カテゴリ:マンガ/アニメ
葉賀ユイさんというマンガ家さん、ご存じでしょうか。
『バカとテストと召喚獣』の挿絵や『ロッテのおもちゃ!』の原作マンガ作家さんと言えばわかりやすいでしょうかね。 葉賀センセについてはWikiを見ていただいてもいいかもしれませんが、実はかなり弾数が少ない作家さんです。んで、挿絵やキャラクター原案とかで入るロイヤリティはたかが知れていますし、マンガの印税については、アニメ化で瞬間最大風速は出たでしょうが、アニメの方が非常に綺麗に終わったので、どうも二期は難しそう。メディアワークスとしては、売り切った感が満載です。 個人的には、絵が綺麗すぎて印象が薄かったこともあり、今回お手伝いさせていただいたサークルさんが同人誌を出すという話になった時に、再リサーチしなおしました。 んで、収入面で言うなら、この2011年はロッテのアニメ化やバカテスの2期があったので大幅に状況が良くなっているでしょう。 しかし、今後は如何に? と考えると、弾数の少なさが気になります。作家ってのは基本的に定収入の無い商売なので。 もちろん同人誌も出しておられます。おそらく毎回4,000部ぐらいは出して売り切っていると思うのですが、これまた非常にイレギュラー。まあ回転している額が額なので、現状は年収的に十分なマージンがあると思いますが、今現在連載中(しかも結構ストーリーが盛り上がっている)マンガが次期の年収に繋がりにくい(つまりアニメ化が難しい)状況ですと、今年稼いだ分の、おそらくかなりの金額になる税金どーすんだろー? なんていう余計なお世話を考えてしまいます。 ちなみに野球選手の場合、年俸の半分は税金で持って行かれるので、年俸が大幅アップしたからといっていきなりBMWとか買うと、収入的に大ピンチになりかねません。新庄選手が、年俸3,000万にアップしたとき、1,500万のベンツを買って、翌年税金で1,500万円の請求来てそうとう困ったそうです。 んで、今年はタイトルにある通りマジで『葉賀ユイ年』なのですが、今のところ最大の持ち玉を使ったわりにあまり盛り上がっていません。いや微少な可能性で私の目の届かないレベルで何か盛り上がっているのかもしれません。特に私のロリアンテナはメチャクチャ精度悪いので。 都市伝説的な『モテキ』みたいなノリで、作家として何かブレイクする状況というのはあるでしょうが、葉賀センセはその辺、あまり得をしているように見えないんですよね。もう一誌何か連載できれば状況変わるかもしれませんけど、葉賀センセは速度型とも思えませんし、なかなか『見えない』作家さんです。 この辺の話は、デビューを目指す人もデビューした後に必ずついて回る話なので、予備知識ぐらいは仕入れておいた方がいいでしょう。プロ作家の同人誌というものにあまりウエイトを置いていないような私としては、やはり多くのファンを楽しませる商業誌本編をしっかり書き進めて欲しいところですが、葉賀センセはそういう話聞かないけど「同人優先」で商業誌の足場を崩している作家さんも居るからなぁ……。 ちなみに同人ゲーでは、突然ブレイクして税金問題に直面するサークルさんもあります。一人でやっているとそんなに大きな問題にはなりませんが、複数でやっていると『取り分』で揉めて解散なんてこともよく聞く話です。 話が逸れましたが、今年盛り上がっている葉賀センセのコンテンツが、どう推移してゆくのか、ちょっと見ておきたいと。こういう邪な注目の仕方というのは、どーよと思うのですが、まあ性分なのでご容赦。 オタク業界はほんとに色々深いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月14日 23時54分00秒
コメント(0) | コメントを書く
[マンガ/アニメ] カテゴリの最新記事
|
|