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絵本ノート－ 1日1冊お気に入りの絵本

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くろいの

くろいの作: 田中清代偕成社"くろいの"って何？動物？食べ物？おもちゃ？そのどれでもなく、やっぱり"くろいの"という表現がぴったりくるなんか不気味、でも、かわいいそんな存在ある日、女の子は不思議ないきものを見つけましたどうやら見えているのは自分だけのようです声をかけると〝くろいの〟は、黙って歩きだしましたついていくと、古びた日本家屋に着きましたどうやら、そこは、くろいのの家のようです居間でお茶を飲んだり、屋根裏に行ってもみました屋根裏はとても不思議な世界でしたそして、そこには大きくて、柔らかい毛をした生き物がいたのですトトロみたいなその生き物に抱かれて眠った女の子は、お母さんの夢を見ました目が覚めて、女の子は普通の生活に戻っていきます読後、私たちの近くにも"くろいの"がいるんじゃないか、と思って、影になっているところを凝視してしまいます#絵本　#くろいの　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.28

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まゆとおに

まゆとおに文: 富安陽子絵: 降谷なな福音館書店みんなが思うやまんばのイメージとは、ずいぶん違いますでも、これもありだなぁって思いますし、お話が進むにつれて、"あ、やっぱり普通の人とはちょっと違うんだなぁ、豪快でかっこいいな"とも思いますお話は、やまんばの娘のまゆが鬼に会うことから始まります鬼がなんなのか知らないまゆは、"うちに遊びにおいで"という鬼の言葉に乗って、ついて行ってしまいます鬼はまゆを煮て食べようと火を起こそうとしますまゆは"何か手伝うことはある？"そう言って、薪を作ったり、かまどの石を積んだりとせっせと鬼を手伝います寒いのでお風呂を沸かしていると思っていたまゆは、お母さんの「親切な人には礼儀正しくしなさい」という言葉を思い出し、鬼を鍋に放り込みますまゆに全く悪意がなく、純粋に一生懸命振る舞った結果、身を助けることになるのがとてもおもしろく、読後、爽快感があります節分に読みたい1冊です#絵本　#まゆとおに　#節分　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.27

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もりのなか

もりのなか文・絵: マリー・ホール・エッツ訳: まさきるりこ福音館書店ラッパをもって森に散歩にでかけた男の子そこで、ライオン、ゾウ、クマ…、いろいろな動物に出会いますみんなは男の子のラッパに合わせて音を奏で、行列をつくって森を散歩をします散歩の後は、ピクニックを楽しんだり、かくれんぼをはじめたりでも、男の子が鬼をしているうちに、動物たちは姿を消してしまいましたかわりに現れたのは、男の子を探しにきたお父さん「またこんどまでまっててくれるよ」お父さんはそういうと男の子を肩車にのせて、おうちに帰っていきました動物たちの行動が人間くさくて、好き今の時代、アニメで犬や猫が話をするのを見ているから本の中で動物が話すのは当たり前のように思えるけれど、この本はそれが当たり前じゃない、特別なことと感じさせてくれます白黒でゾウはゾウらしく、サルはサルらしく、ライオンはライオンらしく描かれていますその動物たちが人間のように振る舞うのですが、"えっ、なぜ？"と思うような謎の行動をたくさんしますこれは男の子の空想の世界だから、ではないかと思います多くの大人は、歳を重ねると、子どもの時のこと、特に感じたことなどはわすれてしまうのではないですかねエッツはすごい

2022.01.26

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はるかぜのたいこ

はるかぜのたいこ作: 安房直子絵: 葉祥明金の星社安房尚子さんの優しい文章に、葉祥明さんの柔らかな色合いの絵がぴったり読んで癒され、絵を見てまた癒されます秋の終わり、1匹のうさぎがくまの楽器屋を訪れます真冬？と思えるほど厚着をしているうさぎさん"なにかあったまる方法はないかしら"と尋ねると、くまは、いい方法があると言って、たいこを持ってくるのでしたそのたいこを叩くと、あら不思議！本当に温かくなったのです目と耳で、読者も気持ちが温かくなること、まちがいなしです#絵本　#はるかぜのたいこ　#安房直子　#葉祥明　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.25

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クマですが、イヌです

クマですが、イヌです作: ダイアン・フォックス & クリスチャン・フォックス訳: 青山南光村教育図書イヌが大好きなルーシー"イヌがほしい"と思うようになって、一緒に生活してくれる犬を探しますそこに"わたくしのなまえはクマです"というイヌが現れますん？イヌ？いえいえ、"イヌ"と自称するクマ？とにかくルーシーは自分は犬だ、というクマと生活を始めます最初はうまくいっていた2人でしたが、しばらくするとケンカになり、クマはルーシーの家を出ていってしまいますでも… きっとみんな経験しているのではないかしら家族とか、身近な人に"もう、あの人の顔なんて見たくないっ！"って思ったのに、本当に1人になったら、"さみしいな…どうしているかな…"って#絵本　#クマですが、イヌです　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.24

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すてきなあまやどり

すてきなあまやどり絵・作: バレリー・ゴルバチョフ訳: なかがわちひろ徳間書店びしょぬれで帰ってきたぶたくん大きな木の下で雨宿りをして、晴れてから帰ってきたというそれなら一体なぜ？考えることはみんな一緒ぶたくんが雨宿りをしていると、次々といろんな動物たちが雨宿りをしてきます"まだ、来るの〜？次は誰がくるの〜？"ってワクワクしますその数といったら…観音開きで展開される絵は圧巻です#絵本　#すてきなあまやどり　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.22

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ようこそ森へ

ようこそ森へ作: 村上康成徳間書店なぜ、カケス？絵本でカケスって見たことないなぁ、なんでカケスなんだろう、って思っていましたでも、私なりに答えを出しましたよまぁ、聞いてください😊カケスは"森の情報屋"と言われていますなぜ？それは、カケスがいろんな野鳥の声を覚えていて鳴き真似をするので、鳴き真似をした時にはその森に声の主がいることがわかるのですクマがいる時も鳴いて教えてくれますカケスは周囲をよく見ているのでしょうねだから、この本の主役になったのだと思いますこの本はカケスの視点で書かれているのですまずは森に入ってきた家族を観察し、信頼できる人間かどうかを見極めますそして、信頼できる人間だと知ると、家族が森の魅力を発見をする度に、心の中で共感の声を上げます観察力のあるカケスは、忘れものにも気がつきますちゃんと教えてあげるんですよ😊優しいカケスさんなんです男の子が「今、教えてくれたんだよね？」カケスが「…どうかな、でも、これ、君のだよね」無言で見つめ合っているのですが、そんな会話が聞こえてくるようで、このページが大好きです#絵本　#ようこそ森へ　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.22

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かぜのでんわ

かぜのでんわ作: いもとようこ金の星社東日本大震災のあと、岩手県大槌町に置かれた「風の電話ボックス」メディアに多数取り上げられ、世に知られることになりましたこの電話で、この世界ではもう会うことのできない人と話をすることができます実際には線がつながっていませんけれどもたくさんの人が伝えられなかった思いを、この電話を通じて、その向こうの人に伝えていますこの本は、この話を元に作られていますお話の前半では、動物たちがそれぞれの伝えられなかった思いをぶつけます心が締め付けられるようで、ごめんなさい、私は声に出して読むことができません誰も見ていない空間ですストレートに心の内をすべて、この電話に向けて話したのでしょう読んでいる私は、メッセージを送る側なのか、受け取る側なのか、自分でもわからなくなるけど、その人の伝えたかったことは、痛いように伝わってきます第三者である私にも、その思いが伝わるのだから、その思いは、まちがいなく伝えたい相手に伝わっている、と私は思います絵本では、その思いが届いていることが証明されますやっぱり、届いていたんです〈風の電話〉岩手県大槌町浪板9－36－9「ベルガーディア鯨山」#絵本　#かぜのでんわ　#風の電話　#東日本大震災　#いもとようこ　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.21

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ええところ

ええところ作: くすのきしげのり絵: ふるしょうようこ学研教育出版"私にはいいところなんかひとつもない"というあいちゃん心がちくっとする私もあいちゃんだから「私のいいところを教えて」と言ったら、友達のともちゃんは長い間考えて「あしたまでに考えてくるわ」あいちゃんは悲しくなりました一晩考えて、ともちゃんが言ったのは「あいちゃんの手は、クラスで一番あったかい」えっ、そこ？って思いましたか？そこからともちゃんが言いたいあいちゃんのいいところが見えてきますよと同時にともちゃんのいいところも見えてきますともちゃんはあいちゃんに真正面から真摯に向き合っていたのですね即答できることがいいとは限りませんじっくりと観察し、真剣に相手のことを思って出した答えだったから、とても重みのある一言だったと思います人との向き合い方を考えさせられた本でした#絵本　#ええところ　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.19

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楽園のむこうがわ

楽園のむこうがわ絵: ノリタケ・ユキコ文: 椎名かおるお話は、表紙から始まっていますうかうかしていてはいけませんある島にやってきた2人の青年1人は白シャツに黒パンツもう1人は黒シャツに白の短パン2人は対称的に描かれていますその2人はそれぞれ、この島を開拓していきますが、そこはパラレルワールドとして描かれています先の青年は、森と共存するように開拓を進めます後の青年は、森を大きく開拓し、便利な生活、都会的な生活を展開していきますどちらの生活を選ぶのか、それは私たちに委ねられているように思います森と共存したいと思いつつ、両方ともに魅力的に見えます読者に選択を任せていると感じました2021年に出たばかりの新しい本です#絵本　#楽園のむこうがわ　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.17

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ブーツのぼうけん

ブーツのぼうけん作:きたむらさとし小峰書店ブーツはねこです私の実家には猫がいます実家に帰ると、じーっとネコ観察ばかりしている私ですが、いつもネコが何か言いたげに母や私を見ているのですが、何を言いたいのか、伝えようとしているのか、ちっとも汲むことができません野良猫がやってきて、なんだか見つめ合ったり、ニャーニャー話をしているのもさっぱりこの絵本みたいに、ネコたちがお互いにこんなことを言い合っていたらおもしろいな、と思います癒されます#絵本　#ブーツのぼうけん　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.17

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Andrew Henry’s Meadow

Andrew Henry's Meadow作・絵: Doris Burn日本語版がないのが不思議なくらいとてもステキな絵本です主人公のアンドリューは、手先が器用で何でも作ってしまいますヘリコプターとか、鷲かごとか、メリーゴーランドとかそんな発明品に困っているのは、お父さん、お母さん、兄弟、姉妹たちある日、みんなに邪険にされたアンドリューは意を決して家を出ますそして、森を抜けた草地に自分の家を建てるのでしたすると、それを見ていた鳥好きの女の子から、"私にも家を建てて"と頼まれ、その子が鳥の観察を楽しめるような家を建てます次に船や釣りが大好きな男の子から家を建ててくれるように頼まれ、同じように、ボート遊びや釣りが楽しめる家を建ててあげましたこうして、アンドリューの元には、家で好きなことが思い切りできない子どもたちからの依頼が次々と来るのでしたところが町では、子どもたちがいなくなったと大騒ぎしかし、町のどこを探しても子どもたちは見つからないのでしたさて、アンドリューが出て行く時、その姿を見ていたものがいました犬のサムですサムはアンドリューに"待て"と言われて、4日もの間、ずっとガマンをしていましたでも、5日目、とうとう耐えられなくなって、アンドリューの後を追いかけます町の人たちは、"犬が何か見つけたぞ、犬を追え！"とサムの後を追いますそして、行き着いた先で見たものは…お話もわくわくして好きですが、絵がとてもいいですちょっとノーマン・ロックウェルを思い出しました黒一色で描かれていますが、とても繊細に、表情豊かに描かれています不思議なのは、白黒なのに緑豊かな草地や人々のカラフルな服が想像できるのです正直、私の頭の中では、映画を観ているかのように、ストーリーが流れていますお気に入りの一冊です#絵本　#AndrewHenry'sMeadow #森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.16

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ねこです。

ねこです。作: 北村裕花講談社表紙を開くといきなり　　　　「ねこですか？」"へっ、私⁈😳"って、条件反射的に思ってしまうすると次のページでいきなり見開きでねこが出てきて"ねこです。"とあたりまえのことなんですが改めて言われると"…うん、…だよねー"ってなりますその後もいろんなねこが「ねこです。」とねこ好きにはたまらんです私のツボは「おれたり」"あるある〜"ってうれしくなっちゃいました😊#絵本　#ねこです。　#猫　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.14

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おもちのきもち

おもちのきもちかがくいひろし講談社かがみもちが何を考えているか、なんて考えたことがありますか？どうやら、幸せなようではない様子杵で頭をたたかれ、のしぼうでのばされ、小さく千切られ、あんこやきなこや大根に混ぜられて…最悪の場合は、納豆に混ざられて…なるほど私がおもちでもイヤかも…そこで、かがみもちは逃げ出すことにしましたでも、必死に走ったあまり、途中でお腹が空いて……どうしようあるじゃない、あるじゃない身近に食べるもの…😈この後、大変なことになります〜走るかがみもちの様子が衝撃的！#絵本　#おもちのきもち　#かがくいひろし　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.14

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金の瓜と銀の豆

金の瓜と銀の豆文：チャオ・エンイ絵：ホー・ミン訳：きみじまひさこほるぷ出版中国の昔話です昔、金庫山のふもとに、2人の年寄りが貧しく暮らしていました日照りが続いたある年、不毛な畑から２つの芽が出ていることに気づきました2人が手塩にかけて、この芽を育てると、やがて金の瓜から男の子が、銀の豆から女の子が生まれましたチン・クワルと名付けられた男の子と、イン・トオルと名付けられた女の子はとても働き者で、クワルは畑を耕し、トオルは家の仕事をしました2人のおかげで、家はどんどん豊かになっていきましたある年、クワルの畑に大きな冬瓜がなり、クワルはその瓜を冬瓜王子と名付けました一方、トオルの飼っているにわとりの中にとりわけ大きなおんどりが育ち、トオルはそのおんどりに”おんどり将軍”という名前を付けましたところがある日、この豊かな畑を見た地主が年貢を納めろと難癖をつけてきますそこで、クワルとトオルは金庫山に金銀が埋まっていると聞いて向かいますが、掘れども掘れども見つかる様子はありませんそこに”おんどり将軍”と”冬瓜王子”がやってきて、危機を救います一家は無事、年貢を納めますが、欲張りな地主は年貢はいらない、その代わりに、と言って、無理やり冬瓜とおんどりを奪っていきます欲張りな地主がどうなるか、気になりますね絵がとてもかわいらしく、彩も美しいです#絵本　#金の瓜と銀の豆　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.13

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出発進行！里山トロッコ列車

小湊鐵道の旅出発進行！里山トロッコ列車かこさとし偕成社小湊鐵道、いすみ鉄道、銚子電鉄は、乗ったことがないけれど、Twitterでフォローしたり、ぬれせんべいやグッズを買ったりすることで、応援している鉄道会社ですかこ先生がその小湊鐵道の絵本を描いているなんて！表紙に"小湊鐵道"、"かこさとし"の文字をがあるのを見て、心踊りました内容も興味深く、決して子どものためだけではありませんトロッコ列車そのものに乗ってみたい、そこから見えるのどかな風景や風を感じたい、難工事を物語る長いトンネルや高い鉄橋を見たい、源頼朝や滝沢馬琴、種姫といった歴史上の人物とも深い関係のある場所を訪れてみたい、と色々な思いに駆られました私はてっきり、かこ先生は"鉄"なんだぁと嬉しく思ったものですが、この本が描かれた経過は、小湊鐵道の社長さんからパンフレットの添画を依頼され、それを知った出版社さんが絵本を作ることを決めたのだそういずれにしろ、他の鉄道でもこんな絵本ができたらいいな#絵本　#出発進行！里山トロッコ列車　#小湊鐵道　#鉄道　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.11

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るるるるる

るるるるる作・絵: 五味太郎偕成社ほぼほぼ"る"だけのおもしろい本登場するのは飛行機だけ読み手としては、"どうやって表現しよう、伝えよう"とワクワクさせられる絵本です五味太郎先生の本は好きで、昔から読んでいましたが、絵本ブログを書き初めて1年なぜか初めての登場です"一文字だけの本なんて、わからない"と思う方があるかもですねこの本はとてもよく伝わってきます飛行機の気持ちになって文字にとらわれず、絵をよく見て、その時の気持ちをそこに書かれた音に乗せてくださいきっと聞き手に伝わります😊#るるるるる　#絵本　#五味太郎　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.11

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天才レオナルド・ダ・ヴィンチと少年ジャコモ

天才レオナルド・ダ・ヴィンチと少年ジャコモ文: グイド・ヴィスコンティ絵: ビンバ・ランドマン訳: せきぐちともこ/石鍋真澄レオナルド・ダ・ヴィンチのことを知ろうとすれば、気が遠くなるような分厚い本を読まなければならないでしょうでも、この本はレオナルド・ダ・ヴィンチの功績や人となりを簡単に知るには充分だと思います実際、レオナルド・ダ・ヴィンチがジャコモという少年と26年間も一緒に住んでいたことを初めて知りました物を破壊する戦争を嫌いつつも、武器を設計しなければならなかった苦悩もそして、先を見通す力、天才ぶりを改めて感じさせられます理想都市の話などは、"ダ・ヴィンチは未来から過去に行った人なのではないか"と思ったほどです以下はダ・ヴィンチの言葉ですが、観察力に優れていたことが伝わります「鳥の体の重心は、尾の方でなく、まんなかよりも頭よりにある、だから、鳥は決して後向きに降りることはできないんだ」こちらの言葉は禅語「清流無間断」に通ずると思いました「川に手を入れてごらん。手に触れる水は、流れていく最後の水でもあるし、流れてくる最初の水でもあるのだ。今という時も、同じなのだよ」ダ・ヴィンチについて、もっと知りたくなりました😊#絵本　#天才レオナルド・ダ・ヴィンチと少年ジャコモ　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.10

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よるのいえ

よるのいえ作：スーザン・マリー・スワンソン絵：ベス・クロムス訳: 谷川俊太郎岩波書店言葉数が少ないのですが、ミクロからマクロへ、そしてまたミクロへ、という視点で話が進みます具体的には、小さな本の鍵から始まって、宇宙にまで飛んでいって、また順を追って鍵へと帰っていくのです水彩とスクラッチという方法で描かれた絵は、とても印象的黒と白、そしてそこに浮かび上がるように光や小物が黄色く描かれています#絵本　#よるのいえ　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.09

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おおきなかぶ

おおきなかぶ再話: トルストイ絵: ニーアム・シャーキー訳: 中井貴恵今もなお、小学1年生の教科書に載っているという「おおきなかぶ」「おおきなかぶ」といえば、思い起こすのは、福音館書店から出ている絵本を思い浮かべる方が多いでしょうでも、こちらの本は、それよりもコミカルに描かれています増えていく様子も、おじいさん、おばあさん、牛までは1ずつですが、そこから2頭、3匹、4羽と数が増えていきます"いつまで繰り返すの、どうやって着地するの？、できるの？もういい加減にして〜"と思ったあたりで終わりがきますラストも普通には終わりません昔読んだものと読み比べてみるのも楽しいと思います#絵本　#おおきなかぶ　#読み聞かせ　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.08

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おつきさまとあそんだよる

おつきさまとあそんだよる作・絵：神山ますみ講談社絵がかわいらしくて、見ているだけで、気持ちがほわっとなる本ですお友だちと遊んで夕方もうおうちに帰らなければなりませんでも、くまのこはまだまだ遊びたいみんなは家に帰りましたが、くまのこだけはおつきさまとブランコをしたり、かくれんぼをしたりおつきさまも楽しそうおつきさま、最後には家までついてきてしまいますお父さんが読んでくれた絵本を聴きながら、おつきさまの明るい温かい光に抱かれて、くまのこは安心して眠るのでした#絵本　#おつきさまとあそんだよる　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.07

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あおいこねことおさらいっぱいのクッキー

あおいこねことおさらいっぱいのクッキー作: エインズリー・プライヤー訳: いくしまさちこアルクあおいこねこの気持ち、よくわかる〜だって私がそうだから"あと、1枚だけ…"の誘惑が気が付けば、袋が空になっている😨という自分がやってしまうのに、自分の子どもにはつい言っちゃうのよね"どうして1人で食べちゃったの！"って…このお母さんのように、優しく包んであげられるようになりたいなと言うのが素直な感想#絵本　#あおいねことおさらいっぱいのクッキー　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.06

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こねこのチョコレート

こねこのチョコレート作: B・K・ウィルソン絵: 小林いずみ訳: 大社玲子こぐま社明日は弟の誕生日大切な弟に何かプレゼントをしたいと思う女の子幸い、100円持っていますお母さんと弟のプレゼントを買いに行き、お菓子屋さんに寄って、こねこのチョコレートを買いました女の子はそれをタンスにしまっておきましたでも、その夜、ベッドに入った女の子は、チョコレートが気になって仕方ありません"1個だけなら…"悪魔の誘惑が始まります#絵本　#こねこのチョコレート　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.05

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びんぼうこびと

再話: 内田莉莎子画: 太田大八洋の東西を問わず、同じような話があることに驚きを感じることがありますこれもその1つびんぼうこびとが住みついているがために、働けど、働けど、貧乏に苦しむお百姓さん同じように、日本には貧乏神の存在がありますねさあ、そこでお百姓さんは知恵を使いましたそしてとうとう、びんぼうこびとを追い出すことに成功しますお百姓さんの生活はみるみる良くなっていきましたでもね…#絵本　#びんぼうこびと　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.04

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こすずめとゆき

こすずめとゆき作 / 深山さくら絵 / 黒井健佼成出版社寒い冬の夜に、かあさんすずめに抱かれたこすずめが目にしたのは、ふわふわ舞い落ちてくる白いもの「おかあちゃん、あれ、なあに？」こすずめが聞くと餌を探すのに疲れたかあさんすずめは、外を見ずにきのみかしらね誰かのはねかしらね羽虫かしらねと答えます羽虫かも、と聞いたこすずめはふわふわ落ちてくる白いものを口にします冷たいかあさんすずめがこすずめの口を開けさせると、そこにはもう何もありませんせんでしたようやく外を見て雪だと気づきます寒い冬に自分の体でこすずめを温めようとするお母さん、そこに寄り添うこすずめの姿が愛おしい思わず自分の愛しい人をぎゅっと抱きしめたくなる一冊です#絵本　#こすずめとゆき　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.03

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じゅっぴきでござる

じゅっぴきでござる作：エクトル・シエラ絵: 高畠純佼成出版社さるが10匹その猿がざるそばを食べ過ぎたり、バナナをあさったり、バザールへ行ったりして、1匹ずつ減っていく最後は…"次はどんなことが起こるのかなぁ"とワクワクしながら読める絵本です#絵本　#じゅっぴきでござる　#森の小さな絵本カフェ　#絵本くらぶ

2022.01.02

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Mirror

MirrorJeannie Baker 変わった装丁の絵本です2冊の本が一冊に収められたような本で、右開きと左開きで、2つの異なる場所での異なる家族の1日の生活を紹介していますそれはまるで鏡のように対称的です右開きで話が進むのは、モロッコを舞台とした家族左開きで話が進むのは、オーストラリアに住む家族です同じように朝を迎えても、その2つの地域の生活様式は全く違っています交通手段にしても、食事風景にしても、ショッピングにしても、夜の過ごし方もでも、お話の中頃で、これまで全く共通なことなどないように見えた2つの生活が、"カーペット"、"パソコン"を通じて繋がるのですモロッコで作られたカーペットは、オーストラリア人のカーペット屋さんを通じて、買われていきましたお店の看板には「魔法の絨毯」と書かれ、夜にはオーストラリアの子どもが"空飛ぶじゅうたん"の話を読んでいるのですモロッコでは、それまで伝統に則った昔ながらの風景や生活様式が見受けられるのですが、市場に行ってからパソコンが普及し、生活が近代化していることがわかります#絵本 #mirror #森の小さな絵本カフェ #絵本くらぶ

2022.01.01

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