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私家版 さいたまの石仏

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☆いたやま☆

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自転車とカメラが趣味で、気軽に写真を撮っています。
お地蔵様や庚申塔などの石仏にはまってしまいました。

さいたま市の石仏探しの参考書として
「石の文化財-浦和の石造物」浦和市教育委員会
「郷土の石佛 写生行脚一期一会」酒井 正

私家版さいたまの石仏のホームページ版は
http://saita-seki.jimdo.com/

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2021.03.08
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カテゴリ:川越市の石仏
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山田からもう一か所、今日は安養院の石仏です。

安養院 川越市山田158​​[地図]


浄国寺の前の山田交差点から国道254号線を離れ、斜め右に入ってまっすぐ南に進む道は、神明町を通って川越市中心部へ向かう。浄国寺から400mほど南、山田小学校のすぐ近くに安養院の山門が立っていた。


境内に入ると、参道左脇に二基の石塔が北向きに立っている。


右の丸彫りの地蔵菩薩立像 慶応元年(1865)は、塔の正面に四つの童子戒名が刻まれていて個人の墓石だった。


左 如意輪観音坐像 寛政11(1799)角柱型の石塔の上に丸彫りの如意輪観音二臂像。塔の正面中央「如意輪觀世音」両脇に造立年月日。


塔の左側面に念佛連中とあり、その下に志垂村、宿粒村、向小久保村、現山田地域に江戸時代にあった三つの村の名前が刻まれている。


その先、やはり参道の左側に地蔵塔など、石仏が本堂のほうを向いて並んでいた。六地蔵塔と思われるもの、多くの墓石などの中に、講中造立の地蔵塔、馬頭観音塔が立っている。


左から2番目 角柱型の石塔の上に丸彫りの地蔵菩薩立像 安永2(1773)


塔の正面に「万人講中」「奉納念佛七万五千巻」その下に宿粒村の数人に名前が刻まれていた。さらに左側面中央に「奉納大乗妙典六十六部供養」両脇に造立年月日が刻まれている。


左から4番目 馬頭観音塔 安永6(1777)駒型の石塔に二臂の馬頭観音立像。右脇に造立年月日。左脇に施主だろう、個人名が刻まれていた。小型ではあるが頭上の馬頭もくっきり、胸の前でふっくらと馬口印を結んでいる。





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Last updated  2021.03.08 20:37:15
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