2606447 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

一夢庵別館

一夢庵別館

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

K.Mark

K.Mark

Rakuten Card

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

背番号のないエース0829@ あだち充 「タッチ名言集 ~ 西村勇 ~ 」に、上記…
背番号のないエース0829@ カトリック 「聖バレンタインデー」に上記の内容につ…
はうリング@ 困ったものです。 はじめまして。 いつも、興味深く拝見さ…
pintu7923@ こんにちは。  掲載が停止したときには、今回の事態の…

Freepage List

Headline News

2014.07.07
XML
カテゴリ:健康
一夢庵 怪しい話 第4シリーズ 第924話 「癌の謎学」

 そもそも”癌(がん)”って何?というあたりから話を始めると、癌は細胞が不可逆的な変化によって自律的(というか好き勝手)に増殖するようになるあたりから話が始まるのですが、この段階だと”腫瘍(しゅよう)細胞”で必ずしも宿主を死に至らしめるとは限らず、単に急速に細胞が発育するだけならば”良性の腫瘍ですな~。”という事になって命に関わるところまではいかない事例が珍しく無いことは比較的知られた話になります。

 もっとも、腫瘍の中で増殖しながら周囲の細胞への浸潤や転移(癌の場合だと、癌細胞が血液やリンパの流れに乗って他の臓器へ移動し、移動先でも増殖するようになる現象)を起こし、宿主を死に至らしめる悪性腫瘍も珍しく無く、宿主を死に至らしめるような腫瘍が癌という大きくは違っていないようです。

 病理学的には癌腫と肉腫に分けるそうですが、私を含めて一般人には”癌”で十分ですし、比較的知られている癌として、胃癌、子宮癌、乳癌、舌癌、・・・、喉頭癌、食道癌、肺癌、肝癌、胆嚢癌、直腸癌、前立腺癌などがあり、日本人の死因統計では脳血管障害や心疾患を越えて第1位に君臨しています。

 癌細胞に共通している特徴としては、細胞核の大きさや形に異常が生じるだけでなくDNA の量も変化していることが知られるようになったのですが、核小体の肥大や異常な核分裂像などなどがみられる(こうした変化が”異型性変化”)のですが、宿主が死に至る直接の原因としては、癌細胞が増殖していく過程で宿主から大量の栄養を奪取すると同時に、トキソホルモンと呼ばれる一種の毒素を分泌するようになると悪液質という全身の衰弱状態をもたらすことが知られています。

 ちなみに、細胞が癌化する原因というのは、これを書いている時点では遺伝的素因があるとは考えられているものの、外因として、放射線を含む物理的刺激、いわゆる発癌物質による化学的刺激、ウイルス感染(癌ウイルス)なども原因たりうると考えられていまして、早い話、細胞が癌化する主因というのは特定されていません。

 もっとも、この分野の研究は日進月歩というか研究する人も投入される資金の類も比較的多く、遺伝子工学の進歩などもあいまって他分野異業種から参入する話も珍しく無いが故に、今日の常識が明日の非常識になりかねない分野で”諸説あり”というカオスといえばカオスな業界になっているようです ・・・ ま、それ故に詐欺のような話が珍しく無いのかもしれませんが。

 癌の診断としては、 触診、X 線検査やCT スキャン、MRI、胃カメラに代表される内視鏡検査、診断したい部位の細胞を少量取り出して行う細胞診などなどが知られていますが、新しい技術も次々と投入され患者の負担は軽くなり検査の精度などは上昇する方向で改良が進んでいることは御存知の通りですが、各種検査の精度が向上しすぎて早期発見しすぎるようになっているような気がしないでもありませんし、某・ハリウッド女優の実話で知られるようになりましたが、遺伝子レベルの検査で”将来的に乳癌が発生する可能性が高いから、癌が発生する前に乳房を除去しておきましょう”というところまで話が進む時代になってきていたりもします。

 まあ、そのあたり、”盲腸になる前に盲腸を切っておきましょう”という話になることが珍しく無かった時期があったことを思い出しますし、整体的な話だと”その理屈だと、頭痛を防ぐために頭を切り取りましょうということなの?”という話を思い浮かべないでもありません ・・・ 何事にもメリットとデメリットがあるというだけの話になるのかもしれませんが。

 これを書いている時点の癌の主な治療としては、外科療法、化学療法、放射線治療、免疫療法などが主流ですが、人型結核菌からつくられた丸山ワクチン(発見者の丸山千里に由来する)を巡る不可解な経緯なども知られた話だけに、そもそも癌治療に西洋医学は有効な手段を持っているのか?という声が少なからずあります ・・・ ま、そこにつけこむ詐欺師が後を絶たないところもあるのですが。

* 丸山ワクチンは、長らく不可解な店晒し状態に置かれた末に、1981年8月の薬事審議会で有効性が立証されないと判定され医薬品としての認可が否決されたのですが、海外産の某・バイアグラなどの許認可スピードと比べるのもどうかとは思いはしますが、あれこれ思わないでもありません。

 ただし、国立がんセンターという国内の癌研究や癌治療の最前線にある組織の歴代所長の死亡原因を知ってしまうと、”その学説って信じていいの?”と考えていると、どこか日本の地震予知関連の学会と似たような気配が漂っているような気がしてくるのは私だけか?

 発癌物質や放射線などに細胞レベルで影響を受けて細胞の癌化が始まるという説は有名ですが、一方で、”癌ウイルス”が人の体内というか細胞内に侵入することで正常な細胞のDNAが癌化していくという説もあり、いつの間にやら、成人 T 細胞白血病がウイルス(HTLV)によるとか、B型、C型の肝炎ウイルスが肝癌の発生に関わっているとか、子宮頸癌にある種のパロマウイルスが原因になっているものがあるとかいった説が広まっていることは御存知の通り。

 この辺りで、癌抑制遺伝子にまで話を広げようかとも考えたのですが、さすがに話が広くなりすぎる上に新発見が珍しくない分野だけに、遺伝子工学や癌抑制遺伝子の研究などが進んだことで癌細胞のみを破壊するウイルスをつくることができる時代になり、従来の制癌剤なども併用する臨床試験では難治性の癌患者の癌が完全に消えたり縮小する事例も増加傾向にあります。

 といった程度の知識と認識しか私には無いのですが、正常な細胞が増殖するときにも必要な”増殖遺伝子”と癌を誘発する癌ウイルスの遺伝子”が比較的近い性質や遺伝子パターンになっているとすれば、どちらか一方だけを特定の薬剤で死滅させることってそもそも可能なの?という気がしてきますが、抗癌剤の副作用問題も含めておいおい解明されたり解決されていく話なのかもしれませんな。

 視点を変えると、英国で狂牛病が大量発生したあたりから世界的に研究が進んで、ウイルスでさえ固有のDNA(RNA)を持っているのに対して、特定の遺伝子(DNA)さえ持っていないただのタンパク質の粒子にすぎない”プリオン”が原因物質として特定されたのは比較的知られた話で(中略)、日和見細菌のようなところもあるプリオンが活性化するトリガーの条件などなどを含めて未だに不明なことが多く、治療薬とかワクチンなどの目処が(これを書いている時点では)立っていないことは比較的知られた話になります。

 そう考えると、医学意外も含めたいろいろな分野の研究が進んで、癌の常識が原因や治療法を含めて一変する可能性も捨て切れませんし、西洋医学の観点からは説明不可能な治療法を実行して”末期癌だった人から癌が消えて健康体になった”事例がごく稀に実在するのも比較的知られた話だけに、”癌には謎が多いっすね”としか言いようがないかなと。

 ただし、では、末期癌が消えた治療法や食養生などを実施してどのくらいの確率で癌が消えて健康体になっているのか?という観点で考えると、やはり”ルルドの泉”級というか神の奇跡級の稀な話になる事例が圧倒的で、”どこそこに行けば100人の末期癌患者の内の70人以上から癌が消えて助かっている”といった鉄板の実績を上げている事例を寡聞にして私は知りませんし、そうやって回復した人で癌が再発するリスクがどの程度になっているのか具体的な数値もまた私は知りません。

 つまり、数字的に精査していくと、西洋医学を用いた結果と東洋医学や民間療法などを用いた結果を比較して後者の方が優位なのか?という話で、これは以前にも別のところで書いた覚えがありますが、(私の知る範囲ではですが)西洋医学で難病とされる病気は整体の視点で見ても難病です。

 というか、西洋医学ほどの水準で研究者や金を投入して”癌”の研究をしているのか?と考える時、下手をすると戦前の西洋医学の知識や、今となっては昔話や笑い話になっているような学説を大真面目で支持したりそうした時代遅れの学説に依存したり立脚している東洋医学や民間療法の関係者が珍しくないような気がするのは気のせいか?

 では、整体では癌に対抗できないのか?と聞かれれば、東洋医学的に”未病”の段階で止めることを上策とするのが基本的な考え方ですし、私に関してはですが、末期癌に限らず癌は治せませんし、それ以前に”既に癌を発症している人への施術はお断りしています”が、そのあたりは常連さんたちには説明不要ですな。

 そんなわけで、西洋医学が対応しきれなくなった末期癌患者でさえ、一定の治療(投薬や施術)や食事で治せる!というのと、気が付いたら癌Kが消えていた!というのは似て非なるものだと私は考えているのですが、西洋医学で対応しきれない状況になった人の中から東洋医学や民間療法の類にすがる人が出てくるのは人情としては理解できないでもありません。

 が、昔から悪質な詐欺師の類が闊歩する分野でもあり、藁にもすがるところまで追い込まれた人が掴んだものは藁よりも悪質な代物だった話もまた珍しくなく、死後までフルコースでかっぱがれかねない時代にもなっているのですが、その辺りの話はまた別の機会に。

(2014/07/07)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.07.08 02:37:11
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.