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カテゴリ:クラシック音楽
バロック音楽は深刻さがなく、素朴で優雅なのでいくら聴いても聴き飽きるということがありません。またヴィヴァルディ、ヘンデル、テレマンと多作な作曲家がいくらでもいるので、聴く曲に困るということもありません。
でも、最近では特にバッハをよく聴きます。。明るい調性のニ長調、イ長調の協奏曲です。ニ長調はオーボエ協奏曲で、イ長調はオーボエ・ダモーレ協奏曲です。これらはチェンバロ協奏曲からの編曲(復元?)で明るく生き生きとした音楽です。 バッハは家族で楽しむ為に、多くの音楽をチェンバロ協奏曲として編曲しているので、後世の学者や演奏家が復元を試みて、現在ではヴァイオリン協奏曲やオーボエ協奏曲、またはVnとオーボエの為の二重協奏曲などとして復元されています。 そんな中で、私の大好きなのはチェンバロ協奏曲第4番を復元したオーボエ・ダモーレ協奏曲・BWV1055aです。この曲はピアノ協奏曲としても有名ですが、私はなんと言ってもピアノよりもオーボエ・ダ・モーレの淡い哀調を含んだ音色が一番ぴったりだと思うのです。 バッハは最初どの楽器で作曲したのか、知る由もありませんが、ここでは鍵盤楽器とは異なる魅力があることは確かです。特に第2楽章ではオーボエ・ダモーレの旋律楽器としての特性がよく生かされています。 いつもこの曲を聴くと、心がぱっと明るくなり、生きている喜びでいっぱいになります。体中の細胞に生気が漲るような気分にしてくれます。まさに音楽によるスポーツ飲料のようなものでしょうか。(ちょっと例えがおかしいかな・・・・・?) 新緑の美しい5月に聴くにはぴったりの曲だと思います。 J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.29 00:42:14
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