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坂東市進学塾 スタディ・ポート 港日記

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2014.09.12
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カテゴリ:日々の学習
生徒の学力差は、どこで生じるのでしょうか。これについては、けっこう誤解があるようですし、中学校でも、なんとかできる点なのではないかと思うので記しておきます。

まず、日々の授業というのは意外と理解されていると思います。教え方がどうのと言われますが、目の前のことがわからないというのは少ないのではないでしょうか。みんな定期テストでは、それなりに点数がまとまります。

では、学力差はどこで生じるか。それは、次の2点だと感じます。そして、それについて、ほとんど何の対策も取られていません。

第1に記憶の保存力の問題です。当たり前ですが、人間だから記憶というのは時間の経過とともに薄れてしまいます。1学期の期末テストではできたことが年末くらいには、すっかり頭の外に抜けている。

第2に記憶の整理力の問題です。塾の広告にも書いたことなのですが、現在学習中の事項と以前に学習した事項との関連性や相違点がしっかりと整理できていない。Do you play tennis ?、Are you play tennis ?(誤)、Are you playing tennis ? 教科書の単元の都度、都度の学習ではできていたはずが、まとめて出すと、もう何がなんだか。。頭の中がかゆくなるばかり。

英作文をしてもらうと、ダウンジャケットに半ズボンに長靴のような、どう考えても、その取り合わせはないだろうという珍妙な英文が続出します。


歴史だったら、なんか昔々の規則で漢字5文字くらいだったなという程度には覚えていて、「御成敗式目」のところが「武家諸法度」だとか「公事方御定書」になっていたり。

おいおい、北九州(八幡)に富岡製糸場はないぞ、富岡は群馬県だろうが、とか。

一応、歴史の語句は書いてはあるのだけれども、それは、そこじゃ、ないだろうよ、と苦笑します。

では、どうしたら、これが解決できるのか。しかも、あまり無理のない方法で。

まあ、塾の戯言が学校で取り上げられることはないと思いますが。。。

たとえば、今回の定期テストの範囲が80ページから130ページだとします。前のことを忘れているからといって、漠然と1ページから79ページも出しますよといったら、たいへんな負担です。そこで、非常に重要なのだけれども忘れてしまうところに絞って、たとえば「今回は圧力の計算」もしてもらいます、ということにすればいい。出る問題をネタバレで予めあげてしまってもかまわない。目的は記憶の維持にあるわけですから。

理科の圧力は中1学習分野なのですが入試に出すと、単純な問題でも15%くらいの人しかできません。そういう箇所は、たくさんあります。

中1の学年末テストだったら、「2学期にやった比例と反比例も6問出します。次のプリント解いといて」でも十分です。

だって、中3の実力テストで、「yはxに比例し
〜」とか「直線の式」とか、「二直線は平行」とか、その程度の日本語が出てきた時点でほとんどの人が意味がわからずにアウトなわけですから(多くの生徒は数学で文章があると、もう、あきらめて問題を読まない)、ちょっとした無理のない復習を定期テストに組み込んでいくことによって、そうとう改善されるのではないかと思うのです。













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最終更新日  2014.09.12 15:37:03
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