クタビーチのジンジャーティーはレモングラスの香り
マイナス1時間の時差とともに、バリ島はクタのKUPU KUPU BARONG BEACH RESORTからLIVE。 ここはクタのはずれにある閑静なヴィラ。オンザビーチなうえに、プライベートプール付きで、とてもじゃないけどクタとは思えないほど閑静な、オトナのリゾートだ。先週土曜日AM11:00。成田発、GA881便。呼吸が浅くなるような奇妙な胸騒ぎとともに、薄い毛布を肩まで引き上げたのが休暇の始まりだった。ここのところすれ違い気味だったダーリンとの愛の日々を取り戻すためのラブラブホリディである。いや、正確に言うと、「ラブラブホリディになるはずだった」が正しいかな。別に喧嘩や諍いがあったワケじゃ、ないんだってば。単にハードすぎるアクティビティのせいで、年老いたダーリンが毎晩、へばっちゃってるんである。甘~~い蜜月を楽しむために、色んな期待で胸膨らませてたあたしにとって、こんなしょぼくれたサプライズは必要ないんだってば~!、なんてイカってみるものの、こればっかりはしょうがない。とはいえ眠りこけてるダーリンに覆いかぶさってまで!なんてガッツのある短い付き合いでもなし、ま、仕方ない(とアッサリ諦めが付くぐらいの安定した関係ってこと)。おかげでこんな風にブログにまで書き込みできてしまうんだから、皮肉だね。じゃあアンタ、その昼間のハードすぎるアクティビティとやらを控えてはどうなんだい?って声もちらほら聞こえなくはないが(どこから?)そこはバリ・マジック。クタやレギャンに吹く風から生み出されるウエーブを、黙って見逃すわけにはイカンのだ。サーフがあたしを呼んでいるんである。しかも昨日までいた国立公園のあるバリ北西部エリアはモンスーンフォレスト。どうしても外せなかったトレッキングツアー。呼ばれるところにはつい、素直に反応&飛びついてしまう快楽主義者の悪いクセよ。しっかし、今回の旅は特にスゴイ。これまでにないほどミナギってミナギって、自分でもよくわかんないほどハイテンションな日々をすごしている。毎朝アラーム鳴る前にパッチリ目覚めるしお昼寝もしないし、元来ナマケモノなあたしにはありえないくらいのパワフルさ。まるで突き動かされてるかのような貪欲さだ。きっと何かを一生懸命享受しようと開いているんだろう。すべての感覚をオープンにして、新たなステージにチャンネルを合わせようとしているんだろう。こんなに溶けそうに幸せな休日を過ごしていると言うのに。この柔らかい湿った風を頬に受けながら、感情が寄せては返し、たどり着いてしまう岸がある。あまりに速い潮流に呑まれそうになりながら、心は繰り返し彼へと戻ってゆく。確かめなくちゃ・・・