春のセンバツ大会(第79回選抜高校野球大会)12日目の結果。
今日は決勝戦です。
常葉菊川(静岡)は6―5で大垣日大(岐阜)に逆転勝ちし、初優勝を飾った。
静岡県勢の選抜大会優勝は、常葉菊川・森下知幸監督が主将を務めた第50回大会(78年)の浜松商以来、29年ぶり。
常葉菊川のナイン!おめでとう!!!
決勝戦も、準々決勝の大阪桐蔭戦、準決勝の熊本工戦と同様に、終盤での逆転勝利。
大垣日大の初出場初優勝はならなかったが、希望枠での出場で初の決勝進出だった。
連投のエース森田貴之(3年)が緩急を使って再三のピンチを切り抜けたが、5-4で迎えた8回裏2死からスライダーを痛打され3安打2失点で逆転を許した。
東邦で38年間監督を務めた名将、阪口慶三監督(62)は
「向こうの方が1枚も2枚も力が上だった。選手は一戦ごとに成長して、今日は満点のゲームが出来た。楽しませてもらいました」
と満足そうなコメントを残した。
選抜第12日目の結果
決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
大垣日大 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
常葉菊川 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | x | 6 |
決勝は、常葉菊川(静岡)が6-5で大垣日大(岐阜・希望枠)に勝利。
常葉菊川は先発の左腕・戸狩が立ち上がりを突かれ2回までに4失点。
しかし打線が奮起し、3回までに町田、中川のソロ本塁打などで1点差に迫った。
戸狩を継投したエースの田中が、5回まで点を許さず、味方の援護を待った。
6回に1点を失い2点差とされたが、7回、四球、敵失で得た2死一、三塁の好機に、長谷川が左中間適時二塁打を放ち1点差とした。
8回裏には2死二塁から石岡の左前適時打で同点。さらに、敵失で2死一、二塁とし、高野の中前に抜ける適時打で勝ち越した。
1回途中から登板したエース田中が救援後7回を1失点と好投。
大垣日大・エース森田は11安打されながらも完投し、1人で5試合を投げ抜いた。
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