[田舎暮らし] カテゴリの記事

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• 台湾ラーメンがやってきた

  　午前中ヘレンと出かけて彼女の実家を訪問。義母のご機嫌を伺い、用事を済ませて実家を出たら昼時になった。ちょうど良い機会だからと台湾ラーメンを試すことにした。　昨日、職場の女性から小耳に挟んだグルメ情報。「県庁前にレストランがあったでしょ、あそこが台湾ラーメンになったんですって。日曜まで開店セールで半額らしいですよ、ラーメン１９０円。」その情報が気になっていた。　店は確かに県庁のほぼ向かいにある。けばけばしい装飾で直ぐに分かった。駐車場に車を停め、店内にはいると行列が。順番待ちリストに名前を書くのかと思って見回したがそんなものはないようだ。先客に聞いてみると、順番札をもらって待つのだとのこと。「順番札下さい。」とレジのオネエチャンに言うと、「チョトマテクダサイ。」言葉がたどたどしく、向こうの人らしい。客の注文を厨房に連絡するのも中国語（と思う）。「４番のお客様、向こうのデーブルへどうぞ」３人連れの先客が指示されたテーブルへ向かうと、レジの女性がヘレンに番号札を渡してくれた。番号札を直ぐに渡せないほど込んでいるのかと思ったが、よくよく観察すると順番札は６枚しか用意がないのだ。順番待ちが７番目以降の人は、番号札をもらうのを待つことになる。かなり適当だ。一人で来店した初老のおじさん、レジのオネエチャンに無視されて番号札をもらえないまま３組も追い越され、文句を言っていたがとうとう腹を立てて帰ってしまった。　私たちは無事に席へ案内されたが、今度はお冷やも注文とりもこない。開店間もないから店員が慣れていないのだ。店員の動きを観察し、余裕ができたように見えたタイミングを捉えて「お願いしま～す。」。こういう時にあれこれ言っても店員は混乱するだけだ。簡潔に「台湾ラーメン二つ、焼き餃子一つ、チャーハン一つお願いします。」とだけ。オネエチャン、注文を復唱して去り際に「あ、お水まだですね。」と気付いてくれた。　ほどなくお冷や、餃子、チャーハン、ラーメンと用意できたものから配膳。味はまあまあ。値段を考えれば上出来。ラーメンはニラの味が強く、さっぱり系で嫌いではない。辛いと聞いていたが、そんなことはない。定価の３８０円は山口市内のラーメンの中ではリーズナブル。ボリュームもあり、十分満足できる。チャーハンと餃子はヘレンとシェアしたが、二人とも満腹になった。　「アリガトマシタ～」言葉足らずだが意味は十分通じる。　山口県、特に山口市はグルメとは無縁の地。人気がある外食店はほとんど他国、他県料理の店。また１カ所そういう店が増えた。

  2011年06月25日

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• 暑い！

  　連日雨でうんざりしていたところだが、今日は久しぶりに雨が降らない。朝はまだ雲も低く、ひょっとしたらと思わせるような天気だった。時間の経過とともに雲は薄くなり、昼過ぎから青空が見えてきた。今は雲もまばらでいわるゆる五月晴れ。それと同時に暑さがやってきた。　誰が言ったか、この世の中暑いか寒いかのどっちかだ。ちょうど良い気候など滅多にない。ここ数日は夜は肌寒くて布団に毛布一枚を加えて寝ていた。毛布を加えるとやや暑苦しいが無ければ明け方寒く感じる。結局汗をかきつつ毛布をも掛けていた。　それが今は蒸し暑さにたまりかねてエアコンを点けている。２８度に設定しているからちっとも涼しくない。じっとしていても汗ばんでくる。とうとう本格的な夏がやってきた。

  2011年06月21日

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• 地を這うもの

  　朝夕田圃の水回りをしていて希に蛇に出会うとギョッとする。どうもあの形は好きになれない。私たちの地域にもハミ（山口弁。古語「はむ」から。マムシの一種）が棲息しているらしいが、私は幸いにして見たことはない。ほとんどが青大将やシマヘビだ。　昼間、見回りをしていたら田圃の側にある県道の歩道部分で青大将が昼寝をしていた。久しぶりに日差しがあり、気温がやや高めで気持ちが良かったのだろう。近くを通ったら「ふん！」と人を小馬鹿にしたようにこちらを見た。通り過ぎて離れたところから様子を見ていたら、大将はおもむろに車道を横切り始めた。　通りがかる車も少なく無事に横断するかと見えたが、下り車線に横になってひなたぼっこをしている様子。上り車線を通る車があったが平気な様子だ。　しばらくして下り車線に小型トラックがやってきた。見ている私の気持ちも複雑。轢かれてしまえば可哀想ではあるが、嫌いなものが減るわけだ。しかし、その死体はしばらくそのあたりに散らばって通るたびに見なくてはならない。だからといって助けてやることもちょっと・・・　トラックは蛇を轢いてしまったと見えたが、蛇はビックリした様子で直前に丸まって体をかわして無事だった。半分残念だと思い、半分安堵。大将は道路を反転して私の田圃を泳いで横断し、隣家のたんぼの方へ去っていった。またそのうちに出会うことになりそうだ。　

  2011年06月18日

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• 雨降り休暇

  　一昨日から雨が降ったり止んだり。梅雨だから当たり前か。気になるのは水田の管理だ。田植えから日も浅く、肥料や除草剤を撒いてあるので水位をなるべく高めに維持したい。それも温泉のような掛け流しではなく、今現在の水をそのまま維持したい。当然、それぞれの圃場は取水口と排水口を閉じてプール同様の状況だ。　そういう状態だから大雨はまずい。雨で一定以上の水位になれば水田から水が溢れる危険がある。当然、水位が上がれば排水口から過剰な水を排水するよう調整してあるが、なかなか思い通りには行かないものだ。排水が追いつかず溢れてしまったり、逆に排水が多すぎて水位が大幅に下がったりしがちだ。　朝晩に取水量・排水量を調整しているが、降水量は変動するし、用水路の流量も変化する。水路に連なる他家の水田もそれぞれ取水量を調整するので一筋縄ではいかない。　今朝も水田の一つで水が溢れていて冷や汗をかいた。取水量が多すぎたのだ。出勤まで排水して事なきを得たが、天気予報は午後また雨が強くなると言う。出勤しても気が気ではない。　結局、午後有給をもらって田圃の様子を見ることにした。　午前の仕事が終わって休憩時間になるや退社して帰宅。見回ってみたが特に異常はない。これなら有給を取るまでもなかったかと一安心して平日でなければ出来ない雑用を片付けることにした。市役所、郵便局で用事を済ませ、久しぶりにまったり。兼業農家は農繁期の土日は普段よりも忙しいのだ。　夕方、ヘレンが帰宅する前にもう一度田圃の巡回を済ませる。久しぶりに6時前に夕食を食べることが出来た。

  2011年06月16日

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• ポータブル発電機が人気

  　キャンプなどに重宝する小型発電機が売れているそうだ。便利ではあるが出力も数百w程度では用途も限定される。これで計画停電に全面的に対応するのは難しいだろう。工事用に使うような大型の発電機とは違う。　それでもどうしてもテレビが見たいとか、パソコンを動かしたいといった程度なら何とかなる。真夏の暑さ対策としても扇風機程度なら大丈夫だろう。団扇よりはまし。団扇なら扇ぐほどに暑さも増すというものだ。いつの日にかキャンピングカーを手に入れて気ままな旅をしたいという夢がある。そのときにはあれば便利だと思う。以前から欲しいものリストに入れていたが、値段が高い割りに使用頻度は稀。我が家の農機具と同類だから二の足を踏んでいる。

  2011年06月15日

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• 畦草刈り二日目

  　日曜日なのでゆっくり起床。６時頃からごそごそと作業開始。まずは各圃場の水位調整から。一回りするとそれだけで約３０分はかかる。家に戻って草刈りの準備。　今日の作業予定は残り２カ所の圃場の畦草を刈り取る。いずれも家から少し離れているので必要な道具を軽トラに積み込んでいく。草刈り機２台のほか予備燃料のタンク、ナイロンコードの束、カッター、鎌、熊手、フェイスガード、前掛けなど。　最初の圃場は我が家一番の大きな圃場。将棋型をしているが、面積はここ一つで２８アールほど。畦もコンクリート部分が無く、作業が不要なのは４辺のうち１辺だけ。これは他家所有の圃場と隣接する圃場の畦は上の圃場所有者が草刈りの義務を負うルールから。圃場の面積が広いだけ畦も長い。しかもここは雑草の中に茎が太く繊維質でナイロンコードでの刈り取りが不向きなものが混じっている。先ず回転刃で茎が太い草や逆に柔らかくてしなやかな草を刈り取り、次にナイロンコードで短く刈り揃えることにする。手間はかかるし雨足も強い。腰が痛くなって中々つらい作業だ。どうにか作業を終えたのは始めてから２時間ほど経った頃と思う。　引き続き残りの圃場の草刈りに向かう。ここは小さな圃場なので３０分ほどで完了。　終了直前にお昼のサイレンが鳴ったので午前中に今回予定の全作業完了。やっと私の日曜日だ。

  2011年06月12日

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• 畦草刈り

  　金曜日の夜は送別会でたらふく飲んでしまった。少々もたれ気味の胃の腑のほかは特に問題なし。早速朝の水回りに田圃へ。　昨夜は11時過ぎに帰宅の途中に田圃の水回りをした。雨で水路は増水していて、田圃も大海原のように満水状態。植えたばかりの苗も先端が僅かに水面にのぞく状態であった。この程度なら朝まで放置しても良いところだが、畦のところどころが溢れそう。一旦溢れ始めると畦が崩れてしまう恐れがあると考えて水を減らしておいた。　今朝の状態は逆に水が少なすぎ。上流の方で雨に対応するため取水量を相当減らしたようだ。天候も回復したのでこのままでは田圃が干上がってしまう。再び田圃の水位を高くなるよう調節をする。　田圃を見回りながら畦草が気になった。本来なら田植えまでに畦草を刈っておくべきところ、仕事のスケジュールと競合して先延ばししてきた。これ以上草刈りを遅らせると作業は一層困難になる。今日こそは！　まずは準備から。今日の目標は家に近い４カ所の圃場の畦。１２辺ある畦のうち、９辺はコンクリートなので５辺を刈り取ればよい。ナイロンコードのヘッドで作業することにした。燃料補給はその都度家に帰ることにして、予備のナイロンコードヘッドをポケットに入れておく。ナイロンコードは泥や小石を跳ね上げるので結構危険な作業。長靴で足下を、前掛けで下半身を、フェースガードで顔を守っての作業。　作業は危険だけれど単純作業の反復継続なので眠くなる。睡魔と腰の痛みと戦いつつ、ひたすら刈り続ける。時折ナイロンコードが消耗してヘッドを取り替え、燃料が空になれば家に戻って給油する。これを延々繰り返し。ノルマを達成したら６時過ぎ。残りは明日の心だ～

  2011年06月11日

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• スポーツハンティング

  　今年も納屋に巣作りしているツバクロ一家、そろそろ雛が孵るころだが順調なんだろうか。　ノー天気のように見えるつばめだが、敵も少なくない。去年の例だとヘビに卵を呑まれ、ネコに巣を壊された上に雛を食べられた。ヘビはともかく、ネコは本能的に狩をしたくなるのだと思う。我が家に出入りする猫は2匹いるがいずれも近所の飼い猫。十分な餌を与えられて丸々と太っている。生きるためにツバメを襲ったとは考えられない。狩をすること自体が目的なのだと思う。　ツバメは例年車庫内の大きな梁の側面に巣作りをする。この位置だとネコがジャンプしても届かない高さなのだけれど、車庫内に自動車を格納するとその天井から簡単に跳びつくことができる。それではかわいそうなので梁には小さな防御板を作ってある。要するに、小さな棚だ。この上に巣を作れば、下から跳びあがっても防御板が楯になり、巣は守られる。上には天井があるから、この状況で巣を襲うにはジャンプして上死点でネコパンチを繰り出すか、防御板に飛びついて巣に手をかけて破壊するなど難易度が高くなる。　しかし、ツバメはそこまで気が回らないのか、この防御板の上に巣作りすることは極めて稀。その結果、ネコに襲われるリスクがある。　雛が巣から巣から落ちてしまうこともしばしばある。小さな巣に雄4~5羽の雛が暮らしていると、成長とともに巣が手狭になり、弱い雛ははじき出されてしまう。去年も一昨年もそういうことがあり、可哀想に思って巣に戻してやったが、直ぐに再び弾き出される。自然界は残酷な一面もある。適者生存が当たり前の世界なのだ。　落ちた雛はネコの絶好の獲物のはずだが、地べたに落ちてあまり逃げ回ることも出来ない雛は猫に襲われたことはほとんどない。ネコにとっては面白くない獲物ということかもしれない。

  2011年06月06日

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• 田植え完了

  　田植え二日目。昨日のうちに終わらなかった２カ所の圃場に田植えをする。　その前に、今日は集落の共同草刈り作業日。集落の中央を流れる川の右岸をこの時期に草刈り作業する。高齢化と関係があるのか年々作業が雑になり、短時間に終了する。ことしは１時間でお開きとなった。こんなんでええんじゃろうか。　家に戻ったら早速田植えの準備。予定の２カ所の圃場は隣の集落にある。この地区は農業地域ではあるが非農家の住宅も多く、トラブルになりがちだ。短時間に作業を終えるに限る。　まずは苗を圃場に運んでおく。圃場の周囲に苗を置く適当な場所がないので、農業用水路の上に並べておいた。軽トラでは一度に１２箱運ぶことができる。２往復して必要数を準備した。田植機のホルダーにも苗箱４箱を積んで現場へ。　二つの圃場のうち大きい方から植え始め。しばらくすると圃場の隣に済む農家のIさんが様子を見に来た。新しい田植機に関心を示す。「最近の機械は良うなったのう。大したもんじゃ。」「なんぼしたんかね。」新車一台分ですよ。　Iさん、私の苦闘ぶりを見かねてノウハウを教えてくれた。「植え残しを無いようにせんとね。後が大変じゃから。」農機具屋も教えてくれた事柄だけれど、もうすっかり忘れていた。　Iさん、私たちに飴を差し入れてくれた。「まあ、飴でもしゃぶってがんばりさんね。」　今日作業した２カ所は小さい圃場なので午前中で植え付け完了。早速後始末を始める。　田植機を簡単に水洗いし、点検に備える。わずか正味１０時間も使っていないけれど、次に使うのは一年後。来年までは用無しなのだ。　苗箱を水洗いして農協へ返却。我が家は手不足につき苗は購入している。プラスチック製の深さ２センチほどの箱に入れた状態で育てたものを１８０箱購入した。空箱は毎年再使用される。重量は軽いが１８０箱ともなれば軽トラが一杯になる。　軽トラも泥だらけになったので簡単に洗車。　これで予定作業は終了。一安心だ。

  2011年06月05日

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• 田植え

  　今日明日と我が家の田植え予定日。８０アールを土日で植え終えたい。　子どもの頃の田植えは大変だった。機械化前の時代のこと、代掻きも父が牛を使ってやっていた。犬に芸をさせるのも難しいのに牛を自在に操るのはもっと大変だったろう。　この頃田植えは人力作戦。各家々で順に田植えをするのだが、人出は手間替えが原則。相殺できない部分は手間賃で精算する。田植えの日は一家総出で働いた。大人は植え付け、子どもは苗運びが主な作業。主婦はそれに加えて早乙女さんの昼食やおやつ、湯茶の準備も加わって目が回るほど忙しい。　帰郷後農業を再開した我が家も田植えと稲刈りは従兄夫婦にお願いして手伝ってもらった。しかし、いつまでも迷惑をかけてはいけないと、今年から田植えは自力で行うことにした。そのために田植機も新調して今日に備えた。普通車一台分相当の高価な機械だが効果は絶大。８０アールなら一台で楽に植えられる。　ただ、田植えは植える作業は一部。苗を用意したり補充するサポートをしたりと少なくとも二人は必要だ。一人でもできるだろうが、効率は極めて悪い。　今回はヘレンと母にサポートをしてもらって、私は専ら植え付けに専念する。　田植機は専用機なので、慣熟訓練もOJTで行うことになる。農機具屋に朝一で来宅指導を頼んでいたのだが、農機具屋が来たのは９時頃だった。これでは一日で全圃場を植えるのは難しいかも知れないと思った。　圃場に行き、機械に苗を搭載する方法、肥料の搭載方法、機械の設定値の変更方法などを教えてもらい、路上教習ならぬ圃場実習。機械の特性を把握できてないので、なかなか思い通りに動いてくれない。圃場を一往復するごとに苗を補充し、三往復するごとに肥料を補充する。その度にサポートのヘレンもてんてこ舞いだ。　最初に植え付けたのは２６アールの広さがある圃場。２時間ほどで作業完了。本来なら機械では植えにくい角の部分などを手植えして完了となるのだけれど、手不足なので割愛。　田植機は水田での作業機械。耐水性は考慮されているはずだが、私の購入したタイプは苗の植え付けと同時に肥料の粒剤を苗の根本に落とす機能がある。センサーと電子回路の為せるワザだけれど、当然ながら電子回路は水には弱い。さらに、肥料が濡れてしまうとかたまってしまって肥料の制御機構が詰まって誤作動する。良いことばかりは無いのだ。　そんなわけで、梅雨時の田植えは一気呵成に終わらせる必要がある。明日も天気が持つとは限らないのだ。昼食を簡単に済ませて次の圃場で田植え開始。農機具屋も引き上げたのであとは自分で何とかしなくては。　文字どおり悪戦苦闘。機械にはなれていないし、気はあせる。次第に疲れも加わって苗の整列状態も支離滅裂。それでも頑張って７つの圃場のうち５つを植え終わった。明日は残りの２カ所のみ。これで土日に全作業を完了できそうだ。

  2011年06月04日

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• 自転車修理

  　我が家には自転車の中古が3台ある。2台は子供たちが中高生時代に通学用に使っていたもの、1台は近所の人から譲ってもらったもの。　長男の軽快車は前に自転車屋に修理を頼んだところ傷みが激しく、無理だと断られた。今や実用品から記念品に用途変更。残る2台は使用可能。もらい物の1台は錆付きも甚だしいが、私の田圃の見回りに重宝していた。汚れても気にならない。それが4~5日前から前輪がパンクしている。　日曜日の午後。農作業も一段落したので自転車の修理でもと前輪のチューブをはずして空気漏れ箇所を探した。チューブのどこにも漏れがないと思えたが、最後にバルブの部分を確認したら漏れ箇所が見つかった。バルブの取付部。米粒大の穴があり、バルブを揺すると穴から勢い良く空気が抜けている。　穴の場所はチューブのバルブの取付部。パッチを貼り付けにくいと言うか、通常の修理ではだめだろう。チューブを交換するほか無いと判断し、ホームセンターで新品のチューブを買ってきた。　新品のチューブを取り付けようとしてまず当惑。タイヤの表示、現在使用中のチューブの表示で確認して購入したにもかかわらず、新品のチューブは幅が違う。古いものと比べると半分くらいの細さだ。サイズを間違ったかと何度も確認したがどちらも26×1ｰ3/8。　納得がいかないまま組み立てを始めたが今度はタイヤがリムにはまらない。悪戦苦闘の末漸くタイヤを組み立てて空気を入れたら、全く空気が溜まらない。手応えの無さから無理やり組み立てる過程でチューブを傷つけたようだ。　ここにきて時間切れ。日没は近付き、田圃の水回りもしなければならない。精根尽き果て、この古自転車は早晩廃棄することにした。本日の無駄遣いチューブ代800円（T_T;

  2011年05月22日

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• 大丈夫か「おいでませ！山口国体」

  　今秋に迫っている山口国体。これまで開催県として天皇杯を獲得できなかった雪辱をと知事イカ県民挙げて有力選手獲得に注力したところ、外人部隊は罷りならんとルールが強化され、それも儚い夢に終わりそう。折りしも未曾有の大震災大津波で東北各県の参加も心配され、盛り上がりも水を差されそう。　かてて加えて今度は山口国体イメージソング「君の一生けんめいに会いたい」を歌っている地元の歌手武田裕也容疑者が女子高生にわいせつ行為を強要するメールを送ったとして強要未遂容疑で逮捕される事態に。イメージアップ作戦が大きくイメージダウンの結果になった。　本人は「メールは送ったが強要はしていない。犯罪になるとは思わなかった。」と否認しているらしいが、折角つかみかけた世に出るチャンスを自分の不行跡で逃してしまうとはなんとも・・・

  2011年05月19日

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• time slip

  　ヘレン宛に宅急便あり。娘ピロリンから母の日のプレゼント。免許証いれに手作り造花のカーネーション一輪を添えて。　もう一つチョコの詰め合わせ一箱と電気ブランの小瓶も。「お父さんへバレンタインデーのチョコ」とある。３ヶ月遅れの義理チョコ。「用意しておいたんだけど忙しくて送れなかったんだ。賞味期限切れになりそうだから食べちゃった。ちょっと遅くなったけど母の日のプレゼントと一緒に送ったよ。ついでだから父の日のプレゼントに電気ブランも入れといたよ。」　ついでで結構。ありがとう(^^;

  2011年05月09日

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• 連休は疲れる

  　連休二日目。昨日は畦草刈り、今日は農業用水路の掃除。　幹線部分は先週共同作業で終わっているが、支線は当然にそれぞれの受益者が行うきまり。　幹線の引き込み部分から私の田圃への支線を浚って砂や小石、雑草を取り除いて田植えに備える。午前午後と正味は４時間ほどの作業だ。田圃の荒起こしならトラクターで簡単にできるが、こればかりはスコップと鍬での人力作業。休憩を交えながら５時半まで格闘。疲れた！

  2011年04月30日

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• 農業用水路清掃

  　春も本格化してそろそろ田植えの準備に取りかかる季節。例年のように農業用水路の共同清掃が行われた。農家にとっての水は芸能人にとっての歯以上のもの。維持管理費用を分担するだけではなくて共同作業にも一人役出ないと一年間の水利権を認められない。　朝８時、用水路の最上流にある取水口に集合。ほとんどが爺婆で平均年齢は６０くらいか。若手は２０代一人、４０代一人。８０代も数名いるが、こちらは名誉参加。専ら焚き火の番を担当する。　集合時刻の５分前に付いたら既に作業は始まっていた。取水口は集落のまん中を流れる川の水を引き込んでいる。小さな川で水量も多くないとはいえ、上流から川砂が流れ込んでいて、用水路の中に堆積している。取水口から１００メートル弱の直線部分は平均１５センチ程度。これをスコップや鍬などで掬って捨てる。簡単だが水の中に入っての作業で冷たいし腰は痛いしとなかなかの重労働。参加者総員で約１時間を要した。　続いて水路の幹線の清掃。やはり堆積した砂や小石などを掬い上げる。取水口付近ほどのことはない。下流へ進むに従い堆積物も少なくなる。さらに１時間半ほど作業したところで切り上げとなった。　作業終了の合図で集合し、世話役さんが用意してくれた飲物とお菓子で一服しながら世間話。高齢者が多いので病気自慢が多い。篤農家のＹさんは癌を患っている。根が明るい性格なので、病気を苦にしていないように見える。「やあ、最近肺にも転移したみたいでもう長いことはないじゃろ。」去年も同じようなことを言っていたが、まだまだ大丈夫そう。　前期高齢者のＦさんは「ま、遅かれ早かれいずれは冥土に行くんじゃから、そう慌てることもないで。」Ｙさんも「そりゃそうじゃの。」と納得している。「冥土はどねぇなとこじゃろか。」Ｆさん曰く「行ったものが誰も帰ってこんところを見るとよっぽどええ所じゃろで。」なるほど、そうかも知れん。　世話役さんの「お疲れ様でした。それでは。」の声を合図に解散となった。昼近いというのにまだまだ寒い。

  2011年04月24日

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• 学校トイレ事情

  　妻ヘレン曰く、「今度の学校はすごいんだよ。トイレにウォシュレットがあるよ。」ほう、それは豪勢な。もちろん教職員用だろ。「それがね、生徒用トイレにもあるんだよ。」へぇ、生徒にも痔主がいるのかね。　ヘレンは今月から職場を変わって我が家からさらに山奥へ分け入ったところにある中学校での勤務となった。この学校は全校生徒が130名ほどの小規模校だ。過疎化で５年前に旧町内の４校が統合されたもので、校舎もその折に新設された。したがって、校舎も施設もまだ新しい。　ところで、最近の男の子は家庭で洋式トイレに座って小用をするように躾けられていて、小学校に入学するときに男子用のトイレで用が足せない子がいるそうじゃないか。「中学生はいくらなんでもそういう話は聞かないね。それに田舎だから。家では和式のトイレもまだ多いんじゃない。」そりゃそうかもね。　私の職場は和式。中学生がうらやましいぞ。

  2011年04月22日

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• 突然春爛漫

  　入院中の老母を見舞にヘレンと病院へ。　途中市内の後河原地区を通りがかったら、一の坂川沿いの桜が満開で、見物人が大勢出ているようだった。　一の坂川は椹野川へ注ぐ支流で、山口盆地の中央部を流れていることから、大内氏が鴨川に見立ててこの地に京の都を模した町を開いた。川幅は数メートルほどの小川で、旧市街部分は観光用にきれいに整備されている。両岸には桜が植えられ、この季節になると咲き揃って大阪の通り抜けもかくやと思うほど。　これまでの冬が一気に過ぎ去って春爛漫。

  2011年04月03日

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• お彼岸

  彼岸の朝も昨日に続く小雨。心ばかりのお供えを持って我が家の墓地へ。掃除は昨日の内に済ませて置いたので今日は菓子と花、缶ビールをお供えして一家の無事を報告した。雨のせいで墓地にはお参りの姿は少ない。私たちの他には女性が一人。帰り際に男性一人と行き違っただけだったが、多くの墓に新しい花が供えられていたので既にお参りをすませたようだ。帰路、旦那寺によってお米一升に千円を添えて我が家の祠堂にお参り。お参りするとお寺さんが簡単な食事を出してくれるが、ご接待役の役員さんに迷惑をかけるのも気の毒なのでお寺さんには挨拶せずに帰宅した。最近は私たち同様にお参りだけ済ませてそのまま帰る人も多いようだ。我が家には毎年春の彼岸にツバメが来て秋の彼岸に帰って行くのが例年のことだが、今年はまだ姿を見かけない。思いがけない寒の戻りで時を見誤ったか・・・

  2011年03月21日

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• 春の雪

  　天気予報では一昨日から雪の予報が出ていた。昨日は小雨程度で済んでホッとしていたら今朝は雪。予報は当たった。　遅い朝を起き出せば積雪は７センチ程度か。それでも屋根の雪が落ちてきて軒下は１５センチほどにはなっている。雪は降り続いているし、放置すれば車が納屋から出られなくなるのでまずは雪かき。　朝食後レインコートを着て作業開始。スコップでどけるほどには積雪量が多くないので農具のえぶりで雪を道ばたへ押し分けておく。安直な方法なので軒下以外はすぐに片づく。軒下に落ちた雪は結構な量。スコップで少しずつ切り取り、畑に捨てる。これが一番の手間がかかる作業だ。　どうやら片づく頃には折角きれいにした道にまた雪が数センチ降り積もった。もう一度エブリで雪をどけたらまた屋根の雪が軒下へ・・・賽の河原の石積みだ。

  2011年02月12日

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• インフルエンザ

  　山口県宇部市の常磐公園は小さいながらも動物園もある有名なスポット。モモイロペリカンのカッタ君（故鳥？３年前に死亡）で有名だ。そこで野鳥一羽が死んでいた。死体は回収され、検査の結果鳥インフルエンザに感染していたことが判明し、山口県や宇部市は警戒を強めている。　宮崎県を中心に九州各地で猛威をふるっている鳥インフルは、いよいよ山口県に侵入してきたか！　人間も流感に苦しめられている。娘の学校も３日間の学級閉鎖となっていたが、ようやく今日から授業再開となった。「やっぱり子ども達の笑顔が見られるのはいいよね。」とメールしてきた。山口市内の学校もそこここで学級閉鎖が見られるようだ。ヘレンの学校も風前の灯火。学級閉鎖・休校になったら非常勤で日給月払いのヘレンは収入に直結する。出勤日が減ると通勤手当も付かなくなってしまう。「毎日ハラハラよ。」とのこと。　節分も過ぎて季節は春に向かっている。気温が上昇し、大気中の湿度が増加してくれば流感も治まるだろう。今年はいつもより春が待ち遠しい。

  2011年02月07日

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• 雪の朝

  　今朝も随分と冷え込んだ。早朝から小雪が降り続き、出勤時には～５センチほどの積雪。道路は圧雪状態で走りにくそうだった。職場へは峠を越えて５里ほどの道のり。ノーマルタイヤを履いているパッソは危険だから４WDでスタッドレスの軽トラで出勤した。　道路に出てからブレーキチェック。スリップの程度を確認しておく。国道に入っても道路状態は変わらない。国道がこんなに広範囲に圧雪状態になるのは珍しい。　速度を控えめにノロノロ走りながら周りを見れば、気のせいか軽トラが多いようだった。しかも、コクピット内に背広をつり下げている車が目に付く。兼業農家のサラリーマンが農作業用の軽トラで出勤しているのだ。仲間を見つけてちょっと嬉しくなる。

  2011年01月31日

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• ひったくられた！

  　昨夜から雪が降ったり止んだり。道路も圧雪状態で遠出は億劫。ならば、遅ればせながら正月飾りを片付けてどんど焼きをしようと思い立った。　回収すべき正月飾りは家のあちこちに飾った輪飾り５つと墓に飾っていた輪飾り一つ。神棚、仏壇、玄関、離れ、納屋と輪飾りを回収し、次はお墓と軽トラで出発した。　お墓は綿帽子。持参した箒で雪を掃き取っていたらカラスがミカンを加えて飛び立った。しまった！と側に置いていたはずのお供えを見たらやはりやられていた・・・　お供えはロウソク、線香、ライターと一緒にビニール袋に入れてあった。カラスはミカンだけを加えていたからせめて線香だけでもと周辺を探したが、一面の雪で見あたらない。　結局、お供えもなく、線香もお灯明もなく墓前で手を合わせ、輪飾りを持ち帰った(^^;

  2011年01月16日

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• 小寒

  「寒の入り」だ「小寒」だと言われるまでもなく、寒い！出勤時は粉雪の中のドライブとなった。　日中もお天道様はほとんど顔を見せず、職場の暖房を強にセットしても足下から冷気が伝わってきて、OLよろしく膝掛けをしていても効果がない。一日中震えながらの勤務だった。　帰宅してファンヒータを点火しようと温度計を見たら４度！室内でこれだから外は２度くらいだろう。日が沈むと急激に温度が下がる。今夜は雪の予報だし、明日の出勤が思いやられる。

  2011年01月06日

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• 文化生活の弱点

  　大晦日から元旦にかけての大雪で、倒木が送電線を断線させるなどして大規模停電が起きている。たかが停電。しかし、現代社会は電気エネルギーにあまりにも多くを依存している。　家屋内の照明は勿論、暖房や炊事、風呂、電話などあまりに多くの便利さを電気に頼っている。テレビが見られない、ゲームができないなどは我慢するにしても、日常生活に必須の機能が損なわれることはまさに生存を危うくするものだ。　我が家でもし長時間停電が起きたらどうなるか。照明はロウソクで我慢しよう。炊飯は屋根裏の飯釜を使い、ＬＰＧコンロで何とかしよう。風呂も電気温水器を諦め、ＬＰＧの湯沸かし器で気長に湯を張ろう。情報収集は携帯ラジオがある。水道は水源地の停電が長期化しなければしばらくは大丈夫だが、雑用水は自家水道が使えないので給水量は制限される。　携帯電話は充電できないから、最寄りの中継局が稼働していても数日中に使えなくなるだろう。加入電話もしばらくは使えるだろうが、停電が長期化し、ＮＴＴが対応できない状況が続いたとしたら、無人交換局の非常用発動発電機の燃料切れまでの運用になるだろう。　暖房は主力のファンヒータが使えず、電気毛布、電気カーペットも無力。炭団のアンカも既に廃棄してしまったので全滅。精々自家用車に非難し、夜通しエンジンをかけて暖房する他はない。　洗濯は不能。手洗いのたらいや洗濯板は随分昔に処分した。精々ポリバケツで手洗いするくらい。それも水道が使えればの話。　こうしてみると、長期間の停電時には我が家の生活は昭和３０年代よりも不便な生活に逆戻りだ。

  2011年01月02日

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• 初詣

  　一夜明ければ年も改まって平成２３年。神棚仏壇に拝礼し、雑煮やおせち料理で食事を済ませ、早速初詣に。夜来の雪で道路上も積雪。シャーベット状が大部分だが、ところどころ圧雪状態で油断できない。冬タイヤにしてあるアルトにヘレンと娘ピロリンを乗せてまずは防府天満宮へ。　２６２号線は思いの外積雪が多く、圧雪状態の部分が多かった。車間距離を普段の３倍ほどに広げて速度も控えめにして走行。参拝客も出足が鈍く、混雑は昨年ほどではなかった。　神前に今年一年の家内安全を祈り、三人でおみくじを引いたら全員大吉だった。今年は元旦から出足好調。　折角隣町まで足を伸ばしたのだからSATYの初売りを覗いていこうと言うことになった。立体駐車場に車を置き、ヘレンとピロリンは初売りの詰め放題を見に行った。ヘレンの狙いは趣味の手芸用に毛糸の詰め放題。　私は書店で暇つぶし。例年手帳を送ってくれる銀行が今年は不況で取りやめにしたらしく、代わりに使い勝手が良さそうな手帳はないか物色したが、気に入るものはなかった。　あきらめて隣の電気コーナーを覗いてみれば、DVDプレーヤーの安売りをしていた。１０台限りで３千円！これはお買い得だと見ていたら隣のおじさんが、「１０台限りちゅうても１０台以上おいてあるで。」なるほど、数えてみたら１１台並んでいた。１台は見本ということか。　DVDプレーヤーの隣にもDVDのポータブルプレーヤの安売りが並んでいて、こちらも「１０台限り」の表示。しかも１３台ある。３台は定価で売るということか？まさか。　３千円のプレーヤーに食指が動いたが、取り立てて必要なわけでもなく断念。　結局ヘレンは気に入った毛糸がないということで戦果無し。ピロリンはバスタオルの詰め放題に挑戦し、ビニール袋に３枚を詰め込んで喜んでいた。無駄足にはならなかったようだ。　SATYを後にして山口大神宮、地域の氏神八幡様と予定のコースを廻って帰宅。平成２３年も順調な滑り出し。　

  2011年01月01日

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• またしても中国製・・・

  　忙中閑あり。以前から気になっていたテレビ周りの配線を整理しようと思い立つ。ケーブルテレビのコンバータとテレビの接続をRGBのケーブルでつないでいたが、Sケーブルに取り替えたい。コンバータを購入した際にRGBとSの２本が附属していたので、Sケーブルをつなごうとしたが、映像がでなかった。その時には面倒なのでRGBケーブルでつないでそれからずっとそのまま使っていた。　理屈から言えばRGB接続よりS接続の方が画質は良い道理。もう一度つなぎ変えてみようと思った。　S接続でつなぎ直してみたら相変わらず画像がでない。もしかするとやはりケーブルの不良か。当初もそう考えたが、テスターが以前から電池の液漏れで抵抗値測定ができなかったので確認せず放置していた。まずはテスターの修理から始める。　テスターは長年使っているアナログ式のもの。電池ケースを引き出し、さびを落として接点を磨き、組み立てる。簡単な作業だが面倒なのでこれまで手を付けなかった。　電池を入れて組み戻し、試してみると問題なく作動する。電池も古い物だし、接点の磨き方も不十分なので測定精度は疑わしいが、断線か否かくらいは判別できる。　早速、Sケーブルの状況を確認したら４ほんのピンのうち導通が確認できるのは２本。しかもその１本は時々導通が途切れるので断線状態だ。ケーブルは購入時のままで外見は全く異常ない。コネクターも問題ない。恐らく製造時に目視点検をしただけで導通を確認することなく出荷したに違いない。中国製はこんなものか。　仕方がないので町までケーブルを買いに出かけた。新品でなくて問題ないので、ハードオフのジャンクを探し、念のため２本購入。１００円くらいで買えるかと思ったら何と２本で７４５円も取られた。予想外の大出費。　帰宅後ケーブルを取り付ければ問題なく正常に作動。懸案事項の一つが解決した。それにしても、不良品を売るとは・・・通販での購入だし、すでに購入後大分日数が経過しているので今更文句を言っても埒は明くまい。安物買いの銭失いか。

  2010年12月30日

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• ホワイトクリスマス

  　朝からチラチラと粉雪が舞い、田畑も家々の屋根も薄化粧。今日は全国的にクリスマス。テレビがクリスマス関連番組ばかりなのも、商店がセールをするのも、それぞれ事情があってのことだから責められない。しかし、一般庶民が悉く俄信者になるのはいかがなものか。　我が家の子ども達が幼かった頃、「お父さん、家にもサンタさんは来るの。」とたずねられ、大人気ないことに「うちはキリスト教じゃないからね、サンタさんは来ないよ。」と言って泣かせてしまった。もちろん、世間並みのことはしてやりたいと思っていたから、ケーキもプレゼントも用意していたのだけれど。　当時クリスマスは水商売のかき入れ時だったと思う。バブルの時代だ。馴染みの店のお姉さん方に「クリスマスパーティーだから是非来てね！」と招集され、売上げ向上に貢献したものだ。所帯持ちの同僚先輩諸氏はせめてもの罪滅ぼしとケーキを買って帰宅する。奥さんや子ども達にささやかなプレゼントも持ち帰る。それがクリスマスだった。　今は子ども達も巣立ち、プレゼントをせがまれることもなくなった。昨日のイブにはヘレンがショートケーキをデザートに買ってきてくれた。小さなケーキを食べながら昔のクリスマスを思い出した。

  2010年12月25日

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• ビデオテープにカビ(-_-;

  　最近ビデオの調子がおかしいと思っていた。音声はかろうじて再生できるが、画像がでない。クリーニングテープでヘッドを清掃すると恢復するが、直ぐに再び不調になる。　ヘレンが買い物に行って留守番をしながら暇つぶしにビデオのヘッド清掃をして古い映画を見ながらふと気付いてビデヲテープを見ると、テープにところどころ白いものが。どうもカビに違いない。ほかのテープも調べると、幾本かのテープに同じようなカビが見られる。今まで気付かなかったがこれがそもそもの原因だったようだ。　さて、原因は分かったとしてどうしたものか。ネットで検索してみたが、ヒットするのはテープの清掃を請け負う業者の勧誘が多い。高速巻き取り機で巻き取りながらテープを拭き取るという方法も紹介してあるが、磁気テープは元来華奢な構造。磁気鉄粉が剥落するなどして情報が元通りになる保証はない。　カビは極めてしぶとい生命体だ。完全な駆除とテープの復旧は困難なようだ。結局の所、ヘッドを掃除しつつ何とか再生し、ＤＶＤに画像を移しておくのが良いということだ。部出御デッキはカビだらけになるので、カビに汚染されたデッキはいずれヘッドが汚損して再生不能になるだろうからこのまま使い続けることは無理らしい。気付くのが遅すぎた(-_-);　

  2010年12月19日

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• 鏡餅

  　山口市内にも昨日初雪が降り、迎春準備をしなくてはという心持ちになってくる。玄関などの正月飾りと床の間などへの鏡餅は必須アイテムだろう。　ところで、居間の鏡餅は今年はどこにおこうか。一昨年まではテレビの上においていたのだが、昨年テレビを薄型にしたので場所を変えなければならなくなった。去年は食器棚の上においてみたが、食器の出し入れの邪魔になる。テレビの前でも邪魔になるし、だだっ広い古民家も鏡餅の置き場が無いとは・・・と思ったら、同じようなことを考える人もあるようで、薄型テレビの上に貼り付けられる鏡餅セットを開発したメーカーがあるという。壁に貼り付けられるタイプもある。http://www.asahi.com/national/update/1215/TKY201012150183.html　我が家の場合にはそこまでしなくてもなんとかなるだろう(^_^)　

  2010年12月16日

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• 冬支度

  　朝の冷え込みも時間と共に緩んできて、午後には日差しも温かく感じられたので早々と我が家の自動車の冬タイヤへの交換をした。例年、いよいよ雪が降り始めてからタイヤ交換をするので、寒い中を凍えながらの作業になる。今年は温かいうちに早めに済ますことにした。　いつの間にかヘレンの車になってしまったアルトと母の軽トラックの２台のタイヤを交換。年々筋力の衰えを感じる作業だ。ともあれ、これでいつ冬将軍が到来しても安心。

  2010年12月12日

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• 氏神様の秋祭り

  　朝８時集合で里山の中腹にある氏神様仙様のお祀り。７０年ほど前に集団移住で消滅した集落の氏神様で、氏子も今は６軒だけだ。お祀りといっても神職は高齢のため里の別の神社からお祀りをしてくれるので、氏子は山中のお社にお参りするだけになっている。　当屋は来年用の新しい注連縄を用意し、掛け替える。ほかの者はお社のある境内を掃除してお参りする。　お祀りを終えて焚き火を囲んで四方山話をしていたら当屋のNさんが「どうじゃろか。皆年寄りばっかりになって若い人も町へ出て行ってしもうた家が多いが、今後お祀りにここまで上ってくるのも大変じゃ。この仙様はまだ里に近いから良えが、夕賀様近々皆上れんようになるで。今後どうしたもんかの。」　昔の集落の時代から守り続けている神様は仙さまと夕賀様の二柱。仙様は山の中腹のお社に、夕賀様は山頂近くの祠に祀られている。　要するに、夕賀様の祠をふもとに移そうという提案だ。以前にも一度そういう話が出たが、氏子の一人から反対意見が出て取りやめになった。それから１０数年を経て、事態は当時よりも深刻になった。各氏子も代が代わったがこの後もこの地に住み続ける当てがある家は少ない。せめて自分たちの代の間は氏神様をお守りしなくてはということは全員の意見だ。　当屋のNさんに次いで年長のYさんが「まあ、夕賀様に下へ降りてもらうのもいよいよの時には止むをえんが、続けられる間は今のままの方が良えと思うね。」　私も、一番若いKさんも意見は言わなかった。若い私たちが頑張ってくれということだと受け止めた。「そうかの。そんなら儂も這うてでも上がらんにゃの。」　今日は結局二人が欠席であった。一人は家族に不幸があり、もう一人は高齢で棄権。　この調子だとそれほど長く続けられそうにもないか・・・

  2010年11月28日

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• 地で鹿　最終章

  　我が家の家族で唯一アナログテレビで頑張っていた老母もついに地デジテレビに買い換えた。　先々週、ビックカメラで32インチ5万円弱という安値に即購入を決め、昨日配送してもらった。エコポイントを差し引けば3万5千円弱。義父母にも先月同じ物を買ったが、そのときよりも更に安く売られていた。逆輸入だろうから円高効果もあるのかもしれない。　安いことは嬉しいが、これでは日本の産業は一層衰退するばかりだろう。景気が上向く可能性は遠のく一方だ。　今朝、母に「新しいテレビはどねぇかね。大きいから見やすいじゃろ。」と聞けば、「画面がぼやーっと霞がかかったようで。前のほうが画面がはっきりしちょった。」との講評。　老母は白内障の手術を受けたが視力の快復が遅く、しかも埋め込んだレンズが強すぎるようでピントがあってないとこぼしている。私たち健常者が見て綺麗な画面も母には紗がかかったようで見えにくいらしい。昨日まで母が見ていたアナログテレビはコントラストが異様に強調されていて私には見にくい画面だったが、母の視力ではあの方が視認性が良いらしい。　暇を見て画面調整をしてみよう。

  2010年11月04日

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• 寒い朝

  　祝日の朝。温度計は室内でも１０度を示していた。昨日廻ってきた回覧板を燐家に届けようと外に出たら畑には霜が。夜は快晴だったので放射冷却が温度を下げたのだろう。　燐家の奥さんに回覧板を手渡して「寒いね～。」と挨拶を交わしつつ燐家の垣根をみるとそこになんと紫色の朝顔がたくさん咲いていた。聞いたところでは何でも沖縄の朝顔だと言うことだった。花には全く門外漢だけれど、この季節に朝顔とは驚いた。

  2010年11月03日

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• 戦争と広告

  　図書館で「戦争と広告」という本を見つけた。ネットの書評で見かけて、面白そうだと思っていて、近々本屋で見かけたら読んでみようと思っていたところだったので早速借りてきた。　戦前の日本にも当然ながら広告は存在した。古くは平賀源内がコピーライターの元祖という話も聞くが、西欧諸国に比べればレベルは低いものであったとしても広告を生み出すプロは存在していた。大手製造会社が広告の販促効果に着目し、本格的な広告、先進諸国に引けを取らない洗練された広告を生み出そうとしていく潮流からプロの広告マン達が生まれてきた。コピーライター、イラストレーター、デザイナー、写真家などそれぞれの分野で活躍している人たちが広告業界にも取り込まれていった。　日本の商業広告が急速に発展し始めた頃、わが国は大東亜戦争への道を走り始めた。人々が戦争を不可避のものと覚悟し始めたとき、わが国の製造業は急速に衰退し始めた。先進諸国が送れてきた植民地主義国家日本を経済封鎖したため、原材料の調達を海外に依存していた日本の製造業はたちまち僧形不能の状態に陥ってしまった。成功を手中にしつつあった広告マン達は一斉に社内失業状態になってしまった。彼らは本業に代わる新たな舞台を求めていた。　その頃、軍部は輿論を誘導し戦争を受け容れる国民的合意を形成するいわゆる情報戦の必要を認識し、プロパガンダ専門部局を創ろうとしていた。情報戦を始めようとする軍部と無聊をかこっていた広告マン達。両者が手を結んで大東亜戦争へむかうプロパガンダが始まった。　商業広告のプロ達は活躍の場を得て軍部や大政翼賛会から資金を得て次々と戦時広告を世に送り出した。彼らのポスターなどは人々の心に響くものがあって大きな成果があったという。　戦争はわが国の全面降伏に終わった。プロパガンダに加わった人たちは、戦争犯罪に問われることもなく、占領軍の占領政策広報に協力を求められた。戦後復興期が終わり、経済活動が再開されると、彼らもまた元の商業広告の世界で活躍を始めた。　この本はこのような草創期の現代商業広告人達の過去をトレースしたものだ。彼らの多くは戦争に荷担したことを恥じては居ない。職人としてその時為すべき事を為したということだろう。某新聞社のように、敗戦までは軍国主義の先鋒でありながら戦後は手のひらを返したように半軍国主義、反権威主義、反日主義を公言する醜態に比べればいっそ潔い。ただ、消費者主義運動の先駆けと言われた花森安治だけが自分の過去については口を閉ざし続けた。　以前から聞いていた話もあるが、初めて知った事柄も多く、久しぶりに面白い本とであった。これだけで十分有益な週末となった。

  2010年10月31日

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• 幸せな老後

  　朝、トラクターの洗車と畦草刈りを終わったころ、雨脚が強くなってきた。今日はもう農作業は止めた方が良かろうと家に帰ったらヘレンが電話中。　「実家のお父さんからテレビが映らない、壊れたみたいだからＳＨ○○Ｐへ電話してくれって。後で見に行くから一緒に行ってくれる？」もちろん。ついでに讃岐うどんでも食べてこよう。　義父は体調を崩して約１月間入院していた。その間義母も一人暮らしは無理だということで施設に預けていた。義父が退院し、二人が久しぶりに実家に戻ったのは昨日のこと。テレビを見ようとしたら写らなかったと言うことだ。　入院の直前にテレビを地デジ対応の物に買い換えたので、多分操作を間違ったのだと思われた。　ヘレンの実家を訪ねたら義父母が食卓の椅子に掛けて所在なげ。挨拶しても返事するのも大儀そう。やはり二人とも病み上がりという様子だ。テレビを見れば電源スイッチがオフになっていた。「入院前に電源を切っておいたのよね。そのままだったんだ。」　テレビの電源を入れ、リモコン操作が問題ないことを確認してヘレンが「お父さん、これで大丈夫よ。異常なし。」と説明しても「あんたらが帰ったらすぐまた映らんようになったりせんかのう。」と何度も確認された。　老いは悲しい。たったこれだけのことが判断できなくなってしまったのだ。義父は器用な質で数年前まではＤＩＹが趣味だったのだが、少し認知症の傾向が見えてきた。２０年ほど前には孫達に鉄棒で大車輪をして見せたり、クイズを教えたりしていた。孫達みんなに慕われ、尊敬されていたのだが・・・　ヘレンはついでに洗濯物や薬の準備を確認していた。明日からはヘルパーさんが来てくれる予定なので、何とかなるだろう。　ヘレンの兄弟は弟一人と妹一人の３人。跡取りというべき弟は先々月急逝した。二人の姉妹もそれぞれ嫁いでおり、それぞれ嫁ぎ先に高齢の舅姑が居て両親を引き取っての介護は難しい状況だ。ヘレンと妹が都合を付け合って、ヘルパーさんの支援も得て義父母の介護をしているがなかなか大変だ。　長寿社会はめでたいことではあるが、現実は厳しい。遠からず私たち自身の問題でもある。身につまされる話だ。　

  2010年10月24日

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• 生け垣　２

  　今日も朝から生け垣剪定。電気バリカンフル活用で頑張ったが、中々はかどらない。　途中で気分転換のため、庭木もついでに剪定。こちらは鋸で枝を間引いてみる。　強敵はキンモクセイ。長いこと手入れしていないので枝が増え放題・伸び放題でスパゲッティ状態。適当に刈り込んでみた。最初は慎重に全体のバランスなどを考えながら不要な枝を落としていたが、段々と大胆になってきて一輪車に３杯ほど枝を切り落とした。しかし、見た目はあまり変わらない。　ついでに、ヤシの木も。本当の名前は何というのか分からない。シンノウヤシというのがよく似ているが、ちがうかもしれない。２本だったのがいつの間にか増えて、５本にもなった。幹の中程が腐敗している一本を切り倒したところ、断面の三分の一程度が生きていた。生命力が強い植物だと驚いた。　庭木の剪定を終えて再び生け垣の刈り込み。思い切り短く刈り込んで次回の作業まで時間を延ばしたいと思うが、電気バリカンの性能が限られているのでなかなかそうはうまくいかない。ほどほどのところで妥協して作業完了！　それからの後片付けがまた大変。切り落とした枝葉やヤシの木など、軽トラ山盛り一杯分のゴミ。とりあえずは畑の隅に積み上げたが、乾燥させてそのうちに焼却処分するつもり。全部片づくのは当分先のことになりそう。

  2010年10月11日

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• 一俵一万円時代

  　今年のJAの買入価格は1万円。米作り2年目の我が家は思ったより収穫があって8反歩で65俵。米作専業なら年間総売り上げ65万円。資機材費、燃料費を差し引くと純益は30万円ほど。しかも、これには親戚に手伝ってもらった田植え・稲刈りの労賃や機械の賃料は含めていない。さらに、唯一の農機トラクターの減価償却費や畦の修理工事費などは勘定に入れていない。全部を計算すると今年も赤字になるのは間違いない。　民主党の農政は、米の生産調整を廃止し、これに代わる農家救済措置として戸別所得補償をするというものだが、これが裏目に出て、所得が保証されるなら米価を維持する必要はないだろうということで値下がりに歯止めがかからなくなった。　その昔、米は文字どおりお宝であった。国の富も生産できうる禄高であらわされていた。今や米は単なる斜陽の食材に過ぎず、税金を食いつぶす厄介者でもある。　保守派政党に忠誠心が篤い農家をつなぎとめるには農家の所得を何らかの形で保障する必要があり、それをこれまでは米価の維持で実現してきたところを新政権は所得保障でやろうとしたのだが、この試みがはやくも挫折してしまったというところだ。　私の村を例にとれば、生産力を維持するためにこれまで多大な税金が投入されてきた。圃場整備事業、農業用水路整備、農道整備、農機具の共同購入など多数の事業に補助金・助成金という名目で支援を受けた。農業を効率化し、高齢者でも維持できるよう考慮されたのであるが、高齢化の進捗は予想を上回り、これらの整備が完了した現在でも耕作を続けられなくなったとして耕作放棄する家が漸増している。　その一方で食生活の洋風化で米の消費は減る一方。小麦を輸入する一方で米は余ってしまう。米価が低下するのを抑制する要素はない。　これまで米価を零細農家でも生産が継続できる価格に維持してきたのは全くの政治的理由からである。しかし、米価を高価格に設定すれば、米国などから輸入を迫られるのは自然の成り行き。政府は内外の圧力からついに高価格維持政策を放棄した。　農家はこれからどうすればよいのか。政府を始め識者は日本の農業を蘇生させるには集団化機械化による規模拡大・合理化が唯一の方策だと唱えるが、これも疑問だ。島国日本には大規模農業に適する平地は限られる。適地は農業だけでなく工業や住宅にも適する。条件の良いところは次々と工場や住宅に転用され、虫食い状態が進む。他方で山間地の農地は物理的に大規模化は不可能である。規模拡大はそもそも無理だ。ヨーロッパなど日本と同じ狭い国土でも農業国と言われる国もあるが、平地の割合が多く人口が少ないので広い農地が確保できる。条件が違うわけだから外国に範をとっても上手くいかないと思う。　私の村でも農業で食べていける方法を模索している人もいるが、これまでのところ試行錯誤の域を出ないようだ。現時点では専業農家で食べていける人は近所では一人しか知らない。こんな様子では食の安全保障という掛け声もむなしく聞こえる。

  2010年10月04日

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• ミシン

  　ヘレンがこぼしている。「ミシンの調子がまたおかしいよ。もう、駄目かね。」　そのミシン、嫁入り道具として買ったもので子ども達や自分用の服を縫い、修理したり、いろいろな手芸作品を生み出してきた。３０年近く愛用してきただけに愛着があって買い換えるのも抵抗があるらしく、何度か修理業者に出したのだけれど部品がないとかで完全な修理はできなかった。これまでだましだまし使ってきたのだが、とうとう直線縫いがやっとという状態になってしまったのだとか。側で見ていても異様に音が大きいし、金属がこすれ合う時に生じるような臭いが強い。　山口市内のミシン修理業者では手に余るのかも知れないとネットで修理請負業者を探し、診断と見積もりをしてもらうことにした。とりあえず状況をＨＰにあったチェックシートで知らせ、おおよその所を聞いてみよう。さて、どうにか直るものだろうか。

  2010年10月03日

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• 秋起こし開始

  　稲刈りも終わり、今年の農作業は終了した。早速来年に備えて秋起こしを開始した。秋起こしは稲藁を鋤込み、早期に腐らせることで肥料にすると共に、来年の田植え時期に藁が浮き出て邪魔になるのを防止することが期待できる。　今日は日中所用で出かけていたので帰宅後直ぐに作業を始めた。久しぶりの運転なので、トラクターの長姉とセッティングを確かめながら作業をする。案の定ロータリー(回転歯)の深さが適切でなく、一畝が空振りとなった。　作業開始は５時前。１時間程度の作業であったが、その間に日が沈むし、風も冷たくなって寒さひとしお。一週間前の稲刈りの時は猛暑で熱中症になるかと思ったのに今度は寒さで風邪を引きそう。猛暑から一挙に晩秋へと急変する気候に身体が適応できない！　田圃一枚を耕して本日は日没のため作業終了。明日も頑張ろう！　

  2010年09月25日

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• 収穫最終日

  　午後年休をもらって、昨日までに収穫乾燥した稲籾を脱穀し、袋詰めして出荷に備える作業をした。農協のライスセンターに持ち込めば一連の作業を有料で処理してくれるらしいが、手数料が高いし、事前の予約など面倒なこともあるので機械を揃えている親戚のお世話になっている。　午前の仕事を終え、帰宅して作業着に着替え、直ちに親戚宅へ。老母が手伝いたいというので一緒に軽トラで出発。　親戚宅の納屋に備え付けられた乾燥機には昨日まで収穫した籾が入っている。これを籾摺り機に流し込み、玄米にする。玄米は籾摺り機から30Kgずつ計量して排出され、紙袋に流し込まれる。これを軽トラに積み込み、満杯になったら我が家へ運び、納屋に積み上げておく。やることは単純だが、これを１３１回。疲れる(^^　結局、今年の収穫は８アールで3,930Kg。昨年より格段に豊作だ。一年間の苦労が報われた思いY(^_^)Y

  2010年09月22日

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• 収穫三日目

  　作業の進捗が予定より遅れて三連休中には終わらなかった。とりあえず出勤し、事情を説明して午後有給をもらった。今の職場は年休を取りやすいので有難い。　午前の仕事を終えると直ぐに帰宅。１２時４０分頃着いたら、Oさんはまたもや既に作業中だった。昼食を摂る暇もなく参戦。「遅くなってスマンね。」　明日は天気も雨の予報。今日中に稲刈りを終えるにしくはない。昨日の刈り残り部分の続きから作業再開。「結構収量が多いよ、良くできちょる。」Oさんが誉めてくれた。先行して稲刈りをした近所の評判では見かけは豊作だが、収量はそれほどでもないという評判だったので、予想外の評価で安心した。　日没まで作業し、稲刈り作業は完了した。ただし、刈り取った籾を玄米にする作業は大部分が残ってしまった。玄米にして袋詰めできたのは30Kg袋に61袋。　あとこれと同量程度が未処理となった。

  2010年09月21日

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• 収穫二日目

  　稲刈り二日目。天気予報も次第に下り坂のようで、早めの作業が肝要と昨日の内に考えていたが、昨日の疲れもあって寝過ごしてしまった。１０時頃から作業開始だろうと予想していて９時半前に着替えて外に出たら、Oさんは既に作業を開始していた。慌てて田圃に出て作業開始。老母も家にジッとしていられないらしく、雑草の処理などをしながら陣頭指揮。　夕方まで頑張って２箇所を刈り終わり、３箇所目を一部刈り終えて作業終了。　暑い中での作業で一日で体重が6Kg減。ダイエット効果大(^^;　

  2010年09月20日

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• 稲刈り初日

  　さて、今日は稲刈り。一年の苦労が報われるか、それとも空振りか。　稲刈りは、もちろんコンバインを利用。親戚のOさんが機械を持って応援に来てくれる。主な作業はコンバインでできるが、機械も弱点はある。田圃の四隅など大角度の方向変換を必要とする場所の刈り取りは容易ではない。こういう部分は手刈りすることになる。このような作業を事前に済ませておくと、ロスタイムが無く、全行程を短時間に終えることが出来る。　今朝は６時から田圃の四隅を手刈りして準備をした。稲株を左手で掴み、根本部分を鋸鎌で引き切る。５株を切り取ったら一旦地面に置き、もう一度５株を刈り取り、前の５株と合わせて一束とし、畔などに置いておく。これは田圃全体の稲刈りが終わった後でこれら手刈りした稲束をコンバインの脱穀口へ投入して脱穀する。　このような手刈りを必要とする箇所以外の稲は自走式コンバインで刈り取りから脱穀まで自動的に処理される。オペレーターは一筆書きの要領で効率よく田圃全体を無駄を最小限度にとどめて刈り取るよう頭を使わなくてはならないが、オペレータ以外の人は手持ちぶさた。次に刈り取り予定の圃場の四隅を手刈りするなど準備などをしながら待機する。　今日は２箇所の田圃を刈り終わって、残りはあと５箇所。３連休中には終わらないかも・・・

  2010年09月19日

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• 今年の作柄は意外に不作

  　我が家の田圃も稲刈りの時期を迎え、こうべを垂れて豊作を思わせているが・・・　周りの田圃の何割かは既に収穫を終えている。話を聞いてみると、「今年ゃあ、えろうできがえぇと思うちょったが、案外少なかったのう。」と異口同音。　好天を通り越した猛暑の連続でモミは大きく育っているものの中の米粒は小さくて、玄米にしたら収量は少ないとのこと。　見掛け倒しで中身が無い！政治状況の反映か・・・

  2010年09月17日

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• 近隣トラブル

  　京都市の製菓会社「石田老舗」の工場周辺に住む住民１７人らが、焼き菓子の甘い香りなどで苦痛を受けたとして、同社と京都市に慰謝料など計約２１００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が１５日、京都地裁であった。　判決などによると、同社は同市南区で平成１７年２月、事務所兼倉庫として市の建築確認を受けた約８５０平方メートルの建物を和菓子の製造工場として操業を開始。建築基準法で５０平方メートルを超える工場を建てられない区域だったが、２０年６月に移転するまで操業を続け、住民側はその間、バターやあんなどの甘いにおいに苦しめられ、頭痛症状などの健康被害を受けた。　産経新聞　2010/09/15 12:04　　たまに嗅げば良い香りと思う匂いであっても、毎日となると拷問となる。地元住民の苦しみは分からないでもないが、この手の事件が大々的に報じられると地域の揉め事も増えてくる。　私の住む地域は昔からの農業地帯だが、土地代が安いことに目をつけて終の棲家にと移り住んでくる人がある。過疎化に歯止めがかかるかもしれないと思えばありがたい事。しかし、その人たちが地元に溶け込んでくれるとは限らない。その結果、新たな近隣トラブルを生み出す場合がある。　農作業の音がうるさい、撒布した農薬が風で流れてくる、水田の水が溢れて道路が濡れている・・・等々の苦情が持ち込まれる。農家同士なら多少のことはお互い様なので寛容に対応するが、都会から移り住んできた人は自分たちは一方的に被害を受けるだけだという思いがあってトラブルになりがちだ。　私の田圃の隣に中古住宅を買って移り住んできたSさんもその一人。昨年の大雨で隣町の老人ホームに土石流が流れ込んで死傷者が出たとき、私の田圃も道路に水が溢れて何センチか冠水したといって消防を呼んで大騒ぎになった。私は出勤中で留守だった。後で聞くと消防は結局この程度は県内全域に起きているのだからどうにもならないといって何もせずに引き上げたとのことであったが、それ以来Sさんは雨が降るたびにホームセンターで買ってきた土嚢を二つ農業用水路に面する裏庭に並べている。いくら小さな住宅だからといって土嚢二つでは何の役にもたたないことは明白だが、私に「雨の日は水が溢れないように気をつけろ！」というアピールなんだろう。　Sさんの家に隣接する私の水田に農薬散布をするときなどはあらかじめお宅を訪問して「これから30分間の予定で農薬を撒布させて下さい。」とお願いにいくようにするなど、気を配ってはいるが、Sさんにすれば遠く離れたところで撒布している農薬も風に乗って流れてくる場合もあるから不意打ちを喰らう場合も多いだろう。テレビで都会から田舎へ移住してきて楽しい老後を送っている家族の様子を取り上げる番組が多いが、こういう実情はなかなか取り上げられず、表面化しないと思う。

  2010年09月15日

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• 農薬散布

  　昨日今日と田圃に農薬散布。動力散布機に粉末の殺虫剤を入れて水田を歩きながら撒布する。日中の猛暑を避けて、夕方から始める。　ぬかるみに足を取られるうえ、成長した稲が足に絡まって歩きにくいこと甚だしい。背中の散布機が肩に食い込み、汗が目に染みる。粉剤を吸い込まないようマスクをしているので顔も汗だく。　無農薬有機栽培は理想だけれど実際には極めて難しい。今年は殺虫剤を使わなくても大丈夫かと様子を見ていたが、ここ１週間ほどの間にカメムシの痕跡が急増した。このままだと斑点米が増えて農協に買い取って貰えなくなるか等級が落ちて大幅に価格が低下する。　新政権の価格補償制度でカバーして貰えるのかも知れないが、既存の農業共済の補償制度でも実際に補填されることはなかったし、あてには出来ない。　日も傾いてきて暑さも少しばかり和らいできた。さて、これから一働き。龍馬伝に間に合うかな。

  2010年08月22日

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• 畔草刈り

  　朝６時から畔草を刈った。一昨日から取りかかり、今朝の予定は残り約３分の一。２時間ほどの作業と見積もった。　昨日中断したところから開始。刈払機にナイロンひものローターヘッドを着けて畔草を刈り込む。直ぐに太陽が東の山の上に顔を出して気温は急上昇。　草丈はそれほどでもないが、ところどころに柔らかくしなやかな草があり、これがローターに巻き付くので手こずる。　他家の田圃に隣接する田の畔の管理責任は上の田の所有者にある。ここの田圃は上にKさんの、下にFさんの圃場が隣接している。残りの２辺は農道と住宅なので、結局上側の畔を除く３辺を刈ることになる。　この田圃は圃場整備が済んでいるので１枚が２反歩強。畔の幅も高さも昔の田圃に比べると格段に大きく作られている。その結果、草刈りの面積も・・・　作業は予想を大きくはずれて結局３時間半もかかってしまった。汗は瀧のよう。熱中症寸前！　これでしばらくは大丈夫と圃場を見渡せば、穂が出始めている。もうすぐ実りの秋だ(^^;

  2010年08月08日

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• キャベツの掻き揚げ

  　テレビで紹介していたご当地グルメのキャベツの掻き揚げ。早速試してみた。番組では特産の甘みが強いキャベツを使うらしいがこちらでは普通のキャベツしか手に入らない。あり合わせの材料（キャベツ、桜エビ、小麦粉）で試してみたが意外にいける。やってみるもんだ。　

  2010年08月07日

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• 今日も葬儀

  　何故かここのところ葬儀が続く。昨日は近所のお爺さん、今日は同じく近所のお婆さん。昨日は私は仕事だったので、母に行ってもらったが、今日は私が参加した。　今日の仏様は同級生のお母さんでもある。御年９６歳ということで、大往生だ。参会者の表情にも悲しさは見られない。　葬儀はここらあたりの田舎でも斎場で執り行うことが多くなった。近くの斎場に行ったら今日の葬儀はこの一件だけで、駐車場もホールもガラガラだった。　開始予定時刻の直前に着いたので、直ぐに開式。「導師入場」のアナウンスと共に小坊主を従えた坊主が式場に入ってきた。同級生のMだ。若い頃は結構ヤンチャだったが、還暦も過ぎ、今はすっかり貫禄が付いてそれらしくなっている。　昨日の葬式に参加した母の話では、昨日の導師もMだったそうで、昨日今日と二日だけで１００万円近くのお布施をせしめた計算。どうりで福々しい。　式は簡素なものだった。読経、焼香、喪主挨拶など全てを終え、出棺まで４０分。　帰りに参列者の中に同級生Fさんを見つけた。喪主、導師、参列者に私を含む２名。ちょっとした同窓会か。　

  2010年07月17日

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• 豪雨の影響？家が半壊

  　我が家の納屋の梁に巣作りしているツバメの巣が壊れてしまった。毎日の雨で高湿度。そのせいか泥製の巣は強度が低下し、重量に耐えられなかったようだ。約半分が崩落し、残った部分は２羽の雛が肩を寄せ合ってようやく住める程度。２羽の雛が巣の一部と共に墜落した。　巣から落ちた２羽の雛を巣に戻してやることは不可能だ。とても４羽が入れるだけのスペースはない。堕天使となった雛２羽は肩を寄せ合って納屋の床で心細そう。老母が捕らえて同じ納屋の中にある古巣に入れてみたが居心地が悪いらしく、２羽ともすぐに飛び降りてしまった。「イワン、なんとかしちゃりさん！」との天命だが、名案がない。とりあえず捕らえてなんとかしようとヘレンが試みたが、一羽は既に羽もしっかりしているようで、必死に羽ばたいて豪雨の降っている外へ飛び出してしまった。目で追っていると、庭の柿の木で雨宿りしている。　しばらく様子を見ていたが、雨で体温を奪われるらしく、次第に動きが鈍くなってきた。「このままだと死んでしまうかもね。」とヘレン。私もそう思う。　ヘレンが豪雨の中、傘を差してツバメを捕らえに行った。今度はツバメも動くことが出来ないらしく、簡単に捕まえることが出来たようだ。「で、どうしようか。」　もう一度古巣に戻しても同じ事だろうから、今度は梁に打ち付けてある巣作り庸の棚に離してみた。大人しくしているようなのでしばらくはこのままにしてみよう。問題は親ツバメが餌を与えるかだ。まさか私が毎日生き餌を用意してやることはできない。　ツバメ一家には試練の一日だ。

  2010年06月27日

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