See The Stars...

東日本大震災の余波が、とうとう伊勢の国にまで到達したみたいだ。

中部電力は静岡県にある浜岡原発、全炉の停止を決定、この夏の電力供給に
一気に暗雲が垂れこめてきた！


けれど電力がやばいから節電を心がけるという循環は、基本的に歓迎だなぁ。

今までが異常なんだよ、真夏に長袖のスーツ着たり、オフィスでは冷房対策として
カーディガンを羽織ったり。





タイムリーにも週末に防災訓練があった。
この道路の先で、放水練習を行ったのだ。

通行止めにして順番を待つ間、原発についていろいろ話した。
こういう場所だと本音が出るもんだな。


「東電に食ってかかっているけど、それなりに見返りは受け取っているんでしょ？」


ごもっともでございますな。
でもこれは報道にも問題があると思う。


長きに渡って福島原発に勤務し、生計を立ててきた福島県民の中には
東電に対して怒り、憎しみのみを抱いているわけではない人も多くいるはずだ。


このあたりもきちんと伝えていただけるとありがたいのだが、飛び込んでくる映像は
えらい勢いで不満をブチまけている豪傑がメイン。


ちなみに伊勢の国も、前々任の知事は原発誘致賛成派だった。
しかし地元民は拒否。原発によってもたらされる富よりも安全を選んだのだ。


あっちが立てばこっちが立たず。
誘致を断るのも受け入れるのも、同じくらいの勇気が必要と思う。


山奥で仙人生活を送っている人々以外のすべての日本人は、
間違いなく電力を使用して生活してきた。
だから今は一致団結して、事故を収束させるしかないと思う。





私には娘もいるし、甥っ子ちゃんはかわいい真っ盛り。








次の世代のために、私たちは今、直面している問題に真摯に取り組まないと･･･




でも浜岡原発だけが稼働停止に追い込まれたことは、ちょっと腑に落ちない。
浜岡以外の原発も海のそばにあるのにさ。


原子炉は冷却が必要だから海沿いに建設する、なんて言っているけど
ホンマかいな？？？

冷却は電源でするわけだし、現に電源を喪失したから海水を注入して冷やした
福島原発の原子炉は、廃炉を免れない。


海水で原子炉がパーになるなら、海沿いに原発を作る必要なんてないじゃないか。

汚染された排水を海に引き取ってもらうため、という説も耳にしたぞ。