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「武士は食わねど、高楊枝」という言葉がある。 武士といえども人間である。 何も食べなくて、生きているわけはないのであるから、 何かは食っているのだろう。 が、ここは武士の体面上、 鯛やヒラメといった美味いもの食ったふりをして、 「鯛の小骨が歯に挟まってな」と、爪楊枝を使い。 見栄を張る、といったことをいう。 こうしたことは、今も昔も変わりはない。 ただそのことで、 実際の自己充足感が埋められるわけではないので、 本質的な対応、解決になることはけっしてない。 見栄は見栄、虚勢は所詮、虚しい、虚ろなのだ。 その虚ろを、埋める、というのが、対策になるのだが、 それを高楊枝の使い方に始終していると、 肝心なその対策が引き延ばしになる。 経営の世界では、 最初から虚構、虚業家といった経営者も希有ではないが、 多くは業績不振を取り繕い、見栄を張る高楊枝型の経営者である。 自分の自己欲求具現に熱心な人の最大の落とし穴は、 他人のそれを陥れることを無意識に、 時には意識的にやらかしてしまうことである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.23 07:47:42
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