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カテゴリ:制作現場
たまに転職の相談を受ける。 地方の映像プロダクションでディレクターをやっている男性からTEL。 仕事場を変わるべきか否か、悩み中。すでに他社の面接を受けて「来てくれ」と言われているとか。 30代前半。新卒でプロダクションに入社して10年以上が過ぎた。毎日、仕事は変わらない。いわゆるルーチンワーク。 作りたい番組が作れるわけじゃないですし・・・。このままでいいものか、と・・・? う~ん、そりゃイヤになるだろうねえ。面接も受けたことだし、やめたら? というのが、相談を受けたときのぼくの回答。今回だけじゃなく、たいていそうかな。 このままでいいのか?と迷う人に、「そのままでいいじゃん」と答えるのは無責任。 どんな現状なのか、それは本人にしかわからない。いや、本人にもわかってないな、きっと。渦中って、自分が見えないみたいだから。 でも、悩んでいるってことは本人にはわかる。その話しぶりから、ぼくにもわかる。 いいのかな?と思ったら、一歩踏み出すしかない。それでしか、現状が良かったのか悪かったのかはわからない。 ぼくも10年間の会社員時代に4つの会社を転々。そのたびに「あぁ、そうだったのかぁ」と気づかされた。それは今の仕事に活きている。 新しい場所に飛び出したって、何とかなるよ。 踏み出してみて、あ、あの状況って良かったんだぁ!と気づくこともあるけど、それはそれ。それも飛び出したからこそわかったこと。 たとえ後悔したって、気づかないまま過ごすよりいいかもね。 心配、ないない。踏み出した先は奈落の底、なんてことはめったにないよ。収入が激減することはままあるけどね。 ドアは開けるためにあるんだよ~。閉めないと役に立たないけどさ。 面接を受けたのは、同業の編集プロダクション。 さてさて、彼はどうすることやら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.01 09:56:27
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