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今日は中小企業診断士の財務・会計分野からキャッシュフロー計算書についてです。 まずは基本的な内容です。(参考:06年度1次試験 第6問) 日本では、2000年3月期からキャッシュフロー計算書というものが財務諸表に追加されました。 それまでは貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)が「財務二表」と呼ばれていました。 キャッシュフロー計算書の定義は以下のようなものです。 「2期の現金及び現金同等物(キャッシュ)の増減(フロー)の明細を、2期の貸借対照表の 各勘定科目の差額と、損益計算書の数値から明らかにしたもの。」 現金及び現金同等物とは、現金、預金、3ヶ月以内の定期預金などのことです。 このキャッシュフロー計算書には以下の三種類があります。 健全な企業は、(1)がプラス、(2)(3)がマイナスで、合計がプラスだと言われています。 (1)営業活動によるキャッシュフロー 営業損益計算の対象となった取引や、投資活動・財務活動以外の取引による キャッシュフローを記載したものです。企業の本業なので、プラスの方が良いですね。 (2)投資活動によるキャッシュフロー 固定資産の取得・購入、現金同等物に含まれない短期投資の取得・売却による キャッシュフローを記載したものです。将来に向けての投資なので、マイナスの方が良いですね。 投資を行っていないと、将来の営業キャッシュフローが悪くなってしまいます。 (3)財務活動によるキャッシュフロー 資金の調達および返済によるキャッシュフローを記載したものです。 この値がプラスということは、借金の返済よりも借り入れが多いことと同じような意味になる ため、マイナスの方が良いですね。 昨日の日記で紹介した『「1秒!」で財務諸表を読む方法』にもキャッシュフロー計算書を 読むポイントが書かれています。短時間でポイントだけ押さえたい人にはお奨めです。 明日は営業活動によるキャッシュフローについて、少し詳しく見てみましょう。 よろしければクリックを! ではでは~。 --- 我が家では寒くなってくるとシーズンに何度か食べています。山梨にも出かけたりします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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