2018年04月の記事一覧 | 詩誌ＡＶＥＮＵＥ【アヴェニュー】～大通りを歩こう～

あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1920 詩文付#29　by 塚元寛一さん

I want to be embraced in　　　　　 the desert旋回体となる肉体。揺動中心軸の回りに、焼けるような固定されたフレームｰ車輪･･太陽の下、砂漠が湖のようにゆらゆらと揺れて見えた。これ以上、ここにいたら溶けてしまうかも知れない･･。光偏向器及び画像形成装置――。湾曲状配列情報から、直線上に配置された、視界への到達が制限される、磁気記録媒体による熱履歴。どうして私はここへ来たんだろう･･。ゆらぎを抑制する波長安定性の高い空･･。曠野の方へ意識は遠ざかりながら、腕を伸ばして、なにものにもさえぎられない空間を楽しんだ。なんて自由なんだろう。　砂漠の太陽は強烈で、すべてのものがくっきりと、近くに見える。また、断崖へと近づいてゆく･･･。砂漠のダイナーでは、ステーキかハンバーガー。夢も希望もない･･。水もない場所で駱駝のおしっこを飲むとかいう笑えない話。でも、飛空挺に乗って、この砂漠を上から眺めてみたい。バビロニアの商人と駱駝が旅をしていた、場所を。はやく――夜になればいい、月光を浴び、風に舞う砂が妖しく輝いてかすかな星のあかりに、さわやかな体臭をただよわせ、その翡翠と青磁の海でねむりたい。スローネスをめぐるひとつの儀式のように、胸をおどらせて――うしろへ気を配りながら、左手より姿をあらわす、蜃気楼、黄金の都市。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月30日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1919 詩文付#29　by 塚元寛一さん

ねえ、おねえちゃん、きょうは、どこか、いたいの？I would like her to be glad.原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月30日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1918 詩文付#29　by 塚元寛一さん

Danger倒壊――転落―――構造上の危険･･。青空を背景に、吸血鬼の噛み傷･･。いやつまり――蛙に催眠術をかけている蛇の魔力のように、僕はその、あてもない一点をとらえていた。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月30日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1917 詩文付#29　by 塚元寛一さん

to depart from precedent乾いた大地、岩山、砂丘、深く生い茂る原生林、　　　　　目を覚ましてください原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月30日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1916 詩文付#29　by 塚元寛一さん

sweetangleとあなたがいた部屋･･････原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月29日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1915 詩文付#29　by 塚元寛一さん

forestひとつの三角形の景象があらわれたときＸ線は死と病とを透視する思考をくつがえした冷徹さはこよなき一こまの人生体験原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月29日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1914 詩文付#29　by 塚元寛一さん

art君はここを「廃園」だと言った。かくてひそやかに、苔古れる、地を匍匐える虫。不意に、光や音をなくして、僕は追憶の情緒に、埋もれていった。いかなれば僕の眼に、風は幽かに枝を顫わせる。いかなれば、この繊弱き手に、単調にして味気ない、この場所から、「過去」をと――。だが、静かに、打ち揺らいだ瞬間、悩みのうちに死ぬ僕のことが、手に取るように明瞭と解った。永遠の夢に、鳥は嫋びつつ啼く、世界は蕭やかに、愁わしい、「夜ー寄る･･因る」へと、移る。そして大理石の彫刻は、一つの薫に似た色に交じれる。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月29日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1913 詩文付#29　by 塚元寛一さん

フレイヴァーをスピン、情熱の Week end 腰振る数の　[スピードメーターのディスプレイに表示]――さもないと、５０アンペアのヒューズが飛ぶぜ、Dance & Dance 食らえ　踊れよ Keep on groovin' Roud & round...（wanna cry,）ソウルでファンクでヒップホップで、ストリ　ッ　プ演じようものなら胸がドキ　　ド　キ、再起動するチャンスはまだあるぜシグナルがリターン、そんなに驚くことかい？　カウボー　イストリー　ト・フ　ァ　イティングマン、夢も希望もない時代、Let's ダウナーもう終わりにしよう your eyes.あんたの惑星を誇りに思えよ、イカしたアバズレのためのサキソ　フ　ォ　ーン街の色描くMusic　Track No. さあ、数えて！電話が鳴るぜ「もしもし、誰だい？」（Heats raiding...）ソウル　フ　ルでリズムの効いたテクスチャを感じるビート、もしかしたら？　僕等はキューピードール･･窮屈そうね「飛び込みたい？」それなら･･･（Do it...）列にならぶ渋滞を、夏服の娘いろにしたい、ジャズ調のブレイ　クビ　ーツが取り入れられた、 Hey,Monsters　何と戦っているの？インスタン　ト　ケ　ーキと冷凍ス　テ　ーキで十分、チルトロニカやラウンジミュージックは、どう？ニュースキャスターのように大胆な発言、隣人、快哉！　叫ぶ、電子音が駆使された奇抜で実験的なサウンド、You're like a butterfly in the sky!!!You're like a butterfly in the sky!!!You're like a butterfly in the sky!!!原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月29日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1912 詩文付#29　by 塚元寛一さん

contend with difficulties僕等は武器を持たない。凶器を持つ･･･。――機械のメンテナンスのように、銃の手入れをする人達がいる。「戦うことは、支配の内側に入ることだ。」「戦うことは、悲劇の始まりだ。」･･･それでも僕は戦うだろう、僕にはそれでも、守らなければいけないものがある。高い所で風に吹かれていたら、気持ちがいい。ぎらぎら明るくまぶしい世界に、いつだって僕は生まれることができる。戦うことは、生のヴィジョンだ。誰かのために、自分のために、あるいはもはや、そこに意味が生まれてこなくても、戦いは、続く。「戦うことは、生きることだ。」原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月29日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1911 詩文付#29　by 塚元寛一さん

carefullyひとつの沈黙がうまれるあれの毛並みはやさしく光る家One of silenceBornThere fur iseasilyShining house原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月29日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1910 詩文付#29　by 塚元寛一さん

僕は耐えて立っているのだろうか？その無造作な姿勢で愚かなことを繰り返しながら隠蔽の上に胡坐を掻いていた君には蜘蛛の巣にかかっている蝶のような永い苦しみはなかった喋らなくてもきちんと意志が通じるそんな理想論は批判されるべきだ無感覚な機械に僕は抵抗する誰かが何かやってくれるそれでも人の心を信じようきれいな心でいようそんな認識の体たらくに僕は一秒も染まりたくないいやこの自律個の位置を見据えて嘘をついている自分たちの傷をなめ合うことはやめよう精神的なモラルを求めている日ざかりの入り江のように沖へと船を出しながら僕は苦心した僕は血を流した僕は労働をした僕は愛を考えていた原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月28日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1909 詩文付#29　by 塚元寛一さん

歪みのない綺麗な形は緻密な制御の産物であるゆるやかな渦巻き――ドーナツ形になっているクローンの列を･･、波状転位させる、自由度を考慮した――再安定の最小エネルギー経路に、偶発的晶癖がダイヤ層を駆け巡る。「酸素」　（oxygen）　原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月27日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1908 詩文付#29　by 塚元寛一さん

記憶は何も語らない/僕は僕で何も語らない/でも高度な資本主義がそうであったように/いつかの僕が記憶を語り始める/永遠はそのようにして生まれた/意味や理由を繰り返す/消えやすいその飛沫/魂はそんな車輪を求めた/蒼穹のごとき沈黙に飛ぶ鳥/傾斜を辷る貧しい慰め/不毛な性の話/青い部屋の中の気の狂れそうな時間/そして薔薇の残酷/陶然とした鐘鳴り/頭の中に誘蛾灯のような白く冷たい光があってかげろうのように周囲に燃えたっている/僕はくわえ煙草に火を点けている/眼を開けると三十年間の知識が切り刻まれたような一つの詩が生まれていた/水は匂い/風は揺らめき/時は尽きていた/しかし相変わらず僕の記憶は何も語らない/そこで僕は三十年間をまったくどうでもいいものにしたいと考え始める/いつからだろう？　僕は石鹸の泡に埋もれながら浴室の鏡みたいに存在していると感じはじめたのは/芥子粒より小さくなりたいと考えている/必要のないものは地獄ではなく天国であるのかも知れないとも思う/もうすぐ夏の嫌な季節が終わる原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月24日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1907 詩文付#29　by 塚元寛一さん

In the water水と空気の世界透質のリードフレームから変換／輸送／貯蔵する侵入経路水位調整しながら【胎盤】へ･･活動電流の泳動回路と器官の符号水中の夜光虫眼隠しして球体に乗る微風のごとく接近して来た小さな影ディオニュソス的なタンバリンがある胸頭上でモーター・ボートが見る見る遠ざかりこの小さな箱庭は完成するそして紙屑でも丸めたように小さくなる駝鳥が産卵のために穴を掘り砂をかけてそのまま放置して自然な孵化を待つように蛹から抜け出る蝶ニンフの愛を裏切ったために盲目になったダフニス僕は思う七つの大罪の一つである怠惰はけして肉体的な怠惰ではなくより高尚な憂鬱をもたらす心的な無活動であると――原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月24日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1906 詩文付#29　by 塚元寛一さん

“Custom” the rhythm and action" the rhythm tracks"原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月23日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1905 詩文付#29　by 塚元寛一さん

砂地植物糞便性大腸菌群胎蔵界曼荼羅緊急時防護措置準備区域･･･光が全部吸い込まれて夢のような色合い････王朝絵巻さながらに絢爛豪華　ヲ　シタクナッテイル　ヲ　クナイ　　ツクルト　　ノ　　ノ原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月22日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1904 詩文付#29　by 塚元寛一さん

････蒸し焼きにされそうな、特別な夏―――澄んだ青空が広がって、鼻孔をむしむしする熱気に広げて、（プロジェクターではうつらない夏、パソコン画面ではうつらない夏、）首筋のあたりにじっとりとへばりつくような汗･･昂奮を！白と黒の大理石で飾られた、空。白と黒の大理石で飾られた、空。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月21日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1903 詩文付#29　by 塚元寛一さん

ひよこ孵れるピヨピヨ鳴いたり翼を羽ばたかせたり。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月20日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1902 詩文付#29　by 塚元寛一さん

ロボットみたいな声で雨が落ちてくるような日。流れてきた樹脂が固まったような形をしている。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月18日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1901 詩文付#29　by 塚元寛一さん

be all one―――焦燥か嫌悪か得体の知れない、不吉な塊に心を押さえつけられそうになりながら、暗かった心の中に一点の明かりが点じられる。胸の中のもやもやがすっ飛んで、心の奥から揺り動かされるような感動を感じる。感情の顫え･･。窓いちめん映る青。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月18日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1900 詩文付#29　by 塚元寛一さん

りんごりんごは、樹にあります。てのひらへのせたつま先に、すがすがしいりんごが、夢遊病者のような夜中から、そっと、こぼれるとき、一度も空を翔んだことのない鳥のための、秋の朝――。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月18日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1899 詩文付#28　by 塚元寛一さん

今日が終わるIt ends today夕陽が沈んでしま――う･･･生涯何度目の夕暮れ――。ああ、なにゆえに身をなよぶ･･。あたりは閑嚥む氷の四面楚歌、夜のやさしい唇、ゴム製品･･･。せつなきことはかぎりなき。誇りもいまや手函のように黴はゆる。かなしい空に青の夢。切ない胸の杳い時。ながれながれてゆくなるか？この――玩味･･うたがわしげに･･この――氾濫･･･つまし心の連弾･･･すべてのものはうつくしく、かがやかしく、されど波来て、城呑む、この畦道――。さてもかなしい薄荷草、あとには蕭条たる枯れ葉と、メダル色の蠅が哭く。今日も、昔ながらの、歌づくり。よるべなきだが、よすがもなき。せつなきことはとめどもなき。ながれながれてゆくなるか？夕陽よ、沈め、後の祭りのアトカトラズ。腐った眼玉の、アトランティス。慣れしばかりに耐えもする。嘘もつけば笑いもする。十代、二十代、三十代、貧しき夢のアーバンライフ。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月14日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1898 詩文付#28　by 塚元寛一さん

鹿、語るなんだかなあ･･･ここに住めよと言う気持ちはわかるけれどここ知らないところだしなあ――まあ、かわいい女の子はいるし（そこは重要）まあ、べつに、そこそこ住みよい、でも、あれだなあ、でも、今日決められなかったら、明日ここを発つ。僕だって、自分のことは自分で決められる。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月14日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1897 詩文付#28　by 塚元寛一さん

砂の底The bottom of the sand冬を混ぜる風が鳴って、桜色のコボルトが消えて、――また、１９歳がやってくる、嫌な１５歳になってしまう。燧石を打って･･･また駆けだして、永遠のように終わらない夏が来る。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月14日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1896 詩文付#28　by 塚元寛一さん

つまらない花でいいからそんなに美しくなくてもいいから―――ときどきはそう考える長い間の努力は･･････「むくわれる」とか「人によく思われよう」とかそういうこととは違ってる―――ただずっと、自分の声に耳をかたむけること正直でいること･･････花じゃなくても、それが望んだ答えではなくても―――原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月14日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1895 詩文付#28　by 塚元寛一さん

―――親分、これはどうなっているんで。　　　　―――ああ、狂気だ。死んだはずの女が生き返った。―――親分、気をしっかり。持病の心臓バクバク病が！　　　　―――ああ、狂気だ、この世の沙汰じゃない！―――親分、悪名高い親分、気をしっかり。現代のカポネ！　　　　―――ああ、もう駄目だ、ワシはもう駄目だ。―――親分、あんな女、また殺すなり、愛人にするなり。　　　　―――ワシは駄目だ、もうキリスト教に。―――親分･･ここまで言ってもわからないんで。　　　　―――ああ、タカはもう駄目だ。―――なら思う存分死ねや、耄碌ジジイ。　　　　―――ああ、撃たれる、撃たれてる、ああ、血だ、どくどくだ。―――アンタの時代は終わったんだ。　　　　―――ああ、死んだ猫が見える、母さんが見えるにゃあ。―――俺はアンタのことは本当の悪人だと尊敬していたんだがな。　　　　―――ああ、おとうさん、ぶたないで。ぶたないで。―――こんなことなら、もっと早くに殺しておくんだったな。　　　　―――ああ、ミゼル、許してくれ。わしが･･。―――うるせえ、このキチガイ野郎が。さっさと、くたばれ。　　　　―――ああ、ミゼル。―――うっせえんだよ、そんな女、最初からいねえんだよ。　　　　―――ミゼル、やめろ。　　　　―――うわあああああああああああああああ。　　　　　　　　―――（ふふふ、ふふ、）―――それにしても、女なんて、何処にもいやしねえぜ。　　　―――ミゼルやめろ、そいつらは関係ない。ああ･･。―――ようやく死んだか。　　　　　　　　―――（ふふふ、）―――なんだ、変な声がきこえたぞ。　　　　　　　―――うわあああああああ！―――ぎゃあああああああああああああああ！　　　　　　　―――ぎゃあああ！　　　―――ぐわあああああああ！　　　―――ぐが、ぐが、ぐが。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月14日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1894 詩文付#28　by 塚元寛一さん

保留本を開けたら不思議な世界、鳳仙花のように触れればはじける、あざやかな焔の変化。波だって消えるものは、言いようのない、淋しさや、悲しさ。詩なんかよりも小説の方が面白い。小説なんかよりも漫画の方が面白い。漫画なんかよりも映画やアニメの方が面白い。でもそう言ってしまったら、もう自転車は漕げない。努力を欠いたダンスは美しくない。梅田よりも堺東の方がいい。新宿よりも網走の方がいい。馬鹿なことをまた言ってる。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月13日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1893 詩文付#28　by 塚元寛一さん

眉/繭きれいごとだけじゃ駄目だ。そう思う。肉体も精神も。魂も。そして髭も。悲しい瞳が閉じられる。死後まで続く苦闘。霊柩車のための草稿。この多重的なありさまのために、スタンド使いが必要になる。かめはめ波に、スーパーサイヤ人。そこには、杖もない。リスク対応に関する意思決定も。人生を真の豊かさに導く、ものを正しく承認する考えも。超人になりたい、ニーチェ。でも妹に昔はいい傑作を書いたよと呟く。健全な関係の維持・発展に、脳が萎縮して認知機能低下や人格の変化。そしてコールドスリープ。何を見分けるための、眼。そして、何を考えるための、諦観と不機嫌。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月13日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1892 詩文付#28　by 塚元寛一さん

深夜の街を軋り！時には見のがされた残滓らしいものが夜の餓え渇きのなかに湧くけど、示かせない、それは掴めない。レキシントンのケンタッキーホースパーク、そして九時位置にはフェラーリの象徴である跳ね馬のレリーフ。ああ、きれいさっぱりそれだけを切り抜いて、うんざりするほど永遠に、ぼんやりうつむき案じても、黒と白の縞模様の絨毯が一面に敷かれた廊下で何の記憶のしるしもない夜が来る。トロイの木馬。あのけがらわしい肉のことだよ。火鉢を引寄せたいくらいの夜寒、ここいらでは、羅馬がどうして馬がつくのかと考えるのさ。そういう感覚の中じゃ、日本人も、ビジネスマンも馬、鹿でね。ねえ、アトリエに皮膚感覚の嵌め絵があったよ。扨て、回想されているすべてが悲しい。消えた木橋のようで悲しい。汗が出るやら額に脂がでるやら、入れ子のなかにドリル穴上の連想があったけど、あやふやな慢性の消化不良。いや、それは嘘。一泡ふかせたい今日の僕みたいにあらん限り感情はめまぐるしくまわって、やれやれ、それが充実の頂点の動物的な感覚であろうとも、いま駆らねばならぬ、走れ、駆けれ、捨ててしまわなければならぬ馬の蹄音をつくる。疳走った声の中に俺は俺という馬をはしらせる。ああ、競馬にビールはつきもので、空気のような弾力。騙っておくれ打ちしおれた薔薇を捧げておくれ。それは遠く経てきた、剥き出しになった配管やコンクリート壁の無機質さや武骨さ。鑢声だか、濁声だか、遠い秋の胃袋だかに付和雷同！　世界とは部分的にオーヴァーラップして早くち、雷に打たれたように、何をもって来ても打ち越しに響く。その火筒、鹿のように睡い。ああ、何をかわれに思へとや。煉瓦の色は焦心の色。明暗差の大きい日向と日陰を同時に撮影する。予感の距離が向こう見ずにそこかしこ。この道もあの道も棄ててきた日々もあのひとつの花の名前も甦生その道へ駒の頭を向け直させそれは確かに凝縮した観念群だが悔いなくすぎ去らせなければならぬ馬の蹄音をつくる。地上に落ちた物影も淡い真夜中、遠い沖へと泳ぎでもしたように視界が暗い。今宵も湧く身に覚えのないかつての微笑みを月の光に捧げて感情に唆しかけられた焦だちとかに新断面を劈開する咽喉の奥から嘶く俺は一頭の馬なのだ。ひとしきり落葉して馬の蹄音をつくる。じめじめと、とんがる、その音。俺はいつのまにか馬ほどの大きさになって荷車を引かされている夢を見て落ち込む。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月13日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1891 詩文付#28　by 塚元寛一さん

女性はいつもWomen are always会いたい、会って会って、話したい、話して話して話したい、すぐ、早く、いますぐ、これから、約束なんてなくて、ワインも、ドアを開ける前に開けて、また笑ってる、え、何言ってるんだ、時を支配するのよ、会いたい、風になって、つっかけて、おどかして、時々はその後ろに立って、誰もいない、でもそれはわたし、時の隙間に、言葉の隙間に、あたらしい入口を見つけて、何処から来た、もう帰るわよ、みずみずしくて、おかしくて、どこかさっぱりしてる、心の鍵を開けて、どうしてそうだったのかわかる、愛の孤独や、人生のむなしさが、もうそこへは来ないように、きれいに、ただうつくしく、ただ、いい思い出だけ、会いたい、そしてすぐに腕の中に飛び込んで、煙になって、あれ、と肩透かしを食らわせて、ああ、はやく、はやく星になってしまいたい。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月13日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1890 詩文付#28　by 塚元寛一さん

人影男の人の影が見える/さみしいかげがあらわれ動悸が打つのを感ずる/夜鳥の叫び/手は琥珀ひややかな魚介のごとし/退屈する夜のたわむれごととは知りながら/かすかな白粉の匂い/咽喉から奇妙きてれつの手が出る/松脂は強く匂う/深く何かに囚われている/においすみれのひからびきった根の株/くさった波止場/夜のマリオネット/さみしいくびがでしゃばる/色うつくしいさまざまの花の内部で昆虫が栄養となっている/犯人は逃走する/しろき列は潮水のようにながれる/金魚の畸形の影がいましもそこに閃く/コップの水がべたいちめんに鎮まっている/あいいろの光線に海藻がむらがりだす/人の耳には聞こえないドラマツルギーがそこにある/胸郭はキャベツとなり喉笛が吠える犬のような呼気をおぼえる/星が空にかがやきだす刹那に色んな意味を与える/わたしという軟体動物のあたまのうえに/窓の性急なるknockを思いだす/夜のあまりの深さにつめたきものが生まれ/つめたきものは大いなる隠しどころをもった時代の成功にひそんでいる/自若として鶏鳴を聞く心にくさった息をたかぶらしめる/性分のわるい標的となる/くるおしく旋回する鳥のひびき/夢の中で死す/脈拍が足音を盗んだように速まる/ゆるやかに方角はさだまる低い建物のうえから月がつるつるとのぼる/不思議な空気の明るさのかがみ/さみしく陰鬱な空き地/ねぎの匂いが何故かうる/時間にかなしげに怯える/またこんな夢/とおく退いてゆく木々の影絵/グリム童話を育んだ森のように自然の多様なる変化と啓示に満ちた暗示/どこというあてもなしに/原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月13日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1889 詩文付#28　by 塚元寛一さん

かもちゃん、暗い顔をすればすみれ色crystalミヅウミ。君は路地裏で暴行されている。災難は降りかかる、整形手術が、ある日、どろりと崩れてくるみたいに――。容赦ない汚れ、肉体の許せない部分、あなたは欄干を渡って来た、手を、知らず知らず汚しながら。第一の嘘は愚者の羽根。左手の婚約指輪をはずせなかった。婚約を解消すべきだった。そしてすべてを打ち明けるべきだった。古代から続く神々の系譜は、フィクションでいいと思う。だが、人間の行為とするフィクションだ。暴力はにぎやかな雑踏のように無知にあふれている。第二の嘘は矛盾の釣り舟。あなたは心的外傷を小さく見た。あなたは男性に触れられるのを嫌がった。そして性的交渉は行われなくなった。あなたは百年の愛の絆を持て余した。永遠を誓うには時計につながれた鎖が重すぎた。世の中は生きているようにと励ますが、世の中ではそう言って何人も死んでいる。あなたは何故もっと早く、と言った。もっと早く、こうしなかったんだろう、と。婚約解消――そして、ありとあらゆるものを、捨離し、海へと飛び込んだ。すみれ色crystalミヅウミ。その水は、新しい君のガイドライン。そう、錨のない君の新しい寄港地。でも、夢か現実か、一瞬、大きな鳥がくちばしで――。自殺･･。かもめの化け物が話してくれたよ、世の中には可哀想な女がいる、と。いまごろ、鳥になってるといいなあ、と。記憶喪失の女。過去を一切取り出さないで。人の秘密を暴かないで。それが、パンドラの箱なら、死に至る病。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月13日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1888 詩文付#28　by 塚元寛一さん

drizzleこまかい雨に白いふくらはぎが草の腹で濡れるこまかい雨にいつまでも眠っているような自由な自我を得るこまかい雨にかつての始まりが深まったことを知るこまかい雨にやわらかい胸の匂いが透明な祈りの花を咲かせるこまかい雨にゆっくりとしめやかな肉体の微笑する夢こまかい雨に夢の境を出入りする語られてゆく文字のまなざしこまかい雨にひとつの名前が問いかけと感触を与えてくれるこまかい雨に本能的な知覚が心の湖底から突き上げてくる原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月12日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1887 詩文付#28　by 塚元寛一さん

記憶の重要性どうして覚えているのか坂道をのぼっている時の空の光景を覚えている僕は五歳か四歳あんなに美しい青い空を僕は知らない原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月12日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1886 詩文付#28　by 塚元寛一さん

映画監督の話「もし本当に撮りたい映画が見つかったらどうしよう？」映画監督たちは言う。「その作品のために何年もかける。」と。――映画監督も社員だった歴史がある。監督が制作資金集めに奔走するなんて、聞いた話だ。もちろん、いまではフリーだが、助監督スタート、五年十年キャリアを積み、低予算映画、賞、ヒット作を出す、ということだ。映画学校からのコネ、スタッフとしての参加、情熱なしにはありえない。それでも、自由な監督なんて一人もいないに違いない。劇場で大勢の観客に見てもらう作品を作るのは容易ではない。そして映画も、そういうハードルの中でハリウッドリメイク、ディジタル技術の駆使で、新しい領域をひらいている。もちろん、何百人も、何千人もかかわった映画を撮る。――もちろん、ギャラだって殆どないに等しい仕事だ。年収を補うために「映像専門学校の非常勤講師」「ドラマのディレクター」「撮影機材屋」などの副業をしたりしているとも聞く。「もし本当に撮りたい映画が見つかったらどうしよう？」映画監督たちは言う。「その作品のために何年もかける。」と。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月12日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1885 詩文付#28　by 塚元寛一さん

あらゆる苦しみから解き放たれる奇跡たとえば表情豊かでぬくもりを感じさせる木彫りのドア――時を凝らした【永遠】にまた一歩近づいた･･････。でもそれが独りよがりの陶酔感だったり、自己逃避だったり、人それぞれ心の中にある、桃源郷だったり･･････。――万物流転の変転無常の道理。はかない夢は、３６５日君が心の底から愛を願った瞬間から･･。騒音とスモッグ、開発に実益、殺伐とした、アスファルト・ジャングル、砂漠･･。何処にいても、何をしていても、いま、何を考えていたとしても、〝時〟は流れてゆく、あの一千年も――。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月12日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1884 詩文付#28　by 塚元寛一さん

酸味と渋み、うっすらと残るコクそして夕暮れと、君。A c i d i t y and a s t r i n g e n c y ,R i c h n e s s t h a t faint r e m a i nA n d the e v e n i n g , you .原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月12日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1883 詩文付#28　by 塚元寛一さん

Becauseすれちがっていくlevelで――。夏がdesignする。ひとつもひとつもひとつもわからないひとつもわからない――単純な色彩と直線で窓が欲しい･･。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月12日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1882 詩文付#28　by 塚元寛一さん

echo...声...焦点の一つを中心として積み重なる印象の鎖...echo...通過...期間内に等しい面積の空間で神の胸を覗く...[無限の継続は、つまり、距離を、継続を、推定する。しかしむしろ、想像する。そしてそれは、存在しているのだ。そしてそれは、空間透視力なのだ。]A man dies, but does not remain dead.（そしてそれは、知力。）すべてのものが独立した世界で、「宇宙」――echo...死は物質点における網膜の光の印象...echo...耳は情報を感知してその音を正確に伝える...【呪詛】じゃなくて『祝福』･･･。A person can attain nirvana without dying.原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月12日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1881 詩文付#28　by 塚元寛一さん

眠りが風に吹かれている春と夏の間During the spring and summer that sleep is blowing in the wind　原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月12日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1880 詩文付#28　by 塚元寛一さん

場所静止的軌道　ガ　影宇宙的構造物　ガ　夢を･･投　影再――生するtry原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月12日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1879 詩文付#28　by 塚元寛一さん

zombie///ゾンビによる崩壊世界///奴らが来る（生存確率1～3%）★子供がいたずらで作った落とし穴。☆知能はないが、それを運動せしめる能力を考えよ。[結婚前に恋人に裏切られ、心がはりさけて死んだ娘たちは、妖精のウィリになり、夜の墓地で一晩中踊る。通りかかった男は、踊りの中に引き入れられ、疲れて死ぬまで踊らされる]悪夢･･･。「馬鹿なことばかり考える･･」「いやつまり、俺が馬鹿だったのだ」奴らが来る人の足音が聞こえた。聞き耳をたてていた　　催眠的亜流。/clear揶揄的嘲笑/clear「さあ始めようか、　　冥王星の不毛！」（この島には、まだ何百人かのゾンビではない、生存者がいる。それを救出するのが、任務だ。）――男は数秒間押し黙った。――やがて大きく眼を見開いた。（『黒いオルフェ』（カミュ）では、石が素晴らしい道具になる。オルフェがユリディスとともに崖下へ落ちたのも、ユリディスが感電死したのも、石。）「ああ、馬鹿なことばかり考える･･」（後悔しているのか？）「ああ、つまり、俺は馬鹿な夢を、　　――悪夢と呼んでいる。」原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月11日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1878 詩文付#28　by 塚元寛一さん

Reaper疾走れ！　光は毎秒十六万何千万マイル。（ゆえに人間の思想が最小限に見えるのはやむをえないこと･･）人間が思想を超えるのは一つの星が滅ぶようなもの。音響とかいう無に等しい速度。砲弾よ！（愚か者、地上は荒野であり、いまも地獄のままである）視差――パラドクス･･経験的誇張が雄弁であるのはやむをえないが、お前たちは少し騙りすぎる。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月10日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1877 詩文付#28　by 塚元寛一さん

もともと知っていたとしてもしゃべる経験なんてなかったなEven I knew originallyI did not speak Nante experience原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月10日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1876 詩文付#28　by 塚元寛一さん

ピエロの結末Outcome of the clown夜はどうして暗いんだろうたったいま夜になって目の前がすべてぼやけていま生きる気持ちがなくなって巨大な波に呑まれて身をまかせてしまったらどうだろうそうしたらこの悲しみは消えるだろうかそしてもう涙が流れようと構わないそう思うだろうか泣き声はあげないから誰も気付かないお腹が減ればごはんを食べるでも線になった感情は贅沢でありもしない人の夢が繰り返されてる都市の部屋で突然外は雨が降っていると思うけれどわたしはどうして泣いてるんだろう？原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月10日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1875 詩文付#28　by 塚元寛一さん

悲しみに耐えている独り言を聞くいつかの僕が惜しげなく咲き落ちた廃園があるよ消えない悲しみも居場所を奪われた夢も―――僕の開き始めた窓ではらっても、はらっても、くっついてくる、――蜘蛛の巣みたいに、僕が君の名前を呼ぶ、僕だけが君の名前を呼ぶ。原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月10日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1874 詩文付#28　by 塚元寛一さん

君にとっての魔法･･････――生きた表情を持つ操り人形」妖精の粉を浴びると空を飛べると君にとっての魔法･･････――君は言った（脳内の中枢を犯して――）甘くとろけたノイズ君が―――信じたかった“魔法”わか――るよ･･原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月10日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1873 詩文付#28　by 塚元寛一さん

文明の蟻ふとした幻想の中で文明のシェルターが壊れてゆく―――僕は、森の影を踏んでいた。黒々によじれたやつを、引きずってゆく･･。太陽が嘆きの口吻で怒鳴り散らし、壮大なまがい物の殿堂において引き幕をつくる、僕等は驀進したやつら、風景が動いていない、高分子化学、合成化学の製品――みたいだ･･。発着する飛行機も見当たらない世界で、別の人間の現実の存在を素材に埋め込む権限を持たない、という条件の下、等価な概念･･･。それをスナップ写真にする･･。（磁石の針のように行き先を照らした、数知れぬ世代にわたって取引はあらゆる文明にとって不可欠。未来･･も――）僕は、誇りに満ちた蟻だったろうか、鉄骨構造物に機械的な力学が針金細工する、球形タンクが、厖大な空想のように思えてくる。化石にならないうちに、インスパイアされたエキゾチックな、あれ。さて、どう演って、あれを、あれしよう――。過去の地域文明崩壊の影響による、家畜化。栽培化。ふとした幻想の中で文明のシェルターが壊れてゆく―――（未来――それは、事象混濁の皆目知れず、解析不能の向こうむき――無表情のコンクリート、壁･･）原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月09日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1872 詩文付#28　by 塚元寛一さん

闇に涵ったら何処だって売れるそうやって色んな人間が混乱して戦争を生み出したんだなとわかる多くのものを扱っていると多くのことがわかるしかし肝心なことが一ついつもわかっていないこともあるそれは黄色い水飴みたいなものだ単調な波の打ち寄せみたいなものだ音符がメロディーが襲ってくる言葉のひとつひとつが連結して渦のようにぶつかってくる僕が相手にしているのは僕自身であるかも知れないそこには誰もいなくてそこには平和も理想もいわゆる哲学もないかも知れない僕には時々何もかも見えなくなる瞬間があるどうして見えなくなる必要があるのかを考えるそしてこの先に待ち受けているものは何だろうと思うだがそうやって考えた時にこの何百年や何千年がわかる僕等はついに売れないものを見つけることができたのかも知れないそれがもしかしたら僕であるかも知れないし僕の言葉であるのかも知れない長い時間が教えてくれることではなく長い時間を続けてきた何かがまったく別の答えを見つけたようでもある僕はそういうものの道具としてあることを知っている僕はそういうものの一つの在り方であることを知っているでも僕はそれを神だと言っているわけじゃないそしてそれが神であるとも思っているわけじゃない原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月09日

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あたらしい写真illus.詩 2016 AVE写真illus.詩N1871 詩文付#28　by 塚元寛一さん

夢の塊が憬がれの羽根なら人間の内部は青である原画サイズ／特大サイズ詩とArt_Works：塚元寛一さん＆KAMOME_STUDIO画像素材：イラa。写a

2018年04月09日

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詩誌ＡＶＥＮＵＥ【アヴェニュー】～大通りを歩こう～