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カテゴリ:ビジネス
いつものように、この本から引用します。
世界標準の経営理論/入山章栄【1000円以上送料無料】 この世は、人と人とのつながりで成り立っている。 「人と人との社会的なつながりは、どのようなメカニズムで生まれるか」 「つながりは、人や組織にどのような影響を与えるか」 と言った疑問を探求するのが、ソーシャルネットワーク研究である。 ソーシャルネットワーク研究は、経営学では、エコノミック・ソシオロジーの一部として考える。 エコノミック・ソシオロジーは、これからのビジネスを読み通す上でも極めて重要になるだろう。 エコノミック・ソシオロジーは、古典派経済学が、ビジネス活動における人と人のつながりを捨象してきたのではないかと考える。 現実のビジネスは、取引先、投資家、融資先、顧客、従業員など、あくまで「人と人との関係性ネットワーク」の範囲内のみで成立する。 もう一つ、古典経済学では、「人は合理的に、数学を解くように、自身の利得が最大になるように意思決定する」と仮定しているが、人は常にそのように意思決定するものではないと、エコノミック・ソシオロジーは考える。 エンベデッドネス(embeddedness)理論とは、日本語で「埋め込み理論」と言われるもので、「人は他社とのつながりのネットワークに埋め込まれており、その範囲内でビジネスを行い、したがってその関係性に影響を受ける」ということである。 この理論によると、人のつながりは、大きく3つに分けられる。 「アーム・レングスなつながり」は「よそよそしいつながり」のことで、経済学が想定する市場に近い関係だ。合理性・利己性を意思決定の基盤とし、市場メカニズムにしたがって動く。 その反対が、「ヒエラルキー上のつながり」で、これは会社の上司ー部下のような、一方通行の関係だ。上司は部下に指示を出し、部下はそれに従う。 この両者の中間にあるのが、「埋め込まれたつながり」である。 すでに何度かビジネスを一緒に経験したり、場合によっては苦楽まで共にしてきたような、「深く、それなりに強い関係」だ。 この「埋め込まれたつながり」では、人は他の2種類のつながりとは異なるメカニズムで意思決定をするようになると、エンベデッドネス理論では考える。 このつながりでは、信頼が生まれてくるため、直感的に意思決定できるようになる。 利己性が弱まってきて、時にしての利得を優先し、逆に相手にもそのような利他性を期待する。 この相互依存関係を、レシプロシティ(reciprocity)と呼ぶ。 <埋め込まれたつながりの法則> 法則1:関係性の埋め込み:一度つながった相手と繰り返しつながり、その関係性が安定化していく傾向がある。 法則2:構造的な埋め込み:人は「つながっている相手とが、その先でさらにつながっている他者」とつながりやすい。 法則3:位置的な埋め込み:より多くの人とつながっている人ほど、情報獲得・発信の面で有利となる。 法則4:埋め込まれたつながりでは、人は意思決定のスピードが早くなる: 法則5:埋め込まれたつながりは、アームス・レングスのつながりより、「私的情報」を交換しやすくなる。: 日本はつながりの宝庫である 銀行を中心とした企業グループ、商工会、経営者会議、青年会議所、社内外の飲み会文化など、企業レベル・人脈レベルで、様々な「つながり」を育んできた。 三菱の金曜会、三井の二木会などの「社長会」に参加する企業と、その他の独立系企業に分類した研究では、これらのグループ社長会に属している企業は、利益率は低いものの、業績が悪化した時の回復は、独立系企業よりも早い。 これは、「つながり」がもたらす効用だろう。 新しい時代の「つながり」も、本質は変わらない。 1. インターネット上のつながり 人々がSNS上で作るネットワーク構造と、その人が現実の人間関係で築くネットワーク構造は、類似性が強い。埋め込まれたつながりの構造はネットもリアルも同じ、ということだ。 2. 超国家コミュニティ 国境を超えた人的ネットワークである。今なら、シリコンバレーとインド・中国・イスラエルなどの間で隆盛している。日本人の中でも、WiLの伊佐山元氏のように、日本と海外を足しげく往復するベンチャー投資家が出てきている。 3. 企業内外の人とのつながり。 企業自体が「人の集まり」で、それ自体が人の集合体とも言えるが、従来の日本企業では企業内外の境界が強かったが、今は境界を超えてつながる活動が出てきている。 今後は、企業の存在は、「企業 vs. 市場」のようなシンプルなものではなくなり、様々な人々が、企業の境界を超えて行き来し、情報を交換するようになるだろう。 企業の存在意義そのものが薄れていく、とさえ言えるのかもしれない。 いかがでしたか。 著名な経営コンサルタントである神田昌典さんが、その著書で、「 2024年までに、会社は消滅する」と大胆なことをおっしゃっていましたが、それは、このあたりのことを述べているのかもしれませんね。 インターネットやSNSの発達で、人々が容易につながることができるようになりました。 今までは、過去に取引事例があるかどうか、が基準となりましたが、今後は、同じ価値観を持った者同士が、実際に会ったことはなくてもつながることができるようになりました。 ますます、自分の価値観をよく見直す必要がありそうです。 あなたは、どう思いますか? 起業哲人 <Look!> 応援のポチをお願いします! あなたがポチをすると、当ブログの順位が上がります。 当ブログの順位が上がれば、より多くの方にお楽しみいただけます。 執筆者のモチベーションが上がります。 執筆者のモチベーションが上がると、更新頻度が上がります。 更新頻度が上がれば、、、あなたをもっと楽しませられるかも!? ↓ ↓↓ ↓↓ にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おはようございます、いつも応援ありがとうございます。
今日も感謝のいいね・村ランク応援完了です。 コロナの時代、新しい世界の構築です。 希望を持って、素敵な日本にしたいものです。 いつもありがとうございます。申請して記事を見ています。 (2021.01.14 07:06:18)
森河真太郎様
コメントありがとうございます。 今は未曾有の危機に直面していて、新しい時代の到来を感じております。 コレからの時代、間違いなく「心」の時代となり、個人の価値観や哲学が重要視される社会となっていくのでしょう。 私も齢50を超え、後進を育てるべき世代となってきました。 愛と感謝の気持ちを持ち続け、皆様に価値ある発信をしていけたら、と思っております。 今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。 起業哲人 (2021.01.15 19:07:59)
おはようございます、横浜村塾見ていただけましたか、
コロナの時代、経営ブログの同じ志、大切にしたいものです。 中小企業から日本の経営をどうするか、語って実行の時代、 今日も村ランキングの応援しました。 (2021.01.16 09:21:19)
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