDPは、 “ヘッドスカーフ問題では、憲法改正にも、法律改正にも、与しない”と中立の立場を表明しました。つまり、“共和同盟と国民同盟の間で合意ができないのであれば、いずれも不成立”という結論になります。現時点では、国会議員選挙の議員配分はドント方式のため第1党のAKPの有利に働き、「共和同盟が国会議席の過半数を占める」という可能性も十分残っていますが、一方で、第3勢力の多くは(決選投票で)投票しないか野党候補を支持すると考えられるため、「大統領選挙は野党候補が勝つ」という可能性が高い状況です。この状況について、エルドーアン大統領とバフチェリMHP党首が話し合った可能性が高いものと思われます。特に、これから年末にかけて、最低賃金をはじめ、バラマキ政策をどんどん行うものと考えらえていますが、税金や電気・ガスをはじめとする公共料金の値上げ(出所不明の大量の外貨流入も途絶える可能性)なども予測されるため、5月の選挙までバラマキ政策の効果が継続しているか大いに疑問((今年1～5月にインフレ率が急上昇したという)ベースメント効果があっても、来年１～５月にはバラマキ政策の悪影響のために、結局、インフレ率はほとんど下がらない可能性が高いのではないかと考えます)であり、そのための対策も考えていると思います。とは言え、現時点まで早期選挙の国会決議を行っていない以上、結局、“(冬季は気候条件から選挙実施が非常に困難であり、)早くても来年4月、常識的には５～６月の選挙実施”という日程にならざるを得ないと考えます。毎回紹介しますが、“エルドーアン大統領とバフチェリMHP党首が会った後には、大きな変化が起こる”ということですので、早ければ今週、遅くとも来週中には、何か大きなことが起こる可能性が高いと思われます。  ​​​​  トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。

  2022.11.10

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  トルコにおける麻薬・マフィアを巡る問題、イマムオール市長への判決予想とその背景・影響、AKPとHDPの正式交渉及び国民投票を巡るエルドーアン大統領とバフチェリMHP党首の発言、9月の工業生産に関する予測アンケート結果

  　今日(8日)は、経済分野でも、社会分野でも、意味があると思われる記事がいくつか出ていました。経済分野では、9月の工業生産指数の予測アンケート結果に関する記事、10月の金融投資手段別パフォーマンスに関する記事、そして、ネバティ国庫・財務大臣の経済政策のツイートに関する記事などが出ていました。社会分野では、エルドーアン大統領とスウェーデン首相の会談に関する記事、クルム環境・都市計画・気候変動大臣の耐震化建て替え推進によって、トルコ全土で300万戸の住宅が建設されたと発言したという記事などが出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村    アレッポからの贈り物 190g×10本セット （オリーブ＆ローレルオイル）トルコ産価格：2648円（税込、送料別) (2020/10/11時点)Eyup Sabri Tuncer ナチュラルオリーブオイル ハンド＆ボディクリーム 250ml トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格：1100円（税込、送料別) (2020/10/11時点) アルコール70％ Eyup Sabri Tuncer クラシックレモンコロンヤ 200ml オーデコロン トルコ製 トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格：1210円（税込、送料別) (2020/10/11時点)MB イスタンブール500ml（甘いもの天国トルコの伝統的なお菓子「ロクム」をイメージしたバニラとオレンジの香ばしい甘さが溶け合った香り）（ランプベルジェ）価格：2233円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、今日も昨日紹介した2つの問題が大きく取り上げられていました。イスタンブルをはじめとするトルコ全土で、主にバルカン半島や旧ソ連から独立した国々から来たマフィアによる「麻薬、抗争」問題が大きくなっているという指摘、11月11日に公判が予定されているイマムオール市長に対する公務員(高等選挙委員会(YSK))侮辱罪裁判に関する指摘、の2つです。マフィア・麻薬関係については、特に大きな進展はなかったようです。もう少し詳しく紹介すれば、“取り締まりを強化している”という政府側の主張と“マフィア・麻薬がトルコでまん延しているという証拠が色々と明らかになっている”というクルチダルオールCHP党首をはじめとする野党側の反論に関する分析・解説が行われていました。イマムオール大イスタンブル市長に対する裁判に関しても、特に進展はありません。“2年以上の禁固刑を科して、イマムオール市長の被選挙権を剥奪せよ”と命じられ、それを拒否した裁判官は、イスタンブルに任命されてから1年もたたずにサムスン県に異動になった、夫人は妊娠中でイスタンブルでの生活を満喫していた、その裁判官が「自分は思想的にはある程度AKPに近い部分はあるが、イマムオール市長の事件に関しては、“2年以上の禁固刑を科すこと”は不可能であると言ったところ、転勤を命じられた」と述べていたといった点が指摘されています。そして、11月11日の裁判で実際にイマムオール市長に対して“2年以上の禁固刑”の判決が出た場合にどうなるか、についても議論されていました。当然ながら、上級裁判所に控訴されることになります。この場合は、民事刑事最高裁判所になるとのことでした。エルドーアン大統領が大イスタンブル市長であったときに、“(イスラム至上主義を強調するために)詩を朗読したこと”によって禁固刑が確定して収監されたことにより、「ムフタル(都市なら地区の公証人、地方なら村長とでも呼ぶべき存在の選挙で選ばれる最も低いレベルの役職)にすらなれない」と言われていた状態から、トルコ人の“判官贔屓＝同情票を集めた”によって一気に首相になり、そして、2014年以降は大統領になっているという点を指摘して、“イマムオール市長を悲劇のヒーローにして、最大のライバルを作ってしまう結果になる”という指摘もAKP内部にあるそうですが、「エルドーアン大統領は“最も危険な政敵”を裁判によって排除する方向に舵を切った」という見方が強いとのことです。いつも紹介している解説者は、「そうなった場合、野党6党はどのような反応を示すのかが重要になる」との指摘でした。本気で強く反発するのか、内心は“ほっ”とするのか、大きな違いになるとのことです。クルチダルオールCHP党首は、日本語で言えば“朝飯前”、英語なら“一切れのケーキ”と言った言い回しに近い“手軽なロクマ(ミニ・ドーナツ)”をもじって、“イマムオール市長は大きなロクムで、飲み込もうとする者の喉に引っかかり、食べることはできない。誰にも食べさせない”と反発を示していました(解説者の指摘どおり、本気か、ジェスチャーに過ぎないのかは、不明です)。以前、この解説者が指摘し、今回も指摘したもう1つの問題、つまり、“イマムオール大イスタンブル市長の解任と新市長の選出(／任命)により、イスタンブル市財政を乗っ取り選挙対策に使うほか、更には、イマムオール市長の行った不正支出の指摘／捏造を行う”ということも想定されているとのことです。11日に“2年以上の禁固刑”の判決が出た場合でも、自動的にイマムオール市長が失職することはありませんが、この判決を口実に“解任と新市長の選出(／任命) ”が行われる可能性は否定できません。　この2つの問題に加えて、もう1つ大きく取り上げられていた問題は、“AKP代表団のHDP本部訪問”と“エルドーアン大統領のヘッドスカーフ問題に関する発言の変遷”です。そもそも、ボズダー法務大臣を筆頭としたAKP代表団がHDPを訪問したのは、“ヘッドスカーフ問題と、それを口実として加えた伝統的家族制度の保護(性的マイノリティーの権利否定) ”に関する国民投票実施のための国会での協力を求めるためでした(憲法改正のための国民投票実施のためには、国会議員定数の5分の３、つまり360票が必要になりますが、共和同盟は360票を持っていないために、HDPの協力を求めました)。これに対して、“HDPKK”などと、“HDPとPKK、そしてシリアのPYD、YPGは一体である”として、現在もHPDの解党裁判も行っていることを指摘して、“HDP本部を訪問して、写真を公開していること”に反発を示すAKP関係者も出ていました。これに対して、バフチェリMHP党首は今日(8日)、「AKPが憲法改正のためにHDPの協力を求めることは、“当然であり、正しいこと” である」と、エルドーアン大統領の考えを支持する発言をグループ会合で行いました。が、もう一方の、当のエルドーアン大統領は、クルチダルオールCHP党首が行った“ヘッドスカーフ問題解決のための法律制定提案”を逆手にとって、“真摯にこの問題を解決するつもりがあるなら憲法改正に応じろ”、そして、“国会で解決できない(＝3分の２(400票)以上で決定すれば、国民投票不要)なら、国民の意思を訪ねよう”と4日の段階までは、“国民投票を行うめに、代表団をHDPに送る”という言動でしたが、バフチェリMHP党首がエルドーアン大統領を支持する発言を行う前日の7日夜には、“基本的人権や自由に関する項目について、国民投票を行うことは適切ではないと考える”と、またまた“歴史的Uターン”をぶちかましたそうです。バフチェリMHP党首はこのエルドーアン大統領の発言を知らなかったとは思えないのですが、それでもあえて“国民投票とHDPとの正式交渉”にゴーサインを出す発言を行ったとこになります。　以上のように、今日の話題は、「麻薬・マフィア問題」、「イマムオール市長に対する裁判問題」、「AKP代表団のHDP訪問及び憲法改正のための国民投票を巡る、エルドーアン大統領とバフチェリMHP党首の発言」という3つが中心だったように思います。 　今日は最後に9月の工業生産予測アンケートに関する記事を紹介します。今日紹介するAA記事の見出しは、「AAフィナンスは、(９月の)工業生産予測アンケート結果を発表した」です。こちらは今日(８日)付の記事で、抜粋して紹介します。　AAフィナンスの工業生産指数予測アンケートに参加したエコノミストたちは、2022年９月の暦調整後の工業生産指数が、昨年同月と比べて2.9%上昇するものと予測しています。　トルコ統計庁(TUIK)が11月11日(金)に発表する2022年９月の工業生産指数統計に関するAAフィナンスの予測アンケートは、９人のエコノミストの参加を得て実施されました。それによれば、エコノミストたちの2022年９月の暦調整の工業生産指数に関する予測の平均値で２.9%の上昇となりました。エコノミストたちの暦調整後の工業生産指数の予測は、1.8％から4.8％の間でした。また、９月の未調整の工業生産指数は年間ベースで3.1%上昇すると予測されました。　なお、2022年８月には、季節及び暦調整後の工業生産指数は前月と比べて2.4%、また、暦調整後工業生産指数は年間ベースで1.0％増加しました。また、未調整の工業生産指数は前年同月と比べ4.05%上昇しました。 　 　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。 

  2022.11.09

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  トルコにおける麻薬・マフィアに対する捜査・取締りの突然の強化、イマムオール大イスタンブル市長の裁判にかかわった裁判官の転勤に関する背景(想定される判決の意味)

  　今日(7日)も、経済分野でも、社会分野でも、重要と思われる記事は特にありませんでした。強いて挙げれば、ここ2日間、抽選が行われるという予定を紹介していましたが、社会住宅計画“最初の自宅、最初の私の事務所・店舗”に関する最初の抽選が実際に行われたという記事が出ていました。また、ある意味で不思議ですが、クルチダルオールCHP党首の麻薬・マフィアに関連する政府・与党批判をある意味で認める記事も出ていました。１つは、「ブルサ県で行われた“根絶やし作戦”に関連して容疑者110人の内の95人が拘束された」で、もう一つは「警察庁は噂に対して反論」です。1つ目は麻薬捜査が確実に行われているとして、クルチダルオールCHP党首の政府が麻薬組織と一体になっているという主張に対する反論(例えば、「毎週平均5千人、麻薬の製造・販売に関連する容疑者を拘束している」とソイル内務大臣が発言しています)で、2つ目は、トルコ警察を“麻薬組織、犯罪組織、他国の諜報組織と違法な関係を持っている”として貶めようとする“ディスインフォメーション、フェイク・ニュース”に対する反論を行っているものです。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  トルコ｜トルコタイル｜トルコ陶器｜トルコ雑貨｜鍋敷き｜なべしき｜鍋しき｜鍋布き｜トリベット　Trivet｜花型タイル【大】73価格：1890円（税込、送料別) (2020/9/12時点)トルコ製・バクル（銅製品）のお盆・楕円形30.5×20cmシシケバブのトレー/Turkish Bakir, Oval tray価格：7225円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)トルコ土産/トルコ雑貨/クッションカバー/クッション/トルコクッションカバー/トルコ/イスタンブール/トルコ絨毯/アラジン/オスマン帝国/オスマン帝国外伝/誕生日プレゼント/クリスマスプレゼント/パッチワークデザインクッションカバー04価格：2300円（税込、送料別) (2020/9/12時点)SV天然ターコイズ（トルコ石）ネックレス大ぶりトップ付き【12月誕生石】【ハンドメイド】【レディース,激安,特価,通販】価格：8190円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)  　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、今日は、大きく話題が転換しました。一つは上で記事の存在を紹介した「マフィア、麻薬」に関係するものです、AAでは記事が見つかりませんでしたが、“ICPOから国際手配されているセルビア人マフィアがイスタンブルの高級住宅地で8年前から住んでいたことが判明し、また、その住宅地で遺体の捜索がここ２、３日続けられている”という反政府系テレビニュースがありました。クルチダルオール党首が、“イスタンブルに世界中から麻薬王、マフィアのボスが、お金を持って集まっている”という趣旨の発言をしたとたんに、このようなニュースが続いています。“やってる感”を出しているつもりかもしれませんが、“AKP支持者ではない人”にとっては、クルチダルオール党首の主張をあたかも認めているような印象を与えていると思われます。もう１つは、現在進行中のイマムオール大イスタンブル市長の“高等選挙委員会(YSK)の委員を侮辱した罪”に関連する裁判に関するニュースも爆発しました。ある意味で、これも特に驚くことではないかもしれませんが、少なくとも“ニュースになったこと”自体が上の“麻薬・マフィア”と同様に“新たな驚き”ということです。内容は、「政府から“イマムオール大イスタンブル市長に2年以上の禁固刑を科して、被選挙権を奪え”という指示を受けたが、それを断って転勤命令を受けた」と担当だった裁判官が発言したということです。裁判官は新聞記者にしゃべったのではなく親族に話したそうですが、当然、漏れることは分かっていたと思われます。事件は、「ソイル内務大臣が、2019年3月の市長選挙のやり直し決めたYSKの決定を批判したイマムオール大イスタンブル市長に対して、“馬鹿だ”と言ったのに対して、“馬鹿な人がいるとすれば、自分のことそう呼ぶ人だ”とソイル内務大臣が使った“同じ単語”を使って、ソイル内務大臣に反論した」というものだそうですが、それを無理やり“イマムオール大イスタンブル市長はYSKを侮辱する発言をした”に変え、それに対して“2年以上の禁固刑を科して、被選挙権を奪え(市長職の解任、大統領選挙への立候補腱なし)”と支持された裁判官が、「自分は前例を色々調べたが、もしも有罪であったとしても、“禁固6ヶ月、執行猶予付き”が最大であり、それ以上は法治国家では成り立たない」と指摘していたそうです。これはあくまでの、一人の記者が明らかにした記事の内容であり、まだ、その真偽は明らかになっていませんが、今週予定されているイマムオール大イスタンブル市長の裁判に、影響を与える可能性が指摘されています。が、魂を売った裁判官・検察官の例には事欠かない状態と言われており(ニュースになるのは、かなりの部分がそういった人たちに関するもの＝ペケル犯罪組織首領の数々の犯罪の指摘に対して、かつ、最後の贈収賄事件では、被害者兼加害者(贈賄を行って、かつ、騙された社長)と野党からの数々の刑事告発があったにもかかわらず、1件の捜査も行われていない)、“2年以上の禁固刑”が科されることは十分にあり得ます。ここ１、２週間で、“野党のやる気の無さ”、あるいは、“堂々巡りの内部の鍔迫り合い”、そして、究極の指摘は、“無能ぶりをさらけ出したクルチダルオールCHP党首、それ以前に資質に問題あることを露呈させたイマムオール大イスタンブル市長、そして、何も言わないことで人気を得ているが、しゃべればどうなるか全く不明のヤヴァシュ大アンカラ市長の3人しか候補者がいない”という指摘です。つい半年前までは、「2018年の選挙では、野党でエルドーアン大統領に勝てる可能性のあった候補者は一人もいなかった。今回は、少なくとも3人もの候補者がエルドーアン大統領の支持率を上回っている」と指摘されていました。今も“支持率だけ”は、3人ともエルドーアン大統領を上回っていると思われます(メトルポ(-)ル社の発表ですら、少なくともヤヴァシュ市長とイマムオール市長の支持率は、エルドーアン大統領を上回っています)。今回の事件の解説は、“エルドーアン大統領が最も恐れているのは、イマムオール大イスタンブル市長であり、その芽を完全に摘むための作戦に出た”というものです。最も与しやすいと考えるクルチダルオール党首に対しては“候補であることを宣言せよ”と迫り、大統領候補になれば潰しやすいと思っているのか、ヤヴァシュ市長に対しては全く攻撃を仕掛けていませんでしたが、3人目のイマムオール市長に対しては、これまでもあの手この手(災害時の対応の問題、記者との関係の問題など)で信頼失墜を図ってきました。野党統一候補の最終決定を待って延ばし延ばしにしてきたイマムオール市長に対する判決を、遂に待ちきれなくなったのか、あるいはその他の何らかの事情があったのかは現時点では不明ですが、“今回、有罪判決を出して完全に排除すること”を狙ったものと思われます。あるいは、第1審判決だけでは“被選挙権停止”を確定させることはできないと気が付いたのでしょうか。「2年以上の禁固刑の有罪判決が確定することが必要」であるならば、そろそろ1審判決を出す必要がある時期に来ているのだろうと思われます。あるいは、今回の裁判官のように指示に抵抗する裁判官が次々と出てきて、何回も判決を延期してきたのかもしれません(これまでは上での説明のように「野党の決定を待っている」と言われてきました)。なお、“エルドーアン大統領が、イマムオール市長を恐れる？、避けたい”と考えている理由は、“2019年のイスタンブル市長選挙で、エルドーアン大統領の不敗神話を（しかも2回(3月と6月)も）打ち破った唯一の人物である”ということが指摘されています。今後の展開はまだ不明ですが、今後ますますイマムオール市長に対する判決が注目されることになります。  ​ ​​​​​​​　トルコ・リラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想今日はトルコ石のストラップを紹介します。

  2022.11.08

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  TOGGの生産ライン不存在疑惑(再)、クルチダルオールCHP党首のイギリス訪問(麻薬問題、トルコへの国際投資)、AKP代表団のHDP事務所訪問の背景とそれを巡る議論

  　今日(6日)は日曜日でしたので、経済分野でも、社会分野でも、重要と思われる記事は特にありませんでした。強いて挙げれば、昨日も紹介しましたが、クルム環境・都市画・気候変動大臣が社会住宅計画“最初の自宅、最初の私の事務所・店舗”の抽選に関して、昨日より更に10県増えて、12県の日程が決まった(合計建設戸数としては2万2,057戸)という記事、先月爆発事故が起こったバルトゥン県のとなりの、ゾングルダク県の民営の炭鉱で爆発事故が起こり、4人が負傷したという記事(バルトゥン県は、1991年にゾングルダク県から分離して作られた74番目の県です)といった記事が出ていました。なお、自動車関係では自動車産業の10月の輸出額は26億5,000万ドルになった、今年１～10月の電気自動車の販売台数が、昨年同期と比べて148.6％増加して4,939台になったという記事が出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)トルコ製 ゴブラン織 生地 がまぐち ハンドバッグ un deux 全2種 さんかく/水 さんかく/黄価格：6091円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)ゆうパケット発送！スカーフ 正方形/大判/母の日/女性用/コットン 【トルコ　雑貨】【トルコ　お土産】価格：2545円（税込、送料別) (2020/10/11時点)ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック ＆合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格：3900円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、今日も特に大きな話題もなく、最近の話題の蒸し返しと言っても良い状況でした。先日も紹介した「TOGG(トルコ製電気自動車)の自動車生産ラインは存在しておらず、1号車は国産ではなく、イタリア製」という指摘に対する、政府・AKPからの反論は全く行われていません。「生産ラインは企業秘密であり、公開できない」という言い訳はできそうですが、生産ラインは見せられなくても、生産が始まっているのであれば、従業員の出入りや部品(あるいは生産設備)の搬入の様子など、見せることができるものはいくらでもありそうですが、“生産ラインが存在していることを証明する”という反論は全く聞こえてきません。究極の言い訳は、「3月の出荷に間に合うように、今からラインを設置する」だと思いますが、それだと、「１号車はどうやって作ったのか」という疑問に答えられません。かなりの確率で、工場の生産ラインは存在せず、3月末に数十台でも生産が始まっていれば“御の字”と言うことになりそうです。それには、生産設備にはじまり、核心部品を含む輸入製品の確保が必要になります。今日の最大の話題は、周回遅れで紹介しますが、なんと言っても「AKP代表団のHDP訪問」を巡る話題です。その次が、クルチダルオールCHP党首のロンドン訪問と、また、同党首が主張しているトルコ政府と麻薬組織の関係です。現在、クルチダルオール党首はイギリスを訪問中で、癒着企業の不当利益？で購入されたロンドンの不動産を見せて、政権獲得後の癒着企業への対応を約束したり、また、ロンドンで国際投資家と会って、麻薬取引など、「出所不明の資金＝国際収支の誤差脱漏」ではなく、クリーンな投資をトルコにもたらすという約束をしたりする、動画を投稿しています。なお、麻薬に関しては、既にトルコにいたときから、エルドーアン大統領やソイル内務大臣が犯罪者と一緒に撮った写真が出回っていることを指摘し、トルコにおける麻薬組織・麻薬の取引状況を批判していました。エルドーアン大統領は、イギリスの、あるいはイギリスを通じた国際投資家を「帝国主義の手先」とでも言わんばかに、あるいは「ハゲタカ」のように呼び、「お前はどこに行っているのか分かっているのか」と指摘していますが、ここ数ヶ月で2回もネバティ国庫・財務大臣がイギルスを訪問し、“カナル・イスタンブル計画をキャンセルすれば、ロンドンの仲裁裁判所が投資家のために全ての権利を守る”とイギリスと国際投資家をベタ褒めしていましたが、クルチダルオールCHP党首がイギリスに行けば、徹底的に攻撃するという、いつもどおりの完全な自己矛盾に陥っています。が、本人も、それを聞いている一部のトルコ国民も、全く矛盾は感じていないと思われます。　最後になりましたが、一番重要な問題は、AKPとHDPの関係に関する論争です。背景説明が多少長くなりますが、お付き合いください。現在、バフチェリMHP党首が急先鋒となって開始されたHDP解党裁判が継続中です。エルドーアン大統領も2019年の選挙で当選した、南東部の多くの県のHDPの市長・町長を解任し、私・町議会に選出させることなく、代理を指名しています。また、HDP所属の多くの国会議員の不逮捕特権はく奪決議を国会に提出しています。このように、民族主義・反PKKのMHPは当然のこととして、基本的には、AKPも「HDPはPKKの管理下にある、テロ組織と一体の存在である」という立場で行動して来たように思われます。しかし、2019年のイスタンブル市長選挙の再選挙(6月)の前には、オジャランPKK首領の手紙を公表したり、オジャラン首領の弟をTRT(トルコ国営放送)に出演させたりするなど、クルド系住民に、イマムオールCHP(国民同盟)候補ではなく、ユルドゥルムAKP(共和同盟)候補に投票させようと、オジャランPKK首領をさんざん利用した実績があります。その時、バフチェリMHP党首は特に何の発言もしていなかった、少なくとも、目立つところで大々的な批判を行ったことはありませんでした。今回、来年の大統領選挙(及び国会議員選挙)における劣勢を挽回しようとして、特に、HDPの協力がなければ、大統領選挙には当選できないことともあり、ヘッドスカーフ問題と性的少数者問題(表向きは“家庭を守る”)に関する憲法改正を行うことを狙って、国会での可決成立(定数の3分の2)、少なくとも国民投票(5分の3)を実施するために、共和同盟(AKP+MHP)では足りない議員数をHDPからの協力で乗り越えようとしています。ここまでが背景説明です。そのために、先週、ボズダー法務大臣をはじめとするAKPの代表団がHDPを訪問し、憲法改正のための国民投票実施への協力を求めました。一方では、“PKKと一体の組織である”として解党裁判を起こし、所属国会議員をテロリストなどとして不逮捕特権を剥奪する決議案を国会に提出する一方、憲法改正のための国民投票実施(と、最終的には大統領選挙の勝利)のためには、解党裁判提訴と不逮捕特権の剥奪決議提出の中心となった人物たちに平気でHDP事務所を訪問させるという行動を出ています。これに対しては、AKP内部からは“協力への反発”と、その正反対に“HDPとの協力推進(＝合法性の承認＝解党裁判の撤回) ”を求める声が出ているほか、共和同盟と協力関係にあるBBP党首は強く批判しています(が、説得されたのか、その後180度転換して、「HDPと協力するしか他に方法はない」と発言しています)。一方で、バフチェリMHP党首はこの件で全く言及をしていません。普通なら、反発することが当然と思われますが、一方で2019年の実績もあるので、同党首がどのような態度をとるのか現時点では不明です(火曜日に行われるグループ会合での演説に関心が集まっています)。このような状況に関して、マスメディアではいろいろと議論されています。   ​​​　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想ここからはブレスレッドです。トルコ｜トルコタイル｜トルコ陶器｜トルコ雑貨｜鍋敷き｜なべしき｜鍋しき｜鍋布き｜トリベット　Trivet｜花型タイル【大】73価格：1890円（税込、送料別) (2020/9/12時点) 

  2022.11.07

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  TOGG(トルコ製電気自動車)の生産設備が存在していないという噂、ヨンエイレム社及びAREA社の支持率・世論調査結果の分析と雑感、“なんちゃって野党・反政府系新聞”であるとの批判

  　今日(5日)は土曜日でしたので、経済分野でも、社会分野でも、重要と思われる記事は特にありませんでした。強いて挙げれば、クルム環境・都市計画・気候変動大臣が社会住宅計画“最初の自宅、最初の私の事務所・店舗”計画に関して、最初の抽選が行われるという記事が出ていました。11月7日に、シュルナク県とアルダハン県という、人口が少ない、しかし、所得が比較的低い県で、最初の抽選を行うことを発表したという記事が出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 オイル Exバージンオリーブオイル NGT Food Co. トルコ産 1000ml_おうち時間 パン作り お菓子作り ハロウィン 敬老の日価格：1350円（税込、送料別) (2020/9/12時点)  トルコ産高品質★ドライいちじくどっさり1kgスイーツ フルーツ イチジク いちじく 果物 目 健康 グルメ 贈り物 ギフト お取り寄せ 人気 ランキング 洋菓子 詰め合わせ お菓子 業務用 訳あり 自宅用 おやつ デザート お返し 会社 引っ越し 乾燥価格：7231円（税込、送料別) (2020/9/12時点)タリッシュ ミル付きシーソルト エーゲ海塩 200g トルコ産 クリスタルソルトTARIS タリシュ価格：2160円（税込、送料別) (2020/9/12時点)   　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、特に大きな話題もなく、最近の話題の蒸し返しと言っても良い状況でした。先日TOGG(トルコ製電気自動車)の1号車をエルドーアン大統領が紹介するという行事を紹介し、その時には「たとえ現地調達率が50％であっても、核心部品は輸入品であろう」と予測しましたが、「TOGGを生産する会社の社長自身が、電池、モーター、デザインをはじめ、主要部品のほとんどが輸入であることを、解説図付きで明かした」という指摘がありました。“更に衝撃的”なニュースもありました。一方で、“さもありなん”と言うのか、“トルコ・ウォッチャーであれば当然予想もできるニュース”なのかもしれません。先日も紹介しましたが、エルドーアン大統領の精神構造、あるいは精神状態として、「嘘をつくことに全く躊躇がない」か「理想と現実の区別がつかなくなっている」ように思われるという指摘の典型例が、また１つ明らかになりました。共和国記念日であり、「トルコの世紀」構想を発表した直後に、「トルコで電気自動車の大量生産が始まった／始まる」というニュースが大々的に報じられ、詳細として、“3月末には大量生産されたTOGGの販売が開始される。値段は今年中に発表する”とのことでした。が、“TOGGの生産ライン”なるものは存在せず、エルドーアン大統領が運転し、所有している“1号車”は“イタリアからの輸入品”であることが判明したとのことです。携帯電話で撮影されたという工場内の映像では、工場の建物はありますが、機械のようなものが隅に少し積み上げられていましたが、生産ラインは全く存在せず、工場内は基本的にガランドウでした。生産設備の注文は終わっていて10月29日までは到着しておらず、今後順次到着し、設置が始まるとしても、3月末までに順調な大量生産ができるのかどうかは、大いに疑問と言わざるを得ません(動労者の教育と訓練が必要になります)。とは言え、欠陥だらけかもしれませんが、突貫工事が得意なトルコ人ですので、生産設備と部品が順調に到着するなら、全く間に合わないということはないかもしれません。一方で、外貨が不足していることは明白であり、生産用機械や、核心部品を含む50％の部品が順調に調達できるのかも大いに疑問です。そして、経済学者が指摘していたように、TOGGが世界市場で競争力があるのかどうかは大いに疑問があり、“国内でいくら順調に販売されることになっても、輸出できなければ、貿易赤字がどんどん拡大”することになります。かつ、トルコで販売されているガソリン・軽油もトルコ人にとっては高額ですが、電気代の非常に高額ですので、メリットもない可能性が高く、国内での販売も大いに疑問視されています（ガソリン・軽油のほか、電気料金・天然ガス料金を“単価”で比較すれば、例えヨーロッパよりも安くても、“最低賃金(あるいは平均賃金)で買える量”を比較した場合、トルコにおけるエネルギー価格は非常に高額になります）。結局、「選挙のための宣伝であって、無駄な投資になるため、生産ラインの建設は行っていない」という可能性が高いように思われます。　野党の状況については、数字による評価と、状況証拠による批判が続いています。先日紹介したヨンエイレム社の大統領候補の支持率について、別の解説者が詳しく初会していました（野党候補支持率、大統領支持膣、非投票、未定、無回答(％)の順番です）。ヤヴァシュ市長　　　56.3　34.7　  5.3　 3.2　 0.5イマムオール市長　　47.9　36.6　  7.9 　3.7　 0.9クルチダルオール党首43.6　40.7　11.0　 4.0　 0.7　またいつもの解説者がAREA社のアンケート結果(AKP33.0(%)、CHP24.8、善良党16.0、HDP10.3、MHP8.7、DEVA2.1、その他合計4.9)を紹介し、「ヨンエイレム社にかなり近い数字であり、この2つの会社の数字が現時点の状況を正しく反映している。そして、投票日まで基本的にここから大きく変化しない」と解説していました。一方で、AREA社が行ったアンケートの結果で、「過去1年間で、電気、ガス、電話などの公共料金の支払いで困難を感じたことがあるか」という質問にNoと答えた人は19.2％、「過去1年間で、食品の購入で困難を感じたことがあるか」という質問にNoと答えた人は17.1％、また、「今後、経済状態は良くなると思うか」という質問に、24.2％がYesと答え、69.1％がNoと答えているとのことです。このアンケート結果を受けて、「公共料金、食品の購入に全く困難を難じないない人は20％にも満たず、70％の人が経済状態が良くならないと思っているにも関わらず、41～42％のトルコ国民が共和同盟(AKP+MHP)を支持しているという現実を忘れるべきではない」とも指摘していました。詳しくは紹介しませんが、今日、エルドーアン大統領は「政治は短期的視点で行うものではなく、長期的視点に立って行うべきものである」という趣旨の発言を行いましたが、トルコ人有権者は正にそれを行っているのか、全く逆に、“選挙前のバラマキを期待している／踊らされている”の、どちらかになると思われます。解説者の指摘どおり、「夏前には30％を割っていたと思われたAKPの支持率が、10月には33％前後まで4～5ポイントも上昇した」という事実は決して忘れるべきではないと思われます。一方で、このような野党の“体たらく”を厳しく批判した、先日も紹介した“なんちゃって野党批判”もいろいろと起こっています。先日はクルチダルオールCHP党首への厳しい批判がありましたが、今回はアクシェネル善良党首党に対する批判がありました。典型的な批判はチョメズ元AKP国会議員の善良党参加です。チョメズ議員は厳しいAKP批判を展開しているように見えました／見えますが、「どうやってエルドーアン大統領が指揮するFETO裁判から逃れること/無罪を勝ち取ることができたのか」との別の同様の立場にある解説者の質問の答えるどころか、アクセスを拒否したとのことです。また、“ソズジュ(広報担当、スポークパーソン) ”という、これまた一見、“エルドーアン大統領・AKP批判の急先鋒”であると思われていた新聞も、実はAKPの管理下にあったということが判明したという批判がありました(極めて優秀な記者を、経営状況の悪化を口実に解雇した)。先日も紹介しましたが、“CHPでも、善良党でも、反政府系テレビや新聞でも、ゾルゲやマタ・ハリが大量に暗躍している”という可能性が極めて高いようです。「最近、失敗を繰り返しているクルチダルオールCHP党首か、資質がないことが判明しているイマムオール大イスタンブル市長か、何も語らないために、どんなボロが出るか全く不明のヤヴァシュ大アンカラ市長か、この3人の中から誰を雇う共通大統領候補をして選択することが最善の選択になるのか」という究極の3択質問が、野党の目の前に置かれているということになります。そもそも、15％程度は投票しない人がいるのが過去の統計から明らかですが、残りの約85％の有権者がどのような選択をするのか、現状では有効投票を100とした場合に、「42(共和同盟)対45(野党6党)対13(HDPなどその他)」という状態から、どのような結果が出るのか、今後も目が離せません。(なお、この解説者は「(個人、社会の)経済状況は投票行動に大きく影響しない、どんな空腹でも共和同盟の支持者は、共和同盟を支持し続けることが判明した」と述べていましたが、それが“正しい考察かどうか”は、今後明らかになってきます。夏は一息つきましたが、秋から春にかけては電気代ガス代も増加し、家賃をはじめとする物価高の影響も“下がった”という印象を与える状況になるとはとても思えません(ベースメント効果でインフレ率の“数字”が小さくなれば、「インフレ率は低下傾向に入った」と大々的に宣伝することは予想されます))。  ​​  トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。​​　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。​​今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。

  2022.11.06

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  イズミルにおける地震とその被害の発生、クルチダルオールCHP党首及び野党6党に対する反政府系解説者による厳しい批判と今後の野党統一大統領候補の選出過程に関する雑感

  　今日(4日)は経済関係としては中央銀行が10月のインフレ進展報告書を発表したという記事、アックユ原子力発電所の3番目の原子炉の建設が進んでいるという記事などが出ていました。一方、社会面では、今日なんと言っても最大の話題は、イズミルで再び地震が発生し、建物の被害(最初の調査では約20棟、モスクの尖塔が崩壊したところもあります)が出ているという記事が出ていました(トルコ時間4日03:29にイズミル市ブジャ区(同市南西部)の地下約14kmを震源とするマグニチュード4.9の地震)。なお、「64人が影響を受けた」というコジャ保健大臣のツイートに関する記事も出ていました。その記事の中にも出ていますが、心臓発作で亡くなった人が１人いるほか、また、建物から飛び降りてけがをした人の中で、若者が１人亡くなったというテレビニュースもありました。日本基準で言えば、少なくともこの地震の死者は2人ということになりそうです。経済記事と言えないこともないかもしれませんが、ネバティ国庫・財務大臣の発言に関する記事、エルドーアン大統領がグテーレス国連事務総長を電話会談したという記事も出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  オイル Exバージンオリーブオイル NGT Food Co. トルコ産 1000ml_おうち時間 パン作り お菓子作り ハロウィン 敬老の日価格：1350円（税込、送料別) (2020/9/12時点)  トルコ産高品質★ドライいちじくどっさり1kgスイーツ フルーツ イチジク いちじく 果物 目 健康 グルメ 贈り物 ギフト お取り寄せ 人気 ランキング 洋菓子 詰め合わせ お菓子 業務用 訳あり 自宅用 おやつ デザート お返し 会社 引っ越し 乾燥価格：7231円（税込、送料別) (2020/9/12時点)タリッシュ ミル付きシーソルト エーゲ海塩 200g トルコ産 クリスタルソルトTARIS タリシュ価格：2160円（税込、送料別) (2020/9/12時点) 　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、まず、イズミル地震が大きく取り上げられていました。反政府系テレビニュースなどでは、「いつまでたっても教訓が得られていない」、「耐震構造がしっかりしている建物は、新築を含めて、10％しかない」という指摘などが出ていますが、一方で、トルコ人の関心は、今この瞬間に直面している「物価高・生活苦」に向いているほか、今後5年間に大きく影響を与える「大統領選挙・国会議員選挙」に向いていると言えます。エルドーアン大統領が「炭鉱事故は運命である。炭鉱夫は事故で亡くなる可能性が常にある」という趣旨の発言をして批判を受けましたが、トルコ全体が「地震は運命である。トルコに住んでいる人は地震で亡くなる可能性が常にある」ということを受け入れていると言っても過言ではない状況です。唯一そうでないのは、地震で運悪く倒壊した建物の設計者、建築業者と言うこと(＝刑事責任を問われる)になりそうです。　今日は、昨日紹介した解説者たちが、厳しい野党批判を展開していました。特に元軍人の解説者はクルチダルオールCHP党首を、そして野党6党全体を、「いかなる理由があろうと、万が一、来年の大統領選挙でエルドーアン大統領が再選されるようなことがあれば、最も厳しい言葉で、徹底的に攻撃・批判する」と最近の体たらく？を厳しく批判していました。クルチダルオールCHP党首が使っている広告エージェント(解説者は指摘していなかったと思いますが、“側近たち”も)は“完全に無能”（これも指摘はなかったと思いますが、あるいは“エルドーアン大統領の差し金(エージェント)＝現代版ゾルゲかマタ・ハリか”）である。直ちに解任すべし」と言っていました。これは、クルチダルオールCHP党首のばかげたアメリカ訪問に続き、それにさらに失敗を重ねる、欧州訪問を行わせていることを受けてのものと思われます。勿論、それ以外でもエルドーアン大統領に絶好の攻撃の機会を与える“ヘッドスカーフ問題の提起”などを受けて、「クルチダルオールCHP党首をはじめ、野党全体が、エルドーアン大統領を再選させるために働いている“なんちゃって野党”だ」と激しい批判を行っていました。実際の背景は分かりませんが、「結果として、クルチダルオールCHP党首をはじめとする野党6党が、エルドーアン大統領を倒すために全く前進していない。それどころか後退している現在の状況」を激しく、厳しく批判していました。そして、昨日紹介したように「ヤヴァシュ大アンカラ市長を大統領候補として、速やかに発表せよ」ということを暗示していたと考えます。一方、いつも紹介している解説者も同様に野党の現状を批判していました。こちらの解説者の分析は、「20年間トルコで政権を維持し、現在の経済状況に陥れたエルドーアン大統領とAKPが、多少なりとも支持率を持ち直すことができたのは、最近の宣伝や政策がトルコ国民に受け入れたからではない。唯一、“いつまでも大統領候補を決めらえない野党6党が、最終的には分裂して、結局、エルドーアン大統領が再選されるのではないか”という疑念・不信感から、“共和同盟から離反した態度未定層”の一部が共和同盟に戻っているからである。」と言うものでした。そして、「トルコだけではなく、世界中の実権型大統領制度のある国で、政党の政策よりも大統領候補(の個性)の方が重視される」と指摘して、「今年初めころに大統領候補を決定することは、エルドーアン大統領に攻撃の機会を与え過ぎることになるとして避けたことには合理的理由があったかもしれないが、最早、野党統一候補を決めることが重要となっている。決選投票に持ち込まれれば、政治巧者であり、全ての国家権力を握っているエルドーアン大統領が圧倒的に有利になるため、絶対に1回目の投票で決める必要があり、全野党勢力の協力を得られる、かつ、勝てる候補を、12月初めには発表すべきである」と指摘して、イマムオール大イスタンブル市長を選出するようにと暗示していました。管理者はこれまで「選挙に勝てるのであれば、クルチダルオールCHP党首がベストの選択である」と考えてきました。しかし、「ここ1、2ヶ月の、数々のおかしな判断」を目の当たりにすると、その考えも揺らいで来ました。「選挙に勝てれば、誰でもいいのか」と言われれば、選挙後も非常に重要です。イマムオール大イスタンブル市長の資質の問題性はすでに明らかになっていますが、“何もしゃべらない”ヤヴァシュ大アンカラ市長は資質が不明の状態です。そのため、判断がつかないところもがありますが、アンケート調査結果を見る限り、「ヤヴァシュ市長はHDPからの支持が得られない」ということはあり得ないという結果ですので、いつもの解説者のように“つまみ食い(クルチダルオール党首は支持が低いが、ヤヴァシュ市長は最終的にHDPの支持が得られない)”するのではなく、ヤヴァシュ市長が残された選択肢となるのでないかと思います。別のベテラン記者が指摘していましたが、トルコ人有権者の革新系の支持率は25％(CHPを差しますが、HDPなどもありますので、実際は35％？)で、保守系(中道右派・親イスラム派など)が75％(65％)であることを考えると、善良党が望んでいるように“トルコのトップには、保守系の人が望ましい”という結論は、あながち間違っているとは言えないと思います。以上より、「クルチダルオールCHP党首がこれ以上おかしくなるのであれば、ヤヴァシュ大アンカラ市長が次善の選択肢ではないか」というのが、ここ数日間の管理者の考察結果です。しかし、「アンケート調査結果は常に正しいわけではない。あるいは、調査対象者が正直に回答しているわけでない」ということを考えると、「アンケート調査結果を絶対視することは、極めて危険」という考えは変わっていません。つまり、もう少し、状況を見る必要がありそうです。その典型は、「今までしゃべらなかった？こと(作戦)で支持率を獲得してきたヤヴァシュ市長が、大統領候補になるための内部選考のインタビューや、公表後のマスメディアや共和同盟からの質問・攻撃に対してどのよう言動をするかで、現在獲得している高い支持率に変化が生じるのか」とう大きな疑問で、これは、上で紹介した解説者たちとは別の解説者の指摘でもあります。   ​​　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。

  2022.11.05

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  エルドーアン大統領のAKP国会議員向け演説と野党の最近の動き、10月の政党支持率アンケート結果(ヨンエイレム社)とその分析、10月及び１～10月の貿易統計

  　今日(2日)は経済関係としては10月の貿易統計関連、今年１～10月の自動車 (乗用車＋小型商用車) 販売数が対前年同期比でついにマイナス(‐4.7％)になったという記事などが出ていました。社会面では、エルドーアン大統領がTBMM(トルコ大国民会議、国会)でAKP所属国会議員向けに行った演説に関する長い長い記事をはじめ、エルドーアン・ゼレンスキー両大統領電話会談、チャヴシュオール外相とグテーレス国連事務総長、同外相とラヴロフ・ロシア外相の電話会談に関する記事などが出ていました。エルドーアン大統領の演説の中には、明日(3日) でAKPが選挙に国会の過半数を獲得してから丁度20年になるということも指摘されていますし、穀物回廊にも、最近の内政に関する様々な問題にも言及されています。今日は記事も紹介します。　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、なんと言っても「AKPが国会で過半数を獲得してから20年」に関する話題が中心だったように思います。つまり、エルドーアン大統領が演説などで散々叫んでいる「どこからどこへ(来たのか)」という言葉のとおり、過去20年間を振り返る話題が中心でした。勿論、初期の話も出ていましたが、最近の話、とりわけ現在の“大統領の権限が強化されたトルコ型大統領制度”が採用されてから、そして、2018年の選挙の前に行われたエルドーアン大統領の演説の中で、「私に権限を与えてくれれば、金利とインフレ率で如何に戦うかを目の当たりにするだろう」と「金利が原因、インフレ率は結果」というエルドーアン大統領の独自理論の実践が宣言されたのですが、この4年間でトルコ経済が如何にひどい状況になったかが議論されています。過去数ヶ月間で、中央銀行総裁からいろいろな経済関係大臣まで「●●を除けば」という発言を行って、「●●以前までは非常に順調で、今は例外的に悪い状況」という趣旨の発言をしています。●●は、「数週間」のこともあれば「数年」のこともありますが、極論すれば、「2018年6月」、つまり、「新大統領制度の開始以降」と言うことになり、結果として、新大統領制度の失敗をAKP関係者が自ら積極的に認めていることにもなりかねません。一方で、7党目の参加があるのか、また、CHPと善良党の間で、深刻な対立が生じているという話もあり、野党(6党)側の足取りもふらついたままです。そのことを明確に指摘する世論調査の結果も出ています。今日、ヨンレイレム社の社長がテレビに出演し、司会者や解説者・記者の質問に答えていましたが、同社長の分析は、「最近、AKPの支持率が若干回復したことは事実。しかし、これは“AKPの宣伝が功を奏した、エルドーアン大統領への信頼が戻って来た”と言うことではなく、“野党6党は分裂するのではないか”という野党6党に対する不信によって、“共和同盟から離れた態度未定層”の一部がAKPに戻ったために起こったもの」と指摘していました。2018年の国会議員選挙では、AKPは49.5％、MHPは11.1％の得票率があったことを考えれば、この4年間で60％から40％まで約20ポイントの支持率低下があったことは明白であり、その一部が野党不振で共和同盟に戻ったというこのようです。ただ、「野党6党の不協和音」は全く治まっておらず、それどころかどんどん大きくなっているという話もあり、「小異を捨てて大同に付く」が忘れ去られ、「鶏口となるも牛後となるなかれ」が復活しているという懸念がどんどんと強まっています。ヨンレイレム社の発表した10月の政党支持率の結果は次のとおりです。AKP25.8(%) 、CH23.2P、善良党9.9、HDP8.1、MHP4.7、勝利党1.9、新福祉党1.6、DEVA1.2、TIP1.1、未定11.6、不投票8.7。未定(と不投票)を分散させた場合、AKP32.4(%) 、CHP29.1、善良党12.4、HDP10.1、MHP5.8、勝利党2.4(少なくともテレビでは、以下省略されていました)となっていました。傾向としては、先日紹介したメトルポ(-)ル社と似ている部分(第1党はAKPであり、支持率は30％越えに盛り返している)もありますが、実際の数字では非常に大きな差が出ています。特に共和同盟対国民同盟で見た場合、その差は歴然としています。ただし、「どちらが正しいかは、神のみぞ知る」であることは、いつものとおりです。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  SV天然ターコイズ（トルコ石）ネックレス大ぶりトップ付き【12月誕生石】【ハンドメイド】【レディース,激安,特価,通販】価格：8190円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)エスプレッソ・デミタスコーヒーカップ＆ソーサー珍しい小さめ椀皿トルココーヒー用2客セット：ルーミー /トルコお土産価格：2380円（税込、送料別) (2020/9/12時点)送料無料【大粒 ターコイズ インディアン リング】トルコ石 インディアン ネイティブアメリカン シルバー925 シルバーリング 指輪 シルバー925 メンズリング レディースリング アクセサリー【あす楽対応_近畿】価格：11800円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)天然ターコイズ（トルコ石）ペンダントネックレス大ぶり一粒ストーン！【12月誕生石ターコイズ】【レディース,激安,特価,通販】価格：5130円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)    　今日はエルドーアン大統領の演説のうち、穀物回廊などに関連する部分のみ紹介します。紹介するAA記事の見出しは「エルドーアン大統領は、『穀物回廊が再開された』と発言」です。　レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領兼AKP総裁は、国会内におけるAKP国会議員会合での演説を、国会会派及び党内での役職者の交代についての言及から始めました。　ヨーロッパを含む多くの国で、冬の訪れとともにエネルギー不足に対する準備が行われていることを指摘したエルドーアン大統領は、トルコは安心して冬を迎えることがでたと述べました。プーチン大統領との会談についての情報を明らかにしたエルドーアン大統領は次のように述べました。「今日、ゼレンスキー大統領と会談を行う。トルコは既に天然ガス、エネルギーのハブ(中心)となっている。したがって、ヨーロッパに対して、トルコを通じてエネルギー供給も行われる。また、穀物回路も機能している。神の御加護により、この過程で、肥料問題によってトルコをより良い立場にすることができた。数ヶ月前までは、トルコが採っていたロシア・ウクライナ均衡外交が批判されてきたが、今や世界はトルコを見本としている。同様に、金利を引下げ、生産と雇用を支援する政策も如何に正しいかは時間が経つにしたがって一層明確に理解されるようになっている。国連から国際機関や経済学者まで、多くの組織や機関が、我々の“インフレ率と金利の間の関係についての、原因と結果”についての理論を高く評価している。年明け以降、全ての人が目の当たりにするであろう。我々が金利を引き下げているように、世界も金利を引き下げることを目の当たりにするであろう。」エルドーアン大統領は、プーチン大統領と昨日行った会談の後、今日(2日)正午からアカル国家防衛大臣とショイグ・ロシア国防大臣の間で会談が継続されると述べました。 　今日2つ目に紹介する記事は10月及び１～10月のトルコの貿易統計に関する記事で、見出しは「商務省は10月の統計集を発表した」です。　商務省は10月の暫定貿易統計を発表しました。それによれば、GTS(一般貿易システム)では、10月の輸出は昨年同月と比べて2.8％増加して212億9,800万ドルとなりました。この数字は、10月としては過去最高の数字となりました。一方、同月には輸入も31.9%増加して293億300万ドルとなりました。貿易総額は17.9％増加して506億100万ドルとなり、貿易赤字も430.4％増加して80億6党の00万ドルとなりました。輸出が輸入を賄う割合も、72.7％となりました。なお、エネルギーを除いた輸出が輸入を賄う割合は、90.9％となりました。　GTSによる１～10月の貿易統計によれば、同時期の輸出は昨年同期と比べて15.4％増加して2,094億5,000万ドルとなり、一方、輸入は39.5％増加して3,005億5,3500万ドルとなり、その結果、同期の貿易赤字は168.5％増加して911億200万ドルとなり、輸出が輸入を賄う割合も69.7％となりました。  　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。

  2022.11.03

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  社会住宅計画“最初の自宅、最初の私の店舗・事務所”への申込結果、トルコ・ロシアの関係強化進展(軍事同盟化の噂)、トルコの麻薬・マフィア・資金洗浄問題に関する論戦

  　今日(11月1日)も経済関係ではほとんど記事は出ていませんでした。強いてと言えば、昨日(10月31日)、社会住宅計画“最初の自宅、最初の私の店舗・事務所”に対して500万人以上の申請があったという記事が出ていました。一方、社会面では、エルドーアン大統領の警察学校卒業式で行った演説(麻薬取り締まりに関するクルチダルオールCHP党首との論争に言及)、ロシアが一方的に放棄？した穀物回廊合意に関するアカル国家防衛大臣及びチャヴシュオール外相の発言に関する記事などが出ていました。　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、「TOGGというトルコ国産？電気自動車の“大量生産が始まった”」と「“トルコ100年計画”の大々的な売り込み？」という「AKPの上昇傾向の話題」から、「“ウナルAKP副党首の辞任”、並びに“アマスラ炭鉱事故での逮捕・収監者の発生と中立専門家による暫定報告書の発表”」という「AKPの下落傾向の話題」に急転換した内容が議論されています。上でも記事の存在を紹介しましたが、トルコとロシアの関係の緊密化は外から見る以上に相当進んでいるという話題も出ています。「ロシアによる穀物回廊の撤回とトルコとの新たな協定」はその傾向を表わすほんの1例であるという指摘です。時々紹介しているディープな情報を提供している解説者の指摘ですが、“アックユ原子力は既にロシアが完全な支配下にある”、“トルコの原子力発電所ではなく、トルコにあるロシアの原子力発電所”という状態であるという指摘はすでにいろいろな解説者が行っていますが、「原子力発電所には必要のない広大な土地が提供され、そこにロシアがレーダー基地を建設している」と指摘されていました。つまり、「NATO加盟国の領土内にロシア軍のレーダー基地が設置されようとしている」と言うことです。これも現時点では管理者には確かめようのない情報ですが、「トルコの基地で、トルコ企業が建設している」と言う反論もあるそうですが、そのトルコ企業は「大型レーダーの技術もなく、レーダー基地建設については全く知らない」と発言しているとのことです。これまでは「トルコはNATOの、対ソ連(ロシア)の最前線基地」と言われてきましたが、今後は「トルコはロシアの、対NATOの最前線基地」に変わろうとしているということを意味します。エルドーアン大統領のプーチン大統領頼み(＝依存)は広く知られるところとなっていますが、“トルコのロシア陣営入り”は“あり得ない話”ではなくなっているということになりそうです。穀物回廊に関する2国協定、4者合意から、トルコ・ロシア協定に変わろうとしているという状況ですが、今後世界のトルコを見る目も、どんどん厳しくなる可能性があるようです。これ以外では、記事のところでし少し紹介しましたが、基本的は、“クルチダルオールCHP党首VSソイル内務大臣”ではげ石井応酬が行われている、“トルコの麻薬・マフィア・資金洗浄問題”が反政府系テレビニュースなどでは大きく取り上げられています。クルチダルオールCHP党首の主張を一言で言えば、「トルコは外貨の獲得のために、麻薬取引やマフィアの角堂に目をつぶる、それどころか、法律まで改正して積極的に後押ししている」と言うものです。それに対してソイル内務大臣は、当然ながら「トルコ警察やジャンダルマなどの治安維持組織はマフィアと麻薬の取締りのために全力を挙げて取り組んでおり、その成果も十分出ている」と反論しています。この問題もどちらが正しいかは明言することはできませんが、「出所不明の膨大なお金がトルコに流入している」ことは事実で、こちらはどちらの主張の根拠にもなりますが「膨大な麻薬が押収されている」、そして、クルチダルオール党首の主張どおり、「イスタンブルを中心に、外国人マフィア同士の市内における抗争事件が増加している」、「キプロスの麻薬王たちがキプロス及びトルコで殺されている」ということは事実として指摘できます。「野党6党が7党になるか」、「野党6党の共同大統領候補が誰になるのか」など、野党間の協力を揺るがす可能性のある問題も存続し続けている一方、上で紹介しましたように、せっかく盛り上げようとしているAKPの選挙キャンペーンもいろいろと躓きが出ている一方、“エルドーアン大統領の外国からの資金頼み”と思われる動きもいろいろと出てきており、今から約７、８ヶ月は、“トルコでは、国内政治及び外交とも、激動の時代になる”ということが、かなり高い確率で予想される状です。　今日は社会住宅計画“最初の自宅、最初の私の店舗・事務所”の募集結果に関する記事を紹介します。穀物回廊の話題は、別の機会にしたいと思います。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  TEKSUT テキスュトゥ 白チーズ 500g トルコ産 Beyaz Peynir ベヤズペイニール ホワイトチーズ価格：1512円（税込、送料別) (2020/9/12時点) TARIS タリッシュ クラッシュグリーンオリーブの瓶詰め 300g トルコ産 タリシュ価格：1080円（税込、送料別) (2020/9/12時点) TARIS タリッシュ EXVオリーブオイル Erkence エルケンジェ 500ml トルコ産価格：3780円（税込、送料別) (2020/9/12時点)  　今日紹介するAA記事の見出しは「最初の自宅、最初の私の店舗・事務所計画に、500万人を超える有効申請があった」です。今日付けの記事で、抜粋して紹介します。　ムラート・クルム環境・都市計画・気候変動大臣は、eーガバメント及び銀行を通じての申請期間が終了した最初の自宅、最初の私の店舗・事務所計画に関してソーシャルメディア口座から発信を行いました。発信では、この計画について次のように記述されています。「1ヶ月半で、800万人のトルコ国民が申請を行った。有効申請件数は513万5,324件であった。同計画に最も多くの関心を示したのは若者たちであった。203万277人の若者が申請した。地域別では、イスタンブルからの申請が最も多かった。17県で6千戸近くの住宅の建設が続いている。抽選も一刻も早く行い、3月までに全ての抽選を終了させる。約束どおり、2年間で25万戸の住宅を引き渡す。この計画をしてくれた全てのトルコ国民に感謝する。トルコ国民のために最善をこれまでも実施してきたし、今も実施しており、そして、今後も実施し続ける。」　同計画に最も多くの申請があったのはイスタンブル県で、151万9,300件でした。次いでイズミル県の24万358件、アンカラ県の23万2,857件、ブルサ県の18万8,748件、ガーズィアンテプ県の16万6,200件、コンヤ県の16万6,905件となっています。年齢別等では、最も多くの申請があったのは若者で、203万277人でした。次いで、50万5,934人の年金生活者、25万6,248人の身体障がい者、6,493人の戦死者の遺族と戦争負傷者などとなっています。  ​​  トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。​​　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。​​今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。

  2022.11.02

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  ウナルAKP副党首の辞任とその背景、アマスラ炭鉱爆発事故に関する逮捕・収監者の発生、炭鉱事故に関する専門家による暫定報告書の提出

  　今日(31日)も経済関係ではほとんど記事は出ていませんでした。強いてと言えば、明日(11月1日)から外貨預金を多額に持つ企業に対する融資制限が始まるという記事が出ていました。一方、社会面ではいろいろと動きがあり、記事も出ていました。まずは、トルコ共和国、アタテュルクのアルファベット採用を攻撃する発言を行い、物議を醸していたウナルAKP副党首が任務を離れる許しを請いました(＝辞任しました)。一方、クルチダルオールCHP党首の前の党首(最低１回は党首に復帰)であるデニズ・バイカル前党首の娘がCHPから辞任したという記事も出ていました。また、アマスラ炭鉱事故ではさらに進展があり、8人の容疑者が逮捕されたという記事、また、中立の専門家調査団による暫定報告書が発表になったという記事も出ていました。　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、「TOGGというトルコ国産？電気自動車の“大量生産が始まった”」から大きく転換しました。やはり、最大の話題は、“トルコ共和国、アタテュルクのアルファベット採用を攻撃する発言を行い、物議を醸していたウナルAKP副党首”の辞任です。ウナル副党首は“反共和国、オスマン帝国廃止批判”というイスラム色を出し過ぎて、バフチェリMHP党首をはじめとする“トルコ主義者”の反発を買って解任され、一方で、数ヶ月前には、“トルコ主義を前面に押し出し”過ぎて、アラブ首長国連邦をはじめとするFETO支持者批判を行ったために、オズカン副党首(当時)が解任されています。ここからも、“イスラムの価値”、“トルコ主義の価値”は中心的概念ではなく、一言で言えば、“選挙に勝つためには、その時に何が重要か”が中心概念になっていることを示している事件だという指摘もありました。これ以外では、さんざん逃げを打つ、あるいは、容疑者隠しのために“昇進人事”を行っていたことなどから、かえって事態をこじらせたのか、遂にアマスラ炭鉱事故では逮捕者が出ました。このことも大いに議論されていました。ただし、どのような判決が出るか、厳しい判決が出てもそれが実施されるのかどうかは、現時点では不明です。　今日は記事を中心に紹介します。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 Eyup Sabri Tuncer ナチュラルオリーブオイル ハンド＆ボディクリーム 250ml トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格：1100円（税込、送料別) (2020/10/11時点) アルコール70％ Eyup Sabri Tuncer クラシックレモンコロンヤ 200ml オーデコロン トルコ製 トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格：1210円（税込、送料別) (2020/10/11時点)MB イスタンブール500ml（甘いもの天国トルコの伝統的なお菓子「ロクム」をイメージしたバニラとオレンジの香ばしい甘さが溶け合った香り）（ランプベルジェ）価格：2233円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　最初に紹介するAA記事の見出しは「ウナルAKP副党首は、任務から離れる許しを請うた」です。今日付けの記事で、短いものです。　マヒル・ウナルAKP副党首兼カフラマンマラシュ県選出国会議員は、副党首の任務から離れる許しを請いました。同副党首は、ソーシャルメディアのツイッターで行った発表で、「今日、副党首の職から離れる許しを願い出た。レジェップ・タイイップ・エルドーアンAKP総裁兼大統領に対して、今日まで感じて頂いた私への信頼と与えて頂いた責任に深く感謝する。このことをここに公にする。」 　今日2つ目に紹介するAA記事の見出しは「アマスラ炭鉱ばく発事故に関連して8人の容疑者が逮捕・収監された」です。こちらは抜粋して紹介します。　アマスラ検察庁支部が行っていた捜査の一環で、裁判所に移送された容疑者であるジハット・オズデミルTTK(トルコ石炭公社)アマスラ炭鉱所長、S.A.同炭鉱副所長、S.E. 同炭鉱管理部長、M.T.同炭鉱管理技術長、現場技術責任者であるL.A.及びI.H.M.、V.S.安全管理部門責任者代理及びS.K.安全技術者は、検察庁での取調べ後、逮捕・収監の請求を行うために(夜間)当番裁判所(官)に移送されました。当番裁判所は、8人の容疑者を“複数の人の死亡、負傷の原因となることを認識していた”罪で逮捕・収監する決定を行いました。裁判所に移送された容疑者であるS.S.B.会計部長、H.O.電気技師、F.G.安全係長ほか、合計９人は取調べ後、釈放されました。S.O.電気技師長は司法監視付きの釈放を裁判所に要求されましたが、裁判所によって無条件で釈放されました。その他の容疑者6人の裁判所における手続きが続いています。 　3つ目に紹介するAA記事の見出しは「アマスラ炭鉱爆発事故に関する暫定専門家報告書が作成された」です。これも今日付の記事で、こちらも抜粋して紹介します。　トルコ石炭公社(TTK)アマスラ炭鉱での爆発事故に関する専門家による暫定報告書において、炭鉱空調設備の改善のための投資及び計画が実施されなかったことが、爆発事故が発生するために大きな原因となったことが明らかにされました。　鉱物、地質、地学、電気及び機械の技術者・専門家及び労働安全専門家からなる7人の調査団が作成した28ページの暫定調査報告書がアマスラ検察庁支部に提出されました。同報告書では、41人が亡くなり、11人人が負傷した事故に関する「労働事故、海面下320ｍに存在する坑道で行われている爆破作業が原因となって発生したメタンガス、石炭粉末の爆発を含む爆発である」との表現が使われています。   　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。​　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。​​今日はトルコ・コーヒーも紹介します。​ここからはブレスレッドです。

  2022.11.01

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  TOGG(トルコ国産電気自動車)の本格生産開始時期と価格の検討状況、イズミル地震後の住宅供給状況とTOKIの住宅建設能力の雑感、ポスト・エルドーアン時代は来るのかという世界のトルコ専門家の関心

  　今日(30日)は日曜日でしたので、経済関係ではほとんど記事は出ていませんでした。強いて“経済”と言えば、イスタンブルを9月に訪問した観光客の数が昨年同月と比べて64％増加して160万7,045人になったという記事が出ていました。今日の特徴は、イズミル地震の2年周年を迎えて、自身で住居に被害を受けた人に対して住宅の引き渡しが進んでいるという記事が色々と出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック ＆合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格：3900円（税込、送料別) (2020/10/11時点) 　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、昨日に引き続き「TOGGというトルコ国産？電気自動車の“大量生産が始まった”」と言う話が色々と出ていました。昨日紹介したように、やはり“1台目が出来た”は“選挙の年を前にした、単なる宣伝”でした。来年3月末に本格的に販売が始まるそうです。そして、値段はまだ決まっていないそうで、エルドーアン大統領は銀行に安い金利のローンを提供するようにと発言していました。今年中来ますのかもしれませんし、そもそも政府系機関やTOBB(トルコ商工会議所連合会)のような政府癒着組織や共和同盟の市長のいる市役所、当然ながら官公庁も1年以上前から数十台、数百台、それどころか千台規模で注文することを発表しているので、最初の1万台くらいは既に販売のめどが立っていると思われますが、「販売開始時特需」を除いて、通常の販売になった時にどのくらい売れるのかが問題になります。そのためにはどの程度、経済的なのかが一般消費者にとっては重要となると思いますが、それにも関わらず現時点で値段が決められない最大の理由は「インフレ率がどうなるか分からない」と言うことではないかと思います。勿論、販売可能台数が分からないということもあると思います。とりあえず、選挙戦の最中に、町の中をある程度の数のTOGGが走っていると思われますので、宣伝としては十分かもしれませんが、多分、エルドーアン大統領は「100万台？の注文があった」などという発表をしたいと考えているものと思います。経営者が嘘の発表をすれば法律上も問題ですが、エルドーアン大統領が嘘を言っても全く問題になることはないので、多分、実施の２、３倍の受注数を発表するのではないかと思います。2つ目の話題としては、イズミル地震の被害者への対応の強調です。AAの記事では、「1,404戸の住宅と289の店舗・事務所を被災者に引き渡した」と言う記事が出ていましたが、反政府系テレビニュースでは、誰の発言かは確認できませんでしたが、「1,800戸の被災者向け住宅を受け取ることができる人のうち、今年中に1,500人について抽選が行われる」という発言のほか、住宅建設に当たっているTOKI(集合住宅公社)責任者の「3,655戸の被災者向け住宅のうち、2,816戸を今年中に引き渡すことを目標としている」という発言を報道していました。AAの記事と両立する、つまり、「1,400戸は既に引き渡されていて、今年中に更に2,800戸の引き渡しが行われる」ということかもしれませんが、いずれにしても、“地震直後で、全てに優先して建設を行う必要がある”という状況下で、「2年間で精々1,400戸、必要住宅の3分の1程度」の供給能力しかないこと」を自ら証明したのですが、反政府系テレビニュースでのアンカーも「今後1年、あるいは2年間で、先行して着工する約20県で、どうやって50万戸の住宅を供給するつもりか」と疑問を呈していました。優先的に建設が始まる県が目標戸数の50％を占めているとしても、25万戸以上の建設が必要になりますが、イズミルの例のように、2年かけて1,000戸か2,000戸という状況は動かしがたい事実であり、100万戸はおろか、50万戸も、25万戸も「2年以内に引き渡しを行うこと」は、最初から不可能であることはほぼ間違いなさそうです。つまり、“選挙のための単なる空公約”の可能性が大です。　3つ目の話題は、いつも紹介している解説者の“選挙後のエルドーアン大統領の動向”に関する質問に対する回答です。以前からのこの解説者は、「エルドーアン大統領が、選挙結果があった直後、どのような行動をとるかが、世界のトルコ・ウオッチャー”の最大の関心事項である」と述べています。勿論、“発表があるかどうか”も議論の対象で、つまり、「まともに発表すれば、負けたことが判明した場合」に、“発表を妨害して、検挙結果を確定させない”、“市民クーデターを起こす”、“軍、ジャンダルマ、警察などを使って、戒厳令を敷く”など、いろいろな説があるようですが、“このような異常事態が起こるのか、それともあっさり下野するのか”、そこがまだ不明のままで、世界中の専門家？が議論しているとのことです。そして、その中の「あっさり下野する」と言うシナリオが実現した場合についてのことだと思いますが、今日の時点では「エルドーアン大統領は訴追されない。新政権がエルドーアン大統領に対して法的措置を取ることはない」という予想を発表していました。勿論、現時点では裁判官及び検察官、そして、警察官も、ほとんど全ての人が“エルドーアン大統領の手先となって動いていた”という暗い過去があるため、そう簡単に“エルドーアン大統領の過去の悪事を悉く暴くことに協力する”ということはないと思います。そんなことをすれば、自分に火の粉が降りかかってくることは火を見るよりも明らかだからです。とは言え、時々紹介している“ディープな情報を紹介している解説者”の指摘や、そもそも、セダット・ペケル犯罪組織首領のように、内部にいた人？の告発もすでに多く存在しているため、某K国のように、“政権交代があるたびに前大統領が収監される”と言うことはないにしろ、既に会計検査院の調査結果や、野党独自の調査などで、違法の数々が明確はしている以上、“不問に付す”ということは、「自ら、しかも、最初の一歩で、“法治国家であることを放棄する”と宣言すること」を意味するものと思われます。勿論、上で紹介した、“クーデターや内戦を防ぐための取引”として、最初の時点で取引を発表すること、あるいは発表しないまでもそうすることは、有り得るかもしれません。が、普通、と言っても、現在の野党支持者のトルコ国民が黙っているとはとても思えません。せいぜい、「“無用な流血、混乱を避けるために、国外に出ることを認めた”と発表し、トルコ政治には一切かかわらないことを条件とすることが条件となる」のではないかと推測します。その上で、“不正蓄財の回収に全力を尽くすこと”が必要となると思われます。2016年の“7月15日のクーデター未遂事件”後にエルドーアン大統領が行ったことと比べても非常に軽い対処であり、ポスト・エルドーアン時代の初期の対応としては、「エルドーアン大統領及びその極近い周辺の人だけを徹底的に追及し、国家公務員は下に行けば行くほど軽い処置とする」という対応をするというのが、管理者の現時点での予測です。とは言え、選挙結果もまだ分からず、“選挙当日のエルドーアン大統領の行動”が世界中のトルコ専門家の関心の的であるという状況には、全く変化はありません。現時点では、この解説者も今回指摘していましたが、そもそも「選挙人名簿」、「住民登録」に大きな疑問が着いているにもかかわらず、野党の反応が鈍いのは大いに問題だと指摘していました。そして、“有効投票数が6,000万票になっても、後の祭り”なるとも指摘されていました。トルコの有権者数は、本来、5,600万人程度で、通常であれば投票率は85％前後のため、有効投票数は4,800万票前後のはずです。   　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。​　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。​今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。

  2022.10.31

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  トルコ共和国建国99周年日のTOGG(トルコ国産電気自動車)の大量生産開始記念式典、最新のメトルポル社による政党支持率とその雑感

  　今日(29日)は土曜日で、かつ、トルコ共和国建国99周年記念日でしたので、経済関係ではほとんど記事は出ていませんでした。強いて“経済”と言えば、TOGGというトルコ国産？電気自動車の“大量生産が始まった”という記事ばかりでした。さすがに経済と言うのは気が引けたのか、それともエルドーアン大統領を引き立てるためかは不明ですが、“社会面の記事”として、大量に出ていました。　 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)トルコ製 ゴブラン織 生地 がまぐち ハンドバッグ un deux 全2種 さんかく/水 さんかく/黄価格：6091円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)ゆうパケット発送！スカーフ 正方形/大判/母の日/女性用/コットン 【トルコ　雑貨】【トルコ　お土産】価格：2545円（税込、送料別) (2020/10/11時点)ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック ＆合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格：3900円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　上で、「TOGGというトルコ国産？電気自動車の“大量生産が始まった”」と紹介しましたが、これには“いろいろと条件付き”のようです。反政府系テレビニュースなどでは、あまり否定的にならにように、「国産電気自動車の大量生産が始まったことは良いニュースだ」としながら、いろいろな疑問点を紹介していました。そもそも、“国産部品使用率が50％程度になっている”とのことですが、どういう計算か分かりませんが、少なくとも「チップ、電池及びモーター」などの超重要部品？は輸入ではないかと思います。勿論、日本も明治維新以降、外国からの技術移転で成長したことは明らかであり、トルコも外国からの技術移転で成長していくことは全く問題ありません。今回一番問題なのは、“国産”を強調していることです。バイラクタル社のIHA(無人航空機＝ドローン)が世界的に有名なったのは事実ですが、エンジンはウクライナからの輸入で、カメラはカナダ製だったことなど一切発言されておらず、“国産”が強調されていたのと同様です。その他、潜水艦もドイツからに技術移転で製造されるはずでしたが、上手く行かず、“国産潜水艦”の製造が、ドイツとの関係悪化によって進められていない状態だそうです。国産兵器産業の成長を特に強調していますが、“国産”の意味は“核心技術を除き、周辺部品で50％を超えていること”ではないかと思えるほどです。さはさりながら、上でも指摘しましたように、技術を移転したとしても、自前で生産し、そして他の国々にも販売できるということは、良いことだと言えます(ただし、武器製造・販売自体は決して望ましいことではないと考えますが、必要悪と言うことで、現状では仕方がないと思います)。なお、“大量生産が始まった”と言うことになっていますが、本当に月産100台、それどころか10台という生産ができるのかは大いに疑問です。2年ほど前に、当時はここまで切羽詰まるとは考えていなかったでしょうが、「(選挙前最後の)共和国記念日に生産を開始する」という目標を掲げて準備を進めていたため、大急ぎで1台だけ作った可能性も十分あり、“2台目がいつできるのか”すら、分からない状態かもしれません。実際、「ネバティ国庫・財務大臣が2台目のTOGGを注文した」という記事も出ていました。“買った・もっらった”ではなく“注文した”という“未来の受取”を示す表記になっていることが目につきました。「4年間でイスタンブル空港の利用者は総計1億6,410万人に達した」という記事が出ていますが、鳴り物入りでオープンした(新)イスタンブル空港も4年前(これも選挙の年でした)の2018年10月29日には、何とか使うことができる程度で、本格的オープンは翌年の4月で、第３滑走路の運用開始は2020年6月だったと思います。つまり、“選挙対策としてのやってる感”を出しているものと考えられます。なお、丸4年経っても、新空港には鉄道の接続ができず、バス・サービスでもイスタンブル市役所との鍔迫り合いがあることは、以前紹介したとおりです。　これ以外では、いつも紹介している解説者が、いつもどおりいろいろな会社のアンケート結果を紹介していました。基本はメトルポ(‐)ル社のアンケート結果で、流石に公平性に欠けるということか？、「ヨンエイレム社やアクソイ社といった野党寄りや中立的な会社でも同じようにAKPが支持率をある程度戻している傾向である」という注釈をつけています。いずれにしても、メトルポ(‐)ル社のアンケート結果の政党支持率(未定・不投票を分散後)は、AKP36.3(%)、CHP22.2、善良党12.4、HDP11.4、MHP10.0、DEVA1.4、SP1.3、勝利党0.7、その他の政党合計が２％程度という結果でした。アンケート結果なので、数字を操作していない限りは「おかしい」ということはなく、単に、「調査対象(有権者)の抽出が間違っている/正確にトルコ社会を反映していない＝共和同盟の強い地域で調査したなど」ということだろうと思います。あくまで単なる個人的感想ですが、「AKP→CHP４ポイント、MHP→善良党2ポイントの移動／付け替え」を行えば、それなりに信じられる数字になるのかもしれません。一方で、「DEVA以下のほぼ全ての小政党の支持率が非常小さくなっている」という特徴もあります。“正かどうかは神のみぞしる”と言うことですが、いくら“共和同盟の反転攻勢が始まった”としても、経済状態は悪くなることあっても全く良くなっておらず、また、アマスラ炭鉱事故をはじめ、“AKP政権の闇の部分”がどんどんと明らかになっている状況で、「ここまで極端に改善しているということは、なかなか信じがたい」と言のが、正直な感想です。いずれにしても、「メトルポ(-)ル社のアンケート結果がトルコ社会の意見を正確に反映しているのか、それとも、管理者の直感が正しいのか」は、今後、だんだんと明らかになってくるものと思われます。  ​　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。​　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。​​今日はトルコ・コーヒーも紹介します。​ここからはブレスレッドです。

  2022.10.30

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  エルドーアン大統領によるトルコ世紀ビジョン”行事に関する議論・意味・背景、野党6党の共同大統領候補に関する議論の最新状況

  　今日(28日)は経済関係ではほとんど記事は出ていませんでした。強いて言えば、これまでも出ていたのであれば、全く気が付いていませんでしたが、“サービス業生産者価格指数”なるものが出ていました。9月には月間で2.55％、年間で107.01％の上昇となっています。社会面では、“アマスラ炭鉱事故”に関連する取り調べが続いているという記事が出ていました。これ以外では、申し訳程度の“明日は共和国建国99周年記念日”と言う記事と、鳴り物入りで大々的に宣伝している“エルドーアン大統領のトルコ世紀ビジョン”に関する記事が出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 誕生石 ネックレス アクセサリー 天然石ネックレス トルコ石 ターコイズ ネックレス レディースジュエリー 12月誕生石 プレゼント レディースネックレス　プレゼント ハート デザインネックレス 【選べる長さ 40cm・45cm】 ss価格：10000円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)送料無料【大粒 ターコイズ インディアン リング】トルコ石 インディアン ネイティブアメリカン シルバー925 シルバーリング 指輪 シルバー925 メンズリング レディースリング アクセサリー【あす楽対応_近畿】価格：11800円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)天然ターコイズ（トルコ石）ペンダントネックレス大ぶり一粒ストーン！【12月誕生石ターコイズ】【レディース,激安,特価,通販】価格：5130円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)  　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、昨日に引き続き“アマスラ炭鉱事故”に関連して25人の容疑者に対する取り調べが続いているということもありましたが、なんと言っても、“エルドーアン大統領のトルコ世紀ビジョン”に関する議論が中心でした。最初は、反政府系メディア関係者も招待されたということ、そして、招待に応じるかどうかという議論が色々とされていました。一言で言えば、“行く派”は “自分は記者である以上、全てを自分の目で見て取材し、必要なら報道する必要がある”という主張で、“行かない派”は“質問もできず、単にショーを見せられるだけなら、エルドーアン大統領の(平等に招待したという)宣伝に利用されるよりもテレビで見ていた方がまし”ということのようです。管理者はマスメディア関係者ではありませんが、いずれの主張もそれぞれ正しく、最後は“個人の信念”の問題のように思えます。いずれにしても、“トルコ世紀ビジョン”行事の内容、と言うよりはエルドーアン大統領の演説内容は、よく準備されたもので、“社会的、宗教的対立を煽る”、“敵を排除しようとする”、“侮辱する”などといったエルドーアン大統領の特徴でもある、否定的な印象を与える発言を全ては除したものでした。が、準備された原稿を脱線して“カナル・イスタンブル計画”の話をし出した途端、“社会的、宗教的対立を煽る”、“敵を排除しようとする”、“侮辱する”などを連発して、結局は、「演説のための演説で、本音ではない」ということを自分自身でさらけ出してしまいました。ここはニュースで確認しましたが、以下は、色々な解説者の解説である。あまりにも長い演説であり、全てを聞き、読んだわけではありません。が、一言で言えば、“過去20年間で何をしてきたのか、してこなかったのか、その反省もなく。これまで言ってきたことの焼き直しで、何の新鮮味もない内容。しかも、本来であればこの20年で実現すべきであったことばかりで、今更何を言っているのか、と言いたくなる内容”と言うことのようです。つまり、“名前ばかりは立派で、内容は全くない”という言うことだそうです。この評価が正しいかどうかは、演説を全て読めば、「何をしたか、何をしなかったか、何をすると約束しているのか」ははっきりしますが、複数の解説者の意見を疑う理由は基本的にはないと思います(唯一で最大の理由は、“エルドーアン大統領を支持するメディア化、反対するメディアか”ということだろうと思います)。しかも、最初に紹介しましたが、AAでは「申し訳程度の“明日は共和国建国99周年記念日”と言う記事と、鳴り物入りで大々的に宣伝している“エルドーアン大統領のトルコ世紀ビジョン”に関する記事」という状態でしたが、アンカラの市内でも明日(29日)の共和国99周年よりも“トルコ世紀ビジョン”行事の宣伝の方が多い状態とのことでした。この点では、いろいろな指摘がありますが、選挙に向けた宣伝であることは当然ですが、“20年の成果には乏しく、希望を与える未来をも提示できない”、“蕎麦屋の出前”か“ヤルヤル詐欺”か、“20年間やると言ってできなかったことを、次の5年間で、あるいは20年後の2053年(イスタンブル征服600周年)までに実現させる”と言い訳しているだけとの指摘でした。この辺りの議論は、今後も出てくると思われますので、出てくればその時に紹介します。　これ以外では、生活苦に関する話も取り上げられていますし、野党6党に関する話も取り上げられています。いつも紹介している解説者は、野党の統一候補として「イマムオール大イスタンブル市長にきまるだろう」といつもどおりの予想をしていました。今回の根拠は、「エルドーアン大統領とクルチダルオールCHP党首ではクルチダルオールCHP党首が１、２ポイント先行しているだけで、とても“絶対に勝てる候補”と言うことはできない」、「ヤヴァシュ大アンカラ市長では、HDPの支持が得られないことは明白である」、「イマムオール大イスタンブル市長なら、HDPからも、野党6党の右派政党からも、場合によっては、AKPやMHPからも票を得ることができる」という分析でした。そのほか、「エルドーアン大統領に(イスタンブルで)2回勝った実績がある＝エルドーアン大統領の不敗伝説を打ち破ったという実績」があることを強調していました。管理者もこの分析にはほとんど反対はありません。「勝つことだけ」が目的であれば、イマムオール大イスタンブル市長でも十分？だと思われます。途中でいろいろ別な人も入りましたが、管理者が考えるトルコ政治の流れは、「デミレル　→　オザル　→　エルドーアン」が本流で、基本は「中道右派」と考えます。その意味で、イマムオール大イスタンブル市長はこの本流から大きく外れているわけではないと思いますので、当選の可能性は十分と思われます。が、将来的には、「デミレル　→　オザル　→　エルドーアン」と続いた失敗に、「イマムオール」が加わることになる危険性が極めて高いと考えます。そのため、「もしも勝てるのであれば、クルチダルオールCHP党首が望ましい」と考えています。が、「エルドーアン大統領に負ければ、トルコの民主主義に将来はない(多分、50年か100年後退することになる)」という指摘はもっともだと思われますので、まず、「エルドーアン大統領に勝てること」が今回の野党6党共同大統領候補の最低条件だとは思います。なお、野党が分断される可能性については、ババジャンDEVA党首が強く「野党は統一候補が絶対に必要で、1回目の投票で決めるしかない」と言っていたことを取り上げて、“HDP(クルド系住民)からも支持が得られるイマムオール大イスタンブル市長を想定している”と指摘すると共に、「野党6党が分断されても、結局は、どんな野党も(エルドーアン大統領によって作られてた“なんちゃって野党”を除く)、統一候補選びでまとまらなければならい」と指摘されていました。  ​​​​​​​​　トルコ・リラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想今日はトルコ石のストラップを紹介します。トルコ石ではありませんが、、、

  2022.10.29

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  アマスラ炭鉱爆発事故に関連する容疑者拘束決定、国民同盟への参加希望表明とその反応、カヴジュオール中央銀行総裁によるインフレ予測の変更と質疑応答

  　今日(27日)は経済関係ではあまり記事は出ていませんでした。強いて言えば、中央銀行に関する記事が２つありました。１つはインフレ報告書発表に関する記事で、もう1つは10月の金融政策委員会(PPK)の議事録概要に関する記事でした。一方で、社会面では、“アマスラ炭鉱事故”のほか、昨日紹介したトルコ医療関係者協会(TTB)会長が逮捕・収監されたという記事、TTBをはじめとする職業別協会の名称からＴ(トルコ)を削除することを検討するというボズダー法務大臣の発言に関する記事などが出ていました。“アマスラ炭鉱事故”に関しては、(事故発生から13日目で初めて)25人の容疑者に対して拘束の決定が出されたという内容です。　“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、上でも紹介しましたが、“アマスラ炭鉱事故”に関連して事故発生から13日目で初めて)25人の容疑者に対して拘束の決定が出されたことを大々的に議論していました。「13日目にしてようやく」ということですが、25人の容疑者の内24人に対して事情聴取が行われたそうですが、結局、“拘束”された人は誰もいなかったということです。そして、もう一つ大々的に議論されていたのは、反対に、拘束から「逮捕・収監」に進んだトルコ医療関係者協会(TTB)会長に対する対応についてです。昨日も紹介しましたが、「PKKに加担した、あるいは支持する発言。又は、エルドーアン大統領などトルコ政府への侮辱」といった内容の発言ではないと一般的には考えられるため、“言論統制、反政府的な言動を行っているNGOに対する圧力である”と受け止められています。もう一つ大きく取り上げられていたのは、カヴジュオール・トルコ中央銀行(TCMB)総裁のインフレ報告書発表時に行った発言です。現実として、今年最初の“2022年末のインフレ率予測”が23.2％に対して、今回発表された予測は65.2％となっており、“180％を超える予測の外れ方である。世界中どこを探しても、この世なひどい予想の外し方をする中央銀行はない”と批判しています。管理者が驚いているのは、“40ポイントを超える予想の外し方”もさることながら、9月の対前年同月比の消費者物価指数の上昇率が83.45％にもかかわらず、ここまで来ても(＝残り2、３ヶ月にも関わらず)未だに“年末には65.2％まで下がる”と、20ポイント急落の予測を公式発表していることです。“驚き”とは書きましたが、エルドーアン大統領自身がほとんど全ての発言で、“事実”、“予想・予測”及び“期待・理想”の間の区別を全く行っていないことは明白になっていますので、本当は微塵の驚きもありません。今回は“年末のインフレ率予測”となっていますが、“予測”ではなく期待・理想”を発表したにすぎません。９、10ヶ月で“2022年末のインフレ率予測”が23.2％から65.2％に変更になっても、“全く悪びれた様子はない”というのが正確な表現かもしれません。それでも、カヴジュオールTCMB総裁は多少は良心の呵責があるのか、記者の質問に対して「現実に高いインフレ率となっている以上、インフレ率の対策について、成功しているとは言えない」と、間接的に“失敗していることを認める発言”を行いました。　これ以外では、BTP(独立トルコ党)という、イスラム系の非常に小さな政党が“国民同盟に参加したいがSPが反対して、実現していない”と反政府系テレビに出演して述べたことに対して、SPはその発言を否定し、真っ先に善良党から招待が行われ、遅れてCHPからも原則、歓迎する旨の発言が出てきたことが話題になっています。特に真っ先に善良党が招待し、CHPからの原則受け入れ発表があるまでの間、“野党6党の足並みの乱れか”という評価も行われていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  ELIT - トルコ料理　牛ひき肉入りスボレキ 1kg-15個入り - ELIT - Borek with Minced Beef 1kg- 15pcs価格：2175円（税込、送料別) (2020/10/11時点) ELIT トルコのスイーツ　ミックス・ バクラヴァ 36個 - 1000g - ELIT Mix Baklava 36pcs 1000g価格：5365円（税込、送料別) (2020/10/11時点) 　今日はアマスラ炭鉱事故に関する容疑者拘束決定に関する記事を紹介します　今日紹介する記事の見出しは「アマスラ炭鉱爆発事故に関連して24人が拘束された」です。　バルトゥン県検察庁は、アマスラ炭鉱爆発事故に関連して25人の容疑者を拘束する決定を行い、その内の24人を警察署に連行しました。検察庁から行われた発表によれば、トルコ石炭公社(TTK)アマスラ炭鉱において10月14日18:15に発生した(管理者注：エネルギー天然資源大臣が後から修正した時間(18:10)ではなく、最初に発表された時間が採用されています)炭鉱事故に関連してアマスラ検察庁支部によって操作が継続していることが指摘されています。同発表では、「操作の一環として25人の容疑者を拘束するとの決定が行われた。アマスラ検察庁支部の命令に基づき、アマスラ警察署が拘束手続きを行っている。事件に関する捜査は、あらゆる方向から慎重に継続されている。」と記述されています。同警察署警察官によって容疑者24人が拘束され、同警察署に連行されました。拘束された容疑者の中にはオズデミルTTKアマスラ炭鉱所長、副所長たち、作業部長、人事部長、安全管理・掘削・換気などに関する責任者も含まれています。　ここからは一言解説・雑感です。この記事では「拘束」となっていますが、結果は、事情聴取を行ったあと、釈放されているようです。普通と言えば普通ですが、上で説明しましたようにTTB会長は逮捕されているのに対し、41人が死亡し、11人が負傷した大事故の容疑者は自宅待機と言うのは、被害者遺族や反政府系の人を中心に、納得できるものではないと思います。昨日も紹介しましたように“生贄”になるのか、“単なるジェスチャーのための材料”で済むのかは、今後の世論次第ということになりそうですが、反映不敬メディアを中心に「リネンヴァー・パールハーバー」ならぬ「アマスラを忘れるな」の状況を呈しているようですので、選挙日程も絡んでどの方向に進むか、今後の動きが注目されます。  　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想​​　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。​​　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。

  2022.10.28

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  報道検閲法無効確認裁判とHDP解党裁判に関する憲法裁判所の決定、トルコ医療関係者協会会長の拘束、アマスラ炭鉱事故とウナルAKP副党首によるアラビア文字廃止批判の影響

  　今日(26日)は経済関係では全く記事が出ていませんでした。一方で、社会面では、“アマスラ炭鉱事故”と“ウナルAKP副党首のアラビア文字廃止を批判事件？”以外の、重要と思われる記事が色々と出ていました。憲法裁判所に関する記事が２つ(報道検閲(インターネット規制)法の違憲審査、HDP解党裁判)、トルコ医療関係者協会(TTB)会長の拘束に関する記事が1つ、FETO関係者として判事検事(高等)委員会(HSK)の決定によって解任されていた裁判官・検事323人を職務復帰させるという行政最高裁判所の決定に関して、同裁判所が“最終決定ではない”と説明を発表したという記事などが出ていました。　 “今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、上でも紹介しましたが、「“アマスラ炭鉱事故”と“ウナルAKP副党首のアラビア文字廃止を批判事件？”以外の事件」もいろいろと議論されていました。憲法裁判所では報道検閲法に関するものが、また、TTB会長の拘束が非常に多く取り上げられていました。この2つの事件の共通点は「政府による言動規制、反政府勢力への圧力」ということになると思われます。しかし、昨日から引き続き、“アマスラ炭鉱事故”と“ウナルAKP副党首発言問題”の方がより多く取り上げられていたようにも思えます。アマスラ炭鉱事故に関しては、「国会で委員会が設置された」というAAの報道がありましたが、“対応はしている”いうイメージ操作のような気がします。なお、AAでは記事になっていませんが、“9年前の炭鉱事故に関して責任者が訴追された”という事件？も報じられていました。もしこれがエルドーアン大統領の指示だとすると“責任を取らされる人”がある程度見えてきたことになります。エルドーアン大統領の指示でないなら、上でも行政最高裁判所の判決？を紹介しましたが、“司法のエルドーアン大統領への反乱・反逆？”が始まった可能性も否定できません。しかし、これらの全ての事件は、狙ったものか、それとも結果としてそうなっているのか分かりませんが、そして、現在は来年予算が国会で審議されている状況ですが、“予算を含め、経済問題から国民の目を逸らせること”に貢献していることは100％断言できます。最も有名？な反政府系テレビニュースでも、ここ10日間は、上記で紹介したような“非経済”問題が放送時間の80％～100％を占めているというイメージです。勿論、“食事と自由で、どちらが大事か”などと言う指摘をするつもりはありませんが、“経済問題が忘れ去られている”という状況は、エルドーアン大統領にとって不快ではないかもしれません。　今日は特にTTB会長の拘束と、同会長に対するエルドーアン大統領及びバフチェリMHP党首による激しい非難が注目を集めました。反政府系テレビニュースでは、“テロリストの証拠としてカラシニコフ自動小銃の薬きょうが大量に見つかった”というAAなどの報道を、「父と祖父はトルコ軍軍人で、テロに加担する家系ではない。父や祖父の遺品の可能性が濃厚」と報じていました。そもそもテロ容疑は、“北シリアでトルコ軍が化学兵器を使用したという報道に関して、実際に調査を行うべきである”という発言を“PKKへの加担だ”とみなしてはじめられたものとのことです。“これまでもトルコ政府の医療行政で悉く対立していたTTB会長を、何とか懲らしめてやりたい、見せしめにしたい”と思っていたところに、思ってもみない？発言が飛び出したのでそれに飛びついたということかもしれません。更にもう一つ考えられる理由として、バフチェリMHP党首による“ウナルAKP副党首発言問題”への激しい非難があるかもしれません。つまり、「AKPとMHPの亀裂を覆い隠すために、“共通の敵・目標”を新たに設定した」という可能性もあるのではないかと思います。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 トルコ産高品質★ドライいちじくどっさり1kgスイーツ フルーツ イチジク いちじく 果物 目 健康 グルメ 贈り物 ギフト お取り寄せ 人気 ランキング 洋菓子 詰め合わせ お菓子 業務用 訳あり 自宅用 おやつ デザート お返し 会社 引っ越し 乾燥価格：7231円（税込、送料別) (2020/9/12時点)タリッシュ ミル付きシーソルト エーゲ海塩 200g トルコ産 クリスタルソルトTARIS タリシュ価格：2160円（税込、送料別) (2020/9/12時点) TEKSUT テキスュトゥ 白チーズ 500g トルコ産 Beyaz Peynir ベヤズペイニール ホワイトチーズ価格：1512円（税込、送料別) (2020/9/12時点)    　今日は憲法裁判所に関する記事を2つ紹介します。いずれも非常に短い記事です。　今日最初に紹介する記事は、報道検閲(インターネット規制)法の違憲審査に関する記事で、見出しは「AYM(憲法裁判所)は、ディスインフォメーションとの闘いに関する法律に関する審査を終了した」です。　憲法裁判所は、(第1野党である)CHP が報道法の一部を改正する法律によってTCK(トルコ刑法)に追加された改正法第29条の無効を確認し、施行を停止することを求めて訴訟の最初の審理を終了しました。憲法裁判所大法廷は、今日の会合で最初の審理を行いました。訴えに形式的不備がないことを確認した大法廷は、無効確認を後日発表する日程で実施することを決定しました。施行の停止に関する訴えに関しても、実質審査の過程で決定が行われます。　CHPは、同法律が「国民を騙す情報を意図的に拡散させる」罪を禁固刑で罰することを予定する同法第29条の無効確認と施行の停止を求めていました。 　今日2つ目に紹介するAA記事の見出しは「憲法裁判所は、HDPに対して答弁書作成のために30日の追加期間を与えた」です。　憲法裁判所は、人民民主党(HDP)解党裁判の答弁書作成のための追加期間として30日の延長を認めました。憲法裁判所は、民事刑事最高裁判所検事庁から提出された訴状に関する追加証拠に対する反論答弁書作成のために、HDPが行った期間延長の求めに対して決定を行いました。HDPの求めを認めた憲法裁判所は、同党に30日の(答弁書提出期限の)延長を認めました。　ここからは一言解説・雑感です。「形式審査を終了した」というのも、「答弁書作成のための期間を30日間延長した」というのも、いずれも、決定を先延ばしにしただけのような気がします。勿論、2つとも門前払いにすることは“形式的”には可能ですが、判決を出すことを急ぐ必要が生じるという結果をもたらすほか、野党だけではなく、欧米諸国からも無用な批判を招くと判断したのではなかと思われます。ただし、「誰が」そう判断したのかが問題で、「エルドーアン大統領が戦略的にそうさせたのか、憲法裁判所が政争に巻き込まれることを恐れたかのか」で、今後の展開は大きく変わってきます。  ​​​​　トルコ・リラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想今日はトルコ石のストラップを紹介します。トルコ石ではありませんが、、、TARIS タリッシュ クラッシュグリーンオリーブの瓶詰め 300g トルコ産 タリシュ価格：1080円（税込、送料別) (2020/9/12時点) TARIS タリッシュ EXVオリーブオイル Erkence エルケンジェ 500ml トルコ産価格：3780円（税込、送料別) (2020/9/12時点) 

  2022.10.27

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  エルドーアン大統領の“50％＋1票”獲得作戦(野党間の分断、HDP票の分断)、メトルポ(-)ル社アンケート結果に関する分析、政策金利引き下げに関する雑感

  　今日(24日）も、経済関係では全くと言って良いほど記事は出ていませんでした。社会関係でもほとんど記事はなく、閣議後のエルドーアン大統領の発言と、エルドーアン大統領がヘッドスカーフ問題で国民投票を行うという発言をしたことを受けて、ボズダー法務大臣がそのための準備を行っていると発言したという記事が出ていたくらいでした。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 TEKSUT テキスュトゥ 白チーズ 500g トルコ産 Beyaz Peynir ベヤズペイニール ホワイトチーズ価格：1512円（税込、送料別) (2020/9/12時点) TARIS タリッシュ クラッシュグリーンオリーブの瓶詰め 300g トルコ産 タリシュ価格：1080円（税込、送料別) (2020/9/12時点) TARIS タリッシュ EXVオリーブオイル Erkence エルケンジェ 500ml トルコ産価格：3780円（税込、送料別) (2020/9/12時点)  　 “今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、今日はついにアマスラ炭鉱爆発事故がほとんど話題から消えました。それでもまだ報道は少しは残っていますが、そろそろ関心がほかのところに移っているという意味です。一方で、次の話題もそれほど明確なものがあるわけではなく、ある意味では「エルドーアン大統領(とバフチェリMHP党首)の悪あがき？」といった話題と言えなくもありません。昨日も紹介しましたウナルAKP副党首の“アルファベット採用はトルコ文化の大虐殺であり、思想を奪うものであった”という発言も、“宗教保守派への擦り寄り”というよりも“単なる注目集め(アマスラ炭鉱事故から関心を逸らせるため)”と言えなくもありません。現時点で38～42％程度と言われているAKP+MHP支持票はもともと宗教保守派や利益共同体、あるいは“AKP、より正確にはエルドーアン大統領が“個人的に”社会救済をしてくれている”と信じている社会保障依存症に追いやられている人々と考えられますので、「もともと(2018年までの選挙で)共和同盟支持者で、今は支持者ではなくなっている人(とりわけ、まだ野党支持を決めていない人)」を“共和同盟に引き戻すこと”が政策の中心となるべきと思われますが、どうもそういう思考にはなっていないようです。いつも紹介している解説者の説明では、「社会を分断し、対立させ、野党が一致団結することができないようにすれば、結果として、相対的にエルドーアン大統領が1位となれる、つまり、有効投票の50％＋1票を獲得することができる」という作戦、思考回路ということだそうです。この説明の根拠としてメトロポ(-)ル社のアンケート調査結果が引用されていました。このブログでは何度も指摘していますが、管理者は“メトロポ(-)ル社は中立ではない”もっと言えば、理由は不明ですが、“エルドーアン大統領が有利になるような結果を出している可能性が極めて高い”と考えています。そのため、この数字を鵜呑みにはできませんが、傾向として参考となりますので紹介します。野党が候補を一本化できず、とりわけ野党6党が、更に言えば、CHPが2つに割れた場合の世論調査結果が引用されていました。4人の候補が立候補した場合、つまり、エルドーアン大統領とクルチダルオールCHP党首のほか、ヤヴァシュ大アンカラ市長とHDP(第3左派勢力)の候補が立候補した場合の投票行動に関するアンケート結果は、エルドーアン大統領が42(%)、クルチダルオールCHP党首が22、ヤヴァシュ大アンカラ市長が17、HDP候補が12、残りは未定、投票しないなどです。つまり、野党候補が一本化された場合には、ヤヴァシュ大アンカラ市長の支持率は50％をはるかに超える結果が出ていますが、野党6党を割って立候補した場合には、“付いてくる人はいない”という結果になっています。解説者の分析では、「この状態で決選投票に進んだ場合には、HDP候補の支持者のほとんどはクルチダルオールCHP党首に投票するであろうが、ヤヴァシュ大アンカラ市長の支持者は、一部はクルチダルオールCHP党首に投票しても、一部は投票に行かず、一部はエルドーアン大統領に投票する人も出てくるだろう」との予想でした。そして、その結果、「エルドーアン大統領が“有効投票の50％＋１票”を獲得する可能性は十分にある」とのことでした。この調査結果から、この解説者は①クルチダルオールCHP党首は“柔らかい脅迫(＝自分への支持が高く、野党6党を割れば勝てない)”として使う可能性がある、②エルドーアン大統領は、ヤヴァシュ大アンカラ市長への攻撃は一切行わない(＝野党を割って、立候補させることを狙っている)という分析を行っていました。さらに、HDP票を分断させるために、昨日紹介しましたが、エルドーアン大統領は「サンジャルHDP共同党首とデミルタシュ元HDP党首はクルド人ではない」と発言したということです。つまり、「HDP現執行部やデミルタシュ元HDP党首はクルド系住民を真に代表していない。真のクルド系住民の代表者はPKKであり、オジャラン首領である。オジャラン首領の言うことを聞くべきである」という宣伝をして、HDPの分断を図っているとの分析でした。確かに、「サンジャルHDP共同党首とデミルタシュ元HDP党首はクルド人ではない」と発言の趣旨は、“HDPの分断”以外にはあり得ないように思えます。普通の日本人の常識ではありえないことと思われますが、もともとエルドーアン大統領はそういう性格だったのでしょうが、特に今は必死になっていて、“選挙に勝つためなら、何でもやる。やらないことはない”という状況になっているのではないかと思われます。　なお、経済政策についても、「1年、あるいは２，３年をかけて、根本からトルコ経済を立て直す」という本道はとっくの昔に忘れた、というよりは2021年9月から「政策金利引下げ(及び為替保護付き預金)」という“政治宣伝目的でしかなく、経済的な裏付けの全くの無い政策”を続けている状態と考えられます。「政策金利を引下げなければ、トルコ経済はもっとひどいことになっていた」という言い訳は今でもできますが、反政府系テレビニュースで繰り返して一覧表が紹介されていますが、「昨年9月から政策金利だけが下がり続け、インフレ率とドル/TL相場は上がり(＝悪化し)続けている」という状態は明白です。“為替保護付き預金のお陰で、ドル/TL相場が上昇しないで済んでいる”という言い訳をしていますが、“政策金利を下げなかった場合に失われる経済効果がどれだかあるか”そして“為替保護付き預金から得られている経済的利益は何か”を考えた場合、ほとんどが、“銀行及び不労所得層の利益”ということになると思われますますので、野党や反政府系マスメディアが批判しているように、インフレ率の高騰を含め、“貧困層から富裕層への所得移転を一層激化させた”という結果であり、「ドル/TL相場は、政策金利を下げず、“為替保護付き預金”に投入している膨大な予算を、本来のインフレ対策につぎ込むという対策を取っていれば、今の相場よりもずっと低い相場となっていた可能性も十分ある」と思われ、反対に、「エルドーアン大統領の政策から“多くのトルコ国民が裨益していること”は多分、何もないもの」のではないかと思われます。    トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。​​​​　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。

  2022.10.25

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  エルドーアン大統領のディヤルバクルでの発言(HDP幹部批判と任命市長称賛)、ウナルAKP副党首の発言(オスマン語虐殺と共和国攻撃)、イスタンブル弁護士会における初の女性会長の誕生

  　今日(23日)は日曜日ということもあり、経済関係では全くと言って良いほど記事は出て言いませんでした。社会関係でもほとんど記事はなく、南東部のディヤルバクル県を訪問したエルドーアン大統領の発言に関する記事が２つ出ていたほか、イスタンブル弁護士会に新会長が選ばれたという記事くらいでした。　 “今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、今日もまだアマスラ炭鉱爆発事故も話題になっていますが、今日は新しい話題が出て来て、少し関心が削がれた感じになってきました。また、“国会議員の移籍”もまだまだ関心が集まっていました。今日新しく出てきた話題は主に2つです。1つはエルドーアン大統領の発言で、もう一つは、ウナルAKP副党首の発言です。エルドーアン大統領の発言は、ディヤルバクルで行われたもので、“ディヤルバクルはクルド系住民の首都”と言われていることを意識した発言と思われますが、今回も“自滅発言”になっているのではないかと思います。クルチダルオールCHP党首が“ヘッドスカーフ問題”と“無意味なアメリカ訪問”、少し前には、“野党6党の内部抗争？の噂”などで失策を続けていたように思いましたが、このところエルドーアン大統領が“炭鉱事故は運命発言”、“(チェレビー議員の入党式で行った)女性差別(年齢を聞き、仕事をする代わりに子供をもっと産めと助言)とクルド住民差別(子だくさんのテロリスト扱い)発言”など、自滅発言を繰り返して、ちょうどどっこいどっこい？に戻ってきた？ところですが、今度はディヤルバクルに乗り込んでの“自滅発言”連発と言えそうです。公称70万人の聴衆を前に、得意げに「非民主主義の象徴であったディヤルバクル(旧)刑務所を博物館に変更する」と発表したのですが、聴衆は全く無反応でした。更に同じ演説の中で、デミルタシュHDP元共同党首とサンジャルHDP現共同党首を“彼らはクルド人ですらない”発言し、更には、クルド系住民が自ら選んだ市長・町長をことごとく解任し、代理市長を任命しただけではなく、今回の演説で、「任命市長になってから、市政・町営が良くなり、サービスが向上している」と発言しました。自分たちが選んだ市長・町長を“テロリストだ”と勝手に(逮捕し)解任して、かつ、HDPが多数を占める市議会・町議会に選出を任せるのではなく、大統領権限で勝手に選んだ任命市長を押し付けておいて、「お前らが選んだ者より、私が送り込んだ者の方が良いだろう」と、これまた“神経を逆なでする”発言を行ったことになります。クルド系住民の気を引こう、南東部第2党の地位を維持しようとした発言のつもりなのかもしれませんが、今回も大失敗発言続きでした。国会での発言と(今回の)ディヤルバクルでの発言で、ぎりぎり中立を保っていたクルド系住民も、(最低賃金大幅引上げのように、本来であれば、リップサービスに徹するはずの)選挙直前に来てまでこのような発言を行うエルドーアン大統領に見切りをつけて、野党6党に期待をかけるようになった可能性も十分あると思われます。もう一つ、今日注目を集めた発言は、ウナルAKP副党首による、反政府系テレビニュースによれば「共和国への攻撃、共和国否定」の発言です。一言で言えば、“共和国に変わってからオスマン語(アラビア文字)が廃止され、オスマン語辞書がなくなったことはオスマン文化に対する大虐殺だ”というものです。そして、“自分たちの言葉を廃止するような文化に対する大虐殺は、フランス革命でも、中国の文化大革命でも起こっていない”とアタテュルクによるアルファベット採用を猛烈に批判しました。直ちにあちこちから反発が出てきていますが、一言で言えば「何を批判しているのか良く分からない」という発言です。確かにオスマン文化の継承、とりわけ「文学」の観点からは「断絶が起こった」ということは事実ですが、「文化を虐殺する、言語辞典がなくなった」というのは当時の識字自立が10％未満であったことを考えれば、「ほぼ言掛り」と言えそうです。つまり、アタテュルクは“トルコ人が話しているトルコ語を、誰でも自分で書けるようにする”ということを実現させたのであって、「10％の損失はあっても、90％は利益を得ることができた」のであり、“トルコ共和国建設のための重要な基盤”であったことは70％以上の人、つまり、“反アタテュルク、イスラム至上主義者、原理主義者などのごく一部の人と、それに盲従する人”以外の全ての人が、認めていることだろうと思います。なお、AKP政権以前でも大学のトルコ語文学科ではオスマン語は必修になっていましたので、文化の継承は図られている状態であり、決して「文化とオスマン語の虐殺を図った」ということはないと思われます。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 エスプレッソ・デミタスコーヒーカップ＆ソーサー珍しい小さめ椀皿トルココーヒー用2客セット：ルーミー /トルコお土産価格：2380円（税込、送料別) (2020/9/12時点)トルコ｜トルコみやげ｜トルコ土産｜トルコおみやげ｜トルコお土産｜トルコタイル｜トルコ陶器｜トルコ雑貨｜コースター｜角タイル【小】19価格：900円（税込、送料別) (2020/9/12時点)  トルコ｜トルコタイル｜トルコ陶器｜トルコ雑貨｜鍋敷き｜なべしき｜鍋しき｜鍋布き｜トリベット　Trivet｜花型タイル【大】73価格：1890円（税込、送料別) (2020/9/12時点)　“上でも紹介しましたが、今日はエルドーアン大統領の発言に関する記事を紹介します”といつもなら書くところですが、“(大部分は動員をかけた人だったにもかかわらず、クルド系住民聴衆からの)受けがあまりが良くなかったため”と思われますが、上で紹介したような発言はAAの記事には一切出ておらず、記事として紹介しようにも紹介できない状態です。そのため、今日はイスタンブル弁護士会の新会長の選出に関する記事を紹介します。見出しは、「イスタンブル弁護士会会長にフィリズ・サラチ女史が選出された」です。抜粋して紹介します。　9人の候補が競った今回の選挙では、5万6,944人が投票権を持っていました。この選挙の結果、フィリズ・サラチ女史が選出されました。弁護士会の新会長となったサラチ弁護士は、自分をこの名誉な職に選出した同僚に感謝しました。イスタンブル弁護士会は144年の歴史を持ち、権利を守る戦いの象徴であったことを指摘しつつ、サラチ弁護士は「共和国建国100周年に入ろうとするとき、144年の歴史を持つこの弁護士会初の女性会長になったことの名誉を私に与えてくださったイスタンブル弁護士会に感謝する。アタテュルクと共和国がもたらしたもののお陰で、今日、私はこれを体験している。アタテュルクに敬意を表する。」と述べました。　ここからは一言解説・雑感です。弁護士会には、この会長の発言からもわかるとおり、“アタテュルクと共和国”を敬愛する伝統があります。トルコ弁護士会の前会長で、いま在北キプロス・トルコ共和国トルコ大使となっているフェイズィオール氏は、弁護士会の影響を削ごうというエルドーアン大統領の弁護士会分断作戦に加担したことにより、最後の選挙では、当時アンカラ弁護士会会長との選挙に敗れました。今回の記事では、イスタンブルでは第２弁護士会＝親エルドーアン派弁護士会があるのかないのか、明示されていませんが、法律上はあってもおかしくないことになっています。が、もしも第２弁護士会が意味があるほど大きければ、“全体の〇％としか代表していない”などと、イスタンブル弁護士会の意義を矮小化する表現があったのではないかと想像します。なお、生地には出てきませんが、反政府系テレビニュースでは、イランの女性を支援する目的で、この選挙で2人の女性弁護士も髪の毛を切ったことが紹介されていました。    トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。

  2022.10.24

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  エルドーアン大統領のマラティヤにおける演説とその雑感、アマスラ炭鉱事故などの問題が続発する背景(噂)、AKP離党の動きに関する予測、予想される国会議論と経済政策とその批判

  　今日(22日)は土曜日ということもあり、経済関係の記事はほとんどと言って良いほど出ていませんでした。社会面でもほとんど記事は出ておらず、東部のマラティア県を訪問したエルドーアン大統領の発言に関する記事が2つ出ていたくらいでした。今日はそのうちの1つの記事を紹介します。　今日も“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”では、アマスラ炭鉱爆発事故が多く議論されていました。これ以外では、AKPからの離党の可能性に関する話題が色々と出ていました。アマスラ炭鉱事故に関しては、時々紹介しているディープな情報を提供している解説者がまたまた、ものすごい話をしていました。この人の話がすべて本当なら、「トルコ共和国」はとっくの昔に消滅しており、事実上、「エルドーアン王国／帝国」が成立していることになります。そして、全ての税金はエルドーアン大統領が自由に差配していることになります。つまり、橋・道路・空港・病院などでみられる「BOT方式」と呼んでいる、「盗電・盗水」のように、本線・管に違法に取り付けられた支線・管からどんどん電気、水を盗んでいるように、「国家予算から癒着企業に自動的にどんどんお金が流れるシステム」が出来上がり、行政のありとあらゆる場面でそれが実行されていることになります。「橋・道路・空港・病院では、合法的にこのシステムが成立していることは100％事実（＝BOTにせず、建設から始めて100％国営とした場合の国庫負担よりも、平均で10倍前後の支出になると推測される、など）」であり、「炭鉱や砂糖工場などの民営化などでも、ことごとく“盗電・盗水”が実施されている」という指摘は、どこまで本当かは不明ですが、かなりの部分事実ではないかと想像せざるを得ない状況です。そして、その発言が事実に近いことを証明するかのように、「事故の原因を究明する、責任者を処罰する」という方向にほとんど進まず、「遺族をお金で買収する、抗議行動を行政力、警察力で抑え込む(＝抗議集会の禁止)、41人の死者が出ているにもかかわらず解任・職務停止はない」という方向に進んでいる状況です。ここからも、“盗電・盗水”の話は、少なくともある程度は正しいということになりそうです。また、AKP所属国会議員の離党の動きに関しても、いろいろと議論されています。現時点での予想は、昨日も紹介しましたが、「今後１、２週間以内に数人は確実に離党するが、それが、“AKPが割れる”あるいは“雪崩を打ったような大規模離党につながる”ということはない」という予想のようです。「選挙が近づくにつれて、移籍の動きが激しくなることは過去の選挙で何度もあったことだが、今回は早い時期に始まった」という指摘と共に、「早期選挙を決議した後、国会の早期の休会も予想される」とのことでした。一方で、「早期選挙の決定を行う」は決定事項ではありません。野党が「早期選挙」を求めていたのは事実ですが、5月や4月に実施する選挙では、わずかに１、２ヶ月の前倒しに過ぎず、「早期」の実質的な意味はありません。唯一の意義は、「エルドーアン大統領が、憲法上、全く疑義の無い形で立候補できる」ということです。トルコ憲法は3選禁止を規定していますが、同時に、「2期目が5年間満了せずに、国会が早期選挙を決議した場合、大統領は3回目の選挙にも立候補できる」という規定が2017年の憲法改正で追加されています。高インフレ・生活苦に始まり、アマスラ炭鉱事故とAKPからの国会議員の離党に関する話題まで、エルドーアン大統領にとって否定的な話題が続いていますので、一気に話題を変えたいと思っているところだろうと想像されます。そのために、今後どんな話題が出てくるのか、気を付けて見て行く必要がありそうです。来年予算が国会に提出されていますが、最低賃金の引上げ、EYT(年齢制限にかかり、積立不足のために、年金受給ができていない人)の解決など、来年度予算で大盤振る舞いすることが予想されています。そのほか、社会保障の強化、農家支援の強化などが強調されています。が、一方で、「為替保護付き預金」による大穴や、何度も「予算の無駄遣いは止める」と言い、その具体例として「高級公用車の購入を止める」というのもありましたし、つい先日も「必要不可欠な車両を除き、公用車の購入はしない」と言っていましたが、予算上、とりわけ大統領府の予算に、膨大な数の高級公用車の購入予算が計上されていると指摘されており、「予算に対する野党、反政府系マスメディアの批判」を免れることはできそうにありません。今後、選挙日程の攻防と併せて、予算に関する議論も白熱することが予想されます。数で押し切られる場合が圧倒的ですが、時には野党の批判が国民の強い支持を得て実現することもないわけではありません。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  トルコ ラーレリ オーガニック オリ−ブオイル石鹸 120g ダマスクローズ （有機栽培オイル使用）4個セット 《スキンケア ボディケア 洗顔石鹸 天然成分 オーガニック成分》価格：2860円（税込、送料別) (2020/10/11時点)トルコ お土産 トルコ土産 ラーレリ ローズオイル ギフト みやげ おみやげ価格：1400円（税込、送料別) (2020/10/11時点) アレッポからの贈り物 190g×10本セット （オリーブ＆ローレルオイル）トルコ産価格：2648円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　上でも紹介しましたが、今日はエルドーアン大統領の発言に関する記事を紹介します。見出しは、「エルドーアン大統領は、『金利ロビーは崩壊し始め、最早、金利は一桁台に向かって下がっている』と発言」です。ほんの一部分だけ紹介します。　レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、マラティヤのホテルで開催された市民団体及び業界団体の代表者との夕食会で、演説を行いました。　エルドーアン大統領は、「“人民を生活できるようにせよ、そうすれば国家は生き延びる”という格言に基づいて造られた歴史の長い伝統を、我々は背負っている。我々の政治思想では、行政サービスの影響に差別や区別はない。宗教、政治思想、選択により排除することはない。出自、性向、宗派が何であれ、8,500万人は真の兄弟である。」と述べました。　そして、「AKPの計画を阻止するために行政最高裁判所にへばりついて離れないで行われた妨害にもかかわらず、我々は様々な実績を残し、サービスを提供してきた。金利ロビーの代弁者となっている誤った学説を信じるエコノミストたちの妨害にもかかわらず、トルコは毎年平均で5.5％の成長を遂げた。注意してみれば、今や、金利ロビーは崩壊を始めていることが分かる。そして、金利は最早一桁台に向かって下がっている。民間銀行も金利を引き下げ始めた。テロとの闘いから防衛産業まで、貿易から社会保障まで、ありとあらゆる分野で、比類のない成功、勝利及び記録を我々はもたらしてきた。」　ここからは一言解説・雑感です。解説する必要もないと思いますが、エルドーアン大統領の“頭の中の(＝イメージする)トルコの姿”は上記のとおりです。真実だと確認できるところは、橋・トンネル・道路・空港・病院などの箱モノを大量に建設したこと(＝実績)と、利用者の数は政府保証の何分の1以下、一部の空港に至っては１％未満であったとしても、建設物に伴うサービスが提供されていること、そして、「今年中に政策金利が確実に一桁台に下がること」だけではないかと思われます。  ​​​  トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコ関係の書籍を紹介します。やはり歴史の理解が大切です。​​ちょっと厚いのですが、お勧めの1冊です。​​この本もお勧めです。

  2022.10.23

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  10月の国内生産者物価指数と来年の税・手数料の改定率、国会議員の移籍とラジオテレビ委員会委員指名問題、報道検閲法の施行停止を求める訴えに関する憲法裁判所の審理開始、アマスラ炭鉱爆発事故の捜査・証拠収集状況

  　今日(20日)もまだまだアマスラ炭鉱(バルトゥン県)爆発事故に関する情報が多い状態です。一方で、今日はAAではいろいろ意味のあると思われる記事が出ていましたので、今日は久しぶりに記事を中心に紹介します。(トルコ中央銀行(TCMB)金融政策委員会(PPK)で政策金利が150ベーシスポイント引下げられる決定が行われ、政策金利は12％から10.5％になったという記事もありました)　今日の“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”も、やはりアマスラ炭鉱爆発事故が多く議論されていました。昨日紹介したエルドーアン大統領の発言も、今日も大きく取り上げられていました。この2つの問題の焦点は昨日紹介したところから大きく動いていません。炭鉱事故については、「運命か、不作為か」という論点と「爆発が起こったメカニズムに関する真相究明で、証拠隠滅が図られたのかどうか」という2つの問題です。これらの派生問題として、「拘束・逮捕者が出ていないのは政権の作為か、捜査の初期段階に過ぎないからか」という点も議論されていました。これら以外では、11月3日(木)に発表される10月のインフレ率、とりわけ国内生産者物価指数(YI-UFE)の上昇率が話題になっていました。より正確には「10月のYI-UFEが直接的に反映される来年の税金・手数料の改定率」が話題になっていました。10月3日に発表されたインフレ率は、消費者物価指数(TUFE)は83.45％に抑えられています？が、YI-UFEは151.50％として発表されています。そのため、基本的には150％前後の改定率になり、エルドーアン大統領の権限として改定率をその40％に抑えたとしても60％を超える改定率になることがほぼ確定しています。特に自動車税への影響が深刻になるであろうと指摘されていました。これ以外では、昨日紹介しました。国会議員の移籍が色々な意味で話題になっていました。無所属だったチェレビー議員がAKPに入党したあと、多分24時間も経過しないで、今度はAKPからシャンルウルファ県選挙区選出のファクババ国会議員が「AKPからの離党と国会議員からの辞任」を発表しました。国会議員の資格喪失は、国会による決議が必要なため、法律上は今でも国会議員ですが、同議員はその後、善良党に入党しました。このため、AKP所属国会議員数が「約24時間で、一人増え、その後一人減った」という状態になりました。ここでトルコ政界を大騒ぎさせる問題が生じています。報道内容を審査し、放送停止(放送免許の取消を含む)や罰金を科す決定を行っているRTUK(ラジオ・テレビ(高等)委員会)の新委員指名を巡る大騒ぎ(スキャンダル)です。報道の検閲機関？であるRTUK(ラジオ・テレビ委員会)の委員の選出に関して、委員が一人欠けた後、先日から紹介しているチェレビー国会議員がAKPに入党するまでの数ヶ月間にRTUK委員長が委員選出を国会議長に要請していれば、各党の議席数の関係から善良党から選出されるはずでした。しかし、チェレビー議員がAKPに参加したことによりAKPから選出されることになり、同議員の参入の数時間後にRTUK委員長がシェントプ国会議長に通報を行いました。そして、その後24時間もしないうちにファクババ議員がAKPから辞任したため、本来であれば再び善良党に指名権が移るはずでしたが、“ファクババ議員が辞任する数時間前”にシェントプ国会議長がAKPにRTUK委員の氏名を要請したため、AKPからの委員が指名されたという事件です。CHPなどの野党は、「スリ行為だ」と非難しています。ファクババ議員が辞任した時には、「辞任により、善良党からRTUK委員が選出される」と報道されていました(＝AKPが既に指名したという報道なし)ので、しかも、通常の勤務時間ではなかったため、「ファクババ議員の辞任を聞いて、慌てて議長とAKPが結託して委員指名を行った」という野党の非難はほぼ事実ではないかと想像されます。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 ゆうパケット発送！スカーフ 正方形/大判/母の日/女性用/コットン 【トルコ　雑貨】【トルコ　お土産】価格：2545円（税込、送料別) (2020/10/11時点)ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック ＆合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格：3900円（税込、送料別) (2020/10/11時点)Dear Blossom（ディアブロッサム）シルバー 950 マネークリップ「唐草×ターコイズ」 SILVER 950、ターコイズ 【銀 トルコ石 スターリングシルバー メンズ レディース ユニセックス インディアン ネイティブ ジュエリー アクセサリー オルテガ 唐草】MC-004価格：19800円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)   　上でも紹介しましたが、今日はいくつか重要な記事が出ていました。経済記事もあれば、社会記事もありました。今日は社会記事を中心に紹介します。　今日最初に紹介するAA記事の見出しは、「アマスラで爆発が起こった炭鉱で押収された証拠が司法会館(検察庁)に搬送された」です。　バルトゥン検察庁が指名した6人の検事による捜査として、炭鉱における現場検証と証拠収取が続いています。炭鉱地域の鉱物、電力、地質、地形、機械に関する技術者及び上級労働安全専門家からなる7人の専門家(報告者)団の作業も継続しています。　一方、捜査に影響を与える性質のある証拠を入手するために、炭鉱事務所で警察が押収した炭鉱照明器、様々な機械及び文書は、捜査団により15個の証拠品袋に入れられて、アマスラ司法会館に移送されました。　次に紹介するのは、以前は“ソーシャルメディア規制法”と呼ばれ、内容が明らかになってからは“報道検閲法”と呼ばれている法律について、筆頭野党であるCHPが憲法裁判所に無効を訴えていた、刑罰を科している同法第29条について、憲法裁判所(AYM)による審理が開始されるという内容の記事で、見出しは「AYMは、ディスインフォメーションとの闘いを規定する法律に関する最初の審理が10月26日に行われる」です。　憲法裁判所は、CHPが“ディスインフォメーションとの闘い”として知られる報道法と関連するいくつかの法律を改正する法律によりトルコ刑法(TCK)に追加された第29条の無効確認(取消)と施行停止を求めた訴えに関する最初の審理が10月26日に行われます。　憲法裁判所は、ディスインフォメーションとの闘いにより、“国民を騙す情報を故意に流す”罪に禁固刑を予定する第29条の無効を確認し、施行を停止することを求めるCHPの要請を、大法廷で審理します。大法廷は、訴えに関する最初の審理を10月26日に行います。憲法裁判所大法廷は、施行停止の訴えに関して、最初の審理(形式審査)においても、あるいは実質審査においても、いずれにおいても施行停止を決定することができます。  ​  トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコ関係の書籍を紹介します。やはり歴史の理解が大切です。​ちょっと厚いのですが、お勧めの1冊です。​この本もお勧めです。

  2022.10.21

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  アマスラ炭鉱爆発事故に関する国会審議状況と情報操作(証拠隠滅)の疑い、エルドーアン大統領のAKPグループ会合における問題発言(女性、クルド系住民)、国会議員移籍の動き

  　今日(19日)もまだまだアマスラ炭鉱(バルトゥン県)爆発事故に関する情報が多い状態です。AAでは、今日はこれに加えて、BIST-100指数が好調という記事が2つ出ていました。8月にネバティ国庫・財務大臣が株式投資を推奨した後、急落して個人投資家が大損したと言われていましたが、その後また機関投資家が入って来たのか、それとも“急落”を消し去る？ために人為的に上昇させたのか、今日は終値で再び史上最高値を記録したという内容でした。また、投資口座の数も史上最多に達したという記事も出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  トルコ｜トルコタイル｜トルコ陶器｜トルコ雑貨｜鍋敷き｜なべしき｜鍋しき｜鍋布き｜トリベット　Trivet｜花型タイル【大】73価格：1890円（税込、送料別) (2020/9/12時点)トルコ製・バクル（銅製品）のお盆・楕円形30.5×20cmシシケバブのトレー/Turkish Bakir, Oval tray価格：7225円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)トルコ土産/トルコ雑貨/クッションカバー/クッション/トルコクッションカバー/トルコ/イスタンブール/トルコ絨毯/アラジン/オスマン帝国/オスマン帝国外伝/誕生日プレゼント/クリスマスプレゼント/パッチワークデザインクッションカバー04価格：2300円（税込、送料別) (2020/9/12時点)　今日の“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”も、やはりアマスラ炭鉱爆発事故が多く議論されていました。今日はこれに加えて、エルドーアン大統領の発言が大きく取り上げられていました。そして、そのきっかけとなった国会議員の移籍も話題になっていました。まず、炭鉱事故に関しては、国会での審議が続いていますが、昨日も紹介しましたように今回の特徴は“AKPが国会(TBMM)で審議し、国会内に特別委員会を設置して問題を検証することを認めた”ということです。しかも、委員会設置はAKPの提案でしたが、設置を議論し、採決を行う総会にはほとんどAKP議員橋出席せず、いつも以上にガラガラの状態で、CHP副党首は「野党がいなければ(出席して賛成しなければ)、委員会設置も議決できない状態である。」とAKPの態度を厳しく批判していました。これ以外では、AAでも記事(「エネルギー天然資源省からアマスラ炭鉱爆発事故の“検知数値記録”に関する発表」)になっていますが、政府からの発表の矛盾を言い訳する内容になっています。昨日も紹介しましたが、炭坑内のメタンガス濃度の検知結果数値の記録に関して、最後の検知結果(18:09)から爆発までの時間で、バルトゥン県知事が爆発直後に発表した時間(18：15)とその後国会でドンメズ・エネルギー天然資源大臣が明らかにした時間(18:10)の間の差があることに関して、“数値操作を誤魔化すために、爆発が起こった時間を前倒しした”という主張が広がっていますが、エネルギー天然資源省からの発表はそれを否定する内容です。一方、管理者は1度ニュースで聞いただけで複数のチャンネルやニュースで確認していませんので、本当かどうか不明の情報ですが、“エルドーアン大統領が、テロの可能性を指摘した”というものでした。これは、“爆発事故に遭ったチームは通常の勤務開始時間に作業を開始したが、その前のチームは終了予定時間よりも３時間早く引き上げた”という主張と併せて、“メタンガス濃度の上昇を承知しながら、石炭生産を続けるために炭鉱夫を危険の中に放り込んだ”という疑念を強めていましたが、その発言が本当であれば、“経営者の未必の故意？(爆発する可能性はあるが、爆発が起こってもそれはアッラーの思し召しであり、運命である？)”を誤魔化すために、“テロの可能性”を指摘したものとも考えられます。昨日も紹介しましたが、検事や中立報告者(被告とも原告とも無関係の、中立の立場で問題に関する調査を行い、意見を述べる専門家)が現場に入って、資料を調べたり設備を押収したりしていますが、本当の記録を明らかにすることができるのか、大いに注目されます。　これ以外では、エルドーアン大統領が国会内のAKP国会議員会合で行った発言が大きく取り上げられています。チェレビー国会議員(エルゲネコン裁判(軍を弱体化するためのFETOによるでっち上げ事件)被告で4年間収監された後、CHPの国会議員となり、その後、政党を転々としたり、更にしようとしていて、最終的にAKPに入党した)にAKPバッジを付けた直後に、収監中に結婚した奥さんとチェレビー議員の2人に対して、「子供は何人いる。奥さんは何歳だ。もっと子供を作らなければならない。PKKテロリストは５人、10人、15人と子供を作っている」という趣旨の発言をしたことが大問題となっていますが、一方で、AAをはじめ、癒着マディアでは全くこの点について触れられていません。「もっと子供を作れ」、「奥さんは仕事を止めて、子供の面倒を見ろ」、「女性に年齢を質問する」など、一般論としても問題発言連発なのですが、一番問題になっているのは、「PKKテロリストは結婚しないので、子供ができない」ことを百も承知で、「クルド系住民全体を標的、あるいはテロリスト化する発言」として問題視されています。なお、“百も承知”と言うよりもAKPの対HDP宣伝戦略が“ディアルバクルの母”つまり、「PKK(＝政治部門であるHDP)に子供をさらわれ、テロリストにされた被害者の母親・家族を支援する・宣伝に利用する活動」であることからも明らかです。ボコハラムのように「赤ちゃん工場」を持っているなり、自分たちでどんどん子供を作っているのなら、(テロリスト)人口がどんどん増えているはずで、そもそも誘拐する必要はないはずです。また、テロリストが妊娠していてはテロ行為もできないと思われますが、先日のメルスィン県の警官宿泊施設への自爆？テロを行った二人のテロリストも女性であったように、PKKは女性の割合が多いテロ組織と言われています。エルドーアン大統領は“再選のためなら何でもする”という状態のはずですが、しばしばその真逆を行います。あるいは全く矛盾する2つの集団・グループにそれぞれ良い顔をしようとしているということかもしれません。今回も、“イスラム教団、保守派の倫理観に訴える発言(＝自分の信念)”のつもりとは思われますが、“女性”と“クルド系住民”という2つのグループに対して重大な問題発言を行ったことになります。つまり、「“イスラム教団、保守派”ではない“女性とクルド系住民”」が、今回のエルドーアン大統領の発言に不快感、更には怒りを感じることは想像に難くありません。投票行動にまで結びつくかどうかは不明ですが、エルドーアン大統領に関する認識に影響があることは十分考えられます。　なお、今日はチェレビー国会議員のAKP入党とは逆に、AKPから辞任する動きもありました。この問題は明日、紹介したいと思います。  　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想​​​　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。​​​　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。

  2022.10.20

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  アマスラ炭鉱爆発事故に関する国会審議と捜査状況、事件対応の特異性に関する雑感、野党6党に関する国民の期待・信頼状況に関するアンケート結果とその雑感

  　今日(18日)はますますアマスラ炭鉱(バルトゥン県)爆発事故に関する情報が多くなっています。今日はこれに加えて、昨日フライングして紹介した“歩道法改正(検閲)法”の施行が大きく取り上げられていました。炭鉱事故に関するAA記事は、管理者が興味を持ったものだけでも、「TBMM(トルコ大国民会議、国会)総会でアマスラ炭鉱事故に関して審議が行われた」、「ヨーロッパの炭鉱で使われている機械・設備はトルコでも使われている(と全鉱山労働者組合委員長は発言)」、「バルトゥン県検察庁検事長は、爆発が起こった炭鉱で現場検証を行った」、「アマスラ炭鉱爆発事故の(中立)報告者団が作業を開始した」といったものがありました。一方、「“報道法改正(検閲)法”の施行」に関しては、非常に長い記事(「“報道法及びいくつかの法律を改正する法律”が官報告示された」)が1つ出ているだけだと思われます。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 Eyup Sabri Tuncer ナチュラルオリーブオイル ハンド＆ボディクリーム 250ml トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格：1100円（税込、送料別) (2020/10/11時点) アルコール70％ Eyup Sabri Tuncer クラシックレモンコロンヤ 200ml オーデコロン トルコ製 トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格：1210円（税込、送料別) (2020/10/11時点)MB イスタンブール500ml（甘いもの天国トルコの伝統的なお菓子「ロクム」をイメージしたバニラとオレンジの香ばしい甘さが溶け合った香り）（ランプベルジェ）価格：2233円（税込、送料別) (2020/10/11時点) 　今日の“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”も、やはりアマスラ炭鉱爆発事故が中心でした。今回の事件の特徴は、上でも記事の見出しを紹介しましたが、“TBMM(トルコ大国民会議、国会)総会で審議が行われている”ということと、記事は見つかっていませんが、“調査(特別)委員会”も設置されたということで、通常の国のように、“国会でこの問題が取り上げられた”ということ自体が如何に大事件であるかということを示していると思われます。ドンメズ・エネルギー天然資源大臣が総会で提供した情報だけでもかなり危ない状況ですが、“報道法及びいくつかの法律を改正する法律”＝“報道法改正(検閲)法”が施行された初日ですが、事件に関するとんでもない主張が出てきています。ドンメズ大臣は総会で、炭坑内のメタンガスの濃度に関して、「監視センターの記録によれば、18:05で1.5％に達したため安全確保のため電気の供給が止められ、18:09には1.69％に達した。その後のデータは採集されていない。」と発言しました。爆発は18:10説と18：15説があり、政府は「(18：10説を取って、)爆発があったために18:09以降のデータはない」と言っているのですが、「政府は退避命令を出さなければならない2％以上の濃度の記録を持っているが、それを隠ぺいしている。その隠ぺいを買う実にするために、検査装置などを全て回収している」という説があることが紹介されています。“陰謀論が大好きな国民性”のトルコの人々ではありますので、こういった説が出てくることは全く不思議ではないのですが、今回は国会審議が行われ、大臣自らが答弁していることを考えれば、もしもこのような“事実”が判明した場合には、トルコでもイラン並み？の大暴動になる危険性もないとは言い切れません。かなり以前から「“選挙を延期することを考えている”＝“シリアやギリシャと戦争する”」という指摘も出てきていたように、この事件があらぬ方向に行かないよう、“民主的な方法による真相究明に徹すること”が望まれます。管理者としては、“41人の炭鉱夫が亡くなった大事件”ではありますが、 “(公称で)300人以上が亡くなったソマ炭鉱事故”では、民間企業の経営ですが、収監されている人がいない状況であり、今回の事故が起こったのがいくら国営企業の経営する炭鉱であるとは言え、“簡単に国会審議や調査委員会の設置を認めたこと”には“雲泥の差”があると考えています。また、ペキジャン商務大臣の不正事件(自分が濃厚に関与する企業の商品を、高値で国に買わせた)や、2013年には“12月17～25日の司法クーデター事件”まで起こして？4大臣の不正を不問にした事件と比べても、あまりにも対応が違うことは事実であり、今後、その (事件・事故への対応の差がある) 理由が明らかになってくると思われます。ただ、まだ、事件の真相は全く解明されていない条項ですが、「あまりにも明らかな事実と、信ぴょう性ある生き残った炭鉱夫や遺族の発言」からだけでも“かなり大掛かりな不作為”があることはほぼ間違いないと思われます。勿論、その結果、裁判で有罪となる人がいるのかどうか、ドンメズ・エネルギー天然資源大臣をはじめ、閣僚や高級官僚で辞任に追い込まれる人がいるかどうかは、全く不透明です。　一方、いつも紹介している解説者は、炭鉱爆発事故発生以前に行われた世論調査結果を発表していました。質問内容は、「野党6党に対する信頼感」に関するものと言えるような内容でした。申し越し詳しく紹介すれば、“経済現状に対する評価”と“野党6党が政権を執っていれば、結果はどうなっていたと思うか”といったものでした。一言で言えば、「“経済現状への不満と野党6党に対する信頼”は、“エルドーアン大統領(共和同盟)への支持と批判”と表裏一体の関係になっている」と言えそうです。つまり、６～７割の人が経済の現状に不満があり、6割前後の人は“野党6党が政権を執っていれば、経済はもっと良かったはず”と思っているという結果でした。HDPをはじめとする左派5党からなる“第3勢力”の支持率も10～13％程度あると思われているので、政党支持率とは差が出ますが、エルドーアン大統領に関して言えば、経済政策をはじめ、「支持4割、不支持6割」という状況と言えます。かつ、これまでは“野党6党に対する評価・信頼感”に関する調査はありませんでしたが、今回の調査(と言っても、1社だけですが)のアンケート結果からは、“反エルドーアン大統領の受け皿となっている”と言うことができそうな数字でした。とりわけ注目されるのは、“選挙後も野党6党の協力は継続すると思うか”に対する回答として6割以上の人が“続くと思う”と答えていることです。現実には、“経済を短期間で立て直すためには、続いてもらわないと困る”と言うことかもしれませんが、“ポスト・エルドーアン時代を、野党6党は一致団結協力して、強力に推進してもらいたい”という約6割の国民の期待と言えると考えます。現実には、社会政策から外交政策まで、6党の間で大きな差があると言われています。しかし、トルコ国民の期待は“小異を捨てて大同につく”であり、決して、“鶏口となるも牛後となるなかれ”ではないということです。本当に、“野党6党候補が大統領選挙に勝利し、野党6党で国会議席の過半数を占めること”ができれば、「“建設的な政策競争と、最終的な一致協力”によって、トルコの社会、経済、政治を立て直すこと」が強く求められていると、管理者は考えます。　なお、“報道法改正(検閲)法”の施行に関しては、今日は、セダット・ペケル犯罪組織首領のビデオ投稿やツイートの再開の可能性、逮捕・拘束されている同首領の助手？に関する話題が議論されていました。  　​トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。​​　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。​​今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。

  2022.10.19

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  バルトゥン県アマスラ炭鉱爆発事故に関する捜査の開始とその背景、エルドーアン大統領の発言に対する批判、2023年予算案の国会提出、9月の予算執行状況

  　今日(17日)はまだアマスラ炭鉱(バルトゥン県)の爆発事故に関する情報が中心でした。今日はこれに加えて、“予算”が大きく取り上げられていました。１つの話題は9月の予算執行状況に関する記事で、もう１つの話題は“2023年予算が国会に提出された”ということでした。また、アマスラ炭鉱爆発事故に関しては、政府の“不作為”に関連する問題がいろいろと明らかになってきたためか、原因と責任者の追及のための捜査に当たる検事の数が6人に増加したという記事も出ていました。そのほか、以前エルドーアン大統領は言及していた学生寮に関して、“81県(＝全県)251市・区に設置された800件以上の85万人を収容できる学生寮(1件平均で1,062人の収容能力があることになります)で、あたかもありとあらゆる生活の必要性を満たすことができるサービスを提供している”という“自画自賛”記事も出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  トルコ｜トルコタイル｜トルコ陶器｜トルコ雑貨｜鍋敷き｜なべしき｜鍋しき｜鍋布き｜トリベット　Trivet｜花型タイル【大】73価格：1890円（税込、送料別) (2020/9/12時点)トルコ製・バクル（銅製品）のお盆・楕円形30.5×20cmシシケバブのトレー/Turkish Bakir, Oval tray価格：7225円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)トルコ土産/トルコ雑貨/クッションカバー/クッション/トルコクッションカバー/トルコ/イスタンブール/トルコ絨毯/アラジン/オスマン帝国/オスマン帝国外伝/誕生日プレゼント/クリスマスプレゼント/パッチワークデザインクッションカバー04価格：2300円（税込、送料別) (2020/9/12時点)SV天然ターコイズ（トルコ石）ネックレス大ぶりトップ付き【12月誕生石】【ハンドメイド】【レディース,激安,特価,通販】価格：8190円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)    　今日の“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”も、やはりアマスラ炭鉱爆発事故が中心でした。一昨日、昨日も紹介しましたが、エルドーアン大統領の「対応は十分していたが、事故は100％無くすことはできない。事故は常にあり得る話である。我々は運命を信じている。」という発言が批判されて続けています。批判の中心は、“トルコの状況が良いこと”を示すために、欧米諸国の“極一部の事実と大部分の嘘”からなる、「トルコでは物価は高いが物はあふれている。イギリスではガソリン・軽油がなくなりガソリンスタンドでは長蛇の列ができている。アメリカのスーパーマーケットの棚は空っぽだ。ドイツでは食料と天然ガスがなくなって暴動が起きる直前だ」などという発言を、エルドーアン大統領をはじめとするAKP関係者が繰り返している状況です。そのため、エルドーアン大統領の「炭鉱事故が起こり、炭鉱夫が死亡するのは運命である」という言葉に対して、ヨーロッパ諸国の例を挙げて、「労働事故はトルコと比べて10分の1以下の国がほとんどで、炭鉱で死亡事故が発生している国はほとんどない」と指摘して、反論が行われています。そして、「政府の不作為による事故を、運命として片づけるのはおかしい」という指摘は、野党・反政府系メディアだけではなく、被害者家族や一般国民、果てはAKP党員(元国会議員、元大臣)からも出ています。そのため、上で紹介したしたが、“事故の真相を究明し、責任者を罰する”ということを表明せざるを得なくなっているものと思われます。ただし、エルドーアン大統領の「運命だ」という発言は、「政府にも経営者にも事故発生には責任はなく、事故が起こり、炭鉱夫が亡くなるのはアッラーの思し召しである」という意味であり、“捜査の本格的開始”は少なくとも“その発言の方向修正”が表明していることになります。勿論、これが本気かどうかは今後の捜査の進展によって判断する必要があります。このような方向転換が示される大きな理由は、トルコ石炭公社、あるいはアマスラ炭鉱の“経営者・運営責任者の不作為”＝“会計検査院報告書の無視”が次々と明らかになっていることが挙げられます。爆発事故の9日前に“会計検査院から訪問者がいたこと”が明らかになっていますが、これが石炭公社がいっているような“表敬訪問”なのか、“報告書(勧告)の実施状況の検査”だったのかが今後検証されることになると思われます。また、事故の24日前に、ドンメズ・エネルギー天然資源大臣が石炭公社総裁などを伴ってアマスラ炭鉱を訪問し、同炭鉱の責任者や今回の事故で亡くなった炭鉱夫たちと一緒に撮った集合写真も報道されています。訪問目的は“炭鉱夫たちとの和解”とのことで、労働条件の改善などを約束していたものと思われます。その時に、炭鉱の危険な状態を訴えた人はいなかったのか、訴えようとしたのを妨害されたのか、それとも、訴えを聞いても軽くあしらって受け流したのか、これらも本来であれば捜査の対象となると思われますが、トカゲのしっぽ切りで、良くて？石炭公社総裁、多分、アマスラ炭鉱の責任者までで責任追及は終わり、ドンメズ大臣や、ましてやエルドーアン大統領にまで捜査が及ぶ可能性はゼロです（法律上も、大臣や大統領に対する捜査を行うためには、国会の決議が必要です）。なお、野党の批判は、これらの事実を隠ぺいするために、施行もされていない改正報道(検閲)法をかさにかけて、報道を妨害しようとする発表を石炭公社が行っていることにも向けられています。なお、官報告示の時間は不明ですが、少なくとも18日朝には、改正報道(検閲)法はエルドーアン大統領が署名し、官報告示が行われ、問題の第29条をはじめとして、施行されました。したがって、今日から“嘘の報道で国民を惑わした”報道機関、インターネット・サイト関係者は拘束・収監される可能性があります。 　今日は９月の予算執行状況や来年予算に関する記事を紹介する予定でした。来年予算については、現段階では“政府の宣伝”と“野党による膨大な赤字”に対する批判”ということが強調されている段階で、まだ内容が不明(“膨大なバラマキと無理な政策の指摘はあります)ですので、今後もう少し明確化した段階で紹介したいと思います。今日は9月の予算執行状況の概要だけ紹介します。　見出しは「(９月の)予算執行状況が発表された」です。　国庫・財務省は、9月の予算執行状況を発表しました。それによれば、9月の予算収入は、昨年同月と比べて75.5%増加して2,069億4,000万リラに、また、予算支出は101.8%増加して2,855億6,700万リラに増加しました。その結果、9月には786億2,700万リラの赤字となりました。また、今年１～９月の予算執行状況は、予算収入は、昨年同月と比べて99.4%増加して1兆9,752億6,000万リラに、また、予算支出は92.2%増加して2兆207億6,000万リラに増加しました。ここからは一言解説・雑感です。今年１～９月の赤字額は記事にはありませんが、記事の数字から計算すれば455億リラの赤字となります。しかし、これが本当なら、今年の赤字は9月1ヶ月だけで発生したものであり、6ヶ月が終わったところで本予算の50％にも相当する大規模な補正予算を組む必要性は良く分かりません。いわゆる“飛ばし”を行い、支出を今年後半に遅らせる、あるいは収入を前倒しするなどの会計操作を行った可能性があります。その結果、9月以降は膨大な財政赤字が発生することになっているのかもしれません。  ​​​　トルコ・リラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめいろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想今日はトルコ石のストラップを紹介します。ストラップではありませんが、、、誕生石 ネックレス アクセサリー 天然石ネックレス トルコ石 ターコイズ ネックレス レディースジュエリー 12月誕生石 プレゼント レディースネックレス　プレゼント ハート デザインネックレス 【選べる長さ 40cm・45cm】 ss価格：10000円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)送料無料【大粒 ターコイズ インディアン リング】トルコ石 インディアン ネイティブアメリカン シルバー925 シルバーリング 指輪 シルバー925 メンズリング レディースリング アクセサリー【あす楽対応_近畿】価格：11800円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)天然ターコイズ（トルコ石）ペンダントネックレス大ぶり一粒ストーン！【12月誕生石ターコイズ】【レディース,激安,特価,通販】価格：5130円（税込、送料無料) (2020/9/12時点) 【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点) 【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点) 

  2022.10.18

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  バルトゥン県アマスラ炭鉱爆発事故に関する与野党の発言・批判とその雑感、事故が野党の立て直しに与える影響、デミルタシュ元HDP共同党首に対する無力化作戦実施の可能性

  　今日(16日)はまだアマスラ炭鉱(バルトゥン県)の爆発事故に関する情報が中心でした。また、日曜日ということもあったため、今日も経済をはじめ、その他の分野では重要と思われる記事はほとんど出ていませんでした。今日はアマスラ炭鉱爆発事故に関するクルトゥルムシュAKP総裁代理の発信に関する記事を紹介します。　今日の“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”も、やはりアマスラ炭鉱爆発事故一色となっている感じでした。昨日も紹介しましたが、エルドーアン大統領の「対応は十分していたが、事故は100％無くすことはできない。事故は常にあり得る話である。我々は運命を信じている。」という発言が批判されて続けています。昨日は、いつもの解説者の「真剣に対応してきたとは言い難い野党にも責任はある」という解説を紹介しましたが、今日は、あたかもその反論のような“これまでの国会などにおける野党の追及”の実績についての発言もいろいろと出ていました。総合的に、と言っても反政府系のメディア及び解説者の発言を見て見ると、「会計検査院報告書が出され、会計検査院やエネルギー天然資源省からの現場視察が行われ、2週間ほど前には『メタンガスの噴出がある。我々炭鉱夫が吹き飛ばされる可能性がある』と現場で働いている炭鉱夫からのメタンガス噴出の危険性の指摘があったにもかかわらず、爆発が起こるまで何もしなかった」だけではなく、エルドーアン大統領は「運命なのでしかたがない。過失があれば、責任者は処罰される」と述べて、「過去20年間に、対策を取り、指導すべき立場にあったことすっかり忘れている」という批判があります。そして、直接的に責任を負うべきドンメズ・エネルギー天然資源大臣については、“本来であれば(民主主義国なら)直ちに辞任すべきであるが、エルドーアン大統領が(上で紹介したような)『運命である』という態度なので、全く辞任する気もない様子だ”との分析でした。一方で、昨日紹介しましたように、エルドーアン大統領は「不注意・不作為などの責任を取るべき人がいれば、必ずそうさせる」と発言していますが、野党が批判しているように、「これまで20年間、死者が出ている炭鉱爆発・落盤事後が何度となく繰り返されている。そして、責任者は刑務所に入らないだけではなく、責任を取らせられるどころか、かえって出世している(今回のアマスラ炭鉱の最高責任者も、以前発生した8人が亡くなる炭鉱爆発事故の責任者でもあり、3年以上の禁固刑判決を受けていますが、結局、責任者に出世しています)。そして、今回の報道改正法(検閲法)の成立を受け、早速、「会計検査院報告書に関する報道はフェイク・ニュースであり、罰せられる」とトルコ石炭公社が発表しているなど、「早速、政府は同法を悪用している」と指摘しています。爆発事故ですので、救出された人の中でも火傷がひどい人が何人かいて、一部はイスタンブルの「チャム・ヴェ・サクラ“松・桜”市民病院」に移送されたとのことです。コジャ保健大臣は、「現在、7人が治療中。うち6人はイスタンブルで治療を受けていて、5人が重症となっている」と発表しています。　炭鉱事故の話が長くなってしまいましたが、「問題はこれだけでない。一事が万事、この調子だ」と言ことが言えると思います。トルコの人々のように“陰謀論”を展開するのであれば、“経済の悪化、インフレ率の高止まり、膨大な無駄遣いと国民への支出不足”といった話題から国民の目をそらすために、“大事故を起こした”という可能性すらあり得ます(結果は批判の嵐であり、決して良い結果ではありませんが、、)。一方で、野党6党にとっても「“6党バラバラ言動、大統領候補の意味不明の行動といった惨状”を立て直す機会になっている」のではないかと思います(特にCHP関係者の発言が大きく、かつ、頻繁に取り上げられています)。経済面では、「ありとあらゆるバラマキ政策の投入」という作戦が展開されているように思いますが、トルコでの経済状況が非常に苦しいことは、トルコに住む7割以上の人が分かっていることだと思います。ただし、残り3割以外でも、エルドーアン大統領が先日言及しましたように「不正・賄賂」に関与している人たちは大いに潤っていることは間違いなく、4割前後がエルドーアン大統領の再選を望んでいるようです。最近の野党6党のバラバラ振りとクルチダルオールCHP党首の頓珍漢？振りを見ていると確かに野党が伸び悩んでも仕方がないと思います。しかし、それだからと言って、態度未定の人々が「やはりエルドーアン大統領の方が良い」となるかと言えば、管理者は、そこは大いに疑問だと思っています。ここはいつも紹介している解説者と同意見ですが、「野党の候補が国民をワクワクさせないと、希望を持たせないと、エルドーアン大統領にひっくり返される危険性がある」ということです。過去１，２週間のクルチダルオールCHP党首は頓珍漢振りを発揮してしまいましたが、落ち着いて、かつ、いろいろな人の意見を聞いて戦略を考えれば、「国民をワクワクさせ、希望を持たせること」はクルチダルオールCHP党首にも十分できるのではないかと、管理者は考えています(実際、TUIKやSADAT(民間防衛コンサルタント会社)訪問など、多くの実績もあります)。それともう一つ重要な要素があります。いわゆる「クルド票」です。HDPが10％前後の得票率を持っているため、キャスティングボードを握っていることは、これまで何度が紹介した通りです。実際、2019年の統一地方選挙でイマムオール大イスタンブル市長やヤヴァシュ大アンカラ市長が当選できたのは、HDPの支持があったからであり、キャスティングボードを握っていることは極めて明白です。今回の大統領選挙も、「HDPの支持を得らえない候補は当選できない」という状況が続きそうです。「エルドーアン大統領もそれが分かっているのでいろいろ手を尽くしたが、結局、オジャランPKK首領などと結託しても、クルド票のほとんどは得られないとわかったので、今度はデミルタシュ元HDP党首の信頼性・信ぴょう性を内部から損ねるという作戦に取り掛かった」という指摘を、管理者も時々紹介している「ディープな情報を発信している解説者」が指摘していました。つまり、HDP内部からデミルタシュ元共同党首を批判させたり、HDP幹部とデミルタシュ元共同党首の仲を裂いたりして、“HDP内部での、そしてHDP支持者に対するデミルタシュ元共同党首の影響力を削ぐために、ありあらゆる謀略を巡らすことを計画している”とのことです。事実かどうかは確認しようがありませんが、いつも紹介している解説者もこの点を言及し、「実際に起こっても全く驚かない」と言っていました。管理者も同意見で、十分あり得る、というよりも「エルドーアン大統領に残された手段はこれしかない」のではないかと思います。今後は、HDPの動き、あるいは、デミルタシュ元共同党首批判の動きには要注意と思われます。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  ELIT トルコ料理　ホワイトチーズ・ポアチャ 360g - 6個入り - ELIT - White Cheese Pogaca (Turkish Bun) 360g - 6pcs価格：580円（税込、送料別) (2020/10/11時点)ELIT - トルコ料理　牛ひき肉入りスボレキ 1kg-15個入り - ELIT - Borek with Minced Beef 1kg- 15pcs価格：2175円（税込、送料別) (　今日紹介するAAの記事の見出しは、「クルトゥルムシュAKP総裁代理は、『炭鉱における爆発に関連してどんな小さなミスや過ちでもあるならば、それらは明らかにされる』と発言」で、今日(16日)付の記事で、抜粋しては紹介します。　ヌマン・クルトゥルムシュAKP総裁代理は、バルトゥン県の炭鉱で起こった爆発事故に関連する発言を行いました。同総裁代理は、「アッラーは、我々が二度とこのような痛みと悲しみ遭うことがないように、トルコと国民をお守りくださるよう。この事故の背後にあるいかなるミス、過ちがあろうと、それはすべて明らかにならなければならない。関連機関は操作を行っている。どんな小さなミス、過ちであろうとも、それらはすべて明らかになる。過ちを犯したとみられる者は司法によって裁かれる。」と述べました。　ここからは一言解説・雑感です。本来は、あるいは普通の民主国家であれば、クルトゥルムシュAKP総裁代理の発言のとおりになるはずですが、少なくとも過去20年かのトルコではそうなっていなかったことは上で紹介したとおりです。リップサービスとは言え、繰り返してこのような発言がAKP幹部の口から出てくるということは、選挙を目前に控えて、この炭鉱事故がAKPに対する更なる逆風となることを恐れているということだろうと思います。が、それでも、「運命なので仕方がない。労働災害は常に起こることを覚悟する必要がある」と他人事のように言ってしまうエルドーアン大統領に慌てた人々が、一生懸命、方向修正を図っているということではないかと思います。なお、エルドーアン大統領の発言について、「全てがアッラーの思し召しで、炭鉱事故で死ぬのが運命だというのなら、なぜエルドーアン大統領は何百人もの護衛を常に連れて移動し、大統領府の医療費支出が年間100万人の患者を診ることができる病院の医療材料費支出と同じ額になっているのか」(念のためですが、「暗殺も、病気も、“運命”ではないのか。貧しい人には何の対策も立てずに“運命”に任すが、自分だけは“運命”を変えようとしている」という意味)と、野党議員は批判していました。   トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想​　今日はガイドブックを紹介します。​

  2022.10.17

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  バルトゥン県アマスラ炭鉱での爆発事故に関するエルドーアン大統領の発言とそれに対する野党・反政府系メディアの批判、政党支持率・大統領選挙に関する予測に関するアンケート結果とその雑感

  　今日(15日)はアマスラ炭鉱(バルトゥン県)の爆発事故に関する情報が中心でした。土曜日ということもあったため、経済をはじめ、その他の分野では重要と思われる記事はほとんど出ていませんでした。今日はアマスラ炭鉱爆発事故に関するエルドーアン大統領の発信と発言に関する記事を紹介します。　今日の“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”も、アマスラ炭鉱爆発事故一色となっている感じでした。エルドーアン大統領の発言は後で紹介しますが、「対応は十分していたが、事故は100％無くすことはできない」という対応ですが、野党・反政府系メディアでは、「先日は、“不正、賄賂、貧困の無いトルコを作り上げる”と、過去20年間与党ではなかったような、あたかも野党が初めて政権を執ろうとしているときのような発言をしたが、今回も同様である。過去20年間、労働事故、とりわけ炭鉱における爆発・落盤事故を防ぐために何をしてきたのか。」と批判しています。　アマスラ炭鉱爆発事故以外では、いつも紹介している解説者が最近の野党の状況につていて解説していました。なお、爆発事故については、「エルドーアン大統領が最大の責任を負うべきであることは明らかだが、真剣に対応してきたとは言い難い野党にも責任はある」との反応でした。“何をしても、何を言っても無駄(＝(国会での議席)数と(出したい放題の)大統領令、支配下に置いた司法制度により、全て跳ね返される)”という状況であることは事実ですが、“それを自明のことと認めて何もしなければ、(エルドーアン大統領に反発を感じている)国民からの信頼を得ることはできない”という趣旨の指摘と考えます。いつもどおりの口頭での説明ですので、正確な数字手はありませんが、最近の政党支持率についても紹介されていました。MAK調査会社の数字では、AKPは28％から31％に上昇、MHPは７～８％であり、エルドーアン大統領の個人票を加えれば、エルドーアン大統領の支持率は40％に達する。CHPは25～26％、善良党は15～16％で40～42％、それにDEVAの3.0～3.5％を加えれば45％程度となる。一方、勝利党も2.0～2.5％の支持率を得ている。CHPから離党したインジ元国会議員やサルギュル元区長などの“なんちゃって野党”を作らせ、共和同盟から離れた支持者が国民同盟(野党6党)に行かないような(また、CHPから票を流出させる)政策を成功させているとも指摘していました。また、コンダ調査会社は有料会員のみへの配信だそうですが、知人から得た情報として、「過去1年半の間に、クルチダルオールCHP党首はエルドーアン大統領を追い上げて、現在は約2ポイント先行している。しかし、この二人の選択肢では30％が未定・不投票としているので、“(絶対に)勝てる候補”とは言い難い」との分析でした。ここからは、別の調査に関する紹介です。別の反政府系テレビと信じていた放送局の解説者の分析(13日放送)では、メトルポ(-)ル社の調査を使って、「クルチダルオールCHP党首とエルドーアン大統領が候補者の場合、エルドーアン大統領が勝つと思うか」という質問への答えとして、「絶対に勝つ」「勝つだろう」、「負けるだろう」、「絶対に負ける」の順番で、24.8(％)、23.7、30.9、16.8で、エルドーアン大統領が“勝つ”が48.5％、“負ける”が47.7％になっていることに関して、「最近の野党、クルチダルオールCHP党首の言動の結果である」と指摘していました。現在でも「最近の野党、クルチダルオールCHP党首の言動の結果」が野党の支持率に悪影響を与えていることは事実と思われ、「今後も野党6党／クルチダルオールCHP党首支持率が悪化する危険性は十分ある」と管理者も懸念していますが、「この解説者の解説自体」は操作というか、事実を正確に伝えていない可能性が大です。テレビ画面では隠そう？としていたと思われますが、画面の下に支持率の変化のグラフの数字だけが見えていて、「49.5(%)、50.1、48.8、(48.5)」となっていました。「エルドーアン大統領が勝つ可能性が、クルチダルオールCHP党首が勝つ可能性を上回っている」ことは事実ですが、あたかも「最近、エルドーアン大統領の勝利予想率が上がっている」という解説者の分析は、管理者の画面分析が正しい限り、明らかに情報操作と思われます(ただし、結果が100％間違っているかどうかは、今後の状況次第ではあります)。なお、管理者は「メトルポ(-)ル社の数字なので、“絶対”が1ポイント、“多分”が0.5ポイント移動して、結果として、「エルドーアン大統領が“勝つ”が47.0％、“負ける”が49.2％」程度が正しいのではないかと思っていましたが、今回、いつもの解説者が紹介したコンダ社の数字とぴったりと一致(2ポイント先行)しているので、自分で勝手に納得しました。なお、コンダ社は「支持率」ですが、メトルポ(-)ル社は「エルドーアン大統領の当選可能性予想」ですので、調査の内容はかなり異なっています。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)トルコ製 ゴブラン織 生地 がまぐち ハンドバッグ un deux 全2種 さんかく/水 さんかく/黄価格：6091円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)ゆうパケット発送！スカーフ 正方形/大判/母の日/女性用/コットン 【トルコ　雑貨】【トルコ　お土産】価格：2545円（税込、送料別) (2020/10/11時点)ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック ＆合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格：3900円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　今日最初に紹介するAAの記事の見出しは、「エルドーアン大統領は、『如何に小さな被害も発生を許さない。我々はトルコの家族を守る』と発信」で、今日(15日)付の記事で、抜粋しては紹介します。　エルドーアン大統領は、ソーシャルメディア口座から行った発信で、「バルトゥン県で起こった炭鉱事故の結果、直ちに開始させた作業は、多くの組織と現場に行っている大臣たちの貢献によって継続的に実施されている。亡くなった炭鉱夫の家族、子供たちは政府の保護下にある。失われた命を取り戻すことができないとしても、如何に小さな被害の発生をも許さない。我々はトルコの家族を守る。司法関係者は、我々を悲しみどん底に突き落としたこの事件を隅から隅まで捜査し、(事故の原因となった)どんな小さな見落としも許さない。私もこの後すぐ、バルトゥン県に向かい、作業を現場で見守る。」との表現を使いました。　次に紹介するAA記事の見出しは、「エルドーアン大統領は、『爆発が如何に起こったに関しては、行政的及び司法的捜査が明らかにする』と発言」です。これも今日付けの記事で、抜粋して紹介します。　レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、昨日発生した爆発の結果41人が亡くなったトルコ石炭公社アマスラ炭鉱を現場視察しました。エルドーアン大統領は、「今日予定していたディヤルバクル県への訪問を中止し、ここアマスラに来て現場を確認するとの決定を行った。勿論、この爆発がどのようにして起こったのか、(過失・見逃しが)あるのであればその責任を誰が負うべきか、現在行っている行政及び司法の捜査が明らかにする。この捜査は、あらゆる方向から開始されている。現時点での優先事項は、地下に取り残された炭鉱夫を見つけることである。最新の数字では41人目に達した。残念ながらこの炭鉱夫も亡くなった。勿論、この状況を茶化す者たちもいるであろう。しかし、それは重要ではない。我々は、アッラーの定めた運命を信じる者である。運命を信じているため、今日も、昨日も、明日も、いかなる時も起こらないことはあるだろうか。事故はいつでも起こり得る。そのことを我々は承知するべきである。あらゆるテクノロジーを採用し、経営のあらゆる手段を投入して、神の御加護により、炭鉱を歴史の彼方に葬り去ることができるようになるだろう。そのためにあらゆる努力を行っている。国産技術だけで、それを実現させることができると信じている。」と述べました。　ここからは一言解説・雑感です。「我々は、アッラーの定めた運命を信じる者である。事故はいつでも起こり得る。そのことを我々は承知するべきである。」という部分について、野党や反政府系メディアは厳しく批判しています。エルドーアン大統領は、同時に「過失・見逃しがあるのであればその責任を誰が負うべきか、現在行っている行政及び司法の捜査が明らかにする」とも述べていますが、上でも紹介しましたが、「過去20年間、与党であったことを忘れた／無視した無責任な発言である」というところを追求しています。さらに、「アマスラ炭鉱の最高責任者は、8人が亡くなった炭鉱事故の責任者として3年以上の禁固刑を受け、金銭への転換が認められた犯罪者であるにもかかわらず、なぜ再びアマスラ炭鉱で最高責任者になれたのか」という、極めて具体的な批判を行っています。また、トルコ石炭公社は、アマスラ炭鉱に関して2019年に出された会計検査院報告書に関する反政府系メディアの報道に関して、「事実をゆがめている」と反論していますが、報道では「爆発の危険の指摘、炭鉱夫の安全確保の不十分さ」が指摘されていたとのことです。また、「数週間前には、会計検査院の査察が入った」という報道に関しては、「単なる表敬訪問であって、査察ではない」という反論をしているとのことです。単なる噂／一報道機関の報道ですので、「真実は藪の中」状態ですが、事故の背景状況も次第に明らかになるのではないかと思われます。なお、「アッラーの思し召し＝運命は決まっている」のであれば、報道(ソーシャルメディア規制)改正法が成立した直後に、こういう事件が起こるのも、「運命だ」ということになるのでしょうか。　  トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想​　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。​　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。

  2022.10.16

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  バルトゥン県における炭鉱爆発事故の発生、報道(ソーシャルメディア規制)法と“外国人の違法住民登録問題”に関する議論、9月の住宅販売状況、ロシア・天然ガスのトルコを通じた欧州への輸出可能性

  　今日(14日)は重要と思われる記事がいろいろと出ていました。が、トルコ時間夕刻、状況が一変しました。バルトゥン県アマスラにあるトルコ石炭公社の炭鉱で爆発事故が発生しました。その関係で記事も出れば、生放送も継続的に行われています。フライイングですが、トルコ時間15日午後1時頃のニュースでは、判明している限り40人が亡くなったとのことです。ただ、報道(ソーシャルメディア規制)法改正法が成立したところですが、事故原因については明確な情報が提供されていません。“法案が成立したからこそ”が正しいのかもしれません、、、、AA記事に戻りますと、9月の住宅販売状況のほか、8月の給与労働者数、10月の金融政策委員会(PPK)の金利決定予想アンケート結果、トルコがロシアからヨーロッパに向けた天然ガスの供給のハブになるという可能性に対するEUの反応、カザフスタンからの帰国時のエルドーアン大統領の機中記者懇談、トルコ訪問中のカタール代表団との経済協定締結に関する記事など、いろいろと出ていました。　今日の“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”も、AA記事として上で紹介した問題が色々と取り上げられていました。AAで完全に記事がない話題としては、“外国人の違法住民登録問題”と“知らない間に政党党員に登録されていた問題”が広がっています。“外国人の違法住民登録問題”に対する内務省からの発表が全くないことから、“政府機関による組織的犯罪”であることがほぼ確実な状況です。しかし、多少の反応はありますが、野党もそれほど追及している様子は報道されていません。“全貌が分からないから”という理由かもしれませんが、“全貌を知っているのは政府だけ”という状況ですから、もしも本当にそういう理由であれば、“いつまでも追及しない”という結論に行き着きます。「“外国人の違法住民登録問題”の目的が完全には分かっていない」ということもありますが、良くても“難民問題の順調な解決の演出”で、最悪は“投票結果を根本から変える可能性のある有権者名簿の捏造・変造”の危険性もありますので、「もう少し真剣に追及した方が良いのではないか」と、“利害関係の全くない、単なる観察者”として、管理者は感じています。一方、当然と言えば、当然ですが、メディアでは自分たちに、もっと言えば自分がすぐにでも拘束され、収監される危険性のある報道(ソーシャルメディア規制)法改正に関する話題が中心に話されています。誤解がないように念のために解説しますが、“自分たちのために討論・議論している”ということではなく、“トルコの将来、トルコ国民の将来、トルコの信頼性・品格の低下”などを懸念しての議論で、その中で、“最初の標的、被害者”が記者・インターネット・サイトの発信者・管理者である可能性が極めて高いということです。このブログ(管理者)も“日本語の分かる検事”がいれば、いつ呼び出されるか、あるいは“未明の警察官の訪問”があるかもしれないという状況です。当たり前といえば当たりまえですが、AKP議員の国会での発言を受けて調べた記者は、「嘘の情報で“懲役・禁固刑”を科している欧米の国はない。例外的に、新型コロナウイルス流行時にワクチンに関してギリシャが禁固刑を採用していた」とのことでした。言い方(条文の記述振り)の問題とは言え、「(インターネットで)人々に害を与える目的で嘘の情報を流した人に3年以下の禁固刑を科す」という法律を持っている民主国家はないということです。このブログを書いている頃には、既に大統領が署名して官報告示され、同法は施行されているかもしれませんが、“最初に、誰をどういう理由で取り調べるのか”が注目されます。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  オイル Exバージンオリーブオイル NGT Food Co. トルコ産 1000ml_おうち時間 パン作り お菓子作り ハロウィン 敬老の日価格：1350円（税込、送料別) (2020/9/12時点) トルコ産高品質★ドライいちじくどっさり1kgスイーツ フルーツ イチジク いちじく 果物 目 健康 グルメ 贈り物 ギフト お取り寄せ 人気 ランキング 洋菓子 詰め合わせ お菓子 業務用 訳あり 自宅用 おやつ デザート お返し 会社 引っ越し 乾燥価格：7231円（税込、送料別) (2020/9/12時点)タリッシュ ミル付きシーソルト エーゲ海塩 200g トルコ産 クリスタルソルトTARIS タリシュ価格：2160円（税込、送料別) (2020/9/12時点) 　今日最初に紹介するAAの記事の見出しは、「９月にトルコ全土で11万3,402戸が販売された」で、今日(14日)付の記事で、抜粋しては紹介します。　トルコ統計庁(TUIK)は、2022年9月の住宅販売統計を発表しました。それによれば、今年9月にはトルコ全土における住宅販売は昨年同月と比べて22.9％、前月と比べて8.17%、それぞれ減少して11万3,402戸となりました。8月には12万3, 491戸の住宅が販売されていました。先月の住宅販売戸数は、イスタンブル県では1万9,089戸で、トルコ全体の16.8％を占めました。次いで、8,812戸で7.8%のアンカラ県、6,338戸で5.6年％のイズミル県となりました。反対に、住宅販売戸数が最も少なかった県は、40戸のハッキャーリ県、49戸のアルダハン県及び98戸のギュムシュハーネ県でした。　9月にはトルコ全土で、外国人には昨年月と比べて23.8％減少して5,049戸の住宅が販売されました。その結果、全販売戸数に占める外国人が購入した住宅の割合は4.5％となりました。今年９月の外国人向けの販売で、1位は1,795戸のイスタンブル県、次いで、1,585戸のアンタリヤ県、355戸のメルスィン県となりました。購入者の国籍別販売戸数は、1位が1,196戸のロシア人、592戸のイラン人、次いで433戸のイラク人となりました。　同時期の住宅ローン利用販売は、昨年同月と比べて43％減少して1万6,970戸となりました。総住宅販売に占める住宅ローン利用販売が占める割合は15％となりました。今年９月の新築住宅販売戸数は、昨年同月と比べて18.2％減少して3万5,954戸となりました。総住宅販売戸数に占める新築住宅の割合は31.7％となりました。今年１～９月期の新築宅販売数は、昨年同期と比べて8.7％増加して31万2,118戸となりました。また、中古住宅販売戸数は、昨年同月と比べて24.9％減少して7万7,448戸となりました。総住宅販売戸数に占める中古住宅の割合は68.3％となりました。今年１～９月期の中古宅販売数は、昨年同期と比べて12.6％増加して74万5,075戸となりました。　　ここからは一言解説・雑感です。反政府系？テレビニュースでは、「住宅販売の急落は家賃の下落をもたらしている」と報道していましたが、管理者はどこまで広がっているのかについては、現時点では懐疑的です。“10年以上オオカミ少年となってしまった(＝一時期、「バブルが発生しているため、(インフレ率を考慮した場合)住宅価格が下がる」と言い続けていましたが、実際には上昇が続いた)”経験からも、住宅価格と家賃がそんなに簡単に下がるかどうかは、疑問に思っています。が、前月比、昨年同月比で販売数が下がっているということは、住宅市場で何らかの異常事態が起こっている可能性は十分あると思われます。　次に紹介するAA記事の見出しは、「EUからトルコで建設されることが話題に上ったガス供給センターに関する発表」です。これも今日付けの記事で、抜粋して紹介します。　欧州委員会報道官は、定例記者会見で、トルコで建設されることが話題に上ったガス供給センターに関する質問に対して、ロシアがエネルギーを1つの武器として使っていることを指摘しつつ、「ロシア・ガス(への依存)を最短で減少させたいと考えている。問題は、ロシア・ガス供給施設に対する依存ではない。完全に機能しているガス供給施設が存在している。」と述べました。そして、EU加盟国のロシア・ガスに対する態度は明確であることを指摘し、「欧州委員会と加盟国は、ロシアの炭素燃料依存から一刻も早く抜け出すことを表明している」と述べました。　ここからは一言解説・雑感です。平和が続いている時代は、メルケル・ドイツ前首相の「ロシアの天然ガス依存」は大正解だったと思いますし、「ドイツ経済の中国依存」も大正解でした。しかし、中国とロシアの非民主的な態度が明確化してきた後になって気が付いた時には「時既に遅し」の状況でした(ただし、“その兆候を掴めなかったのは、不運か、能力不足か”は議論があり得ます)。ありとあらゆることが「塞翁が馬」の状態、あるいは「一寸先は闇」で、「何が正しいのか、何が間違いか」は時間が経ってから、あるいは終わってからしか分からないということなのでしょう。トルコ語でも「全てのことに、良い面もある」と言います。ロシア・ウクライナ戦争、あるいは、エルドーアン大統領(とプーチン大統領)、これらが「トルコに何をもたらしたか、もたらすか」は、今後何年も、何十年も経ってからようやく分かるものと思われます。　  トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想​

  2022.10.15

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  報道(ソーシャルメディア規制)法改正法案の成立と施行予定、外国人の違法住民登録問題と無断の政党党員登録問題、エルドーアン・プーチン両大統領会談とエルドーアン後のトルコ・ロシア関係の雑感

  　今日(13日)は重要と思われる記事がいくつか出ていました。最も重要な記事は、報道(ソーシャルメディア規制)法改正法案の成立に関する記事で、詳しく解説されています。それ以外ではエルドーアン大統領のカザフスタン訪問とプーチン大統領との会談に関する記事も出ていました。ただし、記事の紹介では全体が見えないので、解説を中心にします。　今日の“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”も、AA記事として上で紹介した2つの問題が大きく取り上げられていました。報道(ソーシャルメディア規制)法改正法案の成立に関しては、議論はこれまでに紹介してきたところから大きくは変わりません。昨日はいったん流れた総会も、今日は結局再開され、基本的には提案されたとおりに可決・成立しました。一方で、審議の最中にAKPの議員が、「この法律についてはアメリカ大使館との間で協議が行われ、この法律について説明を行った」と発言を行ったことが紹介されていました。なお、“基本的には提案されたとおりに”と紹介しましたが、その例外は日本風に言えば附則の「施行日」に関して、当初予定されていた「来年1月1日」から施行される予定であった部分は「大統領の署名(＝官報告示)と同時」に施行されることになったそうです。また、もともと来年4月1日から施行されることになっていた条項は、そのまま来年4月1日から施行されるそうです。一番問題となっていた第29条は大統領の署名と同時に施行となります。とは言え、CHP(＝最大野党)が憲法裁判所に訴えることが予想されていますので、本当に現状のままで施行されるかどうかは憲法裁判所の判断を待つこととなります。一部の解説者は、「エルドーアン大統領が指名した判事が15人中10人になったとは言え、この10人が全て政治的に判断を行うと思わない(＝思いたくない？)」と言っていました。なお、こちらは普通の法律審査ですので、過半数で可否が決定されますが、現在進行中のHDP解党裁判については、解党や政党助成金の支払停止・削減などの判断には、3分の２、つまり10人以上の判事が賛成する必要があります。また、“外国人の違法住民登録問題”については、政府側からの発表がない状態が続いていますが、“登録が相当広範囲に広がっていること”がどんどんと明らかになってきています。最初は通常の住宅で確認されましたが、その後、新規建設されたアパート、それどころかまだ完成していないアパート全体で登録されていることが判明しましたが、町工場と言いますか、半住居・半事業所といった現在活動中の建物でも、外国人の登録が確認されたとのことです。一方、“外国人の違法住民登録問題”とは別ですが、“勝手な登録”という意味では全く同じ、“知らない間に政党党員に登録されていた”という事件が発生していることも判明したとのことです。こちらは、トルコで登録されている政党は100以上あったと思いますので、どこまで広がっているのか不明ですが、選挙も近づき、“党員の多さを誇るため”にこのような事件が起こったことは十分に感がられるとのことです。なお、“知らない間に政党党員に登録されていた問題”は“外国人の違法住民登録問題”とは異なった問題を生じさせかねないと指摘されています。まず、“国家公務員が特定の政党党員になっていることが判明した場合、失職する可能性”が指摘されています。勝手に登録されているのを抹消しようとすると、通常であれば“離党手続”を行うことになることが多いそうですが、もしも“離党手続”を行ってしまった場合は、“一時期は党員であったことを正式に認めること”となり、これも“公務員の失職理由”となりかねないとのことでした。　エルドーアン大統領とプーチン大統領の会談は「月例会談になった」という指摘もありますが、「両大統領にとって、お互いが非常に重要になっている」、「プーチン大統領はエルドーアン大統領の再選を強く望んでいる」、「“トルコを、特にヨーロッパ諸国向けの、エネルギー輸出のハブとする”という計画はトルコにとっても有利な話」など言った指摘がされていました。ただし、「ドイツはノードストリームを通じたロシアからの天然ガス供給の受け入れを拒否した」ことを受けて、「EUの“脱ロシア・エネルギー政策”は本気であり、戦争(紛争)終了後もロシアの西ヨーロッパへの天然ガス供給再開が行われるかどうかは不透明」との指摘がありました。一方、「アメリカ主導のこれまでのロシア制裁からトルコはほとんど影響を受けなかった。しかし、今後、ヨーロッパが本格的な制裁をトルコに求める、あるいは、トルコが事実上、従わなければならない形で制裁が行われた場合、トルコはどのような立場を取るのか」との指摘もありました。現在のトルコ・ロシア関係は、基本的に“エルドーアン・プーチン両大統領の個人的関係”で動いているところが多く、「エルドーアン大統領後のトルコ・ロシア関係がどうなるのか」は全く不明です。“全く不明”と紹介しましたが、「天然ガスを中心に、エネルギーの供給問題では、トルコの利益になっていることも多い」ということは事実ですが、一方で、「天然ガスの輸入価格、アックユ原子力発電所を巡る契約内容」など、不透明な点が非常に多く指摘されているため、契約内容がすべて明らかになれば、全体として、トルコにとってほとんどメリットはない(＝トルコが十分な代替先を持たない天然ガス供給が、ロシアによって保証されていることだけがメリット)」ということになる可能性は十分あり得ます。ロシア・ウクライナ戦争が始まった2月、3月頃にトルコで行われたアンケート結果で、「ロシアが悪い」の2倍以上の割合で「アメリカなどの欧米が悪い」という意見が出ていたことを紹介しましたが、“親ロシア”というよりは“反米・反欧米”感情がトルコ人の底流にあることは否定できない事実で、「“エルドーアン後”のトルコ・ロシア関係がどうなるかは、非常に微妙な問題」となると思われます。最後に、“意味はない？が、面白い話”が出ていました。昨日はアンカラがトルコの首都に指定されて99年回目の記念日でしたが、ヤヴァシュ大アンカラ市長が行ったレセプションに、ほとんどがアンカラにいると思われる各国大使が51人、大使よりも低いレベルを含めれば、74ヶ国の代表がこのレセプションに参加したことが紹介されていました。“次期大統領候補”としてヤヴァシュ市長がアンケートでトップとなっていることから、各国の関心も高かったものと思われるとのことです。“51人の大使、74か国の代表”という規模の地方公共団体のレセプションは“トルコ共和国史上初めて”ではないかと指摘されていました。なお、AKP時代はこれまでこの種のレセプションは5つ星ホテルで行われていましたが、ヤヴァシュ市長はギョクチェキ元市長(AKP所属)時代に建設された“市長公邸”を使って実施することにしたそうです。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。 にほんブログ村にほんブログ村   ドライアプリコット トルコ産 800g 砂糖不使用 あんず 杏 ドライフルーツ【ゆうパケット／送料無料】保存食_おうち時間 パン作り お菓子作り 手作り パン材料 お菓子材料 ハロウィン お買い物マラソン価格：1098円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)ドライフルーツ トルコ産 砂糖不使用 無添加 無花果 乾燥 果実 おつまみ 日本製 お中元 おやつ 製菓 製パン 食品 スイーツ ドライいちじく 250g価格：1400円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)レーズン 有機サルタナレーズン トルコ産 800g 【9月SS楽天ランキング受賞】ノンオイル 干しぶどう 【ゆうパケット／送料無料】_おうち時間 パン作り お菓子作り 手作り パン材料 お菓子材料 ハロウィン お買い物マラソン価格：1107円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)   　今日紹介するAAの記事の見出しは「トルコ中央銀行の外貨準備高は1,140億ドルとなった」です。今日付の記事で、抜粋して紹介します。　TCMB(トルコ中央銀行)から行われた発表によれば、10月7日現在、TCMBの粗外貨準備高は先週から52億ドル増加して732億5,200万ドルとなりました。中央銀行の合計外貨準備高(通貨＋金(Gold))は前週の1,070億4,800万ドルから69億2,800万ドル増加して、10月7日には1,139億7,600万ドルに増加しました。過去4週間の変化状況は次のとおりです。　　　　　　　金(Gold)準備　　　通貨準備　　　　　合計外貨準備高09月16日　399億1,400万　748億2,400万　1,147億3,800万09月23日　394億6,900万　713億3,500万　1,108億400万09月30日　389億9,600万　680億5,200万　1,070億4,800万10月07日　407億2,400万　732億5,200万　1,139億7,600万  　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想​​​　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。​​​

  2022.10.14

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  8月の工業生産指数とその雑感、報道(ソーシャルメディア規制)法改正、AKP・MHPの見解の相違、国会議員・元国会議員の政党移籍問題、クルチダルオールCHP党首の大統領候補の可能性に関する雑感

  　今日(12日)は重要と思われる記事はあまり出ていませんでした。強いて挙げれば、8月の工業生産指数に関する記事、報道(ソーシャルメディア規制)法改正手続きの進行状況に関する記事、「最初の自宅、最初の私の事務所・店舗」事業における土地と事務所・店舗販売の申込に関して、土地については6万７千件、事務所・店舗については2万件の申込があったという記事などが出ていました。　今日の“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、特に大きな変化はありませんでした。上でも紹介しましたが、世界各国ではリセッションの危機に直面しているのに、トルコでは8月の工業生産指数がプラスになっているということで、AKP及びその支持者はお祭り騒ぎをしている様子がありましたが、野党は当然ながら、白けた反応しかしていないように思われます。これ以外では、これも上で紹介しましたが、報道(ソーシャルメディア規制)法改正に関する議論が白熱しています。面白いと思われたのは、AKPは若干譲歩する様子を見せたそうですが、MHPは“提案どおりに可決成立させる”という態度を固辞しているため、舞台裏の調整が整わず、一度は出席議員が定員に満たず、総会が流れたそうです。それでも40条の内の半分以上は総会を通過しました。なお、上で紹介した記事は、“驚くべきこと”に、野党の発言ばかりを紹介していました。つまり、“与党批判満載の記事”になっているところが“衝撃的”と言いうことができます。これも“AKPとMHPの意見の相違”を反映しているのかもしれません。更に、“AKPとMHPの意見の相違”と言えば、重大な問題が現れています。エルドーアン大統領がアレビー(教徒)に対する懐柔策？として、専門の対応機関を“観光文化省”内に創設することを発表しましたが、バフチェリMHP党首は“ジェムエヴィはアレビー(教徒)の礼拝施設であると認めることに何の躊躇もない”と発言して、“ジェムエヴィを文化施設としてではなく、宗教施設として認めること”を明言し、対処方針におけるエルドーアン大統領との相違が明確になっています。先日は、“野党6党の発言・行動はバラバラ”と言う指摘を紹介しましたが、“与党も一枚岩ではない”と言う状況です。ひょっとすると、MHPが求めている“選挙前の恩赦”でAKPと意見が一致していないことが原因かもしれません(MHPは支持者との関係で、“広い範囲”の恩赦を求めているようです)。恩赦と言えば、エルドーアン大統領が“自分の次の任期中に、不正・犯罪(賄賂、横領など)の無い政府を実現させる”と発言しましたが、野党や反政府系のメディア関係者から「これまでの20年間は賄賂、横領が横行していることの自白だ」、「20年間何をしてきたのか。次の5年で変わることを誰が期待するのか」といった批判を行っていました。先日紹介しましたが、いつも紹介している解説者が指摘しているように、「使える手段はすべて投入して、支持率回復に猛進している」という状態と思われます。つまり、“全体としては全く調整が取れていなくても、１つ１つの政策・発言で、瞬間的にでも支持率が回復するなら、どんな政策であろうと見境なく投入している”という状態のように見えます。一方、反政府系テレビでは、“外国人の違法住民登録問題”について報道を継続させています。ソイル内務大臣をはじめとして、政府からの説明は全くありません。一方で、野党も一時期激しく反発していましたが、“今は他の問題の対応で忙しいので、この問題は後回し”と言うことなのか、テレビニュースには野党の反応はほとんど出ていませんでした。これ以外では、今日一番の話題として、“国会議員・元国会議員の移籍問題”が取り上げられていました。2人の元エルゲネコン裁判被告の国会議員、元国会議員の関する移籍の話題です。エルゲネコン裁判は全容が解明されたと言えるのかどうか不明ですが、一言で言えば“FETOがトルコ軍の力を削ぐために、暗殺未遂事件をでっち上げた（そして、AKPもそれを支援していた）”ということになると思われます。1人は以前から噂が出ていましたが、チェレビー国会議員はCHPから国会議員に選出され、故郷党に移籍してまた同党を離党し、その後、勝利党に移籍すると何度か発言していましたが、無所属のままでした。そして、今回、AKPに入党しました。エルドーアン大統領をはじめとするAKPに対する激しい批判のツイートをすべて削除しての、移籍となったとのことです。もう１人は元AKP所属で、エルドーアン大統領の元主治医として知られるチョメズ元AKP国会議員です。こちらはまだ噂というか、多くの報道機関で報道を確認したわけではありませんが、“善良党に入党した”とのことです。これが本当であれば、かなり衝撃的なことになると思われます。最後に、いつも紹介している解説者の発言を紹介します。批判が目的ではなく、あくまでいろいろな意見があるという紹介です。一般論としては、この解説者は管理者とかなり近い考えをされている、あるいは、管理者がこの解説者の発言の多くを受け入れている言うことですが、最初から、「メトロポ(-)ル社をはじめとする世論調査会社に関する認識」と「野党統一大統領候補に関する認識」の2点では、明らかに認識が違っています。メトロポ(-)ル社については、管理者は「最初は中立的(あるいはやや懐疑的)、最近では批判的」ですが、この解説者は「最初は極めて肯定的。それどころか、最も信頼できる会社」との立場でした。さすがに最近では「懐疑的から批判的」な立場になっているように見えます。大統領候補に関しては、この解説者は「“CHPの3人とアクシェネル善良党首党の4大主要候補”以外に推薦したい人がいる」とのことでしたが、その後は何度か立場が変わっているようですが、最新(12日)では「クルチダルオールCHP党首では勝てない、少なくとも極めて危険／不透明であり、イマムオール大イスタンブル市長とすべし」との立場です。管理者は「“経歴・実績、及び人格”の観点から、4大主要候補の中では、あるいは少なくともCHPの3人の中では、クルチダルオールCHP党首が一押し」との立場です(あくまでも「エルドーアン大統領に勝てるだけの支持が必ず集まる場合」という前提付きです)。ただ、正直に言えば、管理者もここ１、２週間、つまり、“ヘッドスカーフ問題発言”以降は、「クルチダルオールCHP党首は、いったい何を考えているのだろうか」と少し心配になっています。“統一大統領候補の可能性”が見えてきたために、冷静な判断力を失いつつあるとすれば、極めて危険な兆候と思われます。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 SV天然ターコイズ（トルコ石）ネックレス大ぶりトップ付き【12月誕生石】【ハンドメイド】【レディース,激安,特価,通販】価格：8190円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)エスプレッソ・デミタスコーヒーカップ＆ソーサー珍しい小さめ椀皿トルココーヒー用2客セット：ルーミー /トルコお土産価格：2380円（税込、送料別) (2020/9/12時点)【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)    　今日紹介するのは、8月の工業生産指数に関するAA記事で、「８月の工業生産指数は月間ベースで2.4％、年間ベースで1.0％上昇した」で、今日(12日)付の記事で、抜粋して紹介します。　工業生産指数は、2022年８月に月間で2.4％、年間では1.0％上昇しました。トルコ統計庁(TUIK)は2022年８月の工業生産統計結果を発表しました。それによれば、2022年８月暦調整後の工業生産は昨年同月と比較して1.0％増加しました。未調整の工業生産指数は、年間ベースで4.05％の上昇となりました。また、同月の季節及び暦調整後の工業生産は、2022年７月と比べて2.4％上昇しました。　AAフィナンスの工業生産指数予測アンケートに参加したエコノミストたちは、2022年７月の暦調整後の工業生産指数は昨年同月と比べて4.0%上昇するものと、また、未調整の工業生産指数は6.6%上昇するものと予測していました。　ここから一言解説・雑感です。工業生産が“対前月比で2.4％、対前年同月比で1.0％の、それぞれ増加”となったということは事実に近いと思われます。インフレ率、失業率ほどではないと思いますが、TUIKが工業生産指数をいじっている可能性も否定できません。一方で、“工業生産が増加していること”と“トルコ経済は順調”ということは必ずしも同じではありません。そもそも、7月は対前月比ではマイナス6.2％という大幅減少でしたし、今月も「在庫投資が拡大した」という解説もあり、必ずしも「販売が順調で、トルコ経済がうまく回っている」ということを保証するものではなさそうです。更に言えば、ようやくKOVID-19(新型コロナウイルス)の流行が治まり始めたところであった2021年同月と比較しても１％の拡大にしかなっていないことからも、「トルコ経済がうまく回っている」ということを保証するものとは必ずしも言えません。このところ、何度か紹介している国際機関によるトルコの成長率予測も、予測をするための大元のデータはトルコ政府＝TUIK発表によるものであろうと思われますが、“今年の年間成長率”は上方修正されていますが、来年の予測はそもそも今年と比べて低いままです。今年も残すところ3ヶ月となりましたので、“今年の年間成長率”はある程度固まりつつあると思いますが、一方で、“対前期比で成長が続くかどうか”は、かなり不透明と考えられます。   　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。ヤクーツ "YAKUT" ルビーという名のトルコ産・赤ワイン/カワクルデレ社【輸入食品】 【トルコお土産】 トルコ"カワクルデレ社"60周年記念 赤ワイン・フルボディ　"SELECTION-RED(セレクション-レッド)"【輸入食品】 【トルコお土産】

  2022.10.13

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  8月の工業生産指数とその雑感、報道(ソーシャルメディア規制)法改正、AKP・MHPの見解の相違、国会議員・元国会議員の政党移籍問題、クルチダルオールCHP党首の大統領候補の可能性に関する雑感

  　今日(12日)は重要と思われる記事はあまり出ていませんでした。強いて挙げれば、8月の工業生産高指数に関する記事、報道(ソーシャルメディア規制)法改正手続きの進行状況に関する記事、「最初の自宅、最初の私の事務所・店舗」事業における土地と事務所・店舗販売の申込に関して、土地については6万７千件、事務所・店舗については2万件の申込があったという記事などが出ていました。　今日の“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”は、特に大きな変化はありませんでした。上でも紹介しましたが、世界各国ではリセッションの危機に直面しているのに、トルコでは8月の工業生産指数がプラスになっているということで、AKP及びその支持者はお祭り騒ぎをしている様子がありましたが、野党は当然ながら、白けた反応しかしていないように思われます。これ以外では、これも上で紹介しましたが、報道(ソーシャルメディア規制)法改正に関する議論が白熱しています。面白いと思われたのは、AKPは若干譲歩する様子を見せたそうですが、MHPは“提案どおりに可決成立させる”という態度を固辞しているため、舞台裏の調整が整わず、一度は出席議員が定員に満たず、総会が流れたそうです。それでも40条の内の半分以上は総会を通過しました。なお、上で紹介した記事は、“驚くべきこと”に、野党の発言ばかりを紹介していました。つまり、“与党批判満載の記事”になっているところが“衝撃的”と言いうことができます。これも“AKPとMHPの意見の相違”を反映しているのかもしれません。更に、“AKPとMHPの意見の相違”と言えば、重大な問題が現れています。エルドーアン大統領がアレビー(教徒)に対する懐柔策？として、専門の対応機関を“観光文化省”内に創設することを発表しましたが、バフチェリMHP党首は“ジェムエヴィはアレビー(教徒)の礼拝施設であると認めることに何の躊躇もない”と発言して、“ジェムエヴィを文化施設としてではなく、宗教施設として認めること”を明言し、対処方針におけるエルドーアン大統領との相違が明確になっています。先日は、“野党6党の発言・行動はバラバラ”と言う指摘を紹介しましたが、“与党も一枚岩ではない”と言う状況です。ひょっとすると、MHPが求めている“選挙前の恩赦”でAKPと意見が一致していないことが原因かもしれません(MHPは支持者との関係で、“広い範囲”の恩赦を求めているようです)。恩赦と言えば、エルドーアン大統領が“自分の次の任期中に、不正・犯罪(賄賂、横領など)の無い政府を実現させる”と発言しましたが、野党や反政府系のメディア関係者から「これまでの20年間は賄賂、横領が横行していることの自白だ」、「20年間何をしてきたのか。次の5年で変わることを誰が期待するのか」といった批判を行っていました。先日紹介しましたが、いつも紹介している解説者が指摘しているように、「使える手段はすべて投入して、支持率回復に猛進している」という状態と思われます。つまり、“全体としては全く調整が取れていなくても、１つ１つの政策・発言で、瞬間的にでも支持率が回復するなら、どんな政策であろうと見境なく投入している”という状態のように見えます。一方、反政府系テレビでは、“外国人の違法住民登録問題”について報道を継続させています。ソイル内務大臣をはじめとして、政府からの説明は全くありません。一方で、野党も一時期激しく反発していましたが、“今は他の問題の対応で忙しいので、この問題は後回し”と言うことなのか、テレビニュースには野党の反応はほとんど出ていませんでした。これ以外では、今日一番の話題として、“国会議員・元国会議員の移籍問題”が取り上げられていました。2人の元エルゲネコン裁判被告の国会議員、元国会議員の関する移籍の話題です。エルゲネコン裁判は全容が解明されたと言えるのかどうか不明ですが、一言で言えば“FETOがトルコ軍の力を削ぐために、暗殺未遂事件をでっち上げた（そして、AKPもそれを支援していた）”ということになると思われます。1人は以前から噂が出ていましたが、チェレビー国会議員はCHPから国会議員に選出され、故郷党に移籍してまた同党を離党し、その後、勝利党に移籍すると何度か発言していましたが、無所属のままでした。そして、今回、AKPに入党しました。エルドーアン大統領をはじめとするAKPに対する激しい批判のツイートをすべて削除しての、移籍となったとのことです。もう１人は元AKP所属で、エルドーアン大統領の元主治医として知られるチョメズ元AKP国会議員です。こちらはまだ噂というか、多くの報道機関で報道を確認したわけではありませんが、“善良党に入党した”とのことです。これが本当であれば、かなり衝撃的なことになると思われます。最後に、いつも紹介している解説者の発言を紹介します。批判が目的ではなく、あくまでいろいろな意見があるという紹介です。一般論としては、この解説者は管理者とかなり近い考えをされている、あるいは、管理者がこの解説者の発言の多くを受け入れている言うことですが、最初から、「メトロポ(-)ル社をはじめとする世論調査会社に関する認識」と「野党統一大統領候補に関する認識」の2点では、明らかに認識が違っています。メトロポ(-)ル社については、管理者は「最初は中立的(あるいはやや懐疑的)、最近では批判的」ですが、この解説者は「最初は極めて肯定的。それどころか、最も信頼できる会社」との立場でした。さすがに最近では「懐疑的から批判的」な立場になっているように見えます。大統領候補に関しては、この解説者は「“CHPの3人とアクシェネル善良党首党の4大主要候補”以外に推薦したい人がいる」とのことでしたが、その後は何度か立場が変わっているようですが、最新(12日)では「クルチダルオールCHP党首では勝てない、少なくとも極めて危険／不透明であり、イマムオール大イスタンブル市長とすべし」との立場です。管理者は「“経歴・実績、及び人格”の観点から、4大主要候補の中では、あるいは少なくともCHPの3人の中では、クルチダルオールCHP党首が一押し」との立場です(あくまでも「エルドーアン大統領に勝てるだけの支持が必ず集まる場合」という前提付きです)。ただ、正直に言えば、管理者もここ１、２週間、つまり、“ヘッドスカーフ問題発言”以降は、「クルチダルオールCHP党首は、いったい何を考えているのだろうか」と少し心配になっています。“統一大統領候補の可能性”が見えてきたために、冷静な判断力を失いつつあるとすれば、極めて危険な兆候と思われます。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 SV天然ターコイズ（トルコ石）ネックレス大ぶりトップ付き【12月誕生石】【ハンドメイド】【レディース,激安,特価,通販】価格：8190円（税込、送料無料) (2020/9/12時点)エスプレッソ・デミタスコーヒーカップ＆ソーサー珍しい小さめ椀皿トルココーヒー用2客セット：ルーミー /トルコお土産価格：2380円（税込、送料別) (2020/9/12時点)【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)    　今日紹介するのは、8月の工業生産指数に関するAA記事で、「８月の工業生産指数は月間ベースで2.4％、年間ベースで1.0％上昇した」で、今日(12日)付の記事で、抜粋して紹介します。　工業生産指数は、2022年８月に月間で2.4％、年間では1.0％上昇しました。トルコ統計庁(TUIK)は2022年８月の工業生産統計結果を発表しました。それによれば、2022年８月暦調整後の工業生産は昨年同月と比較して1.0％増加しました。未調整の工業生産指数は、年間ベースで4.05％の上昇となりました。また、同月の季節及び暦調整後の工業生産は、2022年７月と比べて2.4％上昇しました。　AAフィナンスの工業生産指数予測アンケートに参加したエコノミストたちは、2022年７月の暦調整後の工業生産指数は昨年同月と比べて4.0%上昇するものと、また、未調整の工業生産指数は6.6%上昇するものと予測していました。　ここから一言解説・雑感です。工業生産が“対前月比で2.4％、対前年同月比で1.0％の、それぞれ増加”となったということは事実に近いと思われます。インフレ率、失業率ほどではないと思いますが、TUIKが工業生産指数をいじっている可能性も否定できません。一方で、“工業生産が増加していること”と“トルコ経済は順調”ということは必ずしも同じではありません。そもそも、7月は対前月比ではマイナス6.2％という大幅減少でしたし、今月も「在庫投資が拡大した」という解説もあり、必ずしも「販売が順調で、トルコ経済がうまく回っている」ということを保証するものではなさそうです。更に言えば、ようやくKOVID-19(新型コロナウイルス)の流行が収まり始めたところであった2021年同月と比較しても１％の拡大にしかなっていないことからも、「トルコ経済がうまく回っている」ということを保証するものとは必ずしも言えません。このところ、何度か紹介している国際機関によるトルコの成長率予測も、予測をするための大元のデータはトルコ政府＝TUIK発表によるものであろうと思われますが、“今年の年間成長率”は上方修正されていますが、来年の予測はそもそも今年と比べて低いままです。今年も残すところ3ヶ月となりましたので、“今年の年間成長率”はある程度固まりつつあると思いますが、一方で、“対前期比で成長が続くかどうか”は、かなり不透明と考えられます。   　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。ヤクーツ "YAKUT" ルビーという名のトルコ産・赤ワイン/カワクルデレ社【輸入食品】 【トルコお土産】 トルコ"カワクルデレ社"60周年記念 赤ワイン・フルボディ　"SELECTION-RED(セレクション-レッド)"【輸入食品】 【トルコお土産】

  2022.10.13

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  イスタンブル市内で発生した爆発事故・事件に関する雑感、エルドーアン大統領の発言と野党の反論とその雑感、野党6党共通大統領候補に関する雑感

  　今日(9日)は日曜日であったためか、昨日に引き続き特に新たな話題はなく、AA記事も特に重要なものはなかったと思います。それでもあえて紹介するとすれば、新社会住宅計画に付随する100万件の土地販売と1万件の事務所・店舗販売受付が始まるという記事、TUGVA(トルコ青年財団。エルドーアン大統領の息子の一人が理事長を務め、公務員・団体職員の採用・昇進に大きな影響力を及ぼしていると言われています)の第5回総会でエルドーアン大統領が行った演説に関する記事、ボズダー法務大臣の憲法改正案に関する発言、報道(ソーシャルメディア規制)法改正法案などに関する記事が出ていました。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村    アレッポからの贈り物 190g×10本セット （オリーブ＆ローレルオイル）トルコ産価格：2648円（税込、送料別) (2020/10/11時点)Eyup Sabri Tuncer ナチュラルオリーブオイル ハンド＆ボディクリーム 250ml トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格：1100円（税込、送料別) (2020/10/11時点) アルコール70％ Eyup Sabri Tuncer クラシックレモンコロンヤ 200ml オーデコロン トルコ製 トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格：1210円（税込、送料別) (2020/10/11時点)MB イスタンブール500ml（甘いもの天国トルコの伝統的なお菓子「ロクム」をイメージしたバニラとオレンジの香ばしい甘さが溶け合った香り）（ランプベルジェ）価格：2233円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　したがって、今日も“今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」”を中心に紹介します。しかし、こちらも特に大きな変化はありませんでした。１つだけ、重要な問題に発展するかもしれない事件がありました。夜７時頃、イスタンブル市カドゥキョイ区で3人が亡くなる火災・爆発事故？がありました。これだけであれば何の変哲もない火事・事故なのですが、ほとんど何も調べたとは思われない速さでイスタンブル県知事(イスタンブル県警の監督者)から「天然ガスの爆発で生じた火事である」との発表がありました。その後しばらくして、天然ガスの供給を監督している大イスタンブル市役所から「爆発の起こった建物には天然ガスは供給されていない」と発表がありました。これでも、単なる間違いの指摘があっただけということになるのかもしれませんが、今、市民が懸念しているのは、“2015年10月10日にアンカラ国鉄駅前で起こった共和国史上最悪の爆弾テロ事件(109人が亡くなり、500人以上が負傷)”の前日に起こった“原因不明の爆発”ということです。テロ事件(準備中の誤爆)の可能性のほかには、無許可の花火工場の可能性も指摘されていますが、いずれにしても今後捜査が行われるにしたがって、事故・事件の背景がある程度はっきりすると思われます。が、「ガス爆発」か、「花火・爆弾」かは、一般的には臭いで分かるのではないかと思います。ガス爆発ならガス臭が必ずあると思いますし、花火と普通の爆薬なら硝酸の臭いがすると思います。PKKが扱っているC4などと呼ばれるプラスチック爆弾ならもっと激しく建物が損傷しているのではないかと思います。なので、(10日朝の)報道では詳しく指摘はされていませんが、ある程度の目星は付いてのではないかと想像します、真実の発表があるかどうかは別として。　これ以外では、憲法改正を含むヘッドスカーフ問題のほか、報道(ソーシャルメディア規制)法改正などが議論されていました。それ以外では、エルドーアン大統領の発言に対する反論もいろいろと出ていました。これまで何度も指摘しましたが、エルドーアン大統領の発言には、「自分の見方」、「そうあるべきだ」という主観発言から、「騙されているか、完全な嘘」まであると思われます。今日はその嘘・騙しと思われる発言にいて紹介します。現在トルコでは家賃が高騰していて、大学に受かっても「学生寮が満員で入ることが難しいため、自宅から通うことができる大学」を選択する学生が増えたり、グループで家を借りたりするなど、大学に通うために苦労している学生がいることは99％本当だろうと思われます(残り１％は、トルコ経済の状態、大学生生活の状態など、反政府系テレビなどが嘘を報じている場合)。にもかかわらず、エルドーアン大統領は「政府は80万人分の学生寮を用意しているが、申し込みがないので空きがある」という発言をしています。多分、「政府」ではなく、「TUGVAなどの政府系財団、あるいは宗教団体」の運営する学生寮に空きがあるということではないかと想像します。国立の寮では、4人部屋を6人部屋に改造したり、寮の食事代を100％以上値上げするなど、学生へのしわ寄せが広がっているという指摘もありますが、宗教団体が運営する寮の多くでは、1日5回のお祈りが強要されたり、生活習慣への介入がいろいろとあるなど、“断食をしたり、時々モスクに行く程度の普通のイスラム教徒”の学生には、とても我慢ができない内容とのことです。そのほか、「自分が大統領である限り、毎週、毎月、金利を引き下げ続ける」とエルドーアン大統領が発言したことを受けて、「どの金利の話をしているのか」という疑問の声が上がっていました。つまり、「中央銀行の政策金利だけは下がっているが、それ以外の金利は上がることはあっても下がることはない」という指摘です。実際、銀行と為替保護付き預金をしている人など、大企業と大金持ちはどんどん裕福になっていますが、80％以上のトルコ国民は“お金持ちが金利で豊かになるために搾取されて、どんどん貧しくなっている”と指摘されています。ここも、エルドーアン大統領は百も承知で発言を行っているものと思われます。つまり、“大企業・大金持ちと、何があってもついてくる人たちだけ”を対象とした発言と思われます。クルチダルオールCHP党首は今日からアメリカ訪問に出かけました。ヘッドスカーフ問題と同様に、“なぜ今か”という批判もある一方、“遅すぎる”という指摘もありました。最後に、野党6党の統一大統領候補に関しては、いつも紹介している解説者はまたまた意見が変わって、「イマムオール大イスタンブル市長が最もふさわしい」と述べていました。時々刻々と変わる情勢に合わせた回答と思われますが、管理者は「アンケート結果に振り回され過ぎ」のように感じます。外国人の違法登録問題に対するソイル内務大臣の対応を見れば、「選挙対策としての故意の違法操作」の可能性が濃厚ではないかと管理者は考えますが、そういう状況があっても現時点で「クルチダルオールCHP党首が最適ではないか」という考えは変わっていません。勿論、最後までこの考えが維持できるかどうかは、確かに「状況次第」ですが、今のところ、「“候補者を変えなければならないほどの地滑り的な変化”は起こっていない」と感じています。　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。　次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。

  2022.10.10

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  外国人の違法住民登録問題とソイル内務大臣の発言、エルドーアン大統領のクルチダルオールCHP党首(ヘッドスカーフ問題)発言に対する反応とアレビーに対する新政策の発表

  　今日(7日)も重要と思われる記事が色々と出ていました。一度、非常に短く紹介したようにも思いますが、イスタンブル、アンカラなどの大都市を中心に、“外国人が大量に、勝手に住民登録されている”という事件が蔓延？しています。ある反政府系テレビニュースがあぶり出した？事実で、ニュースを見た人が自分の住民登録を確認しに行って、場合によっては10人、20人の外国人が同居していることになっていることが判明する事件が続出しています。ニュースが初めて報道されてから1週間近くたって、遂にソイル内務大臣がこの問題について発言し、それがAAで報じられていました。また、エルドーアン大統領への記者の質問と回答に関する記事も2つ出ていました。1つはチェコで行われた欧州政治共同体(AST、EPC)からの帰国途上の記者懇談の記事で、もう１つは金曜礼拝後の記者からの質問と回答に関する記事です。更に、またまた“歴史的Uターン発言”に関する記事も出ていました。単に“発言”という訳ではなく、“政策の転換”とも言える変更ですが、アレビー(教徒)に対する態度を180度とまでは行かないようですが、90度以上、多分、120度程度転換したように思われる政策転換についてのエルドーアン大統領の発表に関する記事も出ていました。経済関係では、9月の金融投資手段別パフォーマンスに関する記事も出ていました。8月末から9月上旬にかけての急落もありましたが、9月の1ヶ月という期間で見た場合、最も上昇率が高かったのはBIST-100指数とのことでした。これは、相当無理をしてリラ安(外国通貨高、金(Gold)高)を抑えた結果とも言えそうです。そのほか、税制改革に関する記事もありました。インフレ率が非常に高いため、最低賃金や公務員給与を引き上げても、累進課税の課税ベースを変更しない限り、賃上げのほとんどは税金で持っていかれて、労働者の手元に残らないという不満が労使双方から出ていますが、今日は労働者に対して支払われる電気代・ガス代補助金に対する無税枠を設けるという法改正を含んだ一括改正法案が提出されたという記事も出ていました。今日一番大事？な記事は、トルコから日本への輸出の最大品目であるマグロの日本への輸出がさらに増えているという記事です。トルコは欧米諸国には農水産物ばかりではなく、工業製品を圧倒的(全体の約8割)に輸出しているのですが、なぜか日本に対しては水産物の輸出が中心になっています。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 【メール便発送可】 トルコ雑貨 トルコ タイル デザイン コンパクト 二面 ミラー価格：1780円（税込、送料別) (2020/10/11時点)トルコ製 ゴブラン織 生地 がまぐち ハンドバッグ un deux 全2種 さんかく/水 さんかく/黄価格：6091円（税込、送料無料) (2020/10/11時点)ゆうパケット発送！スカーフ 正方形/大判/母の日/女性用/コットン 【トルコ　雑貨】【トルコ　お土産】価格：2545円（税込、送料別) (2020/10/11時点)ショルダーバッグ・スクエア/トルコ製ファブリック ＆合成皮革 幾何学モチーフ・レッド価格：3900円（税込、送料別) (2020/10/11時点)　上でも紹介しましたが、今日は重要と思われる記事が非常に多いのですが、今日はその背景説明を中心に紹介します。最初の「ソイル内務大臣は、『イスタンブルで8区における新たな外国人登録は行われない』と発言」という見出しの、原因不明？の、無断の？、違法な？外国人の住民登録についての問題は、明らかに意図的な、かつ、集団的にものと思われます(トルコでも、住民(家族)などの権利のある人しか、住民登録を行ったり、抹消したりすることはできません)。しかし、ソイル大臣はこの問題には真正面から答えていません。つまり、意図的かどうかは別として、後ろ暗いところがあるからだと思われます。そもそも、10人、20人ものシリア人が１つのトルコ人家庭に住民登録しようとすれば、住民登録を受付ける窓口で“何かおかしい”と気が付くはずですので、窓口で申し込まれたものではないと想像されます。つまり、データを誰かがいじったとしか考えられません。その誰かは不明であり、そもそも住民登録の目的も不明ですが、各地の大都市で同じような状況が生じているということは、大規模な組織が関与しているということを意味していると考えられます。唯一、単独犯の可能性はハッカーが事件を起こしたということになりますが、愉快犯なら、もっと目立つことをすると思います(例えば大統領府に登録する、1戸に百人、千人を登録するなど)。上でも指摘しましたが、現時点では最終的な意図・原因は不明ですが、誰かが意図的に一定の外国人を大量に住民登録をしたとしか思えない状況です。そのため、ある野党議員も指摘していましたが、違法選挙人登録を狙ったものの可能性も否定できません。政府が関与しているのかどうかは不明ですが、1週間近くこの件に関する発表を行わず、原因についても未だに発表しないところを見ると、少なくとも“政府の重大な過失”は否定できません。エルドーアン大統領の発言に関するAAの記事のうち、機上記者懇談での話題はクルチダルオールCHP党首が中心となっています。特にヘッドスカーフ問題の解決提案とそれに対するエルドーアン大統領の反応が中心になっています。この問題については、今もいろいろな解説者が発言しています。支持に近いものから、徹底的に反対するものもあります。一番肝心なのは、野党6党の反応ですが、CHPの中にも不快感・怒りを感じている人も相当いるようですが、今のところ“一緒に前に進むのかはっきりしろ”と、つい先日、クルチダルオール党首が発言しているので、表立った発言は特にないようです。一方、イスラム系政党党首であるカラモッラオールSP党首とダヴトゥオール未来党党首は歓迎の発言をしています。しかし、アクシェネル善良党首党は“一定の解決が見られ、沈静化しているこの問題を、なぜ今ほじくり返す必要があるのか”と強く批判しています。したがって、これは野党6党の共通政策ではなく、それどころかCHPによる公式な政策でもなく、“クルチダルオール党首の個人的意見”と言うことのようです。エルドーアン大統領は、「クルダルオール党首が(ゴール前で、)意図せず、我々にパスを出した。我々はこれをゴールさせるだけだ」と発言し、“ヘッドスカーフ問題を立法により解決すべし”というクルダルオール党首の発言を最大限利用するつもりであること、更には、細かい方針にも言及し、家族概念の問題など、ありとあらゆる社会規範を含め、野党6党も認められないような憲法改正案を作り、それに反対させることで、“クルチダルオールCHP党首の反イスラム性を際立たせる”とのことでした。将来的に、この問題がどこに落ち着くのかは未だ不明ですが、現時点ではクルチダルオール党首は「自陣ゴール前で不用意なパスを出してカットされ、絶体絶命の危機？に陥っている状況」に近いと思われます。ただし、ゴールキーパーのスーパー・セーブや、シュート・ミスもまだあり得ると思われます。あるいは、「ここで1点失っても、試合(大統領及び国会議員選挙)には勝てる」可能性は十分あります。クルチダルオール党首が狙った「イスラムの価値観・生活様式を再び奪われないという安心感の提供」と、エルドーアン大統領の「クルダルオール党首の親イスラムの態度は偽善である」という反撃の、どちらが有権者に大きな影響を及ぼすのか、今後次第に明確化して来るものと思われます。一方で、全く逆のことは「エルドーアン大統領が今日、発表したアレビー(教徒)優遇策」について言うことができます。エルドーアン大統領はクルチダルオールCHP 党首の“親イスラム的発言”を“真摯ではない、選挙目的のリップサービスに過ぎない”と批判しましたが、今日、エルドーアン大統領が発表した“アレビー(教徒)優遇策”にも全く同じことが言えそうです。つまり、アレビー(教徒)を“イスラム教の一宗派”として認めるわけではなく、キリスト教やユダヤ教徒同じように“異宗教”としてすら認める内容にはなっていないという状態です。“アレビー管理庁”のような組織を作るとのことですが、それは宗務庁の下に置かれるのではなく、文化・観光省の下に置かれることから、“アレビー(教徒)を、イスラム教の一宗派としてではなく、一文化として扱おうとしていることを明示的に示している”と指摘されています(アレビー(教徒)はジェムエヴィをモスク、神社仏閣と同様の“礼拝施設”としてとらえていますが、エルドーアン政権までの全てのトルコ政府は“文化施設”として取り扱ってきました。今回も根本部分は、そこから一歩も出ていません)。   ​​​　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想ここからはブレスレッドです。トルコ｜トルコタイル｜トルコ陶器｜トルコ雑貨｜鍋敷き｜なべしき｜鍋しき｜鍋布き｜トリベット　Trivet｜花型タイル【大】73価格：1890円（税込、送料別) (2020/9/12時点) 

  2022.10.08

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  エルドーアン大統領の欧州政治共同体(AST)への参加、ヘッドスカーフ問題に関するクルチダルオールCHP党首批判とその背景、報道(ソーシャルメディア)規制法の進展、鉄道事で管理職の起訴・逮捕を指示した憲法裁判所判決

  　今日(6日)は重要と思われる記事が色々と出ていました。木曜日ですので、中央銀行の統計に関する記事も出ているはずですが、今回は全く見つかりませんでした。先週は外貨準備高が減少していましたが、今週は更に減少しているのかもしれません。AAで、今日一番目立っていた記事は何と言っても“欧州連合（EU）加盟国と近隣諸国の計44カ国で構成する新たな連合体「欧州政治共同体（EPC）」の初会合(共同通信)”でのエルドーアン大統領が行った各国首脳との首脳会談に関する記事でした。先日、ニューヨークに行ったときは、ありとあらゆる努力にもかかわらず、バイデン大統領とは会えませんでしたが、今回はヨーロッパの国々だけということで、いろいろと重要な二国間会談がありました。その中でも特に注目されるのは、パシニャン・アルメニア首相との会談で、時事通信によれば、13年振りのトルコ・アルメニア首脳会談とのことです。トルコでも“ギュル大統領時代以来”として紹介されていました。欧州政治共同体(トルコ語の略語はAST)の記事以外でも重要な記事がいろいろと出ていましたので、今日はこれらの記事の要約部分を中心に紹介します。　今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」で取り上げられていた問題は、何と言っても「ヘッドスカーフ問題」、より正確には「憲法改正問題」です。昨日は、「『エルドーアン大統領はヘッドスカーフ問題を奇貨として、自分の再選のための憲法改正を行おうとしている』ということになるようです」及び「世俗派の人々は、『ヘッドスカーフ問題は憲法で保証済みであり、また、今は問題にもなっていない』として、この問題を取り上げたクルチダルオールCHP党首を批判しています」と紹介しましたが、流れはこの２つ、特に「AAでは記事にならない情報」では後半について大きく取り上げられているという状態です。これも、「思想、表現、報道の自由」の表れと言えると思いますが、「ガチガチの世俗主義者」からすれば、「ヘッドスカーフ問題をイスラム主義者に有利になるように取り上げることは、世俗主義への裏切り」と感じられるように思えます。特に、AKP時代以前に成人した人、つまり、40歳以上の世俗主義の中にはこういう人も結構いるのではないかと思います。しかし、「“公(共)の場”では、ヘッドスカーフの着用は一切認めない」というのは「信教の自由の侵害」に当たると思われますので、“反イスラム主義”と言われても仕方がないと思われます。特に、トルコでは過半数の人が“自分は信心深い”と主張しているというアンケート調査結果がありますので、「人口の半分以上を敵に回す」と言うよりも、単なる少数派の主張であり、「国民からの支持が得られるはずはない」ということは火を見るよりも明らかなことだと思われます。そのため、クルチダルオールCHP党首はそこの変更にも乗り出し、「国民との和解」を打ち出しているものと思われます。方向性は間違っていないと管理者も思いますが、このタイミング（選挙直前）で行うことは仕方がないとしても、「エルドーアン大統領に格好の攻撃材料を与える結果となった」という点は否定しようもありません。昨日も紹介しましたが、「この問題の今後の展開」は要注目と思われます。　これ以外では、前トルコ弁護士協会会長が北キプロス・トルコ共和国に対するトルコ大使に任命されたという情報を受け、「忠誠のご褒美だ」という批判が渦巻いているということが指摘されていました。会長に就任した当時は典型的と言える“世俗主義者、人権擁護主義者”でしたが、途中から“(エルドーアン大統領の)忠実な番犬に転向した”と言われている人物で、最後は、“圧倒的多数の弁護士から総スカンを食って、弁護士協会会長の座を選挙で追われた”という状態でしたが、「御褒美として大使にしてもらえた」という顛末であることは明らかと思われます。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 オイル Exバージンオリーブオイル NGT Food Co. トルコ産 1000ml_おうち時間 パン作り お菓子作り ハロウィン 敬老の日価格：1350円（税込、送料別) (2020/9/12時点)  トルコ産高品質★ドライいちじくどっさり1kgスイーツ フルーツ イチジク いちじく 果物 目 健康 グルメ 贈り物 ギフト お取り寄せ 人気 ランキング 洋菓子 詰め合わせ お菓子 業務用 訳あり 自宅用 おやつ デザート お返し 会社 引っ越し 乾燥価格：7231円（税込、送料別) (2020/9/12時点)タリッシュ ミル付きシーソルト エーゲ海塩 200g トルコ産 クリスタルソルトTARIS タリシュ価格：2160円（税込、送料別) (2020/9/12時点)   　上でも紹介しましたが、今日は重要と思われる記事が非常に多いので、記事の見出しと要約部分のみを紹介します。　1つ目の記事は、「エルドーアン大統領は、『現在の進展は、トルコがヨーロッパにとって鍵となる国であることを目の前に提示している』と発言」です。　レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、「トルコはいかなる国の領土にも、主権にも興味はない。我々は、トルコとトルコ系キプロス人の国益を守るための戦いを行っている。」と述べました。チェコの首都プラハで欧州政治共同体(AST)会合に参加したエルドーアン大統領は、各種の2国間会談の後で、プラハ城で記者会見を行いました。　2つ目の記事は、「報道(出版)、ソーシャルメディア及びインターネット・ニュースに関する規制変更を含んだ法律案で、更に12条が採択された」です。　TBMM(トルコ国会)総会で、報道(出版)、ソーシャルメディア及びインターネット・ニュースを含んだ報道法及び関連するいくつかの法律の改正に関する法律案は、更に12条が採択されました。　3つ目の記事は、「エルドーアン大統領は、慢性病を患っている2人の受刑者の刑を免除した」です。　レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、慢性病を患っている2人の受刑者の刑を免除することを決定しました。(このこと自体は人道上の問題として良いことかもしれませんが、この2人は、麻薬取引に関係した人とテロ事件に関係した人と言われており、トゥールク元HDP共同党首などの反政府系の受刑者(いわゆる政治犯)への対応と雲泥の差があると批判されています)　4つ目の記事は、「ボズダー法務大臣は、『ヘッドスカーフを憲法の保護下に置く問題についての作業を月曜日までに明確化する』と発言」です。　ベキル・ボズダー法務大臣は、ヘッドスカーフを憲法の保護下に置くための作業に関して、「作業を月曜日までに明確化させて、エルドーアン大統領に報告することを計画している」と述べました。　5つ目の記事は、「憲法裁判所は、パムックオヴァで発生した電車事故に関する訴えで、権利侵害があると判示した」です。　憲法裁判所(AYM)は、2004年にサカリヤ県パムックオヴァ郡で発生した電車事故に関する個人の訴えで、人権(生活権)と手続きの観点から権利侵害があり、訴えを起こした人々に9万リラの慰謝料を支払うよう判事しました。（慰謝料は問題ではなく、“人権(生活権)と手続きの観点から権利侵害がある”ということ、そして、起訴されていた運転手などの労働者だけではなく、管理職(地域管理のトップ)を逮捕して起訴することを認めた点が重要と指摘されています。憲法裁判所に関しては、更に、エルドーアン大統領による10人目となる判事の任命が行われたというニュースもありました。15人中10人がエルドーアン大統領の任命によるもので、10人という数字はHDP解党判決を出すのに必要な人数として注目されています。しかも、内務官僚から行政裁判所裁判官に任命されてからわずか3ヶ月後の憲法裁判所裁判官への任命であることから、CHPやHDPは国会での判事任命の投票に参加しませんでした。）　6つ目の記事は、「AKPは13年にわたるアレビー(教徒)の権利向上過程で、新たなページを開いた」です。　アレビー(教徒)の問題を解決するための最も包括的な作業が続けられているAKP政権下で、2009年から始められたアレビー(教徒)の権利向上過程で最も重要な段階に、明日、エルドーアン大統領が行う発表によって移行します。（明らかな選挙対策ですが、アレビー(教徒)からの信頼が得られないことは明々白々であるにもかかわらず、この時期に新たな発表を行うことの意図が注目されています）  ​  トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。​​　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。​​今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。

  2022.10.07

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  エルドーアン大統領による「ヘッドスカーフ問題」の解決は憲法改正で行うべしとする発言とその真意に関する解説、エルドーアン・バフチェリ会談とその意味

  　今日(5日)は重要と思われる記事はほとんど出ていませんでした。これも政府の政策かもしれませんが、“ヘッドスカーフ問題に関する憲法改正”一色になった感じでした。そして、後ほど紹介しますが、重点は“ヘッドスカーフ問題”ではなく、“憲法改正”にあります。憲法改正問題以外では、ビルギン労働・社会保障大臣のEYT(積立不足、年齢制限などにより年金受給ができないでいる人)問題の解決方法に関する発言、トルコにおける“スーパー・ブランド”選出に関する記事、そして、デミルタシュ元HDP共同党首を収監する理由となっている“10月６～７日事件”の8周年(2014年に発生)に関する記事も出ていました。　今日は最初にAA記事を紹介します。1つ目は非常に短い記事で、エルドーアン大統領がバフチェリMHP党首の自宅を訪問したという内容です。見出しは「エルドーアン大統領はバフチェリMHP党首と会った」です。　レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、バフチェリMHP党首と会いました。バフチェリ党首の自宅行われた会談は16：20から始まりました。会談は約1時間続き、バフチェリ党首はエルドーアン大統領を自動車まで見送りに行きました。　ここからは一言解説・雑感です。ポイントは「エルドーアン大統領がバフチェリMHP党首の自宅まで会いに来て、1時間にわたって会談した」ということです。二人が会うと必ず何かが起こると言われており、今回は「憲法改正に一気に動く」ということのようです。これも後で詳しく解説しますが、エルドーアン大統領は先日紹介した「新立法年度の開始(＝国会再開)に当たっての演説」でも憲法改正を訴えていましたので、クルチダルオールCHP党首の発言は「広範な、あるいはエルドーアン大統領が行いたいと考えていた条項に関する憲法改正の絶好の口実となった」ということです。　次に紹介するのは、エルドーアン大統領が国会でAKP国会議員に向けて行った演説に関する記事です。AA記者をはじめメディアに公開されているため、“国民向けの演説”ととられることも可能です。いつもどおり“突っ込みどころ満載”の演説ですが、“ヘッドスカーフ問題に関する憲法改正”に関する部分の内の、しかも“一番重要と思われる部分”のみ紹介します。　レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領兼AKP総裁は、TBMM(トルコ大国民会議、トルコ国会)内の議員会合で行った演説で、TBMM第27期6年目であり、最後の立法年度の開始であることを指摘して、委員会と総会における活動において国会議員が成功裏に活動できるようアッラーに祈りました。　法律改正提案として国会に提出された文書は、問題のあらゆる面から解決する、望ましい形での解決から非常に遠いものであることを強調したエルドーアン大統領は、正反対に、過去にあったのと同様に悪意のある解釈によって新たな制限をもたらす口実にすらなる可能性があることを強調しました。そして、エルドーアン大統領は、次のように述べました。「もしもお前が正直ならば、もしもお前が真摯なら、もしもこの人物が人権の一つであるヘッドスカーフ問題をトルコの議題から完全な形で取り除くことに真摯であるなら、もしもこの人物がトルコの若者の最も繊細な問題である自由の分野の1つとなっているこの問題の伝統基盤を強化するという約束を守るのであれば、“法律”ではなく、“憲法”水準で解決しよう。特にこの問題には共和同盟として開始し、国会が2008年に明らかにした方針も存在している。AKPとMHPとして当時準備した憲法改正案を含む形で、この問題にこの方向に反する形では、決して解決することはできないことを明言しておく。」今日、国会において単純多数決で制定することができる法律によって与えられる権利を、明日、別の国会状況で同様に奪うことも可能であることを指摘したエルドーアン大統領は、問題解決を憲法水準で実施することは、より確実で、より堅実な形で実現することができると述べました。エルドーアン大統領は、クルチダルオールCHP党首に「お前が正直なら、真摯なら、男らしい男なら、この問題をこう解決しよう。6党以外にもお前を支持する友人もいるだろう。みんなで一緒にこの問題をこの形で解決しよう」と呼びかけました。　エルドーアン大統領がヘッドスカーフ問題は憲法改正の呼びかけで大きな反響を呼び起こしたことを明らかにしつつ、「クルチダルオールCHP党首は反応を示さないが、オゼル副党首は“No”と言うことを明らかにした。これをどう評価しますか。」との質問に対して、エルドーアン大統領は、「予想されたとおりだ。こいつらは正直ではない。法律の変更は必要ない。なぜならば、現時点で既に法律の保護下にある。お前が正直なら、真摯なら、憲法の保護下に置こう。現行の憲法では、一般的な解釈による保護だけが存在している。しかし、この権利と自由の問題の枠内で、明白で、真摯に、ヘッドスカーフ問題を議論しよう」との表現を使いました。「狭い範囲の憲法改正か、それとも広い範囲の憲法改正か、どちらを想定されているのか」との質問に対して、エルドーアン大統領は「トルコ国内の全ての機関において、最も広い範囲での改正を想定している。憲法委員会と司法委員会の各委員は作業を行っている。提案を国会に行う。そうすれば何が起こるか。奴は支持しない。どれだけ真摯であるかが、いつもどおり明らかになる。」と述べました。　ここからは一言解説・雑感です。ここでは一言だけ、「“広範囲な憲法改正”を狙っている。そして、クルチダルオールCHP党首をたきつけている」という状況と思われるということです。なお、紹介した発言の中にも歴史に関する嘘、あるいは“極端な解釈”もあります。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  オイル Exバージンオリーブオイル NGT Food Co. トルコ産 1000ml_おうち時間 パン作り お菓子作り ハロウィン 敬老の日価格：1350円（税込、送料別) (2020/9/12時点)  トルコ産高品質★ドライいちじくどっさり1kgスイーツ フルーツ イチジク いちじく 果物 目 健康 グルメ 贈り物 ギフト お取り寄せ 人気 ランキング 洋菓子 詰め合わせ お菓子 業務用 訳あり 自宅用 おやつ デザート お返し 会社 引っ越し 乾燥価格：7231円（税込、送料別) (2020/9/12時点)タリッシュ ミル付きシーソルト エーゲ海塩 200g トルコ産 クリスタルソルトTARIS タリシュ価格：2160円（税込、送料別) (2020/9/12時点) 　今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」で取り上げられていた問題は、何と言っても「ヘッドスカーフ問題」、より正確には「憲法改正問題」です。いきなり、いろいろな解説から導き出した結論めいたことを紹介しますと、「エルドーアン大統領はヘッドスカーフ問題を奇貨として、自分の再選のための憲法改正を行おうとしている」ということになるようです。クルチダルオールCHP党首は、「CHPの大統領になれば、2002年(AKP)以前の状態に戻るのではないか／なる」という一部の国民の不安や共和同盟の宣伝に対処するために、「イスラム信仰は、信仰の自由の範囲で守られる。ヘッドスカーフ問題もその一部であり、AKP以前には戻らない。」ということを、法律案を通すことで証明しようとしたのではないかと思われます。しかし、政治的手腕が極めて優れたエルドーアン大統領は、馬鹿正直だけが取り柄？のクルチダルオールCHP党首を手玉に取って、「最大にして唯一の目的である“再選を可能とする憲法改正”を行おうとしている」というのが、反政府系？のほとんどすべての解説者、記者などの指摘です。論理的な説明は全く無意味ですが、あえて指摘のいくつかを紹介しますと、「“権利・自由の保護”を叫んでいるにもかかわらず、“報道の自由”をほぼ完全に奪う“ソーシャルメディア規制法(報道規制法)”の制定に全力を挙げている」、「ソーシャルメディア規制法の制定はあくまで脅迫目的である。つまり、法律であろうが、憲法であろうが、違反することに何らの躊躇もない。政策実施に憲法、法律の制限はなく、やりたいことは何でもやっている」といった指摘がありました。“再選を可能とする憲法改正”に関しては、“50％＋１票”の規定を、“最大の得票をした候補”に変えようというものです。現状では、「野党6党＋第3勢力(HDPを中心とする左派５党)」という「反エルドーアン勢力」を切り崩すことは極めて困難で、決選投票で勝つことは“かなりの無理”をする必要があることは明白ですので、当選条件を“（1回目の）投票で最大の票数を得た人”に変えて、有効投票の45％でも、40％でも、それどころか1994年にイスタンブル市長に初めて当選した時のように25.19％の得票率でも、1位にさえなれば、大統領に当選できるという規定への変更を狙っているという解説です。現状では、クルチダルオールCHP党首は「ヘッドスカーフ問題」でエルドーアン大統領から強烈なクロスカウンター・パンチを喰らっている状態ですが、ここからどのように立て直すのか、それとも一気に崩れ去るのか、見て行きたいと思います。が、反政府系テレビの援護射撃かもしれませんが、イランの混乱状態に関する報道も続いており、「ヘッドスカーフ問題」は“両刃の剣”となる可能性もあります。特に、世俗派の人々は、「ヘッドスカーフ問題は憲法で保障済みであり、また、今は問題にもなっていない」として、この問題を取り上げたクルチダルオールCHP党首を批判しています。なお、「ヘッドスカーフ問題は憲法で保障済みであり、また、今は問題にもなっていない」という指摘は、上で紹介した記事の中で、エルドーアン大統領自身も認めています。当然ながら、20年間のAKP政権の成果としてですが。   ​​　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。

  2022.10.06

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  クルチダルオールCHP党首のヘッドスカーフ問題に関する発言とその反応、ソーシャルメディア規制法(報道規制法)とその背景、歌手殺人事件に関連した公務員の解任とその背景

  　今日(4日)も、いくつか重要と思われる記事が出ていました。１つはいわゆる“ソーシャルメディア規制法”に関する記事です。“ソーシャルメディア”とはなっていますが、必ずしもソーシャルメディアだけではなく、一般のテレビや新聞も含まれた、メディア全体を規制する法律です。これ以外では、クルチダルオールCHP党首の発言に対するバフチェリMHP党首の反論発言が記事になっていました。クルチダルオール党首は今後反響が非常に大きくなると思われる問題を提示しましたが、それは「ヘッドスカーフ問題」で、一時期(1990年代後半まで)は“公共の場”での着用が禁止され、国家公務員、大学生から(濃い)イスラム主義の人を排除する手段として使われ、AKP以前、より正確にはRP末期以前では、“イスラム対世俗主義”の対立の象徴、エルドーアン大統領によれば、“民主主義への抑圧”の象徴となっていました。今回、クルチダルオール党首はこの問題に関して、“立法措置によりヘッドスカーフ着用の権利を保護する”という提案を行いました。これまで、あるいはAKP時代以前のCHPからは考えられないような発言で、党内でもいろいろ議論があると思われますが、真っ先に批判(問題の悪用指摘)の声を上げたのはバフチェリMHP党首で、今日はこの発言に関する記事が出ていました。クルチダルオール党首がこの問題を取り上げたのは、“CHPを中心とする野党が政権を執れば、1990年代以前のイスラムに対売る圧力が復活するのではないか”という不安が一部にあるほか、AKP関係者などによる“イスラムへの圧迫が復活するので、野党には投票するな”という宣伝が行われていることに対する対策と考えられます。もう一つ、大きな問題になっているのが、3人の国家公務員・準公務員、噂では面接により、大きく順位を上げて採用されたAKPに近い、“依怙贔屓高級官僚”ということですが、による歌手殺害事件です。あまりにも問題が大きくなったためか、今日はついに容疑者3人が勤務している労働・社会保障省とトルコ航空・宇宙産業(TUSAS)からの発表があり、それが記事として出ていました。これ以外では、9月の自動車販売状況に関する記事、9月の輸出速報に基づく、最大の輸出業種に関する記事なども出ていました。意味があるのかないのか分からない記事としては、エルドーアン大統領やネバティ国庫・財務大臣の発言に関する記事も出ていました。　今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」で取り上げられていた問題の中には、今日も野党6党の会合について含まれていました。内紛問題？がやや落ち着いてきたところに、上でも紹介しましたが、クルチダルオールCHP党首は新たな問題提起を行いました。これも上で紹介しましたが、バフチェリMHP党首は“問題のすり替え、悪用である”という批判を行い、“真剣に権利保護を主張するのであれば、CHPの女性国会議員が率先してヘッドスカーフを着用すべきである”と批判しているとのことです。AKPの中からは、“法律ではなく、憲法改正による保護が必要”との発言が出ていますが、明日行われる、毎週の定例のAKP国会議員集会におけるエルドーアン大統領の発言が注目されています。“法律による保護か、憲法による保護か”は、“基本的概念を憲法に規定し、その詳細を法律で決める”のが普通だと思われ、「信教の自由を憲法で規定し、その具体的な例としてヘッドスカーフ着用の権利を法律で定める」のが普通だと思われます。反対に、「報道の自由、検閲の禁止」が憲法に定められているにもかかわらず、「フェイク・ニュースを意図的に流すメディアを規制する」と言った、きわめて抽象的な表現で広く報道の自由を禁止する法律を通そうとしていることとは完全に矛盾する発言だとは思われます。当然ながらそういう理論・議論には全く関心がないと思われますが、いずれにしても、明日のエルドーアン大統領の発言が注目されます。 　励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村  オイル Exバージンオリーブオイル NGT Food Co. トルコ産 1000ml_おうち時間 パン作り お菓子作り ハロウィン 敬老の日価格：1350円（税込、送料別) (2020/9/12時点)  トルコ産高品質★ドライいちじくどっさり1kgスイーツ フルーツ イチジク いちじく 果物 目 健康 グルメ 贈り物 ギフト お取り寄せ 人気 ランキング 洋菓子 詰め合わせ お菓子 業務用 訳あり 自宅用 おやつ デザート お返し 会社 引っ越し 乾燥価格：7231円（税込、送料別) (2020/9/12時点)タリッシュ ミル付きシーソルト エーゲ海塩 200g トルコ産 クリスタルソルトTARIS タリシュ価格：2160円（税込、送料別) (2020/9/12時点) 　今日は、まず、ソーシャルメディア規制法に関する記事を紹介します。見出しは「報道(出版)、ソーシャルメディア及びインターネット・ニュースに関する規定(規制)が、TBMM(トルコ大国民会議、トルコ国会)総会で審議される」です。　TBMM総会で、“ディスインフォメーションとの闘いの規定(規制)”として知られる報道(出版)法、及びいくつかの法律の改正を含む法律案に関する最初の2条が総会で可決されました。（管理者注：憲法改正案など、一部の重要法案では、法案を分割して個別に審議し、最終的に全体をもう一度審議する方法を取っています）　可決された条文案によれば、法律的な適合性を確保するため、インターネット・ニュース及び記者証に関する問題を報道法に組み込み、ラジオ、テレビ、公的機関及び情報サービス分野で働く公務員は、記者証発行の観点から継続的に報道を行う者として取り扱われると言ったような規定が行われます。報道法の目的の中に、記者証に関する形式的及び実質的な規定も含められます。改正法案の中には、記者証の発行を求める報道関係者と広報担当公務員は、同法の規制範囲に含められます。インターネット・サイトも継続的に報道を行う機関の中に含められます。改正法案では、“インターネット・ニュース・サイト”、“報道局長”、“報道局”、“記者証委員会”、“報道関係者”、“広報担当公務員”といった用語に関する定義も行われます。TBMM副議長は、報道法改正案第1部の2条が採択された後、総会を休会しました。　ここからは一言解説・雑感です。反政府系テレビニュースなどの解説では、フェイク・ニュースの排除を口実とした“報道の自由の制限”とのことです。インターネット・ニュースという新しい情報発信手段を規制の対象範囲に含めるとともに、気に入らない報道関係者には記者証を発行せず、“報道の自由の保護下から排除する”ことなど、“政府にとって都合の悪い発信を徹底的に排除すること”が目的だとも指摘されています。　今日2つ目に紹介するAA記事の見出しは「（歌手）オヌル・シェネル氏の殺人事件に関与したとされる監査員が解任にされた」です。　労働・社会保障省は、オヌル・シェネル歌手の殺人事件容疑者である同省監査員であるイルケル・カラカシュ及びアリ・ギュンデュズの2人から国家公務員資格を剥奪したと発表しました。　同省から行われた文書による発表によれば、新聞及びインターネット・ニュースで報じられているアンカラで起こったオヌル・シェネル歌手が殺害された事件に関連して名前が報じられているイルケル・カラカシュ及びアリ・ギュンデュズの2人は、2012年のKPSS(国家公務員採用共通試験)の筆記試験及び面接試験によって採用され、監査員補佐として勤務していたことが明らかにされました。同発表では、「職員として監査部で勤務していた職員は管理部門とは全く無関係であり、現在取られている司法手続きとは別に、当省における必要な検証手続きのために、両名を解任した。」との表現が使われています。　また、トルコ航空・宇宙産業(TUSAS)は、オヌル・シェネル歌手殺人事件のもう一人の容疑者であるセミヒ・ソヤルプを解雇したと発表しました。同社から行われた発表によれば、アンカラで発生したオヌル・シェネル歌手殺人事件に関連したとされるセミヒ・ソヤルプは同社から解雇されました。　ここからは一言解説・雑感です。典型的な“トカゲのしっぽ切り”と思われます。この3人はAKPにとってそれほど重要でないと思われます。それ以上にAKP執行部が警戒しているのは、この事件が反政府キャンペーンに展開することを警戒した結果の対応と考えられます。これまでも何度か紹介しましたが、今年に入って20件前後のコンサートの許可が突然撤回され、あるいは、これまで同様のコンサートが行われていたにもかかわらず今年は許可されないなど、アンチ・コンサートとでも言えそうな対応が、イスラム主義集団・教団の圧力により行われていました。このようなトルコ政府の対応に対して、“過激スラム主義者へのトルコ政府の迎合的態度が、今回の殺人事件への招待状・指示書となった”という批判、反政府キャンペーンに発展することを警戒した結果の対応と考えられます。  ​ ​​　トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ　いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けＩＰＯ初値予想　今日はトルコのガラス製品を紹介します。　トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。

  2022.10.05

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