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2009.06.16
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カテゴリ:怪異談・奇談
一夢庵 怪しい話 第3シリーズ 第513話 「草なぎ怪談」

 以前、3-80”昏睡強盗”の回で赤坂のSMAPの草薙剛が檜町公園で全裸になって奇声を上げて騒いでいたため逮捕された話に少し触れた事があるのですが、今回はその続きというか、怪談としての解釈をしてみようかなと。

 おそらくニュースが流れたときに、大多数の人が奇妙に感じたであろうことに、全裸で騒ぐほど酔っ払っていたにもかかわらず、着ていた服などをきちんと折り畳んで靴も揃えて脱いでいたことがあったのではないかと。

 ちなみに、たいていの酔っぱらいは辺り一面の脱ぎ散らかす事が多いようですから、きちんと脱いだ服が畳んであったとなると、そこに怪異談の影を感じるのが怪しい話としては常道なわけです(笑)。

 また、場所も赤坂の檜町公園の一角というワケ有りの土地で、江戸時代くらまで遡って思い当たることが多々ありますから ・・・ というか一坪価格が数百万円とかいった場所もある都心で、公園という一種の遊休地で残っている場所がワケ有りで無いわけがないのではないかと(笑)。

 ちなみに、江戸時代まで遡ると、赤坂の檜町公園は長州藩の下屋敷があった場所で、周囲に檜が多かったことから下屋敷は檜屋敷とも呼ばれていて、檜町の由来にもなっているそうですが、それが現在の地名にも残っていることになります。

 武家屋敷とくれば、学校の怪異談と並ぶ怪奇現象の舞台の定番ですが、御多分に漏れず檜屋敷においても、下女と若侍の心中事件が発生していて、邸内の稲荷池の石灯籠の側で下女は袈裟懸けに切られて絶命し、若侍の方は自刃して絶命したようです。

 問題は、女中が服を脱いだ全裸状態で切られていて、その脱いだ服がきちんと畳まれていたことで、そのあたりに草なぎ騒動との類似があるかなと思うわけです。

 ちなみに、何か未練があったのか、女中の方は幽霊となって池の畔で目撃されることが昭和の頃まで続いたそうですが、目撃談はいずれも全裸だったそうで、そのあたりもまた草なぎ騒動との類似ということになるのかもしれません。

 芸能人として成功する人にはシャーマン体質の人が多いという説はあるのですが、酔って意識が跳んだことで、この世とあの世の垣根が低くなってシンクロしてしまったのかもしれないな~とも思うのですが、あの公園に関する因縁話にはもう少し続きがあったりします。

 やがて明治維新を経て明治の御代となると、長州藩下屋敷は明治政府に接収されて主に兵舎として軍に利用されるようになります。

 その後、第二次世界大戦に敗北して米軍が進駐してくると米軍の兵舎として利用されるようになるのですが、敗戦の直後に、複数の日本軍の軍人が池の畔で自決したそうで、その幽霊も目撃された事があるそうです。

 米軍の兵舎になって以降も、どうも幽霊の出没は続いたようで、何を祓ったのかは定かではありませんが、お祓いなどが行われたことがあったそうです ・・・ 詳細は確認できていませんが。

 その後、1962年に米軍から返還され防衛庁の所管になるのですが、公園部分は1964年に防衛庁の敷地から切り出されて国から東京都へ譲渡されています ・・・ なぜ、あの部分だけを切り出すことになったのかは定かではありませんが。

 いずれにしても、東京都は公園として整備して開園し、ほぼ現在の状況になったという流れになります。

 あれこれ考えていると、もしかして、壇ノ浦で滅んだ平家一門の霊に招かれて夜な夜な平家物語を琵琶で弾き語った芳一のように、草なぎ君も普通の人には見えない観客を前に芸を披露していたのではないか?という気がしてくるわけです。

 なにしろ、草なぎ君が逮捕された場所というのは、幽霊が目撃されていた稲荷池を5mを越える盛り土で埋め立てて芝生を植えた場所の真上になるわけで、典型的な怪異談の条件を満たす場所になりますから ・・・ 曰く因縁を知らない人が見る限り、少なくとも日中だと、のどかな光景が広がる公園に過ぎないのですが。

 もちろん、現実派が納得しやすい仮説としては、ニュースでも報道されていたように、草なぎ君と直前まで一緒に飲酒していた男女がいたという話から考えると、草なぎ君が脱いだ服を畳んだり靴を揃えて置いたりしたのも彼らで、草なぎ君が逮捕されやすいように意図的に檜町公園へ誘導し全裸で騒ぐように仕向けておいて、警察官が到着すると逃げ出した可能性も捨て切れません ・・・ 怪異談好きとしては面白みに欠ける推論であり仮説ですが(笑)。

* 一部の噂として、その男女というのは某TV局の職員で公園でも目撃されていたという話は逮捕からしばらくして流れてはいます。

 もっとも、さらに一歩踏み込んで、いわゆる”お薬”系などでの逮捕が本命だったから、直前まで一緒に呑んでいたのは誰と誰だったのかといった情報がここまで見事に表面化しないのではないかと考えると、もう一つの不可解な点とされている、偶然泥酔して公然わいせつ罪で逮捕されたはずなのに、まるで事前に準備が出来ていたかのような急な”家宅捜索”が行われた ・・・ のではないかという邪推が成立する余地が残っていたりもします(笑)。

 まあ、記憶が無いほど泥酔して全裸で騒いでいたのなら、逮捕するよりも(それこそトラ箱にでも)保護が優先でしょうし、翌日に素面になったときに事情を聴取した上で少し説教をして送り出すというのが自然な対応のような気がするだけに、陰謀論もありかなと。

 陰謀論というか、何らかの裏があった場合、その埋め合わせとして、草なぎ君の復帰が思ったよりも早く波風もそれほど立たなかったと考えると不思議ではなくなるのかもしれません ・・・ ま、酔って誰かに暴行したわけではありませんから、本来ならば笑い話に区分される話だとは思いますが。

 いずれにしても、不可解な点は多々あるものの、具体的に何がどうしたと言い切れるような具体的な証拠があるわけではなし、なにより話が脱線した上に長くなってまいりましたので、今回はここまで(大笑)。

初出:一夢庵 怪しい話 第3シリーズ 第513話:(2009/06/10)





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Last updated  2009.06.16 00:04:59
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