カテゴリ:日々のまにまに
呑気な休日である。 昔っからそうなのだけど、この生活を止めてくれる理性的な外的要素(っておもに起こしてくれる彼氏とかなんだけど)がなけりゃ、いつまでも自堕落なまんまに生きてしまう生物、それがあたしってことらしい。 もういい加減オトナなのに、こればっかりは習性だから、きっとどうにもなんないんだろうな。 もちろんいつでも改善する気はあるんだけどね。 なかなか、自分ひとりじゃね。 ってワケで、愛するダーリンはただいま海外出張中である。 むしろ進んで自堕落を満喫中なり。 それもまた、雨ならたのし。 で、今日もまたこんな時間まで進んで自堕落。 いちにち、DVDみて過ごしちゃった。 やばい、あたしまたSEX AND THE CITYスパイラルに入っちゃったかも・・・。 これに入ったが最後、どっぷりとキャリーの世界に入り込み、ファイナルシーズンを観終わるまで浮上できない。 そう、また手を出しちゃったのだ、あのドラッグのような甘いドラマに。 言わずと知れた超有名海外ドラマ「SEX AND THE CITY」だけど、今年は秋に待望の映画が公開われるんだって!! 楽しみなような、怖いような。 すでにあたしにとって「SATC」はお薬のようなもの。 すごく元気がなくなって、お洒落するような気合いすら入んなくなっちゃった時に見る、カンフル剤的DVD。 さらに進んだ主人公たちの生活を、見たいような見たくないような・・・・。 ニューヨークは1度だけ。 仕事で行った。 まだ20代前半で(だから写真は手元にない。バリの夕日をお届けします)、もちろんはじめての「おひとりさまOverSea」だった。 長いフライトに疲れ果てて(だってしゃべる相手もいないんだもん、寝ても寝てもまだ空の上だし!)、英語の通じないイエローキャブに乗り、マンハッタンに向かった。 その時のことを、今でも覚えてる。 まどのふちに寄りかかって、疲れと眠気でぼんやりと窓に寄りかかるあたしの眼に突如、飛び込んできたマンハッタン島。 そう、それはほんとうに唐突に現われて、蜃気楼かと思ったほどだった。 完璧に美しかった。 海に浮かぶ、ビルという名の建物が内包する、たくさんの人々の営み。 それらがかわいらしく神々しく、寄り添うように海の上に浮かび、うっすら排気に霞み。 「すごいすごい、ほんとにきれい!」 あたしは日本語で叫んだ。 夢中で窓にしがみついた。 無愛想な運転手は、そんなあたしに返事すらしなかった。 まるで自分が透明人間にでもなったような気がしちゃったほどだった。 だけど、まさかこれほど感動するだなんて、当時アメリカに何の思い入れもなかったあたしにとっては、想像だにしていなかった衝撃だったのだ。 きっとその時にあたしが見た景色と、SATCに閉じ込められた時間は、あるシーズンでリンクしているのだろうね。 1回しか行ってないのに懐かしく、そして恋しい。 そう、あたしは今もニューヨークに焦がれてる。 だけどなんでこんなに遠いのかな。 行こうと思えば行けるのに。 期は熟してないのかしら。 あたしの恋はまだ、叶わない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.23 04:21:32
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