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カテゴリ:漫画・マンガ
ここ数日の「漫画マイブーム」は、これ。 書店でふと手に取り、あら、おもしろい。 んで、刊行済みの巻を全巻購入。と、言ってもまだ全2巻だけど。 物語は天上界にましますブッダとイエスが休暇をとり、一緒に東京は立川の安アパートで同居するという、なんともヘンテコな設定。「聖」はふたりの姓ということになっている。 ふたりが下界へやってきたのは有給休暇を利用して。生活費は天上界から銀行の口座へと振り込まれる(どこの銀行じゃ?)。その額はふたり合わせて26万円。いやしくも神と仏、その生活費が月26万円とは激少とも思われるが、ぼくがひとり暮らしの時は月5、6万だったしぃ~、と、遠い昔の貧しい子羊と比較しても意味はないか。 イエスはパソコンが好きでブログに熱中。ブッダは金銭感覚に厳しく、無駄遣いしがちなイエスにいつも目を光らせている。 でも、とても仲がいいふたり。 カゼをひき、高熱を出したブッダをイエスは病院へと連れて行く。イエスが受付をしている間、高熱にうなされながら待合室に佇んでいたブッダのまわりには、ぞろぞろとお年寄りが…。 「お迎えじゃ、お迎えが見える」 「ワシもじゃ、こんなワシも天国へ行けるんじゃ」 感激のあまり涙するお年寄り・・・・って、『釈迦来迎図』かいっ!! きょうのブッダはプライベート、手を合わせてもダメだと言ってもお年寄りはありがたがるばかり。困ったイエスは奇跡を起こしてお年寄りたちの病気を治してしまう。 ええな~。一家にひとり、いて欲しいタイプだわ。 苦行荒行苦痛ののちに悟りを開いた、どちらも人間の叡智を超えた存在。だから時につまらないこともある。 湖面を歩いてみせたこともあるイエス、実はカナヅチ。ブッダに教えを請いつつ必死の思いでプールに潜ると・・・・。 イエスのあまりの気合いに、荒海を割って道を造ったモーセの如くプールの水が二つに裂け、イエスは濡れることなく底まで潜れてしまうのだった。 つまりは泳げないまま。 暇つぶしに人生ゲームをやっても、あっさりあがってしまう。ストイックな人生を過ごしたふたり、ゲームの中でも欲望や波乱とは無縁なのだった・・・・。 って、ホントかいっ!! などと、ひとり突っ込みをしながらアッと言う間に読み終えてしまった。 つまんな~い。早く次の巻が出ないかなぁ。巻末の予告では、第三巻は2009年の1月に発売だそうだ。 待て~ん! 作者は中村光さん。初めて聞く名前だけど、まだ24歳の女性だそうだ。ブッダとイエス、ふたりの青年がアパートで同居。面白いことを考え出すもんだなぁ…と、ただただ感心。 中村光さん オフィシャル・ウェブサイト 背中に如来の入れ墨を彫った極道さんを「熱心な仏教徒さんだ」と思ったイエス。その胸の刺し傷を見て自分と同じ日陰者と信じた極道さん、「三日で復活した」というイエス再臨の言葉を「三日で脱獄」と思い込み、イエスをアニキと慕うのだった…。 なんて、あんまりネタをばらすと未読の方に申し訳ないから、このへんで。 次が楽しみだわぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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