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坂東市進学塾 スタディ・ポート 港日記

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2019.07.04
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カテゴリ:日々の学習
中学2年生の保護者の皆様にお渡ししたプリントと内容が重複してしまいますが、中間テスト→期末テスト→全県模試と受験して気づいた大きな問題点を記しておきます。

この問題点をきちんと認識しておかないと入試で痛いことになります。

それはあまりにも中間テストや期末テストやその課題に追われるために学習が「目の前だけ」になっていることです。

たとえば岩井中学校の2年生の期末テスト、社会科のテスト範囲は「地理」のみでした。

歴史の学習そのものは江戸時代まで来ているようです。

今回、全県模試では、室町時代の基本事項が12点分出題されたのですが、壊滅的といってもいいほどの出来具合でした。無答箇所もとても多かったです。

また数学は「中央値」や「相対度数」が問われました。

問題そのものは県立入試のように推理を必要とするものではなく、言葉の意味を知ってさえいれば必ず正解できたところなのですが、大きく点数を減じている人が少なくありませんでした。

「値」と質問されているのに「15〜20」や「15以上20未満」と階級を答えている答案や相対度数が1を超えてしまったり、マイナスになっている答案もありました。

授業できちんと復習したので、昨日の「学校実力テスト」の方では12点分同じような出題があったのですが、多くの人が正解できたようです。

また、英語も1学期は過去進行形、be going to、SVOO、SVOCと学習したのですが、期末テストから過去進行形が省かれていたためか、全県模試の「私は音楽を聴いていました。」という5語指定の英作文で「I was listened to music.」や「I was listen to music.」や「I listenig to music then.」などの誤りが何人もの人に見受けられました。

これ、中間テストの時期であれば、塾でも自学でもあれほどやったところなので、必ず正解できたはずです。

でも期末テスト時期の勉強からはスッポリ抜け落ちているので、「忘れている」とか「わからない」とかというよりも「意表を突かれてうっかり。」というようなことだったと思います。

岩井中学校も3年生はどの科目も範囲を遡る傾向が強く、その結果なのか上位層の学力はそれなりに厚いような気がします。

生徒も保護者も、どうしても目先の「点数」、「順位の上下動」、「誰ちゃんに勝ったか、負けたか」にばかり目が行きがちですが、あまり「短期」、「短期」、「短期」に目を囚われていると本当に学力がついたかどうかはわかりません。

最近、偶然にも連続してご同業の人と「定期テストのあり方って変わってきてるよね。」という話をしました。

守谷なんて今年から前期・後期の二期制ですからね。

また定期テストが実力テスト化している中学校もあるようです。

「高校入試はマラソンです。」

年5回の50メートルダッシュにだけ力を入れて、そのタイムの良し悪しにばかりに一喜一憂することは弊害が大きいと感じます。

多くの県では内申点がそのまま入試点なので、このダッシュ1本1本の重要性が高いのですが、茨城県は基本的にはマラソン全部を走りきったあとのゴール順です。

生徒自身は現在学習していることがこれまで学習してきた中でどういう位置にあるか、3年間の全体がわかっている(はずの)指導者は現在学習していることが3年間全体の中でどういう位置づけにあるか、前後を常に意識して指導することがたいせつです。





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最終更新日  2019.07.05 12:33:23
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