永田町、霞ヶ関、芸能界で人を診る
TV等見ますとね、永田町には「俺、俺の主語連発」の人が多くいます、表でも裏でも、自分を中心において言動することが体質化しており、それが無意識に出て、町の看板になっている。選挙の時、国会TV中継の時での、「国民」の連発は、かねがねつかっていないものだから意識的が見え見え。つまり意識して言っているということは、かねがね国民を意識していない証。。 霞ヶ関には表向き「主語なし」が多いのです。その代わり組織名が主語。いかに省益優先であるか。また個人責任忌避体質があからさまです。 代議士は主権在民(ご主人様は民です)の支えがあり、選挙がある。ですが今の永田町には昔の下僕(私は民のしもべ=僕)の概念がなく、選挙もない。これはある意味ではとてつもなく怖いことです。 そうしたことが、彼らの言動にどう表れているか、今晩当たりのニュースで確認されてみるのもおもしろいですよ。 失敗談やこっけい話を「自分を主語」,つまり自分を中心において言動することが体質化しいる人もいますね。それが無意識に出るって人は、それなりかそれ以上と思われます。 ただ極端に自分を卑下する人は、「いや、とんでもない」と否定されることを前提にしている人か、あるいは「自分はこんなにも県境であるぞよ」といったことを誇りたいか、いずれにしても、自分中心型。 これまたニュースでごらんいただければ分かりますが、永田町、霞ヶ関、共通して、この自己卑下、謙遜はほとんどみられない。これは両町の共通しての特徴です。 でも経営者には結構おられます。ですから逆に、経営者で、危ない人は、消費者とか、ユーザーとか、クライアント、お客様、という言葉がほとんどない人と、逆から診た方がわかりやすいです。 これまで倒産した社長の話したり、書いたりしているものを調べたことがあるのですが、共通して、消費者とか、ユーザーとか、クライアント、お客様といった言葉が出てこない。 手近にお持ちの経営者の講演テープがあれば、ぜひご確認ください。 TVニュースがおもしろいのは、こうした「人間」を読めることです。TVの話を出しましたので、すこし芸能人のこと。 芸能人は、一部の例外を除いて、おおむねお客様中心主義が徹底している。これは、経営者は見習うべきです。例外はいますよ。でも例外はスート出て、すーっと天狗になって消えていく。 とりわけ、長く最前線をはる人は、もう体質化を通り過ぎて、業界として染みついている。落語界、ゲイン人と言われる人たちがそうです。 芸能人の中でも、身近な人を例に取ると、他人を立て上手の横綱はサンマとシンスケ。まちがいがないところだと思います。 いいとこを自分以外の人たちに全部ふり、最後まで功績を、他者にふるありかたはサンマ。一方サンマ同様、他人にふるが、最後は見えないように自分にポイントがくるように決めるのがシンスケ。両雄分ければ、サンマのきづかい人間性、シンスケの高度のテクニック(技術的気遣い)、微妙な違いがありますが、芸能人ですから、芸としては甲乙付けがたいところです。 しかし一緒に仕事をしていて気持ちが良くなるのは、サンマの在り方に軍配です。 このご両人の微妙な違いを含めて、学ぶものが大きいです。 当たり障りのないこととして、TVで、こうした人の言動を、自分かってに診てみることも、おもしろい勉強だと思いますが。