2018年05月の記事一覧 | 詩誌ＡＶＥＮＵＥ【アヴェニュー】～大通りを歩こう～

あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2086 詩文付#32　by 塚元寛一さん

あられのように、ハジキかえる、泡。昆虫の眼のように浮かび上がる、泡。Like a hall, frog frog, foam.Floating like an insect's eye.　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月30日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2085 詩文付#32　by 塚元寛一さん

其処でたつたひとり過ぎ去った日のかすかな影There, only one personShadow of the day passed away　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月30日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2084 詩文付#32　by 塚元寛一さん

When dead leaves fallふかい空の色もしづかな青み泥さえも･･･かすかな抽象･･･秋風はする、でも、バスの音はしない。すべては一皿のモノクロオム、黄色くなった絵葉書にする。わたしは泣きながら、飢えている者たちを知っている。･･･太陽は拭き落とされた･･･後には年若い烏賊のように、光り始めている季節が残された。林の中を兎は歩いてゆく。ずっと昔、鍵穴からのぞいていたのは、君だったね――。　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月30日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2083 詩文付#32　by 塚元寛一さん

にんじん食べたいドレッシングいらないから馬じゃないけどI want to eat carrotsI do not need a dressingNot a horse, but　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月30日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2082 詩文付#32　by 塚元寛一さん

モスグリーンの彼方へ山羊の足を探しに行く発泡スチロールの星葡萄の房のように垂れ下がった卵巣ふしぎなカメラ・ワークでナナフシが生まれるＫＡＭＯＭＥＳＴＵＤＩＯ「花火」　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月30日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2081 詩文付#32　by 塚元寛一さん

ムンクの病める少女を見ながら人間の身体にはきわめて切実な凸凹があることに気付いたりする　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月30日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2080 詩文付#32　by 塚元寛一さん

バンコク滝はもうおしまいかねと聞くと、眼の裏にかげろうのようなものが立ちのぼる。いつか、その中に涵っていたいとさえ思う･･。頭の芯に眩暈がある、ジョギングコースや、太極拳をやっている人々。バンコク。元ベトナム帰還兵。米、サトウキビ、タピオカ、コーン、ジュート･･。テレビや本では中央タイ語が使われるが、巷の会話ではバンコク語が使われる――。何だか息も絶え絶えになるような、そんな想いに耐えて、ゼンマイ仕掛けの風景を一直線に貫いて、修行というのを憶う。現世へと戻る方法を僕は忘れてしまう。古代の人のような円い眼をして、滝はまだ見えますよ、と少年が言う。どこもかしこも、素朴な無意味に満ちている。千年も昔と同じように、像が消え、書物が消え、人々が消え――。　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月29日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2079 詩文付#32　by 塚元寛一さん

すいすいと飛んでゆく鳥たち少し下の方がやや遅れてそれでも大きく羽根をひろげて鳴き声をあげながら海――。ＫＡＭＯＭＥＳＴＵＤＩＯ「海鳥」　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月29日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2078 詩文付#32　by 塚元寛一さん

僕等はそれなりに毎日生活の景色を見てる心の深い迷宮の中で習慣を打破して幸福を探したいと思ってる人間的とは何かな？都会的とは何かな？ＫＡＭＯＭＥＳＴＵＤＩＯ「帰宅ラッシュ」　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月29日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2077 詩文付#32　by 塚元寛一さん

光はとても単純な性質を持ってる。たとえば、この夕暮れ時、人の心の中に、まったく新しい可能性を与える。それは一瞬閉じかけた、ページのようでありながら、二度と忘れないような、感動を与えてくれる。それは光が明るいということ、つまり人間が暗いということを意味する。とても単純な説明。でもこれが大事な気づきなのだ。ＫＡＭＯＭＥＳＴＵＤＩＯ「光について」　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月29日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2076 詩文付#32　by 塚元寛一さん

Dream of poetそのプリズムは舞踏している。宝物と燐寸のために。眠れる蝶のための花びらが落ちる。うす緑の空気の中、異国の女の肌の匂いの中。そんな風に僕は清らかな愛を、忘れられない。切れ長の目、声で濡らした唇、時間は黒と黄の混じってる、鳥の毛だ。おお僕は忘れられない。すでに久しく会えないでいる友達。もう随分と遅い、でも、あらゆる色彩を、感覚を、忘れられない。この胸のランプがどんなに美しく灯ったか、もう不可能なことだとは知りながら、何気ない言葉や、その時、夢中で追いかけていたものを、なつかしく思い出す。小さな恋のメロディ。愛と青春の旅立ち。静脈のような青い春だったけど、僕は思い出す。忘れられるの、忘れられない、だって、プリズムは、僕の夢だ。奇跡を織りなした言葉は、何世紀も生き残る。　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月29日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2075 詩文付#32　by 塚元寛一さん

君は忘れてしまったの？あの赤いトンボの色。あの拒絶のたやすさ、すぐに燃えてしまいそうな色を。日々の酸素がそうさせたの。それとも大人になったの。でも君はいたのだ。林の間でうるおいながら、薄荷のさわやかな匂いさせて、突然その指　で、僕等をつかんだのだ。森で呼びかわす鳥の声を、聴きながら、少女などには目も暮れず、原色の世界で、すばらしい蜂のように、君はゆるやかだと、思っているかもしれないが、真っ青な針を持って、僕等と遊んでいた。ＫＡＭＯＭＥＳＴＵＤＩＯ「赤とんぼの歌」　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月28日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2074 詩文付#32　by 塚元寛一さん

盲目の昆虫の上に、灰色に動くじゅうたんがある。それは死んだ夢の波音。だから眼は滑稽な身振りで、咲きかけている。圧迫する火にたわんだ肉体。無骨な大地のめまい。夜がすべてを貝殻にする。神がいっときわれわれを見放す。だがすぐに目覚める。からみ合う。空気の中の二つ穴のボタン。電波の網に。あるいは人工的な成層圏に。声が窒息する。ＫＡＭＯＭＥＳＴＵＤＩＯ「境界」　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月28日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2073 詩文付#32　by 塚元寛一さん

咽喉の痛みよごれた　うたをうたいたくて･･よごれた　こえ　や、ことば、で、うたいたくて、･･･よる、ぼくは、ねつをもたない、いきもの。なみだがでない、さいあくのふみんのあさ、こえをだすのが、おっくう。でも、うたいたい、たばこを、とり、びーるを、のみ、まだ、おちきれない、にちじょうの、くず。　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月28日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2072 詩文付#32　by 塚元寛一さん

e l e g yふんそうか･･。背を曲げて、古い標識を曲がって、俺はこのコンクリートを行く、小さい、しなやかな足に、弾むような力があって、前に進もうとするのは、どうしてだ――。女よりはましだが、三十年歩いてきたとは思われないほど、小さな踵だと思う。実感的だった、時間の流れ、体験の重なり、それが溢れんばかりの賑わい、ざわめきの中で、思い出される。街は、はしゃぐのが好きなんだな、ふと思った。生き慾とでもいうべきものか、俺の痩せた呪文が、魚介採取をはじめている。しかし、遠い、と―――。眼を開けて、距離感覚を手探りする、幼年があった、青年があった、しかし、いつになく真面目に、哀傷のごとき自らの年輪に、物忘れたような気持ちを味わう。　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月27日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2071 詩文付#32　by 塚元寛一さん

Mole in the chestベーカリーカフェ「caslon」のミルクとヨーグルト。（見えない手で食べた･･）コットンクレープレースブラウスが似合う女性が目の前にいる。ペンギンを抱きかかえているような夜だった。（台湾で有名な青の洞窟ですよ、と彼女は言った。）ジンベエザメが泳いでいたらいいな、と僕は言った。他愛もない言葉を、空に飛ばす･･。あの頃、梨の花を見るようなさみしさをもっている、君が好きだったんだよ。そう言いかけて、（小さなチューブを出して、押し出して、でもその絵の具はいらなくて、でも戻せなくて、ティッシュで拭きとる。）･･････メキシコの古代遺跡を思い出す。どうしてだろう･･･。どうしてなんだろ――う、こんなに胸が痛むのは。（modeなsilhouetteで、）――でも、僕はムーミンなんだ。ふっと･･そう思った――。閉ざされているんだ･･そう思った――。でもきっと･･･、そう言いかけて、何も話をする気がしなくて、そっぽ向いて、ポケットに手を入れて、夜空ばかり眺めていた･･。僕はきっと、彼女と何も話せない･･。ホヰットマンのふりもできない――。一度きりの真実を抱きしめていることもできな――い･･。彼女は僕を見てる。僕は何も言おうとしない･･。　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月27日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2070 詩文付#32　by 塚元寛一さん

As you say君の言う通りさ。猫は、羽根をむしり取られた鳥のように情けない。As you say.Cat, pathetic as a bird that has been Mushiritora wings.　　　　　　　原画サイズ／特大サイズ　　　　　　　詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO　　　　　　　画像素材：イラa。写a

2018年05月27日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2069 詩文付#32　by 塚元寛一さん

いやが上にも寂びよと降る雨に、沼はもの想いに沈んでさゆらぎもせず。ああ、月のひかりに咽喉を湿らしてをりしかば、人間とはぺちゃくちゃ煩瑣い生き物であるよ。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月27日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2068 詩文付#32　by 塚元寛一さん

詩人の魂鉄というのは赤く錆びるのを待つだけでしかないだから人間はこの鉄を打たねばならない肉体に鞭打ち走らせねばならない必死に生きようとせねばならない赤く錆びた鉄が香油の如く匂やかでありはたまた血のとどろきが波打つのならそれは立派に生きた証であるそして鉄という字は金を失うと書きそれは夜を意味する言葉である私は天が急に微笑むことなど信じていないが天が与えた試練のことならよくわかっている幾重にも思考や感覚を剥いて無しか残らない私はそれでよいと思う何度も人生が暗く澱み翳るかという時に燻銀のように光る魂が私には見つかった原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月27日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2067 詩文付#32　by 塚元寛一さん

心電図心臓の働きは全身のエネルギー消費や生活リズム等とともに変化する。経験的に心拍数が正常でQRS幅が狭ければ大抵の場合は、血行動態は安定しているものである。また、心電図は基本的に「放置する」「自分の力で片付ける」、「緊急に他人の力を借りる」の三つに分けることができる。緊急性の評価には心電図よりもバイタルサインの方がはっきりとするからだ。それを裏付けるというわけではないが、国によって脳波検査や心電図の扱いも異なる。だが、心電図の話で一番面白いギャグを教えよう。心電図を経験した人なら、一度はクスリとするのか、薬としているのか笑ってくれる。「心電図や検尿が増えてくると患者が、そろそろ俺ヤバいんじゃないか、と言う。」「ヤバイのは、看護婦のスカートだよ。あれババアだぜ。」原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月26日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2066 詩文付#32　by 塚元寛一さん

自分信仰の末路犬というのは不思議なもので、時々悟ったような顔をする。僕はそんな時、死を理解した、牛のことをつい考えてしまう。人間が慌てふためくのは、まだ死を理解しきれていない、そういう段階であるからだと言う。ねえ、いつか、君は笑って死ぬことができると、そう信じているだろうか。賭けてもいい、そういう人は最初から、問題の意味がわかっていない。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月26日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2065 詩文付#32　by 塚元寛一さん

まあ、落ちつけよ。ショパンでもかけてくれよ。Well, Calm down.Me also multiplied by Chopin.ｋａｍｏｍｅｓｔｕｄｉｏ原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月26日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2064 詩文付#32　by 塚元寛一さん

漂流人生には悲しい影があるものだが、感傷が酔いのようにまわる一瞬は幸せである。たとえば、僕等はいま、無人島に流れついたとする。渚に寄せてくる波の上で目覚めた君が、消え入るようにかすかではあるが、必ず、生存の可能性を嗅ぎ取った瞬間、かすかに、遠慮勝ちに、泣きそうになりながら、こう思うはずなのである。何としてでも生きてやる。必ず生きて帰ってやる、と。その涙と一緒に突き上がってくる呼吸のさなかに、君は馬鹿なことを考えるかも知れない。どうせなら初恋の女性と一緒に流れつきたかったとか、はたまた、家に帰ったら、他愛もないことであるが、好きなものをたらふく食べてやるぜ、とか思うだろう。君は自然にそう思っている自分を想像できるだろう。何故なら、それは生きる生命線だからである。だが、そういう経験のある僕から言わせてもらえれば、それは大抵、嘘である。それは、背後にまったく別の危険を、つまり、現実として問題にできない、処理しきれないことが、あるがためにそのようなことを考えているにすぎない。前述したようにだが、それは、感傷である。音が弱まり、夢想が消え去ったとき、僕はそこに一つの詩が残ると思う。残酷なようだが、詩とはつまるところ、そういうものである。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月25日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2063 詩文付#32　by 塚元寛一さん

The way you choose your time that isその青年の顔には見覚えがあったのです。いえ、面識があったという意味ではなくてね、遠い昔、僕もそんな表情をしていたことが、ありました。そしてそういうことがね、胸につかえて、咽喉の奥でいつまでも、引っ掛った魚の骨のようにあるんです。影のように、ほのかにとどまっているんです。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月25日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2062 詩文付#32　by 塚元寛一さん

雨のように落ちてゆくポテンシャル君はキャンバスの中で柔らかな螺旋を生みだすPotential falls down like rainKimi produce a soft spiral in the canvas原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月25日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2061 詩文付#32　by 塚元寛一さん

どんな場所に行っても同じ夕陽だ。でも、世界中どんな場所に行ったとしても、違う夕陽でなかったとしたら、何処へ行く意味があるだろう。It is carried out in any place but the same setting sun.But, even as I went to any place around the world,When you have to have not a different setting sun,There will be meaning to go to anywhere.原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月25日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2060 詩文付#32　by 塚元寛一さん

牛にあなたと言っても大きな瞳で見つめられるだけだと知りながらそれでもあなたと言いたい僕の社会日記世界中の牛のゲップやおならでオゾン層を破壊するという、一見胡散臭い話が実はマジだってことを知ってる人もいるだろうけど、車とかエアコンとかの方がずっとそうだろうという気がしてならない。というか、そんなことで何とかなってしまう世界なら、もう何とかしてしまった方がいいんじゃないか、と率直に言って僕は思う。でもこの世界は、そんな馬鹿馬鹿しい意見よりも確実に、今日も、牛のゲップやおならを抑制しようとするのだ。でもそれって税金を増やして国家の借金を減らすことと変わりないんじゃないか、本質的には、僕等が牛を増やさねばいけないことが問題ではないのか、と。問題の出所はまったく別にあるはずなのに、いつのまにかそうでなければならなくなってしまう社会に溜息をついても、これが人類というものさ、と言わねばならないすさまじい価値観よ！原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月25日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2059 詩文付#32　by 塚元寛一さん

歳を取ると、本当に些細なことばかり考えてしまう。それと、感傷。自分に対する向き合い方一つで、その日一日が決まってしまう。おい、犬を見習え。Taking the age, I would think just really trivial.At the same, sentimentality. In one way of facing against myself,That day one day would be decided. Hey, Minarae the dog.原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月25日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2058 詩文付#32　by 塚元寛一さん

Paradise of seaこの海に昔ホモ・サピエンスがいたなら呼吸したい、この景色で『無限の蒼』･･･――この景色で、窒息したい･･僕等は何処へ向かう――んだろう･･原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月24日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2057 詩文付#32　by 塚元寛一さん

秋　あんなに久しく気づかれずにいた、秋が来た。穏やかに湧き上がり、忌わしい見世物は白い溜息に変わって、上方へ、取り囲む地平線へ漂い流れてゆくように見える。光がまやかしじみて見えるのは、僕の時が止まっていないから？　デニム・ブルーに雲の輪郭はパレットより純粋に変貌し続ける、その美しさはなまめかしいほど、女神、海豚、魚、豚、駱駝、蛇、果物の一切れ、ふかぶかとした谷あいを抜けて、希薄になった部分から弱弱しく淡い光線をひろげて、ついに、擦り切れた布のような隙間だらけの空から不機嫌な泡の畝を蹴散らす太陽を覗かせる。次の山から、山へ、また海を目指して、君は戻ってくる――数珠のように遠くつないだもの、秀麗な絵看板、エッフェル鉄塔、そうして、いい加減な僕の気持ちのようにね、雪が降るだろうし、見上げれば桜の花びらも怠惰に降りかかるだろう。僕が振り返るのを待っている、秋が来た、東洋の多彩、繊細な四季、少しわざとらしいね、でもこの季節の空がしたたるように青いのは、夕陽が美しすぎるせいだと思う。ねえ、君は見た？　あのすさまじいほどに赤い夕陽、この溺れそうな青が嘘みたいな空。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月24日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2056 詩文付#32　by 塚元寛一さん

kamome studio「歯医者」オマエ、ムシバ、アルナ。ナイナイ。ナイッタラ。ナイナイ。オマエ、ムシバイッパイ。ガガガ。ガガガ、ヤメロ。ガガガ、ヤメロ。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月24日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2055 詩文付#32　by 塚元寛一さん

ひかりの氾濫、女性的な空域。Flood of light,Feminine airspace.原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月24日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2054 詩文付#32　by 塚元寛一さん

Sadness of starサデヌス・オブ・スター空を噛んで恐怖の河や毒の谷を抜けるめぐりめぐりめぐって･･･。――僕は停止線を越える、このガラスの破片の宇宙へ、一瞬。咽喉の奥から蒼い魚。心臓の奥から蒼い蛇の抜け殻。そして日々の奥から蒼い水音。――ねえ、嘘つきは誰？原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月24日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2053 詩文付#32　by 塚元寛一さん

たった一言交わして擦れ違う人がいるのが人生Life is that some people pass each other and exchanged only word原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月23日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2052 詩文付#32　by 塚元寛一さん

沈黙をそっと呼吸するTo gently breathing the silence原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月23日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2051 詩文付#31　by 塚元寛一さん

上を向いて歩こうLet us walk towards the topたくさんの星を見上げながら僕はモールス記号のように遊泳する銀紙細工たちを思ったこの星を絵巻物だと感じられる異星人がいたら素敵だね帰星本能でいちばんはじめの星が生まれたあたりへと宇宙船を向かわせるんだ何百年とか何千年とか何万年とかを瞬きほどの時間にかぞえられるそんな存在が神だとは限らないそれが寝ぐらのない渡り鳥のような心にはとてもはっきりとわかるそしてそんな気持ちを僕は少し前まで文明への怒りのように感じていたでもひっそりと漂っているその怒りにはまた違う奥があって僕の小賢しさもわかったほどだ海を辿ろう僕も見つけたい波のうごきにあわせて揺れる珊瑚のように今日も違う国から流れついたこの砂のように本当は君の考えていたこと僕だけにわかるように教えて原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月20日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2050 詩文付#31　by 塚元寛一さん

眠れない夜が、いくつも過ぎて、眠れない夜が、いくつも僕を壊していった･･僕等は知らない世界について考える時にどうして一番大切なことを忘れているんだろう僕はそこで知らない僕を見つけたい･･この胸の痛みが知っている、この世界は、ひび割れた真実の一部――原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月20日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2049 詩文付#31　by 塚元寛一さん

僕は牛という生き物が薄っぺらで見せかけの教養を見透かしているような気がするkamome studio「牛」I'm a liberal arts of seeming a flimsy creatures that cattleI think that insight原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月20日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2048 詩文付#31　by 塚元寛一さん

Old manジジイになったらどうすんだ、というわけじゃないが、近頃、ジジイと仲がいい。年配ウケする性格は昔からだが、ジジイとなんだか仲がいい。いいジジイと、悪いジジイがいて、結局人間見て話すところは変わらないが、そのせいか、ジジイになったらどうすんだ、と考える。俺はチューゴクへぶっ飛ぶ。マンションの三階で、奥さんと暮らす。そして多分、孫だか曾孫だかに、チューゴク語で、ジジイ、と言われて、にやにや笑って暮らすのだ。それ以外は、とんとなにも考えられない。もうかれこれ若くもないし、そうかといって、老いぼれてもいない。こういう時期をソーネン期というのか、嘘つけ、ボーゼン期。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月20日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2047 詩文付#31　by 塚元寛一さん

ハワイ的ムードについてハワイ。その水虫の絶好の住処。ヨーロッパ的メルヘンを吹き飛ばす、張り子の虎のように突き出た首。そして僕は思う。カブトムシの凶行。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月20日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2046 詩文付#31　by 塚元寛一さん

想像力の死んだブルジョアたちの巣窟この前、夜の海岸線を走り抜けながら、二十四時間フル稼働しているらしい工場の煙突から、煙がいつまでも上がり続けているのを見た。僕はそれを公害だと率直に思ったわけじゃない。それはそこで働いている人の咽喉のさわりなのだ。工場経験がいつのまにか長い僕には、そこで働いている人の顔を想像する。どんな作業着を着て、どんな仕事をしているんだろう。僕はそれを汗臭い面倒なことだと思わなかった。どうして僕等は、いや僕は、そんな風に毎日何かを想像して生きられないのだろう、と思った。僕は悲しいほどに、想像力を殺している。今日も出版社は、紙を刷り、中身のない言葉を生みだし続けている。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月20日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2045 詩文付#31　by 塚元寛一さん

眼がこわい。魚嫌いの人はよくそう言う。眼がこわい。その時、一瞬血が逆流したようなおののきがある。人間の意識を超越した動物的恐怖かも知れない。Eye scary. Fish hate people say so well.Eye scary. At that time, there is a trembling like a moment blood flows backward.It might transcend the animal fear of the human consciousness.原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月20日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2044 詩文付#31　by 塚元寛一さん

いつまでも年を取らないような気がする天体から地球までの気が遠くなりそうな距離を生きる原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月20日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2043 詩文付#31　by 塚元寛一さん

賛美歌が谺する。奥歯の疼きにも似た、泥沼の境遇の花に。Hymn echo.It was also similar to the tingling of the back teeth,In the quagmire of the circumstances of the flower.原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月19日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2042 詩文付#31　by 塚元寛一さん

郷愁黒と言っていいほどに、濃い色をした、魅力のない砂の、狭い海岸。ここの海岸に人がいたのを、僕は見たことがない。灰色の煙が上がる、海岸の岩か、陸地の山から。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月19日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2041 詩文付#31　by 塚元寛一さん

きれいな家だなと思っていたらそこには誰も住んでいないOnce you clean the house s high and I thoughtNobody do not live in there原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月19日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2040 詩文付#31　by 塚元寛一さん

紋章の秘密その紋章は生まれる以前よりあったものだ父親はそれを夜と関係するものという意味だと教えてくれた僕にはわからなかった紋章の使用は市民階級でもより上流の紳士にも範囲を広げ、いくつかの国では商人や一般市民、農民階級にまでも広がった。都市や騎士団などの団体も同様の形式のものを、紋章として採用するようになった。しかも、それが父親の肩見というから、悪趣味といっていいやら、骨董品としていいやら、わからない。そこに、僕の思い出はないからだ。でもそれが、僕の家の本棚に、ぴたりとおさめる場所があり、そこから隠し扉がひらいて――。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月19日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2039 詩文付#31　by 塚元寛一さん

アナーキーの発見少し前に、ある詩人が死んだ。僕は出棺に付き合った。しかし、こんなにひどい葬式なら、出なければよかった。そう思った。僕も、いずれ死ぬだろうけど、もっとドライな方がいい。なんだ、この下らない雰囲気は。俺は言ってやりたかった。あいつは、ちんこに真珠を入れたいと、本気で言っていた。俺はふざけて言っていたが、あいつは真面目に言っていた。冷蔵庫に入りたい、と言ったのは、夏の暑いからだが、お前があまりにも言うから、うっかり、足を入れちまった。なんで、こんなひどい葬式なんだ。お前、ちょっと出てこいよ、このひどい体たらく、何とかして、一杯ひっかけにいこうや、お前。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月19日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2038 詩文付#31　by 塚元寛一さん

砂漠砂漠の民は子供のころから色んな話を聞くあそこで父親がこういうことがあったよあそこで蛇を見たよとあっちに水があると何度も歩きながら何度も説明されながらいつのまにかその砂漠の一部になる蟻地獄や傾斜風の吹き具合で砂嵐さえ見てとるそして辛抱強く目的地を目指すそれが砂漠の民だ原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月19日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N2037 詩文付#31　by 塚元寛一さん

偶像弱い人間の心を解放し、強い者の権化とも言える虎の姿に変身させる。でもきっと過去を重々しくひきずっている人間は、呪縛され続ける。自立して、新たな自分が、この世界に在る意味を求めはじめたとしても考え続ける。「合理性」と引換えに姿を消していくことはできない、本当の強さは、見せかけや、肩書きのものではない。でも一つだけわかっていることがある、世界を守る変身ヒーローの正体は、誰にも知られてはいけない。It releases the weak human mind,To be transformed into a figure of the tiger also said incarnation 　of the strong person.But man who is surely past the gravely dragged,Continue to be spell. Independence to, a new myself,I keep thinking even began seeking meaning in this world.It is not possible to go disappeared in exchange for the "rationality",The real strength, pretense or not titles.But there is a thing that you know only one,Identity makeover hero to protect the world, should not be known to anyone.原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年05月19日

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詩誌ＡＶＥＮＵＥ【アヴェニュー】～大通りを歩こう～