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![]() その後の手術により、大量出血をおこし、帰らぬ人となった。 平成16年12月福島県の病院での産婦人科医療事故の結果である。 帝王切開手術を行った医師は当時36歳。業務上過失致死の罪などで逮捕されたが、昨日 の福島地裁判決で無罪が言い渡された。 この裁判では、医療界の医療事故に対する刑事責任追求への反発と、遺族側の医療事故を 隠蔽する医療界への不信がまともに対決した。 現在日本の喫緊の問題のひとつであろう。 産科医の不足や、妊婦の不安、およそ患者側に適切な医療情報を開示しない権力的な医療 界の体質。これらの状況をみながら厚生行政の体たらく(日本医師会・製薬メーカーとの 癒着)で後手後手の現状。 事故調査の第三者委員会などという、かの年金犯罪の二番煎じでかわそうという拙劣な対 策。ああいつまでも圧力行使のできない国民のいらいらがつのる。 なぜデモやメディア攻勢ができないのか。作戦はいろいろあると思う。 まず情報開示だと思う。圧倒的な権力には圧倒的な開示要求圧力を。 わたしも父を医療事故で大量出血のすえに失っている。病院側の淡白な事情説明には呆れた がこちらの医療知識のなさに泣く泣く引き下がったことである。 遺族側の鬱積するうらみ節は日本全国に満ちている。医療関係者のかかりつけの病院や、 対応する医者のリストの公開などもいい手だと思う。 さぞや名器・名手のご加護があるのであろうが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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