カテゴリ:絵本
にぐるま ひいて 文: ドナルド・ホール 絵: バーバラ・クーニー 訳: もき かずこ 心がほわっと温かくなるような絵本です 絵からも文からも時間がゆったりと流れている様子が伺えます 何か大きなことが起こるわけではなく、淡々と話は進んでいきます 心がほわっと包まれるように感じるのは、長閑な景色や時間の経過だけでなく、そこはかとなく家族の愛情が感じられるからではないかと思います 決して"愛している"なんて言葉は言ってないのですが、一年をかけて、家族全員で街で売るためなものを育て、作り、積み込む姿や、これまで生活を共にし、一緒に旅した牛を売るときに"元気で"とキスをするシーンから、家族や飼っていた動物への愛情が感じられます そうして作ったものは、たとえ運ぶための空箱や空袋でも売れるのです 一切の無駄がなく、それらを全て売って、手に入れたものも質素なものでした 暖炉に下げる鉄の鍋 この鍋で何を作るのでしょうか 想像するだけで肉や野菜を煮るいい匂いやグツグツというがしてきます 娘には刺繍針、息子には大型のナイフ いずれも次にまた街で売るための物を作るのに必要なものです ちょっとしたお楽しみ(贅沢?)なのでしょうか? 2ポンドのはっかキャンディも😊 古き良きアメリカの姿が覗ける一冊です😊 #絵本 #にぐるまひいて #読み聞かせ #アメリカ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.01.17 19:56:29
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