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カテゴリ:音楽
バタバタ今月。 はやあと一週間となりにけり…。 知る人ぞ知る、 だから、ほとんどの人はその名も知らない 韓国の詩人から月が始まり、 山間の蕎麦屋で奮闘する じいちゃんと孫ふたりのガチンコ勝負、 そして、 スーダンで活動するお医者さんの話と続き、 夜間中学で勉学に励む お年寄りの三年間へと突入。 いろんな人の、いろんな話を聞き その姿を見るにつけ思うのは 誰もが「頼り頼られ」してること。 韓国の詩人は ふるさとへの思いにすがりっ切り。 ふるさとが消えたら 詩人も消える。 蕎麦屋の孫たちは 80歳のじいちゃんに寄りかかり、 じいちゃんも孫たちに自分を託してる。 スーダンで地元の人を診る医師は 高校時代の仲間に支えられ、 戦争の混乱で学ぶ機会を失われたお年寄りたちは 互いの存在と無償のボランティアに 力づけられてる。 意識なんかしてない。 あぁ、頼ってる。 お、頼られてる。 そんな風に意識してしまうと 繊細なバランスは雲散霧消してしまう。 頼り頼られ。 いいじゃん、その関係って。 「いつも誰かに依存してる、そんな自分がイヤだ」 友人がそう言ったのは ギリギリ二〇代だったけ。 ・・・ いつもだれかに寄りかかってる、頼りにしてる ・・・ そんな自分をふと自覚して 我が身を情けなく思った。 そんなとこかな。 ぼくが答えたのは、こんな風。 どこのどいつだって いつも誰かに、何かに依存してる。 互いの関係の中にしか 互いは存在しないんだから。 ・・・ 青いな ・・・。 依存症って病があるけど その意味での依存ってワケじゃない。 自分が自覚しようとするまいと、 相手が知ろうと知るまいと、 何をするにつけ 人は他の誰かを頼ってるってことを 言いたかった。 他の誰かの存在で 息抜きしたり、反省したり、 気合いを入れなおしたり。 でないと プレッシャーでつぶれちゃう。 持ってるCDの大半を 外付けハードディスクに入れた。 クラシックを除き、全29457曲。 で、70年代、盛んに流れた曲を集めて ランダム再生。 今日の昼下がり。 流れ出したのがこの曲 『 Lean on Me 』 Sometimes in our lives we all have pain We all have sorrow But if we are wise We know that there's always tomorrow Lean on me, when you're not strong And I'll be your friend I'll help you carry on For it won't be long 'Til I'm gonna need Somebody to lean on Please swallow your pride If I have things you need to borrow For no one can fill those of your needs That you won't let show So just call on me brother, When you need a hand We all need somebody to lean on I just might have a problem That you'd understand We all need somebody to lean on Lean on me, when you're not strong And I'll be your friend I'll help you carry on For it won't be long 'Til I'm gonna need Somebody to lean on So just call on me brother, When you need a hand We all need somebody to lean on I just might have a problem That you'd understand We all need somebody to lean on If there is a load you have to bear That you can't carry I'm right up the road I'll share your load If you just call me Call me Call me … ジャズ・サックス奏者グローヴァー・ワシントン・ジュニアの 『 Just the Two of Us/クリスタルの恋人達 』の 歌唱も印象的な ビル・ウィザースのヒット曲。 『 Lean on Me 』Bill Withers (YouTube) あ、エアロスミスのボーカル、 スティーブン・タイラーの『 Lean on Me 』もいい。 『 Lean on Me 』Steven Tyler (YouTube) Sometimes in our lives we all have pain We all have sorrow But if we are wise We know that there's always tomorrow そりゃ誰だって辛いときはたまにはあるさ。 傷ついたり、悲しんだりね。 でも、きっと気づくだろ。 あしたはいつもあるんだってね。 Lean on me, when you're not strong And I'll be your friend I'll help you carry on For it won't be long 'Til I'm gonna need Somebody to lean on 頼ってくれていいよ、頑張れないときは。 ぼくが友だちになって、 君が頑張るのを手伝うさ。 そのうちにぼくも 頼れる誰かが必要になるんだし。 頼り合い、もたれ合い、 よりかかり合い、支え合い・・・。 今月、見た取材テープの中の人たちは 自然に、しなやかに、穏やかに、 互いを支え合ってる。 So just call on me brother, When you need a hand We all need somebody to lean on I just might have a problem That you'd understand We all need somebody to lean on ぼくを呼んでくれるだけでいいんだよ。 手助けが欲しいときはさ。 誰だって寄っかかる人が必要だもの。 ぼくが抱えてる問題だって、君はもうわかってるはずだよ。 誰にだって頼る相手が必要なんだ。 意識する方がおかしいんだな。 ひとりじゃ立ってさえいられないもの。 でもなぁ・・・ 困難の中でそっと支え合う人たちの 爽やかな、はじけるような、そんな笑顔を見ると 泣けちゃうんだよなぁ。 修行が足りんな。 ゆるゆる、がんばろ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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