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ジルコニアの気まま日記

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ジルコニア5519

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天衣無縫傍若無人なトークで、リスナーをはじめ、スタッフと相方すらも圧倒する噛み様『風音様』と風音様をはじめ、ゲストやスタッフが投げかける、どんな球も打ち返すそのトーク力で番組を牽引する『荻さん』がメインパーソナリティーのインターネットラジオステーション『音泉』でNO.1の人気を誇る番組っす↓


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2016年12月10日
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 ライト家の慣わしとして16歳になった私がこの住み慣れた土地から旅に出て、世界をグルッと見て回り始めてから半年くらいかな?
 本当、まだ1年も経ってないはずなのに凄く久しぶりにこの地に帰ってきた気がする。
 「ふわぁ、久しぶりだなぁ。本当全然ここは変わってないねぇ・・・」
 まぁ、そんな1年足らずで町の様子が大きくガラッと変わって別物になってたらそれはそれで怖いけどさw
 キャメロット城下町に着いた私はその変わらない故郷の温かい姿に思わずほっこり。
 一直線に城下町からお城に向かって伸びる道を歩いてると、急に横から声をかけられたよ。
 「セラちゃん、久しぶりだね」
 ん?足をとめて声のかけられた方へと体ごと向けてみると、そこにはニッコリと微笑む道具屋の主人の姿だった。
 「あ、お久しぶりです♪」
 「セラちゃん、本当久しぶりだね。ここに帰ってきたってことは旅は終わったのかい?」
 「あはは・・・だと良かったんだけどねぇ。まだ旅は終わってないよ。それで、今日はちょっと用があってここに寄ったんだよ」
 「そうなんだ、セラちゃんもまだ若いっていうのに本当大変だね。おじさん・・・ううん、キャメロットの皆はいつだってセラちゃんの味方だからね。何かあったらいつでも言って」
 「はい、ありがとうございます。それじゃ、失礼しますね」
 道具屋のお兄さんと別れて再び歩き出した私の元へまた別の人から声がかけられたよ。
 「セラちゃん、おかえり♪元気そうで良かったよ」
 「ただいま!お姉さんも元気そうで何よりです」
 本当に、久しぶりに私がこの地に来たってことで、皆が声をかけてきてくれる。
 この温かさが本当懐かしい。
 声をかけてきてくれる人達1人1人に笑顔で応えながら歩いてるんだけど・・・うん、何このトラップw
 全く進まないんだけど・・・・・・
 それでも、皆は嫌な顔をせず私に付き合ってくれてる。
 「そういえば、セラとはここで初めて出会い、一緒に旅を始めましたね。まぁ、正確に言ってしまえば私とセラが会ったのは管理塔ですが」
 「私もセラと初めて会ったはこの町だったな。あん時は本当。助かったぜ、あの時セラが助けてくれなかったら今の私はこうしてここに存在してなかったかもしれねぇからな」
 「ふふ、そんな大げさだよ。クレッシル」
 「しかし、ここは変わりませんね。この町の雰囲気といいますか、暖かさ」
 「この賑やかさが私には丁度良いんだけどなぁ」
 「そういえば、以前セラの故郷はセイレーン国だといわれておりましたし、町の方達から随分とよくされているみたいですし、セラのご実家はこのキャメロットにございますの?」
 「あ、ううん。違うよ。私の実家はここから南に行った場所にあるヴァイデヴィレッジっていう小さな村なんだけどね?ここにはお父様が警護隊長として勤めてるから、それでちょこちょこ遊びに来てたんだよ」
 「な~るほどなる、お父上が警護隊長ですの。それでこの町の方々からも知られておりますのね」
 そう言ってからアセトはなんか、ハッとした表情を浮かべたんだけど。
 「と、いうことはですわよ?お城に行けばセラのお父上にお会いできるということですのよね?どのような殿方なのかちょっと楽しみですわね♪」
 「何を期待してるのかわからないけど、お父様に手を出したりしたらだめだよ?アセト」
 「失敬なwそのような無粋なことはいたしませんわよ」
 「本当かぁ?」
 「アセトのことですからわかりませんね。注意しなければ」
 「何を言っておりますのよ。貴女方は!流石にわたくしでも他人のモノだったり、仲間の身内に手を出したりしようとは思いませんわよ」
 そんな話をしつつ歩いてた私達はお城の前にたどり着いた。
 そして、城の門の前に着くと、門番をしている中年くらいの1人の兵士がこっちに気付くとニコッと笑顔を向け声をかけてきてくれた。
 「を!?セラちゃんじゃないか、久しぶりだね。もう剣の修行は終わったのかい?」
 「お久しぶりです、おじ様♪ううん?まだ旅は終わってないんだけどさ、ちょっと王様とお父様にききたいことがあってきたんだよ」
 私の旅がまだ終わってないって聞くと叔父さんは苦笑を浮かべてきた。
 「しかし、いくら家の慣わしだって言っても、そんな旅なんか叔父さんみたいにちゃちゃっと終わらせればいいのにさ」
 「そうしたいのは山々なんだけどねぇw」
 「まぁ、セラちゃんの元気な顔を見たら2人とも喜ぶと思うし、中に入っていきなよ。王とパナディア兄さんはいつもの謁見の間にいると思うから」
 叔父さんに背中を押されてキャメロット城の中に入った私達は謁見の間を目指し進んでたんだけど。
 その時も中で働く兵士の人達や従者の人達からの温かい声に出迎えられ、それに応えながら進んでいった。
 そして、謁見の間に着いた私達を玉座に腰掛けたキャメロット王とその横に立っているお父様が温かく出迎えてくれた。

 第65話 ただいまキャメロット その1.終わり
                 その2.へ続く





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最終更新日  2016年12月10日 00時33分35秒
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