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カテゴリ:ドラゴンクエスト4 導かれし者達
「はぁ~・・・旅に出てから色々なモノを見てきましたが、ここまで凄いモノは初めてですよ」
「改めて見てみると、でっかいわねぇ」 魔人像を見上げ感嘆の声を上げるトルネコとマーニャ。 その横で他の皆も同じように魔人像を見上げ、各々その感想を言ってたよ。 「このような巨大な巨像、どのようにして作ったのでしょうか?とても古いものに見えますが、凄い技術ですね。まぁ、美的センスはこれっぽっちもないですけど」 「ふむ・・・確かに大きな像ですな。これを見ると人間の小ささがよくわかるでござる」 「う~ん、この像の前に立ってるだけでなんだかワクワクしてくるわね!!さ、早く進みましょう!!」 「いかにも怪しい巨像ですな。きっと向こう岸へ渡す手段はこの像に隠されていましょうぞ」 「この場所にあるということは、そういうことなんでしょうかね?まぁ、登ってみればわかりますよね」 「しかし、この像は我らの神の像とはずいぶん違うように見えますね。しかし、どこか神聖な気配を感じさせます」 「流石に全員でこのまま馬車まで中に入るのは厳しそうだけどどうしようか……」 「これ、どうしても登らないとダメですか・・・?」 魔人像を前にクリフトが表情を真っ青にさせてるんだけど? 「どうした?クリフト?」 「いえ、実は私・・・高所が苦手でして……その、出来ればこれは遠慮願いたいと言いますか」 あぁ~・・・そういう。ま、誰にだって苦手なモノはあるよね。 「なるほど、それなら無理には連れていけないな」 「それでしたら、ワシもここで残らさせてもらってもいいですかの?」 「あ、はい。ではクリフトとブライさんは今回は待機ですね」 さて、どうしたものか・・・クリフトは回復要員として連れて行きたかったけど、ダメとなるいととりあえず、ミネアにはお願いしたいところだけど、他は誰を一緒に連れていこうか。 そんなことを考えてると横から声をかけられたよ。 「勇者殿。拙者は行きますぞ」 「ここを通って魔物の本拠地に乗り込むなら行かない理由はないわ。このあたしの腕を存分に振るうことが出来る機会なんて早々ないんだもの」 ライアン・アリーナはすんごい乗り気というかアリーナは本当わくわくしてるのが目に見えてわかるというかw 本当に全力で戦えるのが楽しみなんだなぁ、って 個人的にはミネアを連れていきたいところだけど、回復は俺がやって更にアタッカーとしてマーニャを連れてくのもありだよな。 そう思ってミネアとマーニャの方へと視線を向けると彼女は視線をそらして吹けもしない口笛を鳴らし始めたよ・・・w 行きたくないのかw 「それでは、回復が必要になるでしょうし、私が一緒に行きます」 「ありがとミネア。本当助かるよ。それじゃ、よろしく」 うん、今回この魔人像に乗り込むのは俺・ライアン・アリーナ・ミネアで決定か。 「それじゃ、他の皆はリバーサイドで待機しててください。魔族の城で情報を仕入れることが出来たらそっちに戻って合流します」 「わかりました、それではお気をつけて」 「姫様、お気を付けていってきてくだされ」 「姫様、どうかご無理はなさらないようにしてください」 「それじゃソロ、姉さん、皆。行ってらっしゃい」 と、いうわけで。俺達は魔人像の中へと足を踏み入れたのだった。 第99話 こんな場所に町? その4.終わり 第100話 本当に歩くのか その1.へ続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年03月01日 12時46分35秒
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