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2010.07.30
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カテゴリ:健康
一夢庵 怪しい話 第3シリーズ 第864話 「マンモ健診」

 世の中の女性は、豊乳系の人と、いささか胸が残念な人の2つの群に大別されるのですが、グラビアアイドルが巨乳系優勢になって以降、A以下のサイズの女性達はいささか思うところがあるようで、何かと妙なことを調べたがる私まで豊胸手術に詳しくなるという事態に陥っています。

 もっとも、”う~ん、乳をでかくする話っていうのは顰蹙を買うのかなあ?”と思っていたので長らく封印していたのですが、CやDどころか、FやGカップがグラビアアイドルの主流という時代になってくると、”10代の頃ならともかく ・・・”という声に代表されるようです。

 まあ、現実問題として、女性の体型は基礎代謝が低下する人が多くなってくる20代後半から崩れ初め、妊娠出産に関しては個人差が大きいのですが、30代後半くらいからホルモンの分泌が低下するのかホルモンバランスが乱れ始めるのか、本格的に体型がオバサンないし、お婆さん体型への移行が始まるようです。

 整体的に40代以降の老化の特徴と言えば、”お尻の肉が薄くなって座骨が浮いて見えてくること”で、これはある機能の低下と連動しているのですが、バストの外形変化も連動するようで、バストサイズはさほど変化しなくてもバストの形状が大きく変わっていくことになります。

 それは別に女性に限ったことではなく、男性でも急激に筋肉が落ちていく ・・・ かってボディビルダー並の筋肉を誇っていた男性が、40歳を過ぎたあたりから次第にしぼみ始めて、早い人だと60代の前半ころに、かっては分厚かった大胸筋がしぼんで肋骨が見える爺体型になっていることさえあるのは御存知の通り。

 女性の場合、40歳を過ぎた辺りから乳房のアッパー部分の脂肪が減少する人が増加して、ブラジャーのカップ数は変わらなくても乳房の形状が変わって、いわゆる”寄せてあげても昔ほど上がらない”時代が到来することになるのですが、その前段として、30歳になった頃から、乳腺が減少して脂肪へ置き換わる変化が始まっています。

 乳腺が減少して脂肪が増加する変化を、乳房の弾力が低下し丸みを帯びると表現する人もいるのですが、基本的に女性の乳房は、”クーパー靭帯”で吊り上げられることで重力に抵抗して(垂れずに済んで)いますから、クーバー靱帯が乳房の重量や揺れなどで劣化して伸びたり切れたりすると一気に下垂が進むようです。

 それ故に、巨乳系の人ほど、若い頃から適切なブラで下支えしてクーパー靱帯のダメージを低減することを心がけておかないと、胸がいささか残念な人達よりも早く老化というか下垂が始まり、お婆ちゃんズのような下垂した乳房へ意外と早く辿り着くことになりがちだったりします。

 もちろん、乳腺と脂肪だけでなく結合組織や血液、リンパ液などの体液でも乳房の内側は構成されているのですが、確かなことは”乳房の中に筋肉は無い”ということで、これは乳房内部の新陳代謝に関して運動が影響しにくくホルモンの影響を受ける割合が高くなりがちなことを意味しているのですが、筋肉増量系の運動信仰も未だに盛んなようです。

 しばしば、大胸筋を強化する運動で巨乳化すると主張している人達がいるのですが、それよりは余程”遺伝”と”睡眠(成長ホルモン)”の影響の方が大きいようで、中学や高校受験などとの兼ね合いで二次成長期に十分な睡眠や休息が確保できなかった人に胸が残念なことになっている人が多いようですから、遺伝よりも睡眠や休息(に伴うホルモン分泌)の影響が大きいと言えなくも無いようです。

 私に言わせれば、コンディション的に貧乳になりやすいのは、肋骨、筋肉、乳房が分離してないカチカチの体の人ですが、血流やリンパの流れにまで支障が出るほど胸郭周辺が固まっている場合は、胸の大小に関係なく乳癌などの心配をした方が良さそうです。

 もっとも、乳癌に関しては、癌の中でも食生活というか食習慣との関連が高い癌である事が知られていて、高脂肪高カロリーになりがちな、いわゆる”丸の内OLの昼飯”が乳癌のリスクを高めるという説を唱えている人は珍しくありませんし、乳癌に限らず、食生活や生活習慣の乱れは老化を加速することになりがちだったりします。

 いずれにしても、下垂に対抗する命綱的な存在であるクーパー靱帯が様々な要因で伸びてしまうと、後は肌というか皮膚で支えることになるのですが、加齢によって皮膚の弾性や柔軟性が低下すると、いわゆる”沢庵乳房”へ下垂していくことになり、この現象は授乳期間が終わって乳房の収縮が始まったときに皮膚がたるむと擬似的に経験する人が珍しく無いようです。

 逆に言えば、授乳が終わった後も、適切なメンテナンスを行うことで豊乳は維持できる可能性があるということで、実際、肥大したままの形状を維持することに成功し巨乳に成り上がった人は少なからず実在します。

 ただし、この話をするとがっくりする人がいるのですが、貧乳の人は妊娠しても必ずしも乳房が肥大するとは限らず、1カップのアップしたかどうか?という程度で終わることさえありますし、授乳が終了した頃には、サイズダウンした上に乳房の形状劣化に悩む人が珍しく無いのは御存知の通り ・・・ それ故に、子供に授乳すると形が崩れるという理由で、可能な限り人工乳で済ませる人は昔から存在するのですが。

  豊胸手術に関しては、かっては生理食塩水やシリコンを詰めたパックを乳房の下をカットして詰め込む増量が主流だった時代もあったのですが、余程のサイズアップでもなければ既に過去の技法になってきているようで、臀部や腹部などから余剰と思われる脂肪を取り出し、本人の幹細胞を混ぜて培養したものを、脇の下から注射器で注入する方法が増加しているため、豊胸後の定着もかなり向上しているようです。

 なお、豊乳手術にリスクが無いわけではなく、美容整形の一種と考えると分かりやすいのですが、形状を保つために定期的なメンテナンスが必要となるようですし、リカバリー不能な型くずれや細菌感染などに見舞われた海外の事例もありますし、当然、加齢による劣化は豊胸手術をしても進行することに変わりはありませんから、メリットとデメリットは事前によ~く検討する必要があります ・・・ といっても、私が豊胸手術を受けることはまず有りませんが(大笑)。

 それはさておき、基礎代謝の低下が始まって体型が崩れ始める20代後半~30代前半くらいから、ぼちぼち乳癌検診に熱心になる女性が増加してくるのですが、マンモグラフィーという乳房をX線撮影する画像診断法が知られています。

 ちなみに、マンモグラフィーでは乳房を透明な板で夾んで厚みを均等に平たくしてからX線撮影するため、”男性や貧乳の女性は撮影できるのか?”という疑問を抱かせるようですが、”問題ない”そうです。

 私的には、前述したように、乳房は乳腺、脂肪、結合組織、血管、皮膚などなどで形成されていて、それらはX線の透過性にほとんど差がありませんし、ホルモンが影響を与えやすい臓器だけに、悪性腫瘍を発見できる確率とX線被爆のリスクがどうなっているのかは気になるところです。

 このあたり、1998年にワシントン大学(米)などのグループが医学雑誌”ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン”に発表した研究で、”マンモグラフィーや触診の検査では、約3分の1が乳癌ではないにもかかわらず、疑陽性で再検査をしていた”という内容の論文が掲載されているのですが、マンモグラフィーを用いた検査の頻度などに関して研究と議論が続いているようです。

 なお、約10年後の2009/11/16に、米政府の予防医学作業部会が、”マンモグラフィーによる乳がん検診は40代の女性には勧められない”と勧告して話題になったのですが、その理由として、”40代では癌の検出の精度が低く、誤った診断で不必要な組織検査を受けさせられるなどデメリットが多い”ことが理由ですが、同部会は2002年には、”40~74歳の女性で「死亡率を大きく下げる」として、大体2年に1度の定期的な検診の受診”を勧告していました。

 つまり、2002年の勧告後、新しい臨床試験の結果などから、”40代については十分なメリットがないと判断した。ただし50代以上には勧められる”という修正勧告をすることになったということですが、脂肪より乳腺密度がまだ高い人が多い40代の女性でマンモグラフィーによる診断が難しいことは、以前から指摘されてきたことですから、その意味ではさほど驚くような話でもないわけです。

 念のために書いておくと、女性に比べれば少数ながら男性も乳癌になることがあり、乳癌で死亡する男性も増加傾向にありますから、男性も乳癌の触診の仕方くらいは体得しておいた方が良い時代になってきてはいます。

 といった話をしながら、ここのところ、世の中が薄着になる5月くらいから(思い出したように)豊乳プロジェクトを実施しているのですが、貧乳の方が軽い分だけ型くずれも下垂もしにくいというメリットが有ると言えば有るのですが、既婚者ほど”豊乳体操を毎日するのはめんどくさいな~”という事になりがちで、”ま、乳癌なんかの方が気になるお年頃ですから、その辺も兼ねて気長に ・・・”とゆる~い事になっているのは御存知の通り(笑)。

初出:一夢庵 怪しい話 第3シリーズ 第864話:(2010/07/24)





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Last updated  2010.07.30 00:11:59
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