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私家版 さいたまの石仏

私家版 さいたまの石仏

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☆いたやま☆

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自転車とカメラが趣味で、気軽に写真を撮っています。
お地蔵様や庚申塔などの石仏にはまってしまいました。

さいたま市の石仏探しの参考書として
「石の文化財-浦和の石造物」浦和市教育委員会
「郷土の石佛 写生行脚一期一会」酒井 正

私家版さいたまの石仏のホームページ版は
http://saita-seki.jimdo.com/

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2024.05.28
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今日は中尾の最終回です。

赤山街道T字路付近路傍 緑区中尾1305​[地図]


赤山街道は三室の西宿付近から南東に向かい、「さるまん塚」の庚申塔を左手に見てさらに進むと、やがて国道463号線バイパスに出る。この出口から200mほど手前のT字路を右折して南に進む。すぐ先の右側路傍、青いトタンのフェンスのエンド、草木に隠れるように石塔が立っていた。


庚申塔 文化2(1805)角柱型の石塔の正面に「庚申塔」塔の下部は一部土に埋もれているようだ。


塔の左側面下部に足立郡中尾村駒方。その左 此方 八丁 赤山、鳩ケ谷 千住。その下は「道}か?


右側面に造立年月日。その左下に此方 川口 江戸。道標になっている。

芦谷駒前墓地 緑区中尾3603東​[地図]


西宿の赤山街道の入口から斜め右に枝道が分かれている。150mほど先、右手に「あしや集会所」が建っていて、その向かいに芦谷駒前墓地があった。この道をさらに南へ進むと国道463号線バイパスの中尾陸橋の東、バイパスを渡ると駒前公会堂の近くに出る。


ツツジの植え込みの間の入口から入ってすぐ右側に多くの石塔が一列に並んでいた。


右 庚申塔 宝暦2(1752)宝珠を乗せた唐破風笠付き角柱型の石塔の正面を彫りくぼめた中 日月雲 青面金剛立像 鈴・ショケラ持ち六臂。


こちらも「川口型庚申塔」右手に鈴、左手にショケラを持つ。ドクロの首輪をつけている。


足元も川口型のスタンダード。猫のようにうずくまる邪鬼。両脇の猿が足を投げ出し後ろに身を傾ける構図の三猿。邪鬼と三猿の間に二鶏が彫られていた。


塔の左側面に造立年月日。右下に芦谷駒前、左下に講中三十人。


右側面に「奉造立青面金剛庚申塔爲二世安樂」と刻まれている。


その隣 念仏供養塔 享保11(1726)四角い台の上に角柱型の石塔、その上に蓮台に立つ丸彫りの地蔵菩薩像。全体に白カビが多い。台の正面には大きな蓮の花が彫られていた。


角柱型の石塔の正面「奉造立念佛供養所」


塔の両側面に渡って造立年月日。右側面下部に芦谷駒前。


左側面、紀年銘の下に同行三十七人と刻まれていた。


続いて丸彫りの六地蔵菩薩塔 文化4(1807)塔、台、像ともによく揃っているが、右端の一体は他の五体に比べるとやや太っていて、あとから補われたものかもしれない。


右端の角柱型の石塔の正面に「奉建六地蔵尊」


左から2番目の石塔の正面に法華経の偈文。左端の石塔の正面に願主芦谷駒前耕地中。続いて造立年月日が刻まれていた。



最後は誦経供養塔 天明2(1782)四角い台に上に大きな蓮台を乗せ、その上の唐破風笠付き角柱型の石塔の正面を舟形に彫りくぼめた中に。右手に未敷蓮華を持ち左手は与願印の聖観音菩薩立像を浮き彫り。


塔の右側面に誦經講中二世安樂。誦経(ずきょう)は経典を声を出して読むこと。同じ意味の讀誦(どくじゅ)はいろいろな石塔の銘の中によく見られる。主尊が聖観音菩薩だから、この場合のお経は観音経=普門品だろうか。


左側面に造立年月日。左下に願主 行誉蓮西地刻まれていた。





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Last updated  2024.05.29 07:00:06
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