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私家版 さいたまの石仏

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自転車とカメラが趣味で、気軽に写真を撮っています。
お地蔵様や庚申塔などの石仏にはまってしまいました。

さいたま市の石仏探しの参考書として
「石の文化財-浦和の石造物」浦和市教育委員会
「郷土の石佛 写生行脚一期一会」酒井 正

私家版さいたまの石仏のホームページ版は
http://saita-seki.jimdo.com/

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2017.10.01
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カテゴリ:越谷市の石仏
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今日は前回に続き、袋山釈迦堂堂の石仏です。

袋山釈迦堂墓地 越谷市袋山245東隣


墓地に入ってすぐ、左手に四基の庚申塔と石地蔵が立っていた。庚申塔はいずれも角柱型の文字塔で、左側から大きい順に並んでいる。


左から 庚申塔 嘉永7(1854)石塔の正面 日月雲「庚申」台は二段で上の台の正面に三猿、下の台の正面に「下組」その下に21名の名前が刻まれていた。袋山は南北に長く、北のほうが「上組」南のほうが「下組」となるらしい。


三猿はハッピを着ていて、右の見猿は後ろを振り返りながら右に歩き出そうとしている、中央に座った聞か猿が左手で見猿を指さし、左の言わ猿は肩に御幣を持ち左方向に歩き出す、なんとも楽しい動きのある三猿になっている。


塔の右側面に武蔵國埼玉郡越ケ谷領 袋山村。続いて造立年月日。左下に「講中」左側面には「天下泰平・村内安全 五穀成就・萬民豊樂と刻まれていた。


下のほうの台の右側面に世話人を含めて8名の名前、左側面は白カビの中、文字は薄く読みにくいが女連名とあり、ひらがな二文字で21名の名前が刻まれている。


2番目 庚申塔 文政7(1824)石塔の正面 日月雲「青面金剛」こちらも台は二段になっていた。


上の台の正面の三猿はやはり着衣姿で、中央の言わ猿は烏帽子をかぶり右ひざを立てて座る。岩槻で多く見られた自由な三猿と同じ系統のユニークな三猿になっている。下のほうの台の正面、右上に講中とあり、その下に17人の名前が刻まれていた。


塔の左側面に造立年月日。その脇に武蔵國埼玉郡袋山村講中。右側面には「天下泰平・國土安穏 日月清明・五穀成就」と刻まれている。


下の台の側面に文字が見えるが隣の石塔の台との隙間が狭く写真はうまく写せない。左側面には世話人3名の名前、右側面にはひらがな二文字で19名の名前が刻まれていた。このあたりの構成は左の庚申塔とほぼ同じだが、文字の位置は左右が逆になる。


3番目 庚申塔 文化元年(1804)塔の正面 日月雲「青面金剛」下部に三猿を浮き彫り。


三猿は左右の猿が内側を向く形。丸みのある体形でチョコンと座った姿がかわいい。


塔の両側面に渡って造立年月日が刻まれていた。ここに並ぶ四基の庚申塔の文字は、癖のないきれいな楷書体でとても読みやすい。


台の正面に12名、左側面に11名の名前。右側面には手前からおつま、おりん、おしい、というように頭に「お」が付いた21名のひらがな三文字の名前。男女ほぼ同じような数になる。


4番目 庚申塔 安永4(1775)塔の正面 日月雲「青面金剛」下部に三猿を浮き彫り。


三猿は左の言わ猿だけが右を向き、あとの二匹は左を向くというちょっと珍しい構図。


塔の両側面に渡って造立年月日。


台の正面に12名の名前が刻まれていた。この庚申塔だけ台の側面に銘が見当たらない。


右端 地蔵菩薩立像 享保11(1726)平たい台の上に石塔、その上に丸彫りの像。ふくよかなお顔のお地蔵さまが静かに佇んでいる。


塔部正面中央「奉建立□地蔵尊為二世安樂」両脇に造立年月日。


右側面に武州埼玉郡越ケ谷領袋山村。左側面に壱十八人。



下の平たい台の正面には十数人の名前が刻まれていた。





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Last updated  2017.10.01 20:57:04
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