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カテゴリ:身近な出来事
武蔵がボブ・サップに、ぼかすか、やられている。 ただ今、大晦日の午後9時20分。 年賀状を書きながら「紅白歌合戦」を見るともなくつけていたけれど、みのさん、どうも苦手。元気な声としゃべるその内容が、耳に粘りつく。みのさんが司会をしている番組、それぞれ一度くらいは見たことがあるのだけど、続けて見たくなることがないのは、その声と言い回しかな、やっぱり。 で、チャンネルをかえた。PRIDEの「小川 VS 吉田」、「柔道先輩 VS 後輩」対決も見たいのだけど、こちらは5時間以上続くという、見る方の体力を無視した何を考えているのかワカラン番組。冒頭をちらりと見たら、小池栄子さんを中心に、きちんとしゃべれない娘っ子ばかりのMC陣にイヤ気がさした。 なのでPRIDEはHDレコーダーにまるごと録画中。 ヒマなときに、見たい試合だけをつまみ見しよう。 いろんなことがあった2005年もきょうでサヨナラ。 午前中、今日の夕餉とあすの食卓分を買いにスーパーへ。きのうに輪をかけた買い物客の多さに恐れおののく。なんか、超満員の美術館みたいで、ぞろぞろ、流れにそって、みんなそろって歩かねばならん。 カートを押しながら、前の人にぶつからないよう、ちょこちょこ歩いていると、後ろのおじさんがあきれたようにこう言った。 「博多の人は、ほんとに正月が好きだねぇ」 おじさん、おじさん、ここは「博多」じゃないがね。車で1時間近く離れてるしぃ。 でも、他の都道府県の人にしてみれば、北九州も、博多も、筑豊も、筑後も、みんな同じだよね。「九州弁」なんて曖昧な言葉が通用するんだからさ。 それにしても、博多の人って正月が好きってホントなのかしら? ぞろりぞろりと歩いていって、最後の売り場は、年末年始特別安売りコーナー。タラバガニやエビがごろごろ。 あらっ!! 尾頭付きの巨大エビ、魚売り場よりこっちの方が安いでないかい! 見たところ同サイズのエビが、こちらは3匹=1,000円。それが、さっき魚売り場でカートに入れた3匹パックは1,280円だった。う~む、コーヒー一杯に届かない違いとは言え、なんとなくハラが立つ。流れの出口で売るとは反則じゃぁ。 でも、この人波をさかのぼる気力はないや。 購入したエビは「東イリアン」産。イリアンって聞いたことあるけど、どこだっけ? インドネシアの方だったかな? 生産地の表示が義務づけられたから、特に水産物コーナーは地図帳を開かなきゃその位置がわからない国々が並ぶ多国籍コーナーと化している。小中学生が地理と社会、ついでに経済の勉強をする場にぴったりじゃなかろうか? あした、元旦は「東イリアン」からやってきたエビを焼いて、雑煮と一緒にいただきましょうか。 しかし、どうして「正月」を祝い、「新年」で改まるのだろう。 大晦日の様子を伝えるニュースで、町ゆくおじさんは「いやな出来事を忘れて、気持ちを入れかえて出直さなきゃ」。 「気持ちを入れかえ」なきゃ、やってけないよね。 生まれて死ぬまで、時間は一直線に流れるだけ。行ったり来たりはしないし、さかのぼることもあり得ない。だから、リセットするチャンスを強制的に作らないと、生きていくことに耐えきれなくなるのかも。 でも、そんなことをするのは人間だけだね。 ネコ助は、コタツで丸くなったまま新年を迎える。コイツには、入れかえなけりゃやって行けない出来事を体験することなどないのだな。コイツは次の世に旅立つそのときまで、生まれたままのココロで生きていく。 ココロがあるのはニンゲンだけだって言うけど、そりゃニンゲン側の傲慢だろう。ネコ助にだってココロはあるさ。ぼくの顔を見て嬉しそうに話しかけるときもあるし、うらめし気にそっぽを向くこともある。「それは本能よ」としてココロと分けるのは、ニンゲンが「我こそイチバン!」と言いたいだけじゃないのかな? と、書いていると「紅白」で「ゴリエちゃん」の『 Pecori Night 』が始まった。噂には聞くが、ゴリエちゃんの歌を実際に聞くのは初めてじゃ。 どれどれ、凝視。 ん? お~、このメロディはぁ?? 懐かしのタータンチェック、“べいしてぃ・ろーらーず”の『 Saturday Night 』ではないかっ! そっか、替え歌なのね。でも、ゴリエちゃんの歌声、ちっとも聞こえないし。 でも、大人数のチア・ガールとの踊りは見事にシンクロしている。 おぉ、かなりな見応え! パチパチパチ! これで紅組はグンとリードかっ? ま、紅白、どっちが勝とうがど~でもいいと言えばいいのだが、NHKの有働アナウンサーが紅組担当の司会をやったとき、ゲスト審査員の票がゼロだったことがあったっけ。 なにも入っていないカゴを覗いた瞬間、有働さんはアタマが真っ白になったそうだけど、そりゃそうだろうなぁ。やっぱり「勝ちたい!」と思うだろうし。白組の阿部アナウンサーが勝利して泣いたのは、もう少し前だったかしら? う~む、結構きちんと「紅白」を見ているなぁ。我ながら、情けなくも感心しきり。 2005年も、もうちょっとで終わりだ。 ぼくは、山にのぼって初日の出を「ご来光」と仰ぐような、正月に区切りを求めるタイプじゃない。どっちかと言えば、ずるずるべったりと時を過ごしていくネコ助に近いから、「正月だからって、365分の1日に過ぎんやんか。なんでみんな一緒に『明けまして』をせなならんねん。時の区切りは自分でつけるわい」などと、中高生のようなことを実は今でも思わなくもない。 人々が互いに作用し、社会として有機的に動いていくためには、総体としての決まり事・慣習が不可欠。それに対して「フン」という態度をとるのはよろしくないし、あまり意味のあることでもない。潤滑油として必要だから、長い時間の中から生まれ、残ってきたもの。それには、やはり敬意を払わねば。 でも、別にめでたくは感じないのは仕方ないわな。 ポルノグラフィティの『ジョバイロ』が始まった。うん、いい曲。 でも、いつの間にやらふたり組になっとるな。知らなかった。どうやら去年の夏前後にベースが脱退したらしい。しかし、岡野昭仁さんのボーカルがあれば「ポルノ」は不滅かな。 お~っと、ボビーと曙の試合がゴング! しかしまぁ、ひで~マッチメイクだなぁ。曙にとっては勝っても負けても得るものナイじゃん。客寄せパンダから復活しろ、曙っ! でも、曙ちゃん、腹がぷるぷる。 格闘家を続けるのなら、もう少しダイエットした方がいいんじゃない? あぁ、無為の2005年が更けていくぅ・・・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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