今週は私の仕事の「オリンピックイヤー」だった。
2008年以来、まさしく4年ぶりに税関の事後調査が入ったのだ。
私の仕事は中国、台湾などを相手にしての輸入事務。時には輸出もする。
その都度、税関で輸出入申告をして、関税や消費税を支払うわけだが
悪気はないけど、申告漏れってあるんだよなぁ。
今回で4回目の事後調査。期間は3日間、調査員は統括と調査官の2名。
だんだん改善されてきているので、これなら楽勝だ、と思っていたが甘かった。
(だって今までは4人のチームで乗り込んできてたし)
クサいところばかり、鬼のように書類に付箋をつけられ、担当を呼んで説明する。
この繰り返しにうんざりした、とある男性事務員、
「白酒(パイチュウ)飲ませて、つぶして帰せ」
と、自虐気味に笑っていた。
で、結果として高額な設備無償支給、現地での設備調達の申告漏れなど
呆れるくらい指摘されてしまった。
ちょっとは仕事に慣れたと思っていたけど、仕切り直しだ。
あと少し、残された質問への回答など事後処理が続く。
それが終わってしばらくしたら、追徴額の連絡が来る。
私(や、私の家族)は、プライベートでもきちんと納税している。
会社も請求された追徴分の税金は、期日までに支払う。
こうして納められた税金、もちろん本来の目的のためにも多くが充てられているが、
目や耳につくところでは、生活保護受給者のパチンコ代とか
次々に建てられる、おしゃれな外観の老人ホームとかに注がれている。
なんだかな、なのだ。
**白酒(パイチュウ)
中国のお酒で、めちゃくちゃアルコール度高いと聞いています。