331552 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Der Nakajistil

Der Nakajistil

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006.03.21
XML
カテゴリ:ドイツ生活
今日、あるピアノ曲のCDがほしくなって、街中に出かけることにした。

僕が最初にブラウンシュヴァイクに来た頃は、クラシックのCDを置いている店がいくつもあった。特にSalzmannという本屋の3階は1フロア全域クラシックCD専門コーナーで品揃えも豊富だった。

それがクラシックCDを置く店が数年前から減る一方で、去年僕が再びこの町に戻ってきたときにはまともなクラシックの店は先述のSalzmannを残すのみとなった。ここはドイツの中でもクラシックに関しては満足のいく買い物のできる有数の店だった。

ところが今日Salzmannへ行くとCD売り場は閉鎖されていた。
案内板には、CD販売はGraffという書店へ譲渡したとある。
GraffはSalzmannから歩いて数分の大型総合書店である。
さっそくそこへ行ってみた。

そのGraffのCD売り場を見て、愕然とした。フロア片隅の狭い敷地に半分は廉価盤がずらりと並べられ、もう半分に申し訳程度の普通盤。たとえば、ベートーヴェンなどは交響曲とピアノ曲は分けて並べているのが普通だが、全部一緒に一列すっぽり。他の作曲家も同じ。
モーツァルトイヤーにちなんで、モーツァルトコーナーだけは特別に飾り付けられていた。

・・・というような貧弱さであった。
これはクラシックCDが売れない、つまりドイツのクラシック音楽愛好家の激減を物語っていると思う。
ドイツは「楽聖」たち所縁の場所が多い国。
それゆえ、クラシック音楽のふるさとのひとつに数えてもいい。
しかしこのありさま。ドイツに眠る楽聖たちの嘆き声が聞こえてくるようだ・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.03.22 02:08:22
コメント(6) | コメントを書く
[ドイツ生活] カテゴリの最新記事


PR

Recent Posts

Archives

2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01

Freepage List

Comments

なっぴー@ Re:ハンブルグかハンブルクか(09/27) ハンブルガーって言うじゃん。 だったらハ…
背番号のないエース0829@ Re:ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
那須野@ Re:調律師と耳の良さ(08/26) 僕もヘッドフォンは大嫌いです しかしそ…
まつかわ@ Re:ドイツ人はバイエルを知っているか 第4回 「楽譜の店で」(06/25) はじめまして。ドイツのピアノ教育に興味…

Category

Favorite Blog

CANTOIMA(今泉仁志… cantoimaさん
Swing the Piano.歌… さとうゆきこさん
pastel mint rusfさん
ピアノのへや seina1940さん
poco a poco poco a pocoさん
y'Odare cLub    … Yodare-Club-Tomochanさん

© Rakuten Group, Inc.