|
テーマ:大人の勉強(26)
カテゴリ:雑学ノート
昨日の講座の後半は、同じく滑稽な話、ちょっとユーモラスな人物という事で「近江の君」でした。
☆近江の君というのは、源氏の幼な友達でもあった頭中将(内大臣)の落胤。 源氏物語の重要な登場人物の一人玉鬘を頭中将が探してた時に探させた娘。 だけど、何分田舎育ちなので宮中に入って異母姉が面倒を見ても粗野な振る舞いが直らず、みんなから笑われる存在として描かれてる人物だそうだ。 で、どういうのを当時は、粗野と見たかといえば、「早口」。御簾を降ろしていなければならないのをもたれかかってしまって、御簾が上がって丸見え。とか、そういうのなんですよ。 早口が品がない。ここではたと思い当たりました。ここだけの話ですが、皇室の方々の話し方です。雅子さまが結婚したてのころ、話方もいろいろといわれましたよね。意見をはっきり言い過ぎるとか。 はきはきしすぎるとか。 クロックナ~(なるほど)紀子さま、秋篠宮さまなどは、ゆっくりとしたなんともいえない話し方をしてますものね。 私などは、逆にあの皇室独特の話し方は苦手ですけどね。優雅な立ち振る舞い、平安時代からの宮中の作法を踏襲されてるというわけなんですね。 源氏物語では、近江の君が粗野であるのに比べて、同じく頭中将のもう一人の落しだねだった玉鬘は、源氏が引き取って育てたから、品が良いとなるように書かれてて、ここで二人の優劣を感じさせるようになってるとの話でした。 氏より育ちというか、その人の育った環境でその人がどんな人になるかというのは、多いに左右されるでしょうね。人物を環境が半分以上育てていくのかも。価値感や、人生観、人間性、教養も。 環境というのは、親?地域?どんな大人に囲まれてきたか?一番は親でしょうね。そう思うと子供を持つ身としては、恐ろしいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 10, 2009 11:43:31 AM
コメント(0) | コメントを書く
[雑学ノート] カテゴリの最新記事
|
|