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カタリナnote

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2008/05/25
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カテゴリ:from スタッフ
■■
■■『種まきカレンダー』の周辺で・・・


イザラ書房のスタッフになって3年。
年間の大きな仕事の中に『種まきカレンダー』の発送があります。

通常は弊社倉庫から取次ぎ経由で書店へと運ばれる書籍ですが、
『種まきカレンダー』は違います。

書店流通に乗っていないので、こちらで予約を募り、
自分たちでひとつひとつ発送します。

大概予定より遅れての発行になるので、
実際に農作業や、ガーデニングをしておられる方々の事を思うと、
事前にデータをお届けしたくて一昨年から刊行前のデータ送付を
行ってきました。

いつも、間に合うか間に合うか気をもみながら、
やっぱり間に合わないと感じたところでのデータ作成でしたが、
来年は、もっと早くにその作業に取り掛かろうと思いました。

というのは、事前準備が必要ということを読者から伺ったからです。

直発送は、少々トラブルも発生しますが、お相手の顔が垣間見える
楽しみもあります。

そのように、読者の方から頂いたメールを、ここに紹介させて下さい。


*********************************


こんにちは。
はやくも、『種まきカレンダー』が届くのが待ち遠しい時期となりました。

昨年は例年に増して天候異変に影響を受け、作柄はあまり芳しくありませんでした。

春先より容赦なく背中に照りつける陽射しに、年々増していく太陽のエネルギーを
感じました。

特に今の時期は、外気温はマイナスでも痛いくらいにまぶしい太陽の光に、
「光」と「熱」はべつのものだとはっきりと感じとることができます。

昨夏は、当地では経験のない湿気のある真夏日が続き、高温によるトマト
の落花(高温で花粉がでず不稔となる)、強い日差しによる日焼け果
(熟す前に日焼けして表皮が硬くなる)の被害がでました。

道内では他に、南瓜や玉ねぎの日焼け果の被害もあったようです。

沖縄でマンゴー栽培をしている方からも、高温で糖度がでず苦労した
と聞きました。

ご存知のとおり米も、今まで品質が低かった北海道米が一等米となり、
高温障害による不作だった内地では、より耐暑性のある品種への変更に
せまられているとか。

トマトでは、作付前の500番は散布しましたが、501番については、
高温障害の助長を恐れて散布できませんでした。

今までより多くの日照を確保する為に「小葉づくり」気味に管理し、
着果した玉によく日が当たるように手入れをしてきましたが、
この調子でいくと、今年からは管理作業の見直しにせまられそうです。

この「温暖化」には、人為によるもの以外に、銀河系全体の温度が上昇
するサイクルに入っている影響もあるという話も聞きました。

いずれにしても、人類を含め今現在生きている地球上の生き物が、
この事態に遺伝子レベルで対応していくには、あまりにも「変化」
のスピードがはやすぎる。

明朝の最低気温予報はマイナス20度。
この冬こちらは、最高気温が平年より高気味、最低気温が平年より低気味で
すすんでいます。
例年すすむ気温差の拡大に、植物はどう順応していくのか、農業者はどう対応
していけばいいのか。

地球をとりまくなにかとてつもなく大きな流れの中で、途方にくれることたびたびです。

『種まきカレンダー』スタッフの方々に、どうぞよろしくお伝えください。

今年が実り多い年でありますように!

追記:

ご存知のとおり、北海道では、「北海道バイオダイナミック協会」も設立され、
”点”で存在していた農業者が、ようやく”線”で結ばれはじめた、という感じです。

遠く離れてそれぞれの場所で光をともそうと奮闘している者にとっては、
「つながる」ということがなんと大きな「ささえ」となることか!実感しています。

日本列島の北から南まで、そしてこの惑星の全体に、大地を癒す光の網目が、
隙間なくとおることを願って、コツコツと耕すことを続けます。

<読者からのメールを許可を得て掲載>







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Last updated  2008/05/25 10:46:33 PM
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