グダグダ３０分（旧ワクテカの祭壇）

名古屋周辺（もう少し広く三重～静岡あたりまで拡がっているが）の食文化で割と強い影響を与えているチェーン店。
それがスガキヤである。

中京圏ではマクドナルドとかと同じにカテゴライズされそうなファーストフード店で、ちょっと大きめの商業施設であったり、寂れてさえいなければ駅前を探せばほぼ漏れなく見つけることのできるかなり地域に密着した店である。

価格は時代によって推移しているが、ラーメン一杯が２９０円。
まあそこまでは幸楽苑とか日高屋でもやっている値段ではあるが、ここはよりファーストフードに特化して、他のサイドメニューはあまりごちゃごちゃ置いてない。

思いつくところで、ラーメン類に炊き込みご飯、サラダ、ソフトクリーム類ぐらいではなかろうか。
小さな調理スペースでも提供できるように特化しているのだろうが、これがまた店のイメージをいいかんじに作っている。

ラーメン喰ったあとにクリームぜんざいというパターンが割と普通につくられているのだ。

記憶の上では、高校生の頃なんかは、ラーメン食べてデザートにクリームぜんざいを食べてワンコインで何十円かおつりが来たのではなかったかと思う。
今はもう何十円か足さなければいけないが、そのぐらいのリーズナブルさなのである。

おお、そうだ、肝心の味を何も書いていない。
ラーメンは「今はやり」の魚介豚骨系である。

ん？聞き逃した？？「今はやり」の魚介豚骨である。
ん？そうそう魚介豚骨である。

じつにこの店昔から味が変わらないのだが、昔から魚介系の出汁を使ったラーメンを提供している。
今でこそ魚介系豚骨という言葉もメジャーになっているが、何十年も前からこの味である。

だから東京に出てきて、魚介系豚骨のラーメン食べて驚いた。
みんな魚介豚骨だ～と有り難がって食べてるけど、名古屋人の味覚としてはもう何十年も前に到達した境地だぞと。
だからついついどうしてもスガキヤをベースに味の比較をしてしまう。



今回の帰省においても、どうも食べたくなってしまいついつい寄ってしまった。
実際帰省する度、必ず一度は食べている。
（が、ちょっとこないだのはいただけなかった。忙しいのかしてスープの味が薄かった。）

んーちなみに、この店の「卵入りラーメン」はしずる感が半端無いと思うのは俺だけだろうか。