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風狂夜話2

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2009年10月04日
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カテゴリ:ニュース
インスリン作用障害の原因によって糖尿病は大きく二つに分けられる。

一つは先天的あるいは何らかの理由で、膵臓のβ細胞の機能が破壊されてインスリンを出せ

なくなってしまうもので、インスリンの注射が不可欠である。

もう一つは、加齢、肥満、運動不足、ストレスなど様々な原因によって、細胞のインスリン

に対する感受性が鈍くなり、インスリン作用が減退するものである。

後者は、日本の糖尿病患者の95%以上が該当すると言われる。

しかし自分が糖尿病であることを知らない無自覚患者が300万人にのぼるという。

自覚症状がほとんどなく、気付かなかったり、気付いても放っておく人が多い。

知らない間に病気が進行し、身体が着実にむしばまれ、やがて死に至るという糖尿病である。

砂漠やサバンナなどで動き回っている動物を実験室に連れてきて、かごの中に閉じ込めて運動

を制限し、沢山えさを与える。すると、皆糖尿病になってしまう。いったんは太って、みるみ

るうちに痩せていき、尿に糖がたくさん出て、ついには昏睡を起こして死んでしまうのである。

養殖されている鯉に、一時、背こけ病という病気がふえて困ったことがあった。これは背肉が

壊死におちいる病気であるが、原因を調べるとこれも糖尿病であった。栄養過多と運動不足が

この病気を起こしたのである。

もともと、鯉は滝登りをするような活動的な魚だから糖尿病になりやすいのである。

この原理は人間でも同じである。

ピーマ・インディアンも、もとは、草原を走り回る狩猟民族であったが、保護区に入れられ、

補助金を与えられ、飽食になった途端に糖尿病が劇的に増加した。

ナウル島でも、リン鉱山が発見された途端、それまで漁業をやっていた島民が、裕福になって

糖尿病患者が激増した。

日本も昔は細々と貧しく、せっせと身体を動かす生活になじんできた民族であり、それが急に

豊かになったと考えられる。

今の若い人達は、小さい時から食べ物から生活スタイルが西洋化している。

肉を食べ、ゲームに興じ、受験勉強に精を出す。このまま、暮らしの西洋化が続けば、40代、

50代になった時、糖尿病の爆発的増加は疑いない。

ここ20年の間で最も変わったことといえば、日本人の運動量である。昔は、洗濯にせよ、掃除

にせよ、すべて肉体労働だった。それが、今は指一本ですべてOKである。歩くことも少なくな

った。パブリックの交通を利用するよりも、自家用車でドア・ツー・ドアが好まれるようになっ

た。

今更昔の生活様式にしろというのも無理だが、せめて1日に一万歩くらいは歩くように心がける

べきだ。高齢者には水泳をすすめたい。温泉もいいらしい。

そしてできるだけ肥満を避けること。腹八分目といわれるように食事を控える。

またストレスをうまく処理すること。

医者にかかるのを先延ばしにしていいことは一つもない。病気を放置すれば必ず、合併症に襲わ

れ悲惨な末路をたどることになる。「一病息災」の精紳で努力すべきだ。





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最終更新日  2009年10月04日 09時42分46秒
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