カテゴリ:政治
![]() 「菅民主党は否定された」「即刻退陣か解散総選挙が国民の要求」と。 名古屋市長選と愛知県知事選で惨敗した民主党はきのう7日、菅首相が「敗戦は しっかり分析したい」などと言っていたが、敗因はもはやはっきりしている。 有権者は菅民主党に<不信任>を突き付けたのである。 「民主党は菅首相になってから、参院選、沖縄県知事選、福岡市長選、茨城県議 選、西東京市議選……とあらゆる選挙で負けている。これほど敗北が続くのは、 候補者が云々という話ではない。国民が菅民主党を否定しているということです。 内閣支持率が21%、不支持率が77%に達しているのを見れば明らかでしょう」 (政治評論家・本澤二郎氏) 菅首相が選挙で連戦連敗しているのは、国民を裏切り、希望を失わせたからであ る。民主党は09年衆院選マニフェストで「政治主導」「日米対等」「国民生活 が第一」を掲げ政権交代を実現させた。 民主党なら政・官・財で癒着し、行き詰った日本の政治を転換させられると国民 は期待したのである。 ところが、菅首相はこのマニフェストをことごとく見直し、政権交代の原動力だ った「ムダの根絶」まで放棄してしまった。その一方で「消費税増税」などマニ フェストに書かれていないことに血道をあげ、与謝野馨を大臣に起用するなど、 民主党の「自民党化」をどんどん進めているのだ。 おそらくこの政権は、自己保身のため、自民党の一部との連立も視野においてい るに違いない。菅氏や岡田幹事長の権力的な口吻が、露骨である。 総務省などのマスメディア権益擁護や、偏向報道による政権維持という取引がそ の背景にある。 当選を決めた6日夜に、名古屋の河村市長は低迷と裏切りを続ける民主党を当て こすり、「政治は公約をまもらなあかんですよ」と批判した。 「市民税減税」や「議員報酬半減」などの河村氏の政見が、名古屋市民だけでな く、多くの国民の民主党に求めた主張なのだが、菅首相や岡田幹事長は強引に対 立候補を立て、県連民主党を煽りたてたが、圧倒的な負け方を喫した。 ここまでくれば今後の統一地方選挙の民主党惨敗は、ほぼ常識だ。 だが、その後の展開がよくわからない。キーワードは「外圧」であろうが。 中国か、アメリカか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月08日 21時02分23秒
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