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私家版 さいたまの石仏

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自転車とカメラが趣味で、気軽に写真を撮っています。
お地蔵様や庚申塔などの石仏にはまってしまいました。

さいたま市の石仏探しの参考書として
「石の文化財-浦和の石造物」浦和市教育委員会
「郷土の石佛 写生行脚一期一会」酒井 正

私家版さいたまの石仏のホームページ版は
http://saita-seki.jimdo.com/

2013.11.19 ブログ開設
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2019.01.18
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カテゴリ:東京 練馬区の石仏
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最後は大泉、石神井を中心に練馬区西部の青面金剛庚申塔を見てみましょう。

都道24号線練馬年金事務所東交差点角 練馬区三原台1-28


宝暦11(1761)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。足元から下の風化の様子が凄まじい。溶けて細くなった青面金剛の足の両脇に二鶏。邪鬼も溶けてしまって骸骨のよう。その下は三猿なのだろうが、周りが溶けて鍾乳洞のように垂れて覆われてしまい確認できない。

別荘橋畔 練馬区大泉町2-59


嘉永3(1850)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 剣・ショケラ持ち六臂。風化が進みはっきりしないが青面金剛の足元のかたまりは邪鬼と思われる。

大泉インター入口西路傍 練馬区大泉町5-6


正徳5(1715)唐破風笠付き角柱型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。青面金剛は磐座の上に立ち、その下に正面向きの三猿。三猿の下に小さな二鶏が線刻されていた。

石神井公園駅西路傍 練馬区石神井町7-1


延享3(1746)唐破風笠付き角柱型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。足元に丸くなった邪鬼、その両脇に二鶏を線刻。下部に三猿。

子育て地蔵尊広場 練馬区石神井町7-4


元禄11(1698)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。三眼の青面金剛は大きな邪鬼を踏み、その下に比較的大きな三猿を彫る。二鶏は見当たらない。

笠松墓地 練馬区石神井町3-9


元禄7(1694)唐破風笠付き角柱型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。足元に二鶏、邪鬼、三猿が揃う。

史跡公園東路傍 練馬区石神井町5-15


元禄4(1691)宝珠付きの唐破風笠を持った角柱型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。青面金剛は磐座に立ち邪鬼は見当たらない。下部には正面向きの三猿。その下に向かい合う二鶏。

池淵史跡公園 練馬区石神井町5-13


享保5(1720)舟形光背に日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。足元に丸い体形の邪鬼と三猿を彫る。


元禄16(1703)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型八臂。足元には三猿だけが彫られていた。


明和2(1765)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 剣・ショケラ持ち六臂。足の両脇には二鶏を半浮き彫り。雄鶏も雌鶏も後ろを振り向いている。足元には邪鬼が踏みつけにされ、その下に三猿。


享保12(1727)唐破風笠付き角柱型。正面中央を舟形に彫りくぼめて、外に日月雲、中に青面金剛立像 合掌型六臂。足元に邪鬼が様子をうかがうようにうずくまる。その両脇に二鶏を線刻。下部には正面向きの三猿を彫る。

宝寺 練馬区石神井台1-15-6


元禄13(1700)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。足元に邪鬼の姿は無く、三猿だけが彫られていた。


元禄9(1696)舟形光背型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。足の両脇に二鶏を浮き彫り。足元の邪鬼は目を吊り上げて正面をにらむ。邪鬼の下に三猿。

庚申塚 練馬区石神井台5-22


元禄(1692)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。足の両脇に二鶏を半浮彫。下部に三猿。邪鬼はいない。

新青梅街道石神井台四丁目交差点東塚上 練馬区石神井台4-4


元禄5(1692)角柱型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。青面金剛は磐座に立ち邪鬼は不在。磐座の下に比較的大きな三猿が彫られていた。

小関庚申塚 練馬区石神井台7-10


元禄4(1691)笠付き角柱型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 剣・ショケラ持ち六臂。磐座の下に三猿だけが彫られ、邪鬼、二鶏は見当たらない。

石神井南中学校南東住宅脇 練馬区下石神井1-9


元禄13(1700)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 剣・ショケラ?持ち六臂。足元には貧弱な邪鬼。その下の三猿は大きくて存在感がある。

くらまえ緑地東路傍 練馬区下石神井5-7


享保12(1727)丸彫りの青面金剛立像。足元に丸顔の邪鬼が這いつくばり、その下に三猿。さらにその下両脇は二鶏だろう。

上石神井駅南東千川通り路傍 練馬区上石神井1-3


宝永2(1705)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。足元に邪鬼、二鶏の姿はなく、荒削りな三猿だけが彫られていた。

千川通り立野橋交差点北東角 練馬区上石神井1-11


宝永元年(1704)駒型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。青面金剛は邪鬼ではなく磐座の上に立つ。磐座の下に大きめの三猿。二鶏はいない。

青梅街道関町一丁目交差点西神社 練馬区関町南3-1


元禄3(1690)唐破風笠付きの角柱型の石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。足元には三猿だけが彫られていた。

本立寺 練馬区関町北4-16


 昭和12(1937)丸みのある舟形光背に日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。邪鬼、二鶏は見当たらず、下の台の正面に三猿が彫られている。

以上、この地域では22基の青面金剛庚申塔を見ることができました。東部の21基、中央部の38基と合わせて81基の青面金剛庚申塔。次回はこれを時代別に並べ替えて整理し、練馬区で多く見られた邪鬼のいない青面金剛庚申塔について考察してみたいと思います。なにか新しい発見があるでしょうか?





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Last updated  2019.01.18 20:31:18
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