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カテゴリ:バスガイドの仕事
今日は1時間だけ家に帰ってこれた。
昨日、ブログの中でばらしてしまったけど、わたくし、受難はバスガイドです。 高校を卒業して、北海道に渡ってバスガイドになって、そのまま北海道に来て、山あり谷ありの月日を過ごして、たくさんの人に助けられて、まだバスガイドをやってます。 今や、 「バスガイドのお姉さん」 から、 「バスガイドのおばちゃん」!!! 今はフルタイムではないけど、旦那のご機嫌を伺いながら、土日を避けて3泊くらいまでの出張にして、楽しんでバスに乗ってます。 色々特殊な仕事がある中で、バスガイドもかなり特殊。 まず、予定が立たない。 毎日帰ってくる仕事と違って、まず家に帰れない。 帰りたくても帰れない! 北海道は余りにも広い! でっかいどぉ~!ほっかいど~! なんて笑うけど、ほんとにでかい。 一日300キロは当たり前に走るし、時には600キロ以上走る日もある。 本州の人なら、自分の住んでる所からこの辺りまでと考えられるかな? 朝も早くから、夜は真っ暗になるまで走る。 8時出発なら、だいたい7時に朝食。 と、なると、6時には起きて洗顔、化粧、髪型を整えて着替え。 普通の仕事なら(普通ってなんだろうか?)、自分の家でするもろもろが、すべて出張先になるから、すべて持ち歩きになる。 ドライヤーからバスタオルから、歯ブラシや風呂道具一式など。 ホテルには、バスタオルもドライヤーも、今はなんでも揃ってるけど、北海道のバスガイドはいつでもホテルに泊まれる訳じゃない。 民宿だったり、乗務員宿だったり、ひどい時には一般民家の一部屋を借りたり、宴会場の広ぉ~い部屋に、たった一人で寝かされたり、山と積まれた布団に囲まれた布団部屋だったりする。 最悪は葬儀屋。 庭にテントを張って寝かされた人もいる。 →これはドライバーのみ。 部屋にトイレがないのは当たり前! トイレがあったらうれしくなる。 ウォッシュレットなんか付いてたら、踊り出しそうになる。 部屋に洗面台も無い時は、みなさんが普通に使うトイレで朝顔を洗ったり。 布団はひいてあって、浴衣は必ずあるけど、それ以外は無いと言う宿が多い。 だからすべて持ち歩き。 何かの時に、いつでもなんでも出来るように、私の出張バックには、 マイスリッパ(ホテルのスリッパで水虫になったら困るから→昔、水虫をもらった事がある) 裁縫道具(ボタン取れたり制服がほつれたりした時用→たまに、客から持ってる?と聞かれるから) タコ足ハンガー(ガイド&ドライバーの手袋、掃除用雑巾、バスの窓拭き用タオル、風呂用タオル、アカスリ、パンストやパンツを洗って干す為) ミニアイロン 洗濯洗剤 オシャレ着用洗剤 柔軟剤 綿棒も持ち歩いてる。 出張中に制服を洗濯した時には、どうしてもアイロンが必要になるけど、先に誰か他のガイドが使ってたら、ホテルで借りれなかったり、最初からアイロンなど無いホテルもたくさんある。 それぞれの性格もあると思うけど、私はとにかくいつも荷物が多くて、バックがパンパンで、重くて、肩が抜けそうになる。 ドライバーにいつも、 「石でも入ってるのか?」 と聞かれるけど、これが使いたい!と思った事のあるものをバックに足してたら、どんどん荷物が増えていった。 みんな同じじゃないけど、とにかく北海道のバスガイドは荷物が多い。 生活必需品だけで、荷物が多い。 聞く所によると、本州のガイドはみんな客と同じホテルだそうで、私はとってもうらやましい。 北海道はだいたい同じ所ばかり(有名な温泉地巡り)だから、バス会社ごとに契約した宿があって、(バスが止められる広い駐車場と、必ず2部屋(ドライバーとガイド分)確保出来る所)、ほとんど乗務員ばかりの宿。 と、なると、絶対的に荷物が多くなる。 それを1つづつバックから出して使って、朝には又バックにすべて入れて荷造りしてバスに行くから、どうしても起床より1時間はみないと、すべてが終わらない。 出張出張で、友達との約束は出来ないし、約束して予定を立てても、急に仕事が変わって帰れなくなったりする。 友達よりも、彼氏との約束も出来ないから、若い人たちが残らない。 遊びたい年頃に遊ぶ事も出来ない。 若いガイドが、この仕事のつらい事だけを知って辞めるから、この仕事の楽しさを知って辞められない年配のガイドが減らない。 いつまでも続けられる幸せな仕事なんだけど、なかなか普通の人(だから、普通ってなんだろ?)に理解してもらえない。 あかん! ガイドの話はきりがない。 今日はリゾートホテル。 部屋に風呂もトイレも洗面台も、バスタオルもドライヤーもあって、とってもうれしい! 次回につづく…。 写真の話。 「金魚草」 美瑛町四季彩の丘(2007.6.26撮影) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
素晴らしいお仕事です。
カバンの中身を 一度、公開してくださいね! きっと荷物詰めが お上手なんだろうねー と思いましたぁ! これからも無理しないで 素敵な景色を ブログでも紹介してくださいね! (2007.06.28 15:07:24)
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