決勝戦は、佐賀北(佐賀)が5-4で広陵(広島)に大逆転勝利。
佐賀北は、選手権大会初優勝を飾った。
佐賀北は、開幕戦に登場し、最後の決勝も戦い、見事優勝。
決勝 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
広陵 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 |
佐賀北 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | x | 5 |
(広)野村-小林
(佐)馬場、久保-市丸
(佐)副島3号満塁(8回、野村)
広陵は、2回に4安打と四死球などで2点を先制。
6回の佐賀北の攻撃で、広陵野村が三者連続三振。
7回には、甲子園で34イニングス連続無失点だった佐賀北の救援エース・久保をとらえ、野村の2点二塁打で突き放した。
佐賀北は4点を追う8回、1死から連打と2四球でまず1点。
さらに3番副島が左翼席に飛び込む逆転満塁本塁打を放ち、5―4と試合をひっくり返した。
7回までわずか1安打に抑えられていたが、終盤のワンチャンスをものにした佐賀北が夏の甲子園初の全国制覇。
佐賀北は、先発・馬場が2回途中に降板する誤算もあったが、その後救援した久保が2失点し、9安打されるも粘り強く投げきった。
広陵は第49回大会(67年)以来3度目となる決勝でも、悲願の全国制覇はならなかった。
広陵の先発・野村は、7回まで1安打に抑えていたが、連投の疲れからか8回の副島への1球が悔やまれた。
野村は打撃でも2点適時打を打つなど、投打に活躍していた。
満塁本塁打は、16日の渡辺侑(聖光学院)以来今大会2本目、通算30本目。
広陵の小林捕手は7回に犠打を決め、1大会個人最多タイの8犠打を記録した。4人目。
インタビュー抜粋
佐賀北の百崎敏克監督(51)の優勝インタビュー
「信じられない。何が起こったのか、よく分からない。7回に2点取られ、0-4となったときは、もうダメかと思った。本当に信じられない。
選手のおかげです。」
逆転満塁本塁打を放った副島浩史三塁手(3年)
「次の打者につなぐことだけを考え打席に立った。本塁打になるなんて…。最高に幸せです」
この試合の観衆は満員の5万人。15日間の総入場者数は77万人。
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